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ローカル線への憧れ

2013年09月06日 00:00

小湊鉄道

小湊鉄道

Pentax K20D, Tamron AF18-200mmF3.5-6.3II

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とにかく人間なんて無い物ねだり、自分が持っていない物、経験していない事に対して憧れが強い。江戸っ子だから田舎がない、だから田舎、里山に憧れるのと同じく、地方のローカル線への憧れもとても強かったりする。今日はそんなお話を・・・。

鉄っちゃんじゃない。最近話題になった東横線の渋谷駅が変わったり、小田急線の地下化なんて全く興味がない。その時のニュースを見ると、一般の乗客でも「せっかくだから記念に」とコンデジや携帯カメラでパチリしている様子が映し出されていたが、仮に当日、渋谷駅や下北沢駅にいたとしても写真すら撮らなかったろう。

そもそも列車に乗るのが嫌いで、また列車の写真を撮るに当たって自分のスケジュールを時刻表に合わせて組むなんて考えられないから、今後も鉄っちゃんにならない自信がある。

ところが、昭和大好き人間、懐古趣味だからして、古い車両や木造の駅舎と言った風景にはとても興味が湧いちゃう。

40歳以上の方はチョコレート色の国電を覚えていると思う。モハ12型と言うらしい。子供の頃、すでに客車としては晩年に差し掛かっていて、ほとんどお目にかかる事はなかったが、何度か乗った記憶があり、床が木で出来ていたのと発車の際のモーター音とでも言うのだろうか?、それが独特だったのを覚えている。

小学校も高学年になると、チョコレート色の電車は姿を消し、緑色や水色の電車が主流になるのだが、何故かこのチョコレート色の電車の姿が今も尚、脳裏に焼きついていたりする(つい10年くらい前まで鶴見線で現役で活躍していたらしい)。

ちょうど先日、実家に戻って、親にチョコレート色の電車の話をすると、どうやらガキンチョの頃から古い物が好きだったようで、上の通り、モハ12型は周辺ではほとんど走っておらず、電車で出掛けると、青や緑の電車でなく、チョコレート色の電車に乗りたい!、と喚き散らしていたらしい。いやぁ、全く覚えがないのだが・・・。

そんな子供が音になったのだから、列車だろうが家並みだろうが古けりゃ良い、そんな大雑把な人間であり、そのチョコレート色の国電の記憶、そしてローカル線への憧れがより強くなったのは以前NHKで放送されていた「にっぽん木造駅舎の旅」を見てからだ。数分の番組、でもこれを見れば日本人なら誰でも心が和むだろう。

4、5年前の放映だったと思う。だから実を言うとフィルム時代はさほどローカル線には興味が無かった。ローカル線を撮る、それを目的に旅に出たのは一度きり、千葉県の小湊鉄道だけ。

苦い思い出を1つ。この時、生粋の鉄っちゃん数人と旅をした。現地に着いて各自が散らばったのだが、待ち合わせ時間になってもうち2人が戻って来ない。何せローカル線だから1本乗り遅れたら長時間待つ事になる。

携帯電話はすでに普及していたが、困ったもので、ドコモ以外の電話会社はその近辺では通じなかった。待つしかない。列車に乗り遅れたのだろうから次の列車で来る・・・、とは限らない。歩いてやってくるかもしれないから駅から離れられない。

養老渓谷駅で延々と待ち、結局、次の列車で彼らは戻って来たのだが(恐らく2時間近く待ったろう)、悪びれた様子は一切無い。人との約束よりも列車を撮るのに夢中になる彼ら。もう二度と鉄っちゃんとは行動を共にしないと誓ったのだった。

勿論、そんな人達ばかりじゃないのは判るが、結局、鉄っちゃんだろうが何だろうが、趣味の違う人間と一緒に写真を撮りに行く事自体に誤りがあるのだろう。

そういう経験があると、古い車両、古い駅舎が好みでも、それは鉄っちゃんのカテゴリーであるから、自分が鉄っちゃんと周囲に思われたくない、そういう意識が働き、これらを好んで撮るようになったのは極最近の話。

それでもそういう写真を撮っていると地元の方に「鉄道お好きなんですね」と話し掛けられる時がある。そんな時はきっぱり「いえ、昭和が好きなだけです」と答えている。鉄っちゃんと思われるのに今も尚、抵抗があるのだった。

本日の写真、上述した苦い経験をした小湊鉄道の養老渓谷駅にて。特に車両を撮ろうとは思っておらず、駅周辺で昭和風景を見つけようとウロチョロしていたら踏み切りの警報機が鳴った。えっ!、列車が来るの?、おいおい、どっちから来るんだ?、と慌てふためいてのコマ。


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