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フィルム時代は中古選びが楽しかったなぁ~

2013年09月26日 00:00

街の記録

街の記録

Ricoh Autohalf SE

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デジタルカメラの中古選びは、センサーの性能、画質(画像処理エンジンの性能)、これへのプライオリティが非常に高い。デザインや操作性は二の次。もしかするとそれだけを考慮してカメラを選択する人も多いかもしれない。

今日はそんなお話を・・・。

現行カメラの中古は除き、すでにカタログから落ちている、一世代、二世代、いえいえ、三世代以上前のカメラを選ぶ事も多いだろう。

今、9月22日の記事に書いた通り、数世代前のRicohのコンパクトカメラであるCX3が欲しくて堪らない。

記念、記録写真なので高画素である必要はない。高感度はISO400までがA4、ISO800で2Lプリント出来れば良い。記念写真を多く撮るのでストロボの調光精度がしっかりしたものが欲しく、極力スリムであり、お値段がリーズナブルである事、それを考慮するとCX3しかない。

※ところがここ1ヶ月以上、中古市場からCXシリーズが消えている、各店舗で一気に在庫がなくなる筈も無く、これは中古カメラ業界全体で何らかの操作をしているに違いない

またある方からFujifilmのコンデジのフラッシュは正確で近影でも白飛びしないなる情報を頂き、今後はFujifilmの一世代、二世代前のコンデジにも注目したい。

レンズ交換式だと、E-PL2かE-PM1を買うかもしれない、これは現在連れとE-P3の取り合い状態が続き(笑)、ならば安価で評判の高かったE-PL2、それと同等の機能を持つのをもう一台・・・。

E-PL2の画質はE-P3とほとんど差が無い。価格.comを見ているとE-P3の方が遥かに上!、と言う方もいらっしゃるが、色々と検証すると、センサーは同じならしいからE-P3の売りであるファインディテール処理をさせず、Lightroomで現像する限りでは差は無いと考えて良い。

AFが遅い、これは無視して良いだろう。遅いと言ってもほんの数年前のモデルだし、E-PL2を買えば、マウントアダプターを利用してPentax KマウントのMFレンズを装着している率が高いからだ。

・・・と、このように中古デジタルカメラは実用品として利用するに過ぎない。自分の好み、どんな写真を撮るのか、如何なる用途に必要か、それを考えると、今述べた機種しかないからだ。あとは毎日中古サイトを覗いて値段を確認するだけ。実に面白くない。

※どうやらそろそろPentaxからK-3が発表されるみたいで、そうなるとK-5II、IIsも候補に入ってくるだろうが、所詮マイナーチェンジモデル、5万円以下で買えないと旨味は無く、まだまだ先だろう

フィルム時代のカメラ選びはそうじゃない。実用品の他に嗜好品、工芸品として価値を見出せるカメラが仰山あった。そして人間不思議なもので、嗜好品、工芸品ともなると金に糸目を付けなかったりする。

私の中で工芸品と言えばContax AXが挙げられる。今では大きな中古店くらいしか見掛けないであろう。もしどんな代物か興味がおありなら現物を見られて欲しい。これはネット上に転がっている写真では絶対に判らない。

とにかくびっくりするくらい不恰好。世界一カッコイイ、ポルシェデザインのKyocera Contaxデザインのカメラが、ここまで醜くなるのか!、と言うくらいひどい。でも工芸品としては最高だ。何せあのZeissのMFレンズをAF化させる事に成功したのだ。

レンズを駆動させるのでなく、フィルム面を前後に動かす逆転の発想(この発想は以前からあったようだが、実用化されずにいたみたい)。フィルム部分を前後に動かすのだから、筐体そのものが分厚くなってしまう。だからデザインが醜くなる。

それでも飛び付いた。何せZeissレンズでAFが使えるのだから!。このカメラを買って初めて今まで自分が撮影したPlanar 85mmF1.4の絞り開放での写真の大半がピンボケ写真だと知ったのだった。

全てのZeissレンズのAF化には成功したが制約、約束事も多く、撮影距離に制限があったり、指定されたレンズのピント位置で使わないと無限遠が出なかったりした。その代わりレンズの最短撮影距離を越えたマクロ撮影が可能だったりと工芸品を越えた実用品にもなってくれる非常に価値の高いカメラだった。

その後、KyoceraはZeissレンズそのもののAF化に成功し、Contax Nなるシステムを作ったが、これがあまりにも高価過ぎた。普通の人じゃ手が出ない。しかもマウント規格を替えちゃったから過去の資産が一切使えない。今思えば、このNシステムがアマチュアに受け入られなかったのだろう。この辺からKyoceraのカメラ部門は下降線を辿り、やがて身売りする事無く閉鎖・・・。

