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カメラの機能中心にデザインを考える

2013年10月20日 00:00

もふもふ

もふもふ

Olympus E-P3, HOLGA LENS 25mmF8

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「もふもふ」、この言葉は少し前にどなたかの猫ブログを見ていて知った。すでにこの手の造語を使うのをためらう年齢になっているが、確かに「ふかふか」よりも「ふさふさ」よりも「もふもふ」の方がマッチしているんだよなぁ。

さて、今日はカメラの使い勝手、機能中心にデザインを見ると、多くのカメラが何故今もこんな事をやっているのかなと思うのが(後ろから見て)右肩部分、そんなお話でも・・・。

(カメラを後ろから見て)右肩、ここは右手の人差し指と親指が届く範囲にあり、銀座の鳩居堂前と同じく超一等地に当たる。ここに重要な機能操作を設けなくちゃならないのに、特にミラーレスカメラの多くはこの部分にモードダイヤルを置いちゃっている。

皆さん、モードダイヤルって頻繁に弄る?。大半の人が絞り優先AEかプログラムオートに設定したまま、滅多に動かさない筈だ。動画も含め、様々な撮影モードを使う人でも1シーン、1カット毎変える事はあっても、一コマずつ変えるなんて人はまずいないだろう。

70年代までのカメラはマニュアル露出しかなかったり、シャッター優先AE、もしくは絞り優先AEのどちらかしか無かった。だから右肩にはシャッタースピード変更ダイヤルが設けられていた。そしてAE機の場合だけ、シャッタースピードの他にAマークがあったりした。

現在のカメラでもそれを踏襲している製品がある。それはFujifilmのX-pro1やX-E1。Fujifilmのサイトで是非確認して頂きたい。昔ながら、シャッターダイヤルが右肩に付いている。

マニュアル露出はファインダーの露出計を見ながらの操作が多いので、当然、一等地の右肩部分にあるべきもの。でも多くのカメラが採用しているモードダイヤルは、仮にモードダイヤルを頻繁に操作するカメラマンがいたとしても、ファインダーを覗きながら操作する代物ではない。だから一等地に設置する必要性が全く無い。

PentaxのK-5(K-5II、IIs含む)はモードダイヤル(左肩にある)の中にUserモードがあり、そこにセットしておけば、あとはメニューから最高で5つのカスタマイズされた自分専用のモードを使え、非常に便利な機能だ。

これは撮影モードだけでない。露出設定(1/2段か1/3段か)、ISO AUTO設定(下限~上限、感度が変わるタイミング変更)、カスタムイメージ設定(色、コントラスト、シャープネス等)、ハイライト補正、シャドー補正、ドライブモード、AEB設定(自動段階露出)、HDR設定、ノイズリダクション設定と言った、撮影に必要なおおよその項目を好き勝手にセット出来る。

K-5のUserモードを駆使しているユーザーは、モードダイヤルはUserに固定したまま、一切触らず、モード変更には背面液晶のメニューから行っている事になる。メニューからと言ってもuserにダイヤルをセットしていれば、メニュー先頭項目がこのUserモード選択だから、全くわずらわしさはない。

※K-3でこの方式を排除したPentaxは何を考えているのか、今までモードダイヤルなんて触りもしなかったのが、K-3からは撮影中、必ず触る羽目になる、Pentaxの開発人を大きく恨む

Olympsu E-P3にもPentaxのUserモードと同じ機能のマイセットがあり、4つまで任意に様々な登録が可能だ。でも残念、左肩にポップアップストロボを配置しているから、モードダイヤルが一等地の右側に付いちゃっている。

これが実に勿体無い。E-P3はタッチセンサーも使えるし、アートフィルターと言った多くの機能選択も背面の液晶から行うのだから、モード変更もダイヤル化せずにメニューの中に入れちゃえば良かったのだ。残念な事にこれは最新のE-P5でも同じ。

OM-DシリーズはE-M5でK-5と同じくモードダイヤルを左肩に追いやったが、何故か最新のE-M1では一等地である右肩に鎮座しちゃった。なんだろうねぇ、岩合さんがモードダイヤルは右肩にあるべきだ!、とでも主張したのだろうか?。

これはPanasonicでも同じ。お弁当箱タイプのGX1とGX7、どちらも一等地の右肩側にモードダイヤルを配置している。GX7は左肩には可動式ファインダーがあるから仕方ないと思うなかれ。上述したようにモード変更はもはやメニューから行うべき設定ではなかろうか?。

モードボタンを1つ設ければ良いだけでしょ?。モードボタンを押すと、液晶画面に各種モードの選択メニューが現れる、それだけで済むような気がしてならない。タッチセンサーならそれを触るだけ。

モードダイヤルがあれば一目でどのモードか判る。これがないとファインダー、もしくは背面液晶上にモードマークを表示させなくちゃならず、それだと見逃す可能性が高い、また、ダイヤルだから任意のモード位置にすぐ設定出来る、そんな主張もある。

しかし、少なくとも私はモードダイヤルなんて滅多に注目しないし、そもそも自分が今、どのモードで撮影しているかくらい理解していないのはおかしく、多くの機種は現在のモードをファインダー内、もしくは背面液晶内に表示しており、そこで確認すれば済む事。説得力に大きく欠ける意見だ。

