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Olympus E-P3レビューその19 自分のものになって・・・

2013年09月10日 00:00

廃な風景

廃な風景

Olympus E-P3, 14-42mmF3.5-5.6II R

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7月初めにひょんな事からOlympus E-P3のツインレンズキットにVF-2が手に入った。でも全く喜びを感じない。それまでに何度かこのセットを使っていたのでカメラ、レンズの実力を把握していたから、新鮮味がないのだ。

よって過去のE-P3レビューネタから付け加える内容がほとんど無い。でもせっかく手元に来たのだから、過去のネタとダブってでも今月は幾つかレビューをしようと思っている。

今までのレビューはOlympus E-P3 レビューをご覧頂きたい。今日はあくまでもフィーリングに重点を置いて書こうと思う。

新たに感じた事がある。ずっと以前、本ブログで今まで135フィルムに慣れていたからコンデジの4:3のアスペクト比が気持ち悪いと書いた事がある。その後、Ricoh GX100を使うようになってだいぶ慣れたが、それでも3:2のアスペクト比の方が自分にマッチしていると信じていた。

しかし2ヶ月近く、E-P3を使って、おやっ?、特にネイチャーフォトの場合は、4:3の比率、横位置になるととっても安定感があるぞ、そう思った。

また縦位置にしても4:3を使っていると風景によっては3:2が妙に間延びして気持ち悪いかも?、と感じる時もある。4:3とはフィルムの中判カメラの645がそれに当たるが、なるほど、ネイチャーな人々が645を使うのは大きなプリントに有利、それ以外にもこの縦横の比率がマッチしているのだろうな。

もとより、ほんの少し前までテレビやパソコンのモニターは4:3だった。我々はこれに慣れているから本来ならコンデジから普及した4:3フォーマットの方がしっくりした筈。恐らくデジタルになってからカメラに親しんでいる方はそうなのだろう。

しかしフィルム時代から写真を撮っているロートルは違った(笑)。私を含め、頭が凝り固まっているんだろう。静止画は3:2だろうって。これは写真雑誌や写真集と言った出版物がA4の3:2である事が多いからそう感じちゃうのだろう。

まぁこのアスペクト比の感覚はきっと日々変化する。そもそも3:2や4:3よりも1:1であるスクエアフォーマットが自分には一番と思っているのだから・・・。1:1の良いところは風景によってカメラを縦にしたり横にしたりしなくて良い、これほど楽な事は無いだろう。

さて、カメラとは長所よりも短所を見つけて、それと如何に付き合えるか、もしくはその短所を越える長所を見つけるかに掛かっていると思う。ではE-P3の短所とは?、挙げればきりがない。

真っ先に感じるのは金属ボディでPENシリーズ最上位カメラだったのに関わらず(ホワイトボディだからかもしれないが)、丸で高価なカメラに感じない。発売当時、ボディだけでも8万円を超えていたカメラとは到底思えない。ボディカラーによってそれが金属なのかプラスチックなのか判らない、それでは意味がない。

OlympusはすでにE-P3に替わるE-P5を発表した。仕様を見る限り、素晴らしい内容で、ようやく本物のフラッグシップが出てきたと感じた。あれっ?、これってPentax K-7が叩かれまくってK-5が発表された時に感じたのと同じじゃないか?。

そうか!、何かE-P3に妙な愛着を感じていたのはそのせいか!。E-P3とK-7は全く同じ境遇だったんだなぁ。

K-7はK20Dと同じしょ~もないセンサーしか搭載出来ず、画像処理エンジンで何とかカバーしようとしたが、それが裏目に出てしまった。E-P3も同じでしょ?。当時のPanasonicのしょ~もないセンサーを何とか綺麗に描写させようとしたが、それに大失敗した。

※E-P3の画像処理エンジンは優秀だとは思うが、凄いと褒める程でもない、増してや下位機種と大して変わらない描写なのだから、成功とは言い難い

かと言ってE-P3、K-7が駄目カメラなんじゃない。単に今のカメラマンが進化に敏感過ぎるだけなのだろう。両者は超高感度域に関して当時の他の同レベルのカメラ達より劣っていた。これが叩かれちゃったのだが、通常の撮影ならISO1600もあれば十分。

