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金田一耕助を見ての里山風景 その2

2013年09月04日 00:00

深い森、そして神社

深い森、そして神社

Pentax K20D, Tamron AF18-200mmF3.5-6.3II

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポッ プアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回の記事ではローカル線の風景を掲載した。今回は金田一耕助と言えば裏山の神社でしょ!、と言う事で里山の神社の和の美しさについて書きたい。

地方を舞台にした金田一耕助シリーズの大半は神社がキーになっている。神社で殺人が起こったり、祟り、過去の怨念、それを風景として表現すると、昔からその地域に祭られている氏神様って事になる。

そもそも金田一耕助シリーズに山の中の古い神社が出て来なかったらちっとも面白くない。また、仲間由紀恵と阿部寛が主演した「トリック」は金田一耕助が訪れるような里山で事件が起こる、そんな内容になっていて、やはり山中の神社シーンが良く出てくる。

それらは決して観光客で賑わうような神社ではない。そんな神社で殺人事件が起こっても船越栄一郎や片平なぎさらが主演し、何故か最後には岸壁で犯人と対峙するような陳腐な2時間サスペンスにしかならない。

苔や落ち葉で覆われた石段を登り、猫の額程の草で覆われた境内、風雨にされされた経年劣化の激しい小さな木造の本殿、そして周囲は深い森、こうでなくちゃ金田一耕助シリーズは成立しない。

と言うよりも私がイメージする里山にはそんな神社がないと駄目。いまや観光施設、テーマパークの様相が強い福島県の大内宿でさえ、裏山は雰囲気がある。下はその大内宿の子安観音堂へ続く階段(子安観音を祭っているので正しくは神社ではないと思う、寺社としておこう)。


大内宿

Ricoh GX100


この大内宿の裏山へ登る階段、素晴らしいのは手摺に本物の木材を利用している点。時折、せっかく趣のある裏山で、きっとこの上の神社も風情があるのだろう、そう感じてもいきなり金属の手摺が見えちゃうと、一気に上る意欲が失せてしまう。

今じゃ金属の方が安いのかもしれない、メンテナンスも要らないのかもしれない。でも駅の階段じゃないんだから、どうして雰囲気を壊すような事をしちゃうのか?。観光地であろうかなかろうが、神社に金属は似合わない。日本人の心をなくしちゃったのか?。百歩譲ってせめて偽木にして欲しい。

ただ困っちゃうのが、落ち葉をわざと掃かない寺社も多い。これは明らかに観光目的で雰囲気を重視しているのだろうが、集落の氏神様を祭ったようなその土地の小さな神社で、これって1ヶ月以上掃いていないよね、なんてところもあり、これだと手摺がないと危なくてしょ~がない。

以前、観光客の雰囲気を重視するのでなく、寺社にて落ち葉をわざと掃かない理由、それを誰かから聞いた記憶があるのだが、その内容を全く思い出せない。インターネットで調べてもしっかりした答えがない。嗚呼、なんだったっけなぁ・・・。

下の写真、場所は山梨県のどこか。移動中に偶然見つけた神社だが、まぁこの写真のように落ち葉だらけ。しかも、この撮影した場所はまだ階段の中腹。さらに上ろうとしてもこれ以上の落ち葉が積もっており、しかも急坂、こんなところでこける気にはなれず、結局、本殿を参拝せずに引き返した。

ここは手摺も無かったが、仮に金属の手摺が設置されていたら、ここまですら上らないし、車からも降りなかった。ところで何故こんなにも積もらせるのか?。ここは麓に新しく拝殿が建てられており、恐らく地域の人々は普段は麓の拝殿にお参りしているのだろう。


落ち葉

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM


でもこういう神社がまさに金田一耕助のイメージでしょう?。そして本日トップの写真。これは湯西川温泉の高房神社。湯西川温泉と言うと湯殿山神社が有名のようだが、裏山の広大な深い森にひっそりと佇むそれの雰囲気は最高である。

しかも湯西川温泉は平家落人伝説もある。推理小説の題材になってもおかしくはない。実際に内田康夫の浅見光彦シリーズでは湯西川温泉が舞台となった小説もあるようだ。


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コメント

  1. くまこ | URL | OM5jfAfw

    確かに

    推理小説のような、その場の雰囲気がとても伝わります。
    静けさの中に漂う不気味さと神聖さ…
    こういうお写真、とても好きです!
    色々と物色したくなりますが罰が当りそうですね^^;

  2. BigDaddy | URL | -

    > くまこ さん

    共感して頂き、嬉しい限りです。
    くまこさんの最新の記事中、偶然なのでしょうが、苔むした古い階段写真がありましたね。

    祠の物色はちょっと遠慮しちゃいますが、ここは遊歩道化されているので、日中はさほど怖い感じはしないですね。夜は相当恐ろしそうですけど(笑)。何たって大きな倒木があったり(雷でしょうかね)、雰囲気は金田一そのものでしたね。

    コメントありがとうございました。

  3. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    まさに金田一耕助の世界ですね。
    小さな祠なんか ひどいもんで、神も仏も住民も ここを見放したって感じがしますね。
    石段の落ち葉ねぇー  うーん 景観と安全 両立しませんね。

  4. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    地方の古い祠って何故か朽ち放題だったりしますが、何故なんでしょうかね。その手前に新しい祠があって、神様はそちらに移動されるのでしょうが、だったら空家となった祠は取り払っても良いと思うのですが、そのまま放置されています。不思議な風景です。

    この前の夏季休暇でも観光協会の方が、いつも観光客に落ち葉は掃かない方が良いと言われているようです。でもそこではしっかりと掃いちゃうそうですけど(笑)。やはり御年寄りは落ち葉で滑る事もありますから、無理も無いのかもしれません。でも石階段のコケは取り除いていないから、雨上がり、すっ転びそうになりましたよ(笑)。

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