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そうだ、K-7を日干ししよう!

2013年08月15日 00:00

棚田と川面の風景

棚田と川面の風景

Petnax K-7, Tamron AF70-300mmF4-5.6Di

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポッ プアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



2013年夏季休暇、そうだhogehogeシリーズ、第5弾は機材ネタだ。

ぶっちゃけ、Pentax K-5を購入する際にK-7を売却し、そこで得たお金でOlympusのマイクロフォーサーズ機を買うべきだったととっても後悔しているが、もはや後の祭り、今になってPentax K-7を売ろうとしても中古のコンデジすら買えないかもしれない。

そんな訳でせっかくの旅行だからたまにはK-7でも使ってやろうと、K-5にはDA17-70mm、Sigmaの17-70mm、FA28mmを付け、K-7にはTamronの70-300mmかSigmaの70-300mmを付けっぱなしにした。今日はそんなK-7のお話でも・・・。

写真はK-7のオンパレードだ!。せっかくなので全てモノクロ化してみた。

さて、真っ先に書くべきなのは以前から本ブログで述べている通り、メイン機とサブ機は同じ機種が理想。K-5がメインならサブにもK-5が良い。うちには2台のK-5があるのはその為であり、2台のK-5とK-7を連れと共有していて(だから17-70mm、70-300mmを2本ずつ所有している)、単独の撮影では100%、K-5の2台体制で挑むようにしている。

但し、うちの2台のK-5は露出傾向がほんの少し異なる。K-5(1号)にはPentaxの許容内での露出アルゴリズムの改造を施してあり、さほど体感出来ないがPentax曰く、比較的K-7に近い露出値をはじき出してくれるそうな。

K-5には分割測光において大きな欠点があり、真ん中にとても明るい被写体があると、そこを無視して周辺の暗い部分に露出に合わせてしまい、結果、真ん中の風景が白く飛んでしまう事が多い。

よって分割測光でなく中央重点測光を使うか、分割測光でもAF測距点と連動させ、測距点重点測光にしないと失敗写真を生み出す確率がK-7やK20Dよりも高くなる。しかしそれでもK-7よりも明るく写る事が多々あり、それで文句をタラタラ言っていたところ、Pentaxさんが「じゃぁちょいとK-7に近付けるような改造しちゃいましょ!」って事でK-5(1号)は基準よりも風景によって(K-5でオーバーになるような風景に限り)1/3段アンダーになるように設定されている。

露出をAF測距点に連動させると限りなくK-7に近い露出値を考えてくれる。もう単純。測距点の部分がほんの少しでも暗いと思ったら-0.5EV、日影なら-1EV、測距点部分をローキーに仕上げる場合は-1.5EV、夕方で日の当たらないような撮影ならばガツンと-2EV。反対に明るいと思っても余程の事がない限り+0.5EV止まり。これが基準。

だからうちのK-7は露出に関してはK-5のサブ機としても脳味噌がパニックになる事はないのだが、残念な点が1つ。同じ筐体を用いていながら、若干、操作方法が異なる。K-5とK-7を交互に使っているとこれに迷ってしまう時があり、とっさにシャッターチャンスが訪れた時に限り、失敗をしでかす。

特にAF測距点を被写体、構図によって頻繁に動かすタイプのカメラマンは一瞬頭が真っ白になる時があるだろう。測距点を変更しているつもりが、ドライブモードやカスタムイメージの変更をしちゃうのだから・・・。K-5とK-7を併用されている方はこの苛立ちをきっと判って頂けると思う。


秘境駅

秘境駅


ところでK-7はカメラの機能的なスペックに関してはAF、連写を除けばK-5と同じ。しかしセンサーが他社と比較したら劣るものが付いているから、ダイナミックレンジは狭く、高感度の画質は褒められたものじゃない。ISO400を越えた途端にシャドー部にノイズが乗ってくる。

以前、Pentaxの方が「K-7のISO100の画質はK-5のそれよりも優れている、特にカスタムイメージをリバーサルフィルムにした時の像は今も尚通用する」と言っていて、実はこの言葉を信用してK-7を売却しなかったのだが、うーん、ちょっと微妙だなぁ。

