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デジタル写真もプリントが命

2013年09月30日 00:00

廃旅館

廃旅館

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポッ プアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



PentaxのK20DとK-7を使っていた頃、自分はノイズに対して相当神経質だと思っていた。本ブログの過去の記事をご覧になれば、暇さえあればK-7の悪口を書いている(笑)。ところが・・・。

色々とネットを徘徊していると、なんだ、オレってむしろノイズに対して寛容的じゃないか!、と思ってしまう。また実際にプリントすると良く判る。少なくともA3程度のプリントならノイズに関してモニター等倍表示は意味をなさない。

勿論、現像の際は等倍表示で細かい部分をチェックせねばならないが、ノイズの大きさと言うか、出方に関しては等倍表示は無意味だ。どんなに「うわぁ、これ汚ねぇなぁ~」と思っても、プリントしたら判らないレベル。Photoshop等で実際のプリントサイズの大きさに(写真の解像度をプリントサイズに合わせる)表示させないとノイズの出方は絶対に理解出来ない。

それを知ってからK-7ならISO2200まで上げるし、K-5ならISO12800まで上げて撮影する時もある。ブレたらただの失敗写真、だけどノイズが大量にあっても表現方法で如何様にも人様に見せる事が出来る、そんな持論がある。

Pentax K-5 作例

上はリコーイメージングのPentax K-5の作例ページ。上から4枚目の榎並悦子氏の撮影された写真、これがISO12800だ。銀残しで撮影されているが、これをA3ノビでプリントされてみれば判る。

撮影データを見るとISO12800、F5.6、1/100sec。これはEV4.7の明るさ。手振れ補正を効かせればISO4500くらいで撮れる風景だから真っ当なISO12800の写真とは言い切れないが、まぁ参考にはなるだろう。

※ISO12800を必要とする明るさはEV2~3である、本来はこの明るさで撮られたらどうなるかを検証する必要がある

実際にこの榎並悦子氏の写真、A1くらいの大きなプリントで見ている。ノイズはさほど気にならなかった(自信を持って作例として掲載しているのだから気にならないのは当たり前だが)。A1で気にならないのだからA3ノビなら全く気にならない筈。

でも世間ではK-5(K-5II、IIs含め)でもISO3200止まりなんて人が多い。Pentaxユーザーにはネイチャー系のカメラマンが多く、確かにネイチャーや美を追求するポートレートともなるとそんな超高感度での写真は敬遠するだろう。

それでもISO6400、12800を常用しているようなカメラマンがネットでほとんど見られない。これはノイズに対して私よりも遥かに神経質なカメラマンが多い、そんな推理が成り立つ。

K-7やOlympusのE-P3では両機ともISO800が限度と言っている人も多い。これも一部の美を追求するような写真なら判るものの、そう断言している人々は本当にプリントで確認しているのだろうか?、そんな疑問が常に湧いてきちゃう。

うちにあるプリンターはA4までしか出力出来ず、A4プリントならK-5であればISO6400ならLighroomの輝度ノイズ軽減は触らない。また何枚かISO6400の写真をA3ノビまでプリントしたが、風景によってはやはり輝度ノイズ軽減をやらない方が写真が締まって見える。

ISO12800の写真はA3ノビではプリントしていないが、A4サイズになるようにおおおそ半分にトリミングしたプリントは何枚か作っている。手元に残っているのは輝度ノイズ軽減を40で現像したもの。これはノイズは皆無と言って良いくらいだから、おおよその風景では(私が撮るような写真では)、シャドー部ばかりなローキー写真を除けば、輝度ノイズ軽減は20くらいに抑えても良いんじゃないかと思っている。

ノイズ大王のK-7ではどうだろうか。上の通り、ISO AUTOの上限をISO2200に設定している。このカメラはISO3200になった途端にびっくりするくらいのノイズが出てしまうからだ。

