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Olympus E-P3レビューその25 妄想

2013年10月14日 00:00

路地

路地

Olympus E-P3, 14-42mmF3.5-5.6II R

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポッ プアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



マイクロフォーサーズの弱点、それは安価で使える明るいズームレンズが存在しない事かもしれない。Pentax K5で使っているSigma 17-70mmF2.8-4、これに匹敵するスペック(価格も含め)のレンズがない!。

今日はレビューとまでは行かず、マイクロフォーサーズがシステムとしてどうなのか、妄想爆裂!、そんな内容。

APS-C一眼レフ専用レンズのSigma 17-70mmF2.8-4(旧型)はワイド側もテレ側も絞り開放で撮影してもそこそこの像を残してくれる。

周辺部は多少絞り込まないとしっかしとした描写にならないが、中央部、もしくはピントを合わせている部分だけしっかりと解像していれば良い、そんな風景も結構多く、普及タイプのズームレンズでこれだけの描写をしてくれるのはあり難い。

現行の17-70mmは小型化に成功し、さらに高画質化したようで、そうなると余程の事がない限り、今後もSigmaレンズを愛用する。

またTamronの17-50mmF2.8(A16)はF2.8通しのズームレンズの癖に安価で小型化に成功していて、当時の愛機、Pentax K20Dとの相性が悪く、半日で返品してしまったが、その解像力は半端でないし、A16よりもちょっと高めの値段設定だが、Sigma 17-50mmF2.8はさらに評判は良いらしい。

ところがマイクロフォーサーズカメラにはこれらに匹敵するレンズが存在しない。これがとっても痛い!。

1200万画素のOlympus E-P3とのセットでは14-42mmF3.5-5.6II Rは手のひらサイズだし、これまた絞り開放からある程度描写してくれるので、非常にあり難いレンズであるが、このレンズはテレ側の絞り開放がF5.6と暗いのがネック。

せっかくAPS-Cよりも1段分被写界深度が深くてもF5.6だったら意味がない。しかもこのレンズは望遠にズームするに従って描写力が落ちるので、35mm近辺の絞り開放がF5であってもどうしてもF5.6半くらいまで絞りたくなる。最テレの42mmは近景ならば絞り開放でも良いが、少し距離があるだけでF8まで絞りたくなる。

Sigma 17-70mmと比較すると望遠側で1段、17-50mmF2.8だと2段もシャッタースピードが遅くなり、結果、ISO感度を上げざるを得ない。それがISO800だったらISO1600以上にセットされる事を意味し、ISO1600でも十分耐えられる画質があると説いてはいるが、なるべくならばISO1600未満に抑えるのがE-P3の正しい使い方。

しかもE-P3のISO AUTOは早め早めに感度を上げてしまうので、シャッタースピードが十分に確保出来ていても、ISO1600で撮ろうとする厄介者。だから夕暮れ時や曇り日の路地裏で撮影していると、わざわざISO AUTOを解除して、ISO800にセットする手間が増えてしまう。

39mm(135換算78mm)使用時、ISO1600に上げて、1/250secを稼いでしまう馬鹿ISO AUTO、しかも常にそこまで上げる訳でもなさそうで、感度が上がるタイミングをカメラマンが把握出来ないのはネック。だからE-P3の場合、通常撮影ならばISO AUTOの上限はISO800にセットした方が良いのだろう。

SigmaやTokinaはマクロフォーサーズに参画しているが、両社とも単焦点レンズしか作っていない。そう、サードパーティ製のズームレンズがないのがマイクロフォーサーズの大きな欠点ではなかろうかと最近思うのだった。

Olympusには風前の灯のフォーサーズ用のレンズに、比較的安価で描写が優れている14-54mmF2.8-3.5と言う、個人的に是非とも使ってみたいレンズがある。でもこれをPENシリーズで使おうとすると、1万5千円くらいするマウントアダプターを必要とし、さらにAFがとっても遅くなると言う。

だから、例えばだ!。Sigmaが望遠側を短縮させ14-42mmF2.5-3.5、そんなマイクロフォーサーズ用レンズを一回り小型で安価で出してくれちゃったとしよう。そして他のSigmaの最新レンズ同様に絞り開放からガンガン使えちゃったとする。

そうなると、(バッテリーの貧弱さは除き)Pentax K-5の有利な点が消滅する。OlympusのOM-D EM-5、E-P5、PanasonicのGX7らのISO3200は十分に実用出来、私が撮る風景ならISO6400も使えるかも知れず、だとすると廃墟も撮れちゃう。

暗い廃墟を手持ち撮影で撮るには、絞り込まずとも被写界深度が稼げるセンサーの小さいカメラの方が遥かに有利。135フォーマットのカメラにさほど興味が無いのはその辺の理由もある。そんな妄想上のレンズが存在すれば半段絞ってワイド側ではF3.5、テレ側でもF4で撮影出来、ピントの範囲は135のF5.6半、F8に相当する。