嗜好品の中でお遊びに振ったカメラも多かった。ハーフサイズカメラがその代表だろう。OlympusのPENも元々はハーフサイズのカメラだった。Canon Demiなんかは今でも女の子受けするデザイン。

私はRicohのオートハーフSEを持っていた。なんと骨董屋さんに500円で転がっていた代物。500円だったら使えなくても文鎮代わりでもいいやと思って買ったら、全く問題なく使えちゃった!。本日の写真はそのオートハーフで撮影したもの。

こんなもの残っていないだろうと思っていた。実際にこれで撮影したフィルムはもう焼却しているだろう。でもこれは何故かフォトCDに焼かれていたのだった(笑)。なんでこんな写真をデジタル化したのか、当時の自分の写真に対する趣味、思考を疑う程、大した写真じゃない。

ハーフサイズのカメラは一般的な135フィルムの1コマで(縦に)2コマ撮れるようにしたエコ商品。判り辛いかもしれないが、縦の黒い線は柱ではなくコマ間。だから本日の写真には中央に1枚の写真と、左右が切れている2枚、合計3枚が記録されているのだ。

いやぁ懐かしいなぁ。多分15年以上前の写真、これは以前住んでいた東京は北区東十条の風景だ。5月15日の記事の写真を撮る為に久々に周辺を歩いたが、中央の美容室、右手にカーブミラー映っている写真屋さんはもはや存在しない。左に写っている写真は十条の駄菓子屋さんで、これは3年くらい前にお散歩した際、店を閉められているのを確認している。

このカメラはデジタルカメラを使うようになってからも所持していて、いつだったかなぁ、5年くらい前かなぁ、ハーフサイズカメラ大好きと言うマニアに売却した。

それ以外には遊びカメラは沢山買った。いわゆるジャンク品と呼ばれるもので、その中から動くものを選び出し、数ヶ月~半年くらい使って飽きたら人にプレゼント、そんな事をやっていた時期があった。

Canon FTb-N、AE-1、Pentax ME、ME Super、Ricoh XR(正式名覚えておらず、恐らくXR7)、記憶にあるのはこの5台。当時、CanonならNewF-1AE、PentaxならLXを使っていたのでレンズはあったから、ジャンク相当の数千円の本体を買っては人にあげ、買っては人にあげ・・・。

この中ですぐに壊れてしまったのが(元々壊れているのだが)、Pentax ME Super。確か1/60sec以下が全部嘘だった記憶がある。つまり1/15secで撮影しても実際には数段早い高速シャッターになっていて、ドアンダー・・・。

調べると1/125secのX接点だけは機械式との事で、もしかすると1/125secだけ生きていて、他は全て嘘だったのかもしれない。ネガフィルムだと2段くらいの差は判らんからねぇ(笑)。これは1ヶ月くらいで捨てたと思う。でも他の4台は、シャッター鳴きとか若干の光線漏れとかあったが、ほぼ問題なく使えた代物だ。

あっ、もう1台思い出した。一時期、NewF-1AEのサブ機としてT90を使っていた時があり、そのT90のサブとしてT70を持っていた。Canonの中で超不人気機種だったようで、ジャンク品ではなかったが、数千円で買った覚えがある。一目見て誰もが安っぽいカメラだと感じるデザインで、あまりにも恥ずかしくてほとんど家から出さなかったなぁ。あれはどうしたんだろう、全く記憶にない。売れるような代物ではないから、誰かにプレゼントしたんだと思うが・・・。

お金に余裕のある方は、そんなジャンクじゃなく、例えばLeica M3とかIIIfとかの舶来品を集めていたし、レンジファインダーが大好きと言うカメラマンはその舶来品の他にCanon 7などの国産レンジファインダーを集めていたりもした。

フィルムカメラは歴史も長いから、国内外に様々なメーカー、ブランドがあった(あのコルゲンコーワの興和だってカメラを造っていたのだ!)。お値段もピンキリで、お金持ちもそうでない人も中古を漁る楽しさを趣味として見出していた。情報は写真雑誌しか無かったから、あとは足で稼ぐしかない。中古店巡りだ。東京に住んでいれば1日に10軒は回れる。