しかし、以前述べた事、超高感度のノイズ耐性はISO感度だけでチェックするのでなく、EV値(明るさ)も考慮しなくちゃならない。

K-7のISO3200で撮影してもF11、1/250secのEV値は10になる。これはISO100のF5.6、1/30secと同じ明るさで、この状態でISO3200の画像云々を語るのは丸で意味がない。

※レンズを絞り込んで、かつ1/250secを必要とする被写体に対しては意味をなすが、私は静物中心の撮影なので無意味

ISO3200まで上げないとブレてしまって撮れない明るさ、ISO3200を持ってしてもF5.6の1/15secしか出ない、これはEV4になり、K-7だけでなく、どんなカメラでもISO3200の画質をチェックする際にはEV4を基準にするべきだ。

※だからISO6400の画質チェックならEV3、ISO12800の画質ならEV2の明るさでチェックするべき

K-7はISO3200を使ってEV4の明るさを撮影するとシャドー部にとんでもないノイズが乗る。上手く現像で処理をすればA3ノビくらいは行けるかもしれないが(コントラストを付けシャドー部を潰す)、一般的に考えてK-7で美しいA3ノビプリントを得たいのならEV5が限度と思っていた方が良い。

しかしそれならばISO2200、F5.6で1/20secを確保出来、わざわざISO3200を使う必要がない。K-7でISO3200を使う時は、望遠レンズを使っているからブレ防止で少しでもシャッタースピードを上げたい。そこで保険で感度を半段上げて、1/30secでシャッターを切る。これなら100mmくらいの焦点距離であれば数枚シャッターを切っておけば1枚はブレていない写真を撮れるだろう。

これはOlympus E-P3にも言える。E-P3とK-7はノイズ耐性に関してはうり二つと言って良いくらい似通っている。だからE-P3で良好なA3プリントを望むのだったらEV5~6が限度と考えると良く、その値ならば平野部であれば日没近くまで撮影可能なのを意味する。

今のところE-P3のISO AUTOの上限はISO1600に設定している。E-P3で日没まで写真を撮らないし、廃墟の屋内に侵入する事も無いので、無理に感度を上げる必要がないからだ。ISO1600でEV5の明るさだとF5.6を使えば1/30secで写真を撮れる。

あくまでも主観として、E-P3のISO1600での解像感はEV7までは許せてもEV6、EV5となるにつれて悪くなる。だからEV5でノイズは気にならなかったり、現像処理で消せたとしても、解像感に不満が出てしまうかもしれない。A4プリントなら問題はなかろうが、A3ともなると果たしてどうか・・・。

本来ならばこんなネタを書いている以上、自分がA3プリントしてチェックするべきだが、私はテスターじゃない。テストする為の写真なんてアホらしくて撮る気も起こらない。だからそういう撮影を強いられない限り、EV6を目処に撮影しているだけ、悪しからず。

大丈夫、世の中、カメラ、レンズをテストするのが楽しくて仕方がない、テストするのが生きがい、そんなカメラマンもいらっしゃるから、そういうサイトを探せば良いだろう。

いずれにせよ、ユーザーはもっと賢くなるべきだ。ネットの言葉を鵜呑みにしない。K-7やE-P3はISO800が限界だ、そんな事をブログや掲示板で述べている方がいらっしゃったら「撮影時の明るさ、EV値を教えて欲しい、また実際にどの写真をどのサイズでプリントしたか?」と問うと良いだろう。

プリントしていないなんて回答が帰ってきたら、その人の言葉は信用しちゃ駄目。そもそもプリントしない人がレビューなんてちゃんちゃらおかしい。

また、新製品が発表されたら翌月にはプロカメラマンやライターのレビューが出てくるのだから、感度別のオリジナル写真をダウンロードしてA3でプリントすりゃいいだけ。

現行のAPS-C以上のセンサーを持つカメラだったらISO6400、ISO12800の2枚、フォーサーズならISO3200と6400、フォーサーズ未満のコンデジクラスならばISO800、1600をA3でプリント。安いところで1枚千円くらいだろう。他人の意見よりも自分の目で確かめるが一番だ。