そしてE-P3もK-7も(RAWをLightroomで現像するのが条件)ISO1600の画質はさほど悪いとは思わない。A3プリントが可能だ。ISO3200もA4プリントなら一部の精細な表現を必要とする写真を除けばおおよそ使えるレベルに達していると思う。

時折、E-P3もK-7もISO1600を越えるとブログに掲載する程度なら、もしくはLプリントなら使えるレベルと言われている方を見掛ける。彼らはプリントした事があるのだろうか?。本ブログで何度も書いているように実際にプリントしてみそ!。E-P3、K-7のISO1600がLプリントしか通用しないなんて大嘘だと判る筈だ。

常にISO1600を越える撮影を強いられる、連写(に加えシビアなピント)を要求される、12EV以上のダイナミックレンジが欲しい、ネイチャー、科学的な記録写真を撮らねばならない、誰がなんと言おうが全倍プリントしなきゃ嫌だ!、そんなカメラマンは確かにE-P3、K-7は不適合。

しかし、言い換えれば日中のお散歩写真を楽しむ程度、旅行の記録、記念写真で室内で写真を撮る事もある、その程度の用途ならコンデジよりも撮影する楽しみが多く、画質を問題にする事も無く、そんなカメラマンなら両機はあと何年も使えるだろう。

そして両機とも中古市場はとてもリーズナブル。程度はどうであれE-P3の最安値はすでに2万円を大きく割っている。そこらのコンデジを買うのと同じ値段でつい2年前、8万円を超えていたカメラを買えるのだから、お遊び感覚、サブシステムとして利用するには丁度良いかもしれない。

勿論レンズを買わなくちゃならないし、ファインダーが欲しい方は外付けEVFであるVFシリーズのいずれかを手に入れなくちゃならず、なんだかんだと結構な額になってしまうが、それでも2年前はツインレンズキットにVF-2を加えたら13万円以上のプライスだったのだから、お買い得には変わりない。

主観で述べると、Olympusカメラ入門ならE-PL2をお勧めしたいところだ。今回、E-P3+ツインレンズ+VF-2を選んだのは知り合いから市場価格よりも遥かに安価で購入出来たからであり、そうでなかったらE-PL2はあと数ヶ月もしたら中古市場で1万円を割るだろうし、初期タイプの標準ズームレンズ、EVFにVF-3を選べば予備バッテリーを購入しても3万円でお釣りが来ちゃう、やっぱりE-PL2は現時点で最強のお買い得カメラ。

但し、勘違いしちゃならない。どんなカメラでも市場価格は性能に比例していると言って良く(消費者が求めている性能と掛け離れている)、今、E-PL2、E-P3、K-7に8万円の機能を求めようとしたら安物買いの銭失いでしかない。

Olympus現行のOM-D E-M5、E-P5、E-PL5、E-PL6、そしてXZ-2は仕様、各種レビュー、サンプル写真を見る限り、十分に満足出来るカメラに仕上がっていると感じる。でもそれ以前のOlympusカメラに大きな期待を持っちゃ駄目。あくまでも必要最低限の機能を持っている、それだけのカメラ。

それを判って買うのと判らないで(期待感を持って)買うのとではこれから先、全く異なるフォトライフが待っている事だろう。

コンデジを軽自動車に例えるとE-PL2やE-P3は1000~1600ccの小排気量の自動車。でもこれを誰かが2000ccを越える車に匹敵すると勘違いしちゃって、またOlympusも強気に2000ccクラスと同じ価格帯で販売しちゃった。でも所詮は1600cc未満であり、しかもエンジンは一世代前のものが付いていて、1000ccにターボチャージャー装着したNikon 1シリーズに負かされる始末、必然的に中古市場は安くなる。

はなっから1600cc程度の自動車でしかない、また1600ccの排気量が自分にマッチしている、日頃の足でいいんだと感じているユーザーならば決して裏切られはしないし、反対に2000ccクラスに匹敵する自動車を安く買えた、そして2000cc以上の性能を求めようと思ってしまったら大きなショックを受けるに違いない。E-P3はそんなカメラだ。

