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Pentax K-5IIsを使ってみたけどその前にK-01はどうなのかな?

2013年11月29日 00:00

西新宿ゴーストタウン

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Pentax K-01, SMC DA21mmF3.2AL Limited

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回の記事からの続きネタ、今日こそはK-5IIsの話と思った皆さん、残念でした、ネタがない今、なるべく引っ張らないと・・・。

今日はK-5と同じセンサーを利用していると言われているK-01を比較したい。このカメラとK-30、K-50はセンサーは同一なものの、ローパスフィルターを薄くしているらしく、K-5よりも解像感が高いらしい。

それを検証だ!。

今回も前回の記事と同様に、検証にあたって、パソコンのモニターに等倍表示させ、それを60センチの距離から眺めた時、自分がどう感じるか?、とした。

K-5と、数コマで同じ風景、同じレンズ(DA40mmF2.8XS)、ほぼ同じ露出で撮影したカットがあるのだが、同じ位置でピント合わせをしているのに関わらず、何故か互いのピントの位置が異なり(しかもK-01の1コマは微ブレ)、色味やコントラストを検証する写真には使えるが、解像感の検証には使えない代物。無念・・・。

本気でカメラ、レンズテストをするだったら、保険でこれでもかってくらいに同じ風景で、ピントを合わせ直しながら何度もシャッターを切るべきなんだろう。

さて、K-01の画像処理エンジンはK-5とは一線を画すもので、初めてこの像を見た時は面食らった。極力ノイズを排除する方向性があるようで(もしかすると基礎感度がK-5のセンサーと異なるのか?)、滑らかな像を提供してくれる。

Olympusな塗り絵写真ではなく、まったりとした描写、粒子の細かい低感度のネガフィルムを使ったような、そう表現するのが最適かもしれない。Pentaxのカメラはカスタムイメージによって、またそれを設定する事で、画質に大きな変化があるので、K-5っぽい像も作れると思う(しかしその反対、K-5からK-01っぽい像は無理かも)。

ではRAWからの画像はどうだろう。これがかなり微妙だ。センサーが同じでローパスフィルターの効果が異なるだけ、確かにじっくり見るとK-01の方が解像感はあるように思えるが、試写ではDA21mmとDA40mm煎餅の2本の単焦点を使っていたので、レンズの差や、天気(風景のそのもののコントラストや大気)の違い、そんな可能性もある。

K-5とK-01とでは微妙な差、これは解像感をチェックする場合、ピント位置は当たり前として、露出が違っていただけでも見栄えが異なるので、その日の気分で違って見えちゃったりする。そして・・・。

先にK-5と同じ風景、同じレンズで撮影した写真があると書いたが、両者のEXIFを見ると全コマともK-5の方が1/3~1/2段アンダーの露出値になっている。にも関わらず、K-5の方が反対に1/3~1/2段明るく写っている。ここがK-5が馬鹿だ言わざるを得ない部分。

どちらの露出が正しいのか知る術はないが、JPGではなくRAWで確認しているので画像処理エンジンの違いはさほどないだろう。そしてK-01やK-30、K-50で露出が暴れるって聞いた事がないので、K-5の露出アルゴリズムにかなり難があると言い切って良いだろう。

単純にK-01の実効感度が低いだけかもしれない。確かにK-01、K-30、K-50は、K-5と同じセンサーを使っていると思われるのに高感度耐性がK-5よりも悪い(光が増幅されない?)。悪いからノイズリダクションを多めに掛けているのだろう。

なるほど、DxOmarkの実効感度テストデータを見るとK-01は全ての感度でK-5よりも感度が低くなる。これはK-30、K-50でも同じ傾向。しかし、誤差の範囲と言っても良い程だった。ところが実際に写してみると、明らかに1/3段はK-01の方が暗く写る。DxOmarkの結果は正しかったのだ。

これはK-01が駄目なのか?。いえいえ、それが一概には言えない。K-5が実効感度の割には明るく写り過ぎると言い換えた方が良い。K-5の馬鹿露出は本ブログでも再三に渡り糾弾している。恐らくPentaxには相当数の苦情が舞い込んだに違いない。

