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映画テルマエロマエのロケ地を行く&ディープ過ぎる滝野川

2013年10月16日 00:00

稲荷湯

稲荷湯

Pentax K-5, Rikenon XR50mmF2

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポッ プアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



阿部寛主演の「テルマエロマエ」、半年程前だったろうか、テレビで見た。後半は陳腐なお涙頂戴内容で映画そのものを評価するとB級クラスだろうが、前半は面白かったなぁ。日本人の事を「顔の平たい族」と表現し、ケロリンのオケに主人公が驚愕していた場面、大爆笑だった。

今日はそのロケ地の1つを尋ねて赴いた東京は北区滝野川散歩日記を掲載する。

栃木県は那須、茶臼岳の麓にある一軒宿の北温泉。ここは過去に2度訪れた事があり、ここがテルマエロマエのロケ地であると知り、そのシーンを見ると確かに昔とほとんど変わっていないなぁと感じた。そこで、この映画、他にも知っているロケ地があるだろうか?、と調べた訳だ。

伊豆、熱川バナナワニ園。ここは関東在住の方なら訪れた事がある人も多いだろう。私はだいぶ以前、社員旅行で訪れている。この手の施設はてんで興味が無かったが、確かにワニがウジャウジャいる風景は圧巻。行けば行ったで面白い。レッサーパンダも仰山いて、モフモフ好きにもたまらんかもしれない。

中伊豆の天城荘。ここは20代後半、中伊豆へ訪れるとここしかないと言う程の常宿だった。一昨年、台風の影響で長期間の休館を余儀なくされたなるニュースもあり、近いうちにまた行ってみようと思っている。もしかしたら映画の撮影は休館中行っていたのかもしれない。

阿部寛が確か初めて現代の日本にワープした時の銭湯、これが東京は北区滝野川にある稲荷湯。ここもフィルム時代に訪れた記憶があった。フィルムはもうないだろう、あっても探すのが面倒、そこで、じゃぁ行ってしまえ!、って事でお散歩写真の場を滝野川に設定したのだった。

上の写真。映画の一コマとほぼ同じ位置から撮影してる。映画は16:9のフォーマットなので横に長い構図となっているが、横で撮ると右側につまらん門扉が写るので縦位置で撮ってみた。写真の真ん中のマンホールの上に阿部寛が素っ裸で突っ立っているシーンが映画にある。

そして稲荷湯全体で撮ったのが下。


稲荷湯

稲荷湯2

Olympus E-P3, 14-42mmF3.5-5.6II R


それにしても滝野川。数年前に板橋駅周辺を散歩した時に知らないうちに滝野川に入ったくらいで、実際に本格的に散歩したのはフィルム時代だから少なくとも15年振りくらい。この頃はあっちこっちの下町、とにかくボロい風景だけを求めて撮り歩いていたので、滝野川がどういう町だったか、全く記憶に無く、かなり新鮮味があった。

時に滝野川は東京都北区に編入されているが、昔は滝野川区として独立していた。それもその筈、滝野川は広い。7丁目まで存在し、6丁目は番地が80くらいまであった。

面白いのが地図を見ると、板橋駅、東京に住まわれている方なら名前は知っているだろう。そして東京には板橋区があり、当然板橋駅は板橋区にあるだろうと思う。実際に板橋区の駅として登録されているようだが、wikipedia曰く、駅舎ホームは豊島区、そして東口の駅前は北区の滝野川が住所。

※同じく品川駅。ここも品川区にあるだろうと思うが、実は港区なんだな

その板橋駅は歴史好き、特に幕末大好き人間が集まる。それは新撰組の供養塔や近藤勇の墓が駅前広場にあるからだ。胴体は板橋のここ、首は京都に送られたと書かれていたが、一説によるとここには亡骸はないとの事。

墓とは遺体を葬る場所であるが、墓荒らしは別にして、日本にはこの手の埋葬されていない、墓石だけが存在する墓って多いような気がする。何かの伝説と結びつけて、きっと安易に観光客誘致しようとしちゃうのだろうなぁ。

今は非破壊検査が可能なのだから、本当に亡骸があるか否かなんて簡単にチェック出来る筈。極論を言えば、日光東照宮、家康公が祭られており、お墓も存在する。でも本当に亡骸がそこにあるんかいな?、と思っちゃう。まぁあるかどうか判らない、これが歴史のミステリーでロマンなのだろうなぁ。

※板橋の近藤勇の墓は斬首されたその年、慶応4年に建てられたとの事で、行政が観光客誘致でわざわざ作ったものではない

何故板橋に近藤勇の墓があるのか?。それは恐らく、板橋の刑場で斬首されたからなのだろう。ならば板橋の刑場ってどこよ!?、品川の鈴ヶ森刑場は確実に存在していたらしいが、板橋のそれは色々と調べると、公式には存在していないらしい(詳細をご存知の方、ご一報求む)。恐らく幕末はエライコッチャだったろうから、臨時の刑場が板橋宿周辺に作られたんじゃなかろうか?。

しかし困った事に、その板橋刑場があった場所とされる住所が今は板橋ではなく、北区滝野川だったりする。そもそも近藤勇の墓は板橋区ではない。上述の通り、東口は北区滝野川であり、北区の行政ページの観光案内にこの墓が紹介されている、これは当然として、面白いのは板橋区の行政ページにもこの墓が案内されている。

ただ私にとってはその辺はどうでも良い。人間は現金なものだ。日本の歴史は好きでも幕末にはてんで興味の無いから、墓や刑場からほんの十数メートル離れた位置で、その日、ご飯超大盛りのランチを頂いていた。「嗚呼、腹減った、あれっ、これ美味いじゃないか!、パクパク・・・、食った食った、ご馳走様でした、食後の珈琲でも頂きましょう!」