また皆さん、こんな経験がなかろうか?。

写真を撮っていたらいきなり操作、設定がおかしくなった。えっ?、壊れた?、色々と確認するとモードダイヤルがずれている!。ああ、ビックリしたぁ!・・・。

多くの方がこれを経験しているだろう。言い換えると多くがモードダイヤルなんて見ちゃいない。そして不用意にモードダイヤルが動くから、ミドルクラス以上のカメラにはロックボタンが付いていたりする。確かにダイヤルがずれないからロックボタンはあった方が良いが・・・。

今度は滅多にモードダイヤルなんて触らないから、いざ撮影モードを変更しようと思うと、ロックボタンを解除しながらダイヤルを回さないとならず、これはとっても煩わしい。しかも老眼が進んだから、少し暗いとモードダイヤルの小さな文字が見えず、結局、背面液晶画面で確認している。

私もほとんど絞り優先AEで撮影しているが、動く被写体を撮る時は、絞り、シャッター優先AE(絞りとシャッターを自在にセット出来、適正露出を得る為にカメラ側が勝手にISO感度を上げ下げするモード)、廃虚の屋内を撮る際、明るさが同じなら面倒だからISO感度優先AE(ISO感度を自在に変更するとカメラ側が勝手に絞りとシャッタースピードをセットしてくれるモード)にする時がある。

でもそんな時にロックボタンを押しながらダイヤルをクリクリする、とっても不快な作業。それでいて、上述したようにロックボタンがないとダイヤルがずれて撮影中に慌てふためく。

※K-3ではこの問題は解決された、ユーザーがロック、非ロックを選択出来る

いずれにせよ、モードダイヤルの存在自体が多くのカメラマンにとって不快であり、不要であるのではなかろうか?。モード変更ボタンがあり、あとはメニューから操作、これが一番しっくり来る。

さて、我がPentaxカメラの右肩には何があるだろう?。普及タイプはミラーレスカメラと一緒、無駄なドライブモードダイヤルが鎮座しちゃっている。そして何故か左肩は撫で肩のデザインになっていて、ボタンすらなかったりする。私がK-30やK-50に興味が無いのはデザイン優先(小型化含め)でカメラを造っているところ。

ではK-3を初めとし、K-5II、K-5、K-7と言った歴代のAPS-Cフラッグシップはどうだろう。小さなISOボタン、露出補正ボタンがあるだけで、実は何も無い。液晶窓があるだけ。そこに露出値、露出補正値、ISO感度、ドライブモードと言った情報が表示されるようになっている。これはPentaxだけでなく、フィルム時代の名残りとして右肩液晶を備える機種は多い。

全く同じ情報が背面の液晶に、老眼に易しい大きなフォントで確認出来るのだから右肩液晶は必要あるだろうか?。答えはNO。右肩に液晶を付けるのは差別化、ステータスとは言えるが、もはや撮影に必要な機能ではない。

勿論、K10D、K20D、K-7、K-5と使ってきているので、露出、露出補正と言った情報は無意識に右肩の液晶窓で確認する。私に限っては露出情報は背面の液晶でなく、右肩液晶の情報しか読まない。しかし、これはフィルム時代からの慣れでしかなく、ここに液晶窓が無ければ、必然的に背面液晶を見る癖が付くまで(右肩液晶のないK-mを使っていた頃は各種データの確認は背面液晶で行うが、これが不快であった記憶は無い)。

この液晶窓を取り払えば、ここに幾つもダイヤルやボタンを配置出来る。そうあって欲しい。Pentaxカメラは背面の十字ボタンが非常に使い勝手が悪い。AF測距点の変更だけなく、左右上下ボタンがそれぞれホワイトバランス変更、カスタムイメージ変更、ドライブモード、フラッシュモードと言った設定にも使われるからだ。

でも右肩にこれらのボタンが移動されれば、この十字ボタンはAF測距点の変更とメニューの項目選びにしか使わなくなり、今よりも数倍、使い勝手が向上する筈。

Canonのデジタル一眼レフはボディサイズに余裕があるので、右肩には液晶窓の周りを囲むように各種設定ボタンがこれでもかと配置されている。K-5はボディサイズを小さくし過ぎた。もやは世界最小最軽量なんて文句は使えないのだから、K-3の次のカメラは使い勝手優先でAPS-CカメラでもK20Dのサイズに戻して欲しい。それとパクリと言われようが、現行の機能を兼用するボタンでなく、Canonのように専用ボタンを多く配置するべきだろう。

今のカメラは前後の2ダイヤルが主流になっている。これが前から不思議だったのだ。3ダイヤルでもいいじゃないか。

例えば、右肩にあるモードダイヤルを露出補正専用のダイヤルにし(ダイヤルを後ろにはみ出すように位置させれば操作感が良くなる)、前ダイヤルが絞り、後ダイヤルがISO感度。そして前後ダイヤルはカスタム設定で様々な機能に割り当てられる。