値段をケチるのだったら私がやっているように、ノイズが目立っている部分をA4サイズになるようにトリミングしてA4プリントすりゃいい。

カメラ初心者、パソコン初心者を除けば、その手のレビュー記事が仰山あるのはみんな知っている。掲示板で質問する前に、自分でプリントすれば、根拠の無い情報に翻弄される事はない。

カメラ初心者、パソコン初心者ならば「調査したい機種名 レビュー」、これで検索をすればプロカメラマン、ライターによる記事や、テスト大好きカメラマンのサイトにヒットする。見つけたらそこからオリジナル画像をダウンロードすれば良い。ファイルのダウンロード法が判らない場合は、それをどこかで質問すれば良いのではなかろうか?。

とにかくネットをウロついていると、私以上に神経質な方が大勢いらっしゃるのには驚きだ。となると、解像感に関しても、より神経質な人、いるんじゃなかろうか?。しかも今はローパスフィルターレスが最先端、そんな風潮があるから・・・。

本日の写真、廃旅館での一コマ。ISO6400、F5.6、1/20sec、EV3.5の明るさ。これを撮影したのはPentax K-5を購入して間もない時期で、多分、初めてISO6400を多用した日じゃなかろうか?。そこで出てきた像を見てガッカリ。「なんだよ、ノイズ多いじゃないかよ!」って。

Lightroomでノイズリダクションを多く掛けるとシャープさが失われ、色々と設定を弄っていて、結局、駄目だ!、と諦めた写真。ところが月日が経って、とにかく一度プリントしよう!、と思い立ち、するとあ~ら、不思議、目を凝らせばシャドー部のノイズは判るけど、フィルムレベルで考えればISO800クラスでもこんなの当たり前だったし、普通に鑑賞する分にはノイズは気にならなかった。

この写真の場合、下部のシャドー部はディテールがあってもなくても良いので、Lightroomであえて黒く潰してしまう。そうすればシャドー部の汚いノイズは見えない。ここで重要なのはやはり中央の中庸的な輝度部分で、ここでシャープとノイズとでバランスを取る必要がある。


参考写真


上はその部分を切り取った像(クリックで等倍)。解像感はあるもののノイズは多い。それもその筈、Lightroomのデフォルト像だからカラーノイズを取り除いているだけで輝度ノイズは一切抑えていない。これでもA3ノビプリントならノイズがさほど気にならない(個人の主観において)。

むしろノイズリダクションで解像感を無くすよりもノイズをある程度残してもシャープ、解像感があった方が写真としては強いと思っている。

それからK-5のISO6400、EV3~4の明るさだったら私が撮るような風景であれば、A3ノビでも問題はないと確信し、ISO12800も多用するようになったのだ。

しつこいようだが、とにかくプリントする事だ。


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コメント

  1. i.Marks | URL | -

    こんばんは、自分もK−5の発表イベントで
    ご本人もいらっしゃいました、この榎並悦子氏の写真を
    見てますがノイズ感はあまり感じなかったですね
    後で撮影した感度を見てむしろビックリしたのを覚えてます。

  2. BigDaddy | URL | -

    > i.Marks さん

    この人、確か普段はEOS使いだったと記憶しています(笑)。まぁPentaxオンリーなんてプロはいないとは思いますけど。

    K-5の発売当時、ISO12800なんて夢見たいな感度でしたから、そりゃぁたまげますよね(笑)。私もたまげました。

    Pentaxだけではないのですが、メーカーの考える高感度のJPGってパソコン上で見るとなんとも情けないフニャッとした感じなんですが、プリントするとそうでもないんですよね。何でもかんでもRAWから作り上げるってのも考え直さないとなりませんよね。

    私はPentaxの吐き出すJPG像を気に入っているので、意図したイメージがない限り、JPGのまま使っていたりします(ブログではかなり弄っています)。

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