新撰組ファンには申し訳ないし、幕末の歴史は中学時代に習った程度の知識しかないが、好きではない。単なる政府を味方に付けたチンピラにしか見えないのだった。


近藤勇の墓

近藤勇の墓


近藤勇の可愛い像

近藤勇の可愛い像

Olympus E-P3, 14-42mmF3.5-5.6II R


さて、滝野川。とってもディープな町だった。板橋駅周辺は再開発されないで来ちゃった感が強く、以前、反対側を散歩写真した際、東武東上線の北池袋を頂点とし、新板橋、そして埼京線の板橋駅、このデルタ地帯は、大きなマンションの傍らにたまげる程の地区があったのを思い出した。


新板橋デルタ地帯

新板橋デルタ地帯

Pentax K-5, SMC P24mmF2.8




今回は稲荷湯のある滝野川6丁目を中心に、7丁目、5丁目、そして3丁目を廻ったが、ディープだと感じたのは板橋駅に一番近い6丁目。私の場合、ディープとは狭い路地が沢山あったり、昭和ハウス率が高い事を指し、空家や廃屋があるとさらにポイントは高い。


廃 or Not?

廃 or not?

Olympus E-P3, 14-42mmF3.5-5.6II R


上の写真、空家、廃屋の確認は、ガスメーターやらテレビのアンテナのチェックする。配電盤のようなものが外されているので、てっきり廃だと思ったが、なんと家から声がしているではないか!。まだ住まわれている。

しかも板橋駅から徒歩数分、そしてこんな怪しい路地の怪しい家屋なのに、商店街、住宅街への近道のようで結構人通りがあったりする。うーん、ディープだ。

そして見つけた。ディープな町の家屋に多数生息する看板!。マルフク看板は見つけたら必ず撮るようにしており、もうどれくらいコレクションしたろうか?。


マルフクコレクション

マルフクコレクション

Olympus E-P3, 14-42mmF3.5-5.6II R




また、正真正銘の廃物件も見つけた。ここは都心部の廃としては相当ゴージャス。何しろ、森のような庭のある廃屋である。消火栓のようなものがあったのと、少量危険物貯蔵取扱所なる看板があったので、小さな工場だか商店だかを兼ねていたのかも知れない。

薮蚊が大量に飛んでいるし、ゴキブリが多かったなぁ、コオロギだと思ったのが全部ゴキちゃんだった。嫌いな人は駄目だろうなぁ(私は自分ち以外にいるゴキちゃんは平気)。モミジがいい枝振りで、晩秋には綺麗に紅葉するに違いない。ここは秋に訪れねば、ここだけの為に滝野川散策をせねばならない。


廃!

廃!

Olympus E-P3, 14-42mmF3.5-5.6II R





消火栓?

消火栓?

Pentax K-5, Rikenon XR50mmF2


下。うわぉ、今日は廃な物件に良く出会うなぁと思ったら、2階の窓が開いていて、これまた人の気配が・・・。ここにお住みの方はどこから出入りしているんだ?(笑)。


廃ではなかった!

廃ではなかった!

Pentax K-5, DMC P24mmF2.8


上の廃もどきの物件の数軒先には洋館風の造りの正真正銘の廃があった。が・・・、あまりにも草木が茂り過ぎ、どこからアングルしても家屋の本体がほとんど拝めず、今回は写真は無し。

さて、滝野川、6丁目中心に大小合わせて3つの商店街があるようで、板橋宿が近かった事もあるのだろうなぁ、昭和時代までは結構発展していた住宅街だったようだ。ただ、バブル時代に全く再開発されず、そのまま昭和が残ってしまった、そんな地域だった。

撮影は9月初旬でまだまだ残暑厳しく汗ダラダラのお散歩であったが、いやぁ、面白かった。上述した通り、晩秋の(と言うより東京の場合、初冬だけど)紅葉の廃屋、この絵を撮らねばならないので12月初旬に再度訪れるだろうし、洋館風の廃は草木が枯れてからとなるので来年1月、2月頃に撮る事になる。


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コメント

  1. たくあん | URL | HfMzn2gY

    板橋の刑場ってどこだかわからないんですよねぇ~
    自分は板橋区民なので以前にもちょっと調べた事はあるのですが。。。
    ただ、このお墓のすぐ近所で処刑になった事は確かなようです。

    この界隈、区界が複雑なのも面白いのですが、暗渠好きにもたまらない場所です(笑)
    谷端川と千川上水の2つがすぐそばを流れていた痕跡があり何度も歩きました(^_^;)

    稲荷湯のある近所の旧中山道沿いは近年になって開発が進み古い建物が壊されてますよね。
    一本路地裏に入るとまだまだ良い雰囲気を残してるところも多いですけどね。

  2. BigDaddy | URL | -

    > たくあん さん

    板橋区在住の方がご存じないって事はやっぱり本当に不明なのでしょうね。私もこの記事を書くに辺り、ネットで調べましたが、曖昧な記述ばかりでした。ほとんど明治時代だった訳で、近代史としては珍しく、やはり幕末の混乱が凄まじかったのでしょうね。

    特に暗渠好きではありませんが、地形や、家々(道路に面しているのに裏門ばかりとか)を見て、これ以前は川だったんじゃないかと思って帰宅後調べて案の定だった時は何か嬉しい感じがします(笑)。私の場合、調べてから行くのでなく、行ったら暗渠、廃川だった、そんなパターンが多いです。

    滝野川周辺は本文にも書いた通り、廃虚の紅葉目当てで近々再び訪れる事になるでしょうから、稲荷湯周辺ももう一度歩いてみたいと思います。

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