だからカメラ選びは新品、中古関係なく、昔の方が楽しかった。買わなくてもウィンドウショッピングをしているだけでワクワクしちゃう。

今は自宅で情報を収集、オリジナルサイズの写真もダウンロード出来るからセンサーの性能や画質はすぐに判る。使い勝手もメーカーからマニュアルをダウンロード出来るからそれを読めばなんとなく理解出来る。あとは量販店で実機を手に取りおさらいするだけ。

そもそもフィルムカメラは完動品であればレンズの性能で描写力が決まっただけに、デザインや手触りの感触が重視された。数千円で買ったCanon FTb-NとFDシステムフラッグシップのCanon NewF-1AEの描写力は等しく、同じく当時KマウントのフラッグシップのPentax LXと数千円のジャンク、MEも写りに違いはない。

またギターなどの楽器と同じく「オールド」、これが幅を利かせる。1990年代、70年代には当たり前になった露出計機能さえない50年代のカメラに憧れを持っちゃう。そしてそのカメラを使いたいが為に数万もする露出計を買ったり、自分を人間露出計だと自慢する。

そう言えばレンズ一体型だが、Canonにキャノネットと言うレンジファインダーカメラがあった。これのデザインがとにかく美しい。露出計の怪しいキャノネットQL17を購入して、結構な期間使っていた。当然その時は人間露出計と化している。

※このカメラはうちにあった最後のフィルムカメラ。でも一昨年だったか、もう使わないだろうとOlympus XAと共に売却した

不便こそ楽しい、カッコイイ、そんな時代がカメラマンにあったし、酒を交わすと、その不便さを自虐ネタとして披露する(自虐であるが自慢ネタでもある)。デジタルの今じゃ考えられない。今、デジタル人が集まったらどこどこのカメラはセンサーがSonyだ、これからは東芝のセンサーじゃね?、フォーサーズの将来はどうなるん?、APS-Cと135どっちがいいのか、うんたらかんたら・・・、実につまらん。

撮影した写真、ローパスフィルタの有無での解像感の違い、ダイナミックレンジが広い狭いだの、超高感度域のノイズがあるだのないだの、それらの出来を考慮しなくちゃならないデジタルカメラとは選考基準が違う。如何に持っていて喜びを感じるか、フィルムカメラはそれこそが最重要だった。

昔に戻りたいとは全く思わない。今になってわざわざフィルムカメラ(中判カメラは除く)を使いたいとも考えていない。でも昔の思い出を語るのは楽しい。あっ、でもハーフサイズのCanon Demiが数千円だったら欲しいなぁ・・・。


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コメント

  1. LTA | URL | bKQRleYY

    どうも~

    AXだとPlanar 85mmF1.4のピントあうんですか~??
    マニュアルだと開放ではピント来ないと聞きますね~。
    ピントが合いやすいピントピークAのレンズだと何故か7,8万しますし。。。。

  2. BigDaddy | URL | -

    > LTA さん

    中央1点なので端っこに合わせようと思うとAFロックする事になりますが、まぁあMFを使うよりも遥かに簡単に合いますね。50mmF1.4もそうですが、Zeissのレンズは収差が出ますので、絞り開放の光の滲みが美しい!、となるんですが、実際にはどっちでしたっけ、ちょい後か前ピンなんですよね(笑)。AXを使うとそれが判ります。そもそも京セラContaxのファインダーが悪過ぎましたねぇ。

    AXはマウントアダプアーを付ければ、どのメーカーのオールドレンズもAF使えるので、当時はそういう使い方している人も結構いたように記憶します。

  3. K's Photo Gallery BYRD LAND | URL | -

    はじめまして。

    フィルム面でピントを合わせるバックフォーカスのカメラは、スプリングカメラのマミヤ6が
    有りました、少し前のレンズ交換の出来るものでなく50年以上前の蓋を開けると蛇腹が飛び出すカメラに
    そんな機構があったのですね。

  4. BigDaddy | URL | -

    > K's Photo Gallery BYRD LAND さん

    コメントありがとうございます。

    マミヤ6がバックフォーカス式だとは初めて知りました。情報ありがとうございます。

    バックフォーカスでピントを合わせるのは元々大判カメラでは当たり前の機能で、そもそもレンズ側でピントを調節するなる概念が無かったと記憶しています。ですから恐らくマミヤ6はそれをコンパクトカメラ(当時としては十分にコンパクトでしょうね(笑))として初採用したのではないでしょうか?。

    そして知る限り、AFバックフォーカスに成功し、量産したのはAXが最初、そしてバックフォーカス式だからこそ、マクロ域までピントが合う、そう認識しています。

    時に私はマミヤNew6が欲しくてたまりません。レンジファインダー方式の6x6カメラ、魅力的です。

    今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

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