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Olympus E-P3レビューその16 高感度画質、コンポジット

2013年05月31日 00:00

ミケ発見!

ミケ発見!

Olympus E-P3, 14-42mmF3.5-5.6II R

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポッ プアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



Olympus E-P3の持ち主氏は購入当初テスト撮影でISO3200と6400を撮影し、以降、ISO AUTOの上限をISO1600に設定し、一度もISO1600を越える感度では撮影していないらしい。確かにセンサーのサイズを考えればそれが妥当だ。今回はこれを検証しつつ、写真合成レタッチ、コンポジットでどれくらい使えるレベルになるのか、テストした。

A3プリント前提で先に結論を述べると、所詮2年前のPanasonicのセンサーでセンサーの面積も小さいからその上のサイズを持つAPS-Cセンサーを持つ最近のカメラを越える事は決してない。

常用出来るのはISO800まで。それを越えると低レベルなノイズリダクション処理のせいで、撮って出しJPGやOlympus Viewerでの現像でも満足な画質にならず、Lightroomを使うしかない。しかしLightroomを持ってしてもISO3200は風景を選ぶか?、そんなレベルのカメラだ。

感度よりもEV値で考えた方が良いかもしれない。EV値とは明るさを数値化したもので、ISO100、F1.4、1sec、これをEV1としている。

光の入らない廃墟の屋内ではEV2と言う明るさが多く、これを手持ちで撮れるカメラでないと意味がない。EV2とは「ISO3200、F4、1/15sec」、「ISO6400、F5.6、1/8sec」、「ISO12800、F5.6、1/15sec」である。

しかし廃墟探訪はブームになっているとは言え、それが趣味だなんて方はマイノリティに属しており、一般的には夕暮れ前の明るさでシャッターを押せれば良く、その値はおおよそEV6に相当する。E-P3はISO800までは問題ない描写をするので、「ISO800、F5.6、1/15sec」となる。

夏至が近い今の時期ならEV6は住んでいる場所によるのだろうが、東京なら午後6時半くらいの時間帯がそれに該当するから、その時間まで写真を撮れれば十分でしょう!。

山間部なら太陽が山の稜線に消える頃、鬱蒼と茂って太陽光があまり届かない森の中なんてのもEV6くらいの明るさで、これらは「ISO800、F5.6、1/15sec」で十分撮影出来る。

しかし望遠レンズを使うと流石に手振れ補正内蔵とは言え、1/15secは厳しいし、一般的なズームレンズは開放F値が暗く、Olympusの標準ズームレンズ14-42mmの望遠側はF5.6スタートであり、絞り開放を使っても「ISO1600、F5.6、1/30sec」になってしまう。

※14-42mmF3.5-5.6II Rの最望遠42mmの絞り開放はクローズアップ撮影には十分だが、引いた写真ではかなり像が甘くなりやはり1段は絞りたいところ、絞り開放はA3プリントでギリギリ、気になる人はA4まで、そんなレベルだ

だからフォーサーズ、マイクロフォーサーズの場合、EV6の明るさでISO1600が使えるレベルにあるか否か、ここがキーポイントになる。E-P3から次の世代のカメラであるOlympus OM-D EM-5はそれに十分耐える力を持っているが、E-P3は微妙が、ギリギリと言ったところ。

私の写真は街の風景が主なので多少ノイズでザラついていても(A3プリントなら)全く問題視しておらず、ISO1600も常用域に入れられるが、自然写真や人物写真ともなるとやはりちょっときついだろう。

本日トップの写真はEV5.5、ISO1600、F5.6、1/20secで撮影し、Lightroomでノイズ軽減量を25に設定し、その他はシャープネス含めデフォルトで現像したもの。下は中央のニャンコ部分を切り出した。ノイズはほとんどないと言って良いだろう。