何せ表現をちょっと変えれば、コントラストの高いカスタムイメージであるリバーサルフィルムで撮れば、シャドー部に汚いノイズが見えにくくなり、結果、見た目綺麗に見えるって事なのだから・・・。

K-5に付いているSonyのセンサーは優秀過ぎる。何と言うか透明感、クリアー感があるとでも言おうか?。果汁100%のジュース。でもK20DやK-7は雑味が多く、せいぜい果汁50%と言ったところか?。だからどう足掻いてもK-5には勝てないと思う。

またカスタムイメージのリバーサルフィルムはFujifilmのVelviaを模倣していると言われており、それが正しいのならダイナミックレンジは6EV程度しかなく(確かにコントラストはかなりきつい)、非常に扱いにくい。光によってはどう露出を調節しても満足な結果を得られなかったりする。

フィルム時代は6EVのダイナミックレンジは当たり前だったからK-7は駄目なんだとは言わないが、結局、フィルム時代もリバーサルフィルムにはマッチしない風景があったら失敗する事が判りきっているから撮らなかっただけの話で、それを今の時代、デジタルカメラでも風景によっては撮らない、撮れないってのは納得が行かない。

その為にカスタムイメージを変更したり、出力されたJPGを使わずにRAWから現像出来る自由度があるが、撮影中に頻繁にカスタムイメージを変更するのはナンセンスだし、RAW現像が前提ならば、余程にVelviaに惚れ込んでいない限り、わざわざカスタムイメージをリバーサルフィルムにする必要性が無い。

結果、K-7は全てにおいてK-5よりも劣っていると言わざるを得ない。勿論、だからK-7が使えない訳じゃない。もっと言えばK20DもK10Dも今でも十分に通用する画質は確保している。でもあまりにもK-5のSonyセンサーが吐き出す絵が綺麗過ぎちゃう。そこをどう考えるかだ。


里山にて

里山にて


K-5ありきで考えるとK-7は使えないカメラだし、フィルムを比較対象にするとK-7は今でも現役で通用する。私はプリントするなら最大でもA3ノビと決めている。流石にK-7のISO3200ともなるとその大きさでプリントしたいと思わないが、私が撮るような風景はISO1600なら平気。勿論ざらつきはK-5よりも遥かに多い。でもこのざらつきも味わいがあったりする。

Pentaxの人はISO100(必然的にハイライト補正はオフ)を使ってカスタムイメージのリバーサルフィルムで撮れと言うが、実際にプリントしてみるとISO400~ISO800くらいのノイズの出方がフィルムっぽかったりするし、ISO1600は(A3ノビプリントで)かつてのProvia 400よりも荒れ方が少ないかもと感じる。

結局、K20Dと同じセンサーしか調達出来なかった、ダイナミックレンジを広げる為にシャドー部を潰さない画像処理エンジンに仕上げてしまったPentaxの大ポカであり、だからこそK-7ユーザーから反感を買った。そりゃぁそうだ。ノイズに関してはK20Dよりも明らかに多いのだから(大きいと表現するべきか?)。

とは言え、これに対して騒ぎ過ぎたカメラマンが多いのも事実だと思う。私もその意見に乗っかってしまい、K-7はISO800まで!、そう思っていた時期があった。しかし実際にプリントしてみると(風景にもよるが)、LightroomでRAWから現像する限り、K-7のISO1600は十分に常用可能と判った。

そりゃぁポートレートや本格的なネイチャーフォトを目指す方達からすればK-7のISO1600は使えない感度かもしれない。でもお散歩写真、街風景を撮る分には、適切な現像処理を施せば、K-7発売当時、画質が悪いと騒ぎまくったカメラマンは大袈裟だったのでは?、と感じるようになっちゃう。

うちではISO1600を使った大半のコマでLightroomでのノイズリダクションはデフォルトのカラーノイズを25のまま、輝度ノイズを軽減する操作はしていない(輝度ノイズ軽減値は0)。それでA3ノビに十分に耐えられる(主観において)。