これは1インチセンサーを採用しているNikon 1シリーズにも言える。1シリーズの標準ズームは10-30mmF3.5-5.6。これが10-30mmF1.8-F2.5なんてレンズだったら、ISO1600の画質が保証されていれば良く、廃墟撮影にはこのセットしか使わない!、と言うくらい最高の廃墟カメラになってくれる。

※但し、現行フラッグシップのV2はあまりにもカッコ悪いので、仮にそんなレンズが存在していてもそれを使うなんてプライドが許さない(笑)。E-P3にVF-2も超カッコ悪いが、まだ許せる範囲

もしそんなレンズがSigmaやTamronから発売されれば、バッテリーの貧弱さにも目を瞑る事が出来るし、マイクロフォーサーズがメインシステムに昇格しちゃう。Panasonic GX7がカタログ落ちし、投売りされるであろう2015年、そういうレンズが存在していれば最高だ。

結論としては、マイクロフォーサーズ、せっかくのユニバーサルマウントなのに、選択肢が実質OlympusとPanasonicしかない点。ボディはこの2社のラインナップで今のところ十分かもしれないが、レンズが少な過ぎる。デジタルの場合、ボディは使い捨て、でもレンズは資産だから、多くのメーカーが参画してくれれば、きっと、より一層実用的なシステムになるだろう。

本日の写真、ISO1600まで上がって1/250secを確保した馬鹿ISO AUTOの写真。幸い、風景としてごちゃごちゃしているので、特にノイズは気にならないが、曇り日のこんな場所では常にISO感度を確認しないとならないのは非常に面倒だ。


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コメント

  1. SORA(仮) | URL | 4ARdecsc

    最近はPanasonicの12-35mmF2.8、Olympusの12-40mmF2.8と大口径が出揃ってきましたが、いかんせん値段が高すぎるのがネックですね。それでもフルサイズより安いという主張なんでしょうが、マイクロフォーサーズを購買するユーザーのニーズを理解してないようですね。ボディーもそうですが、そこまで出すなら普通APS-Cへ行っちゃいますよ。

    マイクロフォーサーズの場合、APS-Cとレンズ設計が共用できないため、サードパーティーは参入しにくいでしょうね。現状Nikon, Canon, Pentax, Sonyと4マウント使い回せるAPS-CとOlympus, Panasonicの2社しかないマイクロフォーサーズではシェアの規模が1桁くらい違うんじゃないですか? マイクロフォーサーズがAPS-Cを脅かすくらいに売れない限り、無理でしょうねえ・・

    フォーサーズ用の14-54mmF2.8-3.5はI型とII型がありまして、I型なら中古で2万円未満で手に入ります。マウントアダプターも一世代前のMMF-2ならヤフオクで9千円程度で入手できました。II型はコントラストAFに対応したタイプなので、E-P3で使ってもそこそこ我慢できるくらいに速いですが、I型は行ったり来たりかなり迷うと思います。でもII型は中古でも3万円以上します。

    自分もこのクラスの標準ズームを最も欲する人間です。D7000を買ったのもSigma 17-70mmF2.8-4を使いたいというのが目的だったので、それを買わないんならもう持ってる意味はないんですね・・

  2. BigDaddy | URL | -

    > SORA(仮) さん

    マイクロフォーサーズで勘違いしていた事は一般に「レンズ設計が一眼レフよりも自由だからクオリティの高いレンズが作れる」、これを過大解釈し、「自由だからクオリティの高いレンズを安価で作れる」と思っていました。

    でも実際には仰る通り、F2.8通しズームはAPS-Cと変わらない値段ですし、135でもサードパーティのF2.8レンズよりも高価で、やはりAPS-Cやさらに上を狙って135も考えちゃうでしょうね。

    OlympusもPanasonicもサブシステムと言われるのが嫌なのでしょうね。F2.8ズームを欲するカメラマンは他に135やAPS-Cをメインに使っている人も多い筈で、ユーザーがAPS-Cや135に対して強いライバル心があり、そこがおかしいと良く本ブログで書いていますが、メーカーも同じなのでしょうね(笑)。

    Panasonicが独自に優れたセンサーを作れば話は違いますが、少なくとも135、APS-Cセンサーを作っているSonyのセンサーを使う限り、マイクロフォーサーズは大きなセンサーに対抗は出来ても決して抜かせない訳で、そんなところであーだーこーだじゃなく、ユーザーとしてはマイクロフォーサーズらしい、小型のレンズを多くラインナップして欲しいのではないかと思っています。

    フォーサーズの14-54mmはいずれにせよでか過ぎます(笑)。E-M1を買おうとするのなら良いのでしょうが、PENやPanasonicの箱型カメラとはマッチしませんよね。

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