またCanon Powershot Gシリーズのようにダイヤルを2段重ねさせれば前後ダイヤルを含め、4ダイヤル、左肩にモードダイヤルを設置すれば5ダイヤルで操作するなんて事も出来ちゃう。

とにもかくにも一等地である右肩にモードダイヤルを配置する、これは一部の入門用、普及タイプのカメラを除き、今後はやめるべきだ。一眼レフもミラーレスもメニューから操作する、それがベスト、一等地に無駄なものがある、これは本当に勿体無い。


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コメント

  1. SORA(仮) | URL | 4ARdecsc

    いやぁ、ネタにしようと思ってたこと全部言われちゃいましたよ。(笑)

    まずE-M1のモードダイヤルが右肩にある理由ですが、あれは左肩の巻き戻しクランク風ボタンを優先したためでしょう。電源スイッチレバーがあそこにあることからも、OM-1の再現を狙ったことは明らかです。はじめにデザインありき、だったんですね。でも電源スイッチがあの場所にあるのは使い勝手を完全に無視したデザインですね。ミラーレスこそしょっちゅう電源をオフにしないといけないのに・・

    モードダイヤルは自分もめったに触ることがないので無駄だと思っていますが、もしかするとシーンモードをたくさん並べたいのが目的なのかもしれないと思いました。ダイヤルにシーンのマークがたくさん並んでいると、一目で多機能をアピールできるでしょう? シーンモードこそ最も不要な機能なんですが・・(笑)

    そして一番言いたかったのは右肩液晶ですよ! あれって完全にフィルム時代の名残であって、デジタルカメラには全く必要のないものですよね。D7000を使って初めて気づきましたが、すごく使いにくいんです。背面液晶しかなかったE-620で不快に思ったことはないし、その方がよほど使いやすかったです。

    右肩液晶があるのが上級機のステータスみたいに言われていますが、それって完全にメーカーの勘違いですよね。そんな無駄なスペースを取っ払って、ダイヤルを3つ並べる方がよっぽど差別化になると思います。昔のMF一眼レフみたいにダイヤルでシャッタースピードと絞りを制御するのが最も優れた方式なんです。その点、富士はよくわかっています。だから上級機では右肩液晶の代わりにシャッタースピード、絞り、露出補正を直接制御できるダイヤルを3つ並べることで差別化を図るのが一番理にかなっていると思うんですよね・・

  2. BigDaddy | URL | -

    > SORA(仮) さん

    あはは、ありがとうございます。思っている事、全部書きました。

    E-M1、なるほど、メーカーページで見ましたが、妙なところに電源スイッチがあるんですねぇ。ただこれ、私はE-P3を使っていてファンクションボタンと間違えて電源ボタンを押しちゃう事が何度もあり、もしかすると結構苦情があったのかもしれず、誤操作し易いと言うので左肩に置いた可能性もありますね。

    右肩液晶について。確かにフィルム時代から写真を撮っていると自然にあそこで情報を確認しますが、ホント、無ければないで全く問題がない筈なんですよね(笑)。ただどうも中にはバッテリーを持たせる為に、ミラーレスでなく一眼レフでも背面液晶を一切使わないカメラマンもいるらしく、モードダイヤルも含めて、そういう恐らく極少数の意見を今も聞かないとならない、そんなメーカーの姿勢が伺えます。

    ダイヤルを3つ、4つに関して。メーカーはダイヤルが2つある事がステータスみたいに思っているようですが、2つあるのは当たり前で、Pentaxなんて少し前まで廉価機ではダイヤル1つと言うしょぼい仕様でした。仰る通り、今この時期に3ダイヤル制御すればそれがステータスになる筈なんです。

    とにかくPentaxのカメラは全てのモデルで不快なユーザーインターフェースで、ダイヤルやボタンを専用ボタンでなく、複数の機能に兼用させる、この考えをメーカーが改めない限り、どんなカメラでも使い勝手は向上しないと思いましたねぇ。

  3. ハンドル職人 | URL | Ko3VlV3g

    こんばんは!

    各メーカーの新型発表ラッシュに振り回されそうな毎日ですが、

    今後は使い勝手の良さというのも大切なポイントになってきますよね。

    E-M1の登場でE-M5の中古がかなり流通してきましたし、

    新品もかなり値が下がってきましたね。ますます振り回されそう。(笑)

    ミラーレスと言えどもやはりコンパクトすぎるのもどうかな!?ですね。

    NEX-5Nもちょっと中途半端に小さく使いにくいので、

    今後どうするべきか日々検討中です。(汗)

  4. BigDaddy | URL | -

    > ハンドル職人 さん

    センサーに関しては時代が決めてくれるでしょうし、今の時代、どんなセンサーでもそこそこ写るでしょうから、画質以外の付加価値、それがやっぱり使い勝手だと思うんですよねぇ。

    それと仰る通り、ボディが小さ過ぎても全く意味がないと思っています。子供が使うんじゃないし、小さく小さくなんて言う人はスマホ使ってりゃいいんです(笑)。レンズをどう小さくするか、今後はその辺がポイントになるのでしょうね。

    安くなるであろうNex-7、いいかもしれないです。

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