※シャープの値は適用量40、半径1.0、ディテール30、マスク10を基本としている

感覚的にはOlympus E-P3と同じと見て良い。EV値が4~3、平野部での日没辺りまではプリントに耐えられる力を持っているだろうから、通常のお散歩写真には全く問題のない描写をすると言い気っても決して嘘ではない。

ISO1600を越えた瞬間、ISO2200に感度が上がった瞬間に一気に画質が落ちてしまうのもE-P3と同じで、ISO2200ではA3ノビプリントを行っていないので、推測でしかないが、シャドー部が少ない(ノイズはシャドー部で目立つ)、もしくはLightroomでシャドー部を黒く潰したり、ノイズリダクションを上手く設定すれば何とか行けるような気がする。

うちのK-7はISO感度の上限をISO1600に設定していて、撮影中、どうしてもシャッタースピードが稼げなかった時だけ手動でISO2200、ISO3200に設定する。風景によっては冒険域に入るが、ブレてしまった写真はどう頑張っても救えないけど、ノイズ量が多いだけの写真は必ず救う道、もしくは使い道はある。

※複数写真を合成してノイズを軽減させるコンポジットを使えばISO4500でもどんと来い!


もうすぐ巣立ち

もうすぐ巣立ち


K-7にはあと2つの欠点がある。動体予測AFとライブビューがほとんど使い物にならない事。

動体予測AFに関しては真っ直ぐに速度を落としてホームに滑り込んでくる列車にすら合焦率は70%くらいだから、望遠レンズを使う場合はF11くらいまでレンズを絞り込んでおくべきだろう。

ライブビューはK20Dのとりあえず他社がやっているのを真似たけどおもちゃの域を出ませんでした、ごめんちゃい!、そんな代物からは進化しているが、ピントを合わせるのに3秒くらい(少し暗いだけで5秒くらい)掛かるのはイラ立つ。

私は動体予測AFもライブビュー撮影もほとんど利用しないので、この欠点には何とか目を瞑る事が出来るが、そうでないカメラマンだと、仮にK-5やK-5II、IIsをお持ちでサブカメラに中古で安いK-7をと考えられているのなら、絶対にお勧めしない。しつこいようだがK-5のサブはK-5なのだ。

今回の旅で一番感じた事。それはシャッター音の違い。K-7はK20Dの強烈に甲高いシャッター音を大幅に軽減させたが、K-5はミラーの反動や機密性を改良し、K-7よりもさらに静か。だからK-7でパシャッとすると結構びっくりしちゃう。

ところが耳が慣れちゃうと、たまにはでっかいシャッター音(K-5と比較して)を聞きながらリズミルカルにシャッターを押す、右手首に伝わるミラーの反動も何か写真を撮っているなぁ、そんな気分になり、これ、とっても気持ち良かったりする。

今回の旅ではK-5での1600枚に比べ、望遠レンズを使う場面が少なかった事からK-7ではたったの400枚で終わってしまったが、今後も時折こうやって日干ししてやらねばと感じた。先に述べた通り、ISO3200、6400を必要とする廃墟の屋内、猛スピードで走る物体を撮らない限り、私の写真はK-7で十分なのだから。

※K-7は1460万画素、K-5は1628万画素、約200万画素の違いはA3ノビプリントなら恐らく判らないだろう


雨上がり

雨上がり



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コメント

  1. ゆたか | URL | LkZag.iM

    こんにちは。

    K-7 K-5と聞くとなんだか懐かしく感じます(笑)。

    さすがに、もう重くて持ち歩けないですが。

    私も、シャッターを切った感触はK-7の方が好きでした。ハイ。

  2. BigDaddy | URL | -

    > ゆたか さん

    そうでしたね、ゆたかさんはPentaxユーザーだったのですよね。
    私はまだまだ使いますよ~。

    路地裏散策では音のしないK-5が良いのですが、広い場所で撮っているとK-7の方が写真を撮っている感が強いですね。

    ところでPanasonicからGX7が発表されましたが、ファインダー内蔵ですし、センサーも一新したそうで、かなり良さそうですね。投売りになる2年後に買っちゃうかもしれません。


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