1、バッテリーの持ち
過去3回、平均撮影枚数が200枚ちょっと。多い時で246枚の撮影でまだバッテリーが残っていたので、特に気にしなかったが、この日はお散歩写真の途中で突然バッテリーが切れてしまった。
今回はデジタル一眼レフのように使っていて、一度も電源をオフにしていなかった事もあるが、236枚、時間にして3時間40分。色々と調べてみると、連続で使用しているとこの程度であるらしい。予備にPentax K-5をバッグに入れておいて良かった。
この手の液晶画面、もしくはEVFを利用するカメラは300枚超えは難しいのかもしれない。まめにオンオフを繰り返していると50枚以上の延命が出来、300枚はクリア可能との事だが、この手のカメラをメインに使われる方は、撮影中に様々な設定をする事も考慮し1本200枚、そう考え、予備のバッテリーを2つは買っておいた方が良いだろう。
2、キットのズームレンズは良い
Olympus E-P3レビューその6 - キットレンズで書いた通り、このズームレンズは意外や意外、非常に良い描写をしてくれちゃう。
その時と同じ感想になってしまうが、E-P3が無理に画素数を上げなかった事も良い方向に働いているんだと思う。少なくともPentaxの初期型のDA18-55mmF3.5-5.6AL、そしてK-mのキットレンズであるDA-L18-55mmF3.5-5.6AL(光学系はII型、WR型と同じ)よりも描写力は優れていると感じる。
流石に四隅は流れていたりもするが、構図上の70%くらいはくっきり写ってくれていて気持ちが良い。撮影日がドピーカンでISO感度に200を維持出来たのも良かったのだろう。
ちなみにISO400を超えたのが5コマ。どれもノイズリダクションが効き過ぎて、私の目からは絵のように見えている。マイクロフォーサーズ系のカメラはなるべくISO400以内に収めた方が良いと思う。
3、AFは良好
AFに関しては文句なし。インターネット上の色々なレビュー記事にもある通り、AF精度、速度に関しては大合格。動体撮影をしていないので、中途半端なレビューだが、少なくともお散歩写真程度なら十分。
そしてコントラストAFの場合、意図した位置にしっかりとターゲットに出来ていれば、デジタル一眼レフの位相差AFのように時折外すなんて事はほとんどなく、ピントは良好でまさにストレスフリー。Pentax K10D、K20DのAF精度よりも「遥かに」期待が持てる。
※但し、時折、ピンボケなのかブレなのか理解出来ないような不思議な写真が出来る事もあるが、これはどうなんだろう、E-P3云々よりも、どのデジタルカメラにもそういう現象が多発する事もあるから・・・
4、タッチが軽過ぎる
撮影中、何度か突然何の操作も出来なくなった事があった。これは壊れているのでなく、恐らく、背面のメインダイヤルが知らないうちに押されて妙なモードになっていたんだと思う。
しかも全く動いてくれないので、色々とこねくり回していたら、勝手にシャッターが2枚も切れてしまった。なるほど、これまた知らないうちにタッチセンサー状態になっていて、液晶画面をタッチして、ピントを合わせてシャッターを押しちゃったんだろう。
PENシリーズをご存じない方でも、このメインダイヤル、一度量販店で触られれば判ると思うが、ボタン、ダイヤルとしては軽過ぎるんだと思う。もっとしっかりと回さないとダイヤルされない、もっとしっかりと押さなくちゃボタン押下にならない、そんな設計にするべきかも知れない。
今回はサブダイヤルに絞り機能、メインダイヤルに露出補正機能を割り当てていたが、露出補正する為に赤ちゃんの肌を触るような感覚でそぅっとやらないとならないのはちょっと扱い辛い。
5、何もしないのが一番良い
そもそもPENデジで本格的に写真を撮ろうと思っちゃならないんだと思う。今回は途中からPモード(プログラムオート)にして写真を撮っていたし、AFの測距位置もいちいち撮影毎に変更するのでなく、マイクロフォーサーズは被写界深度が深いのだから、全コマ真ん中の測距点を使ってAFロックで撮影していた。
また露出補正に関しても、なるべくメインダイヤルをくるくる回さずにAEロックで良好な露出になるように構図上のアッチコッチにカメラを振っていたが、その方が簡単だ。とにかくシャッターを押すだけ、それがこのカメラの使い方だと思う。
6、Pモード(プログラムオート)が・・・
これは恐らく、カスタム設定でプログラムラインの変更が出来ると思うが、やたらにレンズを絞り込んでくれちゃう。
一般にフォーサーズの場合、F8よりも絞り込んでしまうと回折現象で解像度が悪くなると言われているのに、F10とかF11になる事が多々あった。ドピーカンでシャッタースピードが追いつかないから絞っている訳でなく、F11の1/200sec、F10の1/640sec、そんな値だから、本来は1段〜1段半くらい絞りを開けるプログラムになる筈。
如何に何もせずにシャッターを押すかを実践していたのに、結局、プログラムシフトさせる為にダイヤルをクリクリ回している方が多かったような気がする。
プログラムオートを使われる方は絞りは常にチェックする事をお勧めする。このカメラは余程の意図がない限り、広角側はF3.5が絞り開放なので絞ってF5.6、望遠側も1段絞ってF8で十分だろう。
7、アートフィルターは使わない
これは上述4番に通じる話で、撮影中、風景毎にアートフィルターを変えて撮るなんて面倒だ。今回は一度もこの辺は設定せず、お任せのi-Finishでずっと撮影していた。
アートフィルターを使いたかったら、自宅でじっくりと、珈琲でも飲みながら、Olympus Viwerを使って処理してやれば済む事。勿論、それを前提としてRAW撮影は必須。
とにかく今回感じた事は、PENデジを使う時はシャッター以外の操作は極力行わない、これに限る!。
プログラムオートを使い、AFは真ん中のみ、シャッターを半押しでピントを合わせシャッターを切るだけ。プログラムオートの算出する絞りが気に食わない、AEロックでも適度な露出を得られない、そんな時だけ、メインダイヤルで絞りを、サブダイヤルで露出補正を行う。
そして何か妙なボタンを押してしまい、操作不能に陥ったら、原因究明から復帰を導くよりも、電源を落として入れ直した方が手っ取り早い。加えて、妙なボタンを押さないように、そしてバッテリーを長く持たせる為に移動中はカメラの電源はオフにしておいた方が良いだろう。
E-P3は良いカメラだと思う。でも毎度毎度同じ結論になってしまうが、私個人はPENデジシリーズは本格的な撮影には向かないと思っていて、だとするとPENのフラッグシップを買う意味があるのか?。
OlympusはE-M5と言う上位機種をラインナップし、これからOlympusのカメラを使いたい、そんな方にはE-P3はちょっと中途半端だと思う。高度な撮影ならE-M5、気軽な記念写真、お散歩写真なら使い勝手が少し劣ろうが、リーズナブルなPEN Liteシリーズを選ばれた方が遥かに賢い気がする。
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