本日の写真。この時、深い森を散策していていたので、手動でISO感度を上げていた。それをISO AUTOに戻すのを忘れて、ISO2500のまま撮ってしまったコマ。露出は1/3000secのF5.6半、EV12の明るさだからして基礎感度のISO200で十分撮影出来ちゃう。

下は撮って出しJPG写真のシャドー部分を切り出してみた(クリックで等倍)。


ISO1600サンプル


等倍で見ちゃうとそりゃぁたまげる。しかしこれを見て「ISO1600を越えたらブログに掲載する程度、Lプリント程度にしか使えない」と言い切れる人が不思議。

このコマでは試していないが、以前このカメラがまだ知り合いの持ち物であった頃、ISO1600、ISO3200数枚をA4プリントした経験から、この程度なら撮って出しJPGでもA4なら騒ぐ程の変な写真には仕上がらないだろうし、Lightroomで現像し直せばA3プリントも行けるかもしれない。

以前も述べたようにISO1600を必要とするEV4~5(平野部の日没前後)の明るさであればE-P3はこの手のお散歩写真程度の風景なら十分にA3プリントに耐えられるのだ。


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コメント

  1. SORA(仮) | URL | 4ARdecsc

    アスペクト比は慣れでしょうね・・
    ところでこの文章、縦位置と横位置が入れ違っているような気がしますが?

    パナセンサーとソニーセンサーの間には埋めがたい壁が存在しているようですね。
    E-P1, E-P2のときでさえここまで下落しなかったのに、E-P3の暴落ぶりはひどいですね。
    発売直後に大枚はたいて買っちゃった人が本当に気の毒です。(笑)
    E-PL5でさえなかなか値下がりしませんもんね。この差はいったい・・

    E-PL2を薦められるのは大いに納得します。
    E-P3の直系ではE-PL3のはずですが、操作性、ホールド感ともに一番近いのはE-PL2だと思いますね。
    さしずめリトルE-P3といったところです。

  2. BigDaddy | URL | -

    > SORA(仮) さん

    縦横が入れ替わっている?、申し訳ありません。ちょっと意味が判りません。発売直後大枚はたいて、、、それが私の知り合いです(笑)。VF-2含めてですが13万越えですからねぇ。嗚呼、勿体無い!。

    panasonicのGX7が自社製なのか否かですが、海外のサイトではかなり評判が良く、(ISO12800が使えると言うのは明らかに嘘ですが(笑))、Olympusが採用している現行のSonyと同等、もしくはそれ以上だそうです。

    そうなると、今後、E-M5やE-P5もそうですが、GX7も異常な値下がりはしないかもしれませんよね。3年後に3万以下だったらGX7は買いかなと思っています。

    今月はE-P3ネタが続き、そこではE-PL2はマウントアダプターを介して手持ちの古いKレンズで使うのが良いかも等と書いております。E-PL2は充電器を買うつもりでもしかすると年内に・・・。

  3. SORA(仮) | URL | 4ARdecsc

    あ、すいません、「4:3の比率、横位置になるととっても安定感があるぞ・・」のくだりがそのままだと論旨が逆のような気がしたんです。

    GX7のセンサーはGH3と同じでしょうからソニー製でしょうね。
    ライバルのセンサーを使うなど、パナは恥だと思わないのでしょうか?(笑)

  4. BigDaddy | URL | -

    > SORA(仮) さん

    OlympusとPanasonicは運命共同体のようなものでしょうから、PanasonicがSonyを利用し、Olympusが今度はfujifilmのセンサーを利用とか将来あるかもしれませんねぇ。但し、いずれにせよ、フォーサーズセンサーが良くなっても、同じくAPS-C、135センサーも進化するでしょうから、結局はセンサーの大きさの差は埋まらないんですけどね。

    勿論ISO6400が使えるとなれば、センサーが小さい方が廃墟撮影には適していますから(明るいレンズが使えれば)、両者とも今後が楽しみであります。本当は1インチセンサーが廃墟には最適なんですが(笑)。この辺のネタもいずれ書きます。

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