但し、14-42mmの最望遠、42mmの絞り開放を使っているので、等倍表示すると幻滅する程画質が悪い。是非とも画面から1メートル離れてご覧になって欲しい。これくらいだとギリギリA3プリントに耐えられるか?、そんなレベルになるだろうか?。


参考写真1


猫を撮る時は、ズームレンズは便利であるが、望遠側を使う際は1段は絞らないと解像力に欠けるので、この明るさで撮影するのなら、猫を見つけたらすぐに歩み寄らず、まずは目線を合わさずに開放F値が明るく解像度の高い40~50mm程度の中~望遠単焦点レンズに交換し、パチリするのが良いだろう。

最望遠を使わなければ前回のレビューのように多少ザラつき間は残るがディテールもそこそこの像を結んでくれ、A3プリントなら十分なクオリティがあるだろう。

ではISO3200を使わなくちゃならない!、そんな状況に陥ったら・・・。

ISO3200でもシャドー部が少ない(黒く落ち込んではいるが潰れてはいない)構図ならLightroomでノイズ軽減を40くらいにするだけでA3プリントでも何とか行けそうな気がするが、シャドー部が多い構図となると結構厳しいと思う。

そこでコンポジットである。これは複数の写真を合成しノイズを軽減させるレタッチ、ご存知ない方は4月27日の記事をご覧になって欲しい。

次の写真はISO3200、F5.6、1/30secと言うEV5の風景だ。周辺に空を覆うような高い建物がない晴天時の日没直前、そんな明るさと言って良いだろう。この風景を5枚撮影し、Photoshopでコンポジットしてみた。


参考写真2



参考写真3



参考写真4



参考写真5


まぁなんとか使えるレベルかな?。但し、コンポジットしてもどうしてもシャドー部のザラつきは解消せず、ダイナミックレンジを削ってコンポジットした写真のシャドー部を黒く潰すレタッチを施している。

だから風景によってシャドー部のディテールが絶対に必要な、その部分に主被写体がある、そんな写真は四つ切プリントくらいが限度かもしれない。

次にE-P3のユーザーの大半は使った事がないであろうISO6400で同じくコンポジット処理を施した。やはり一世代前のPanasonicのセンサーでISO6400を使うのは無理がある。またE-P3はどうやらISO6400だと6コマ連写するとバッファが一杯になってしまうようで(カタログには11枚撮れると書いてあるが)、コマ数が足りずノイズが取り切れない。そこでモノクロ化してノイズを目立たなくさせてみた。


参考写真6



参考写真7



参考写真8



参考写真9


この写真はEV3、ISO6400、F4.5、1/30secと言う撮影データであり、5月中旬、都内で午後6時42分の撮影でこれは日没と同時。今回のネタ用にとわざと喫茶店や公園で休憩をし、その日の日の入りをチェックし、その時間を狙ったので、そもそもこのカメラでEV4未満の明るさで撮影するには三脚がない限り無理がある。

E-P3だけでなく、ほとんどの写真は冒頭に述べた通り、EV6(ISO800, F5.6, 1/15sec)~EV5(ISO1600、F5.6、1/15sec)が写せれば十分でISO1600ではLightroomで現像したり、6枚のコマをコンポジットすれば(今回のような風景ならば)何ら問題なく使える。

マイクロフォーサーズの場合、APS-Cセンサーのカメラよりも絞り1段分被写界深度が深いので、明るい単焦点レンズならF2.8~F4が使える。調べてみるとOlympusには17mmF1.8、45mmF1.8、75mmF1.8(それぞれ135換算34mm、90mm、150mm)がラインナップされている。

単焦点レンズとしてはさほど高価とは思わず、14-42mmF3.5-5.6II Rと焦点距離が被るが、夕暮れ時に街中をスナップするのなら17mmと45mmの2本があると非常に便利だろうし、この2本のレンズなら絞りF4でISO感度はISO800を越える事はない。本日トップの写真でもし45mmF1.8を使っていたらもっとはっきり解像感のある写真に仕上がっていたろう。


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