※言い換えるとK-01よりもK-5の方が高感度耐性に半段の余裕がある事になる

明るく写るだけじゃない。K-5の分割測光は、輝度差のある風景、特に縦、もしくは横に三分割した中央部分が両サイドよりも著しく明るいと、中央部の明るさを無視し、両サイドに露出を合わせ、必ず露出オーバーになる(RAWでも救えないくらいオーバーになる事も多々)。

この苦情を何とかする為に、画像処理エンジンをK-5から進化させ、さらに対症療法で実効感度を少し落とす事で作られたのがK-01であり、K-30であり、K-50なのではなかろうか?。

K-01らで露出が暴れるとはさほど聞いていないので、画像処理エンジンが進化したのだろう。でも露出オーバーの傾向は変えられず、一番簡単な手法、極単純に実効感度を抑えているだけだろうと勝手に推測している。

余談だが、同じセンサーを使っていると言われているNikon D7000。このカメラもK-5とほぼ同じ傾向だ。「D7000 露出オーバー」で検索すれば幾つか出てくる筈だ。だとするとSonyのセンサーそのものが光を敏感に受け易いんじゃなかろうか?。光を無理に増幅させるのでなく、敏感?、だから超高感度に強いのか?。

さて、解像感は人それぞれ、非常に曖昧で、露出の傾向、彩度、コントラストの付き方によっても人間の目は左右される。K-01の方が露出アンダー(イコール色が濃く出る)だからK-01の方が解像感が高いようにも見えちゃうのかもしれない。

モニターから30センチまで顔を近付けてじっくり見ると確かにK-01の方が解像しているように見えるが、それが60センチになったらもう判らない。Lightroomのシャープ量で言えば5以上10未満くらいの違いしかないのではなかろうか?。

少なくとも私が撮影したK-01のコマで、パソコンから60センチ離れて見る限り、ローパスフィルターを薄くした効果が大きく現れているような風景は無かった。

勿論、ローパスフィルターが薄くなっている、これは事実だから、K-01が解像感に勝っているのは言うまでもないのだろう。しかし、画像処理エンジンが異なるので、出てくる絵そのものに違いがあり、またこの程度の差ならば、どんなに大プリントをしても、レンズの違いや、ちょっとしたレタッチを施す事でゼロにするのは容易だろう。

RAWならLightroomの明瞭度を上げるだけでも十分だし、JPGならカスタムイメージの各種設定を上手く変えれば差はなくなると思う。

余談だが、K-5は過去のK10D、K20D、K-7よりも露出傾向が明るく、今回の検証ではK-01よりも明るく写る。露出の暴れは別にして、明るさを少し抑えたい際、JPGにしか効果はないが、カスタムイメージのキー設定を-1~-2に設定すると良い。

キーとはハイキー、ローキーのキーであり、マイナスに振るとローキー、プラスに振るとハイキーになり、中庸度部分の色が濃く、または薄くなる。そしてキーを-1にするとLightroomのデフォルト現像と似たような濃度になってくれる。

と言う事で、K-5とK-01ではK-01の方が解像感が高いのだろうが、その差を大きく体感する事は出来ない。仮に体感出来てもカスタムイメージの幾つかの項目の数値を変えたり、Lightroomで明瞭度などを上げるなどして、イコールに出来る、そんな結論に至った。

本日の写真、これをLightroomのデフォルトで現像して中央部を等倍で切り出してみた(クリックで等倍)。ISO100、F5.6で撮影している。

距離や焦点距離はおおよそ同じだが、光の加減が異なるので断言は出来ないにせよ、前回の記事のRicoh GXR A16ユニットの葉の輪郭よりも弱く感じる。

但し、ここまで解像していればシャープ感を意識されない方はこのままでも十分だし、Lightroomでほんのちょっとシャープを加えれば済む問題。


K-01参考1


K-01参考2


あとこれはPentaxの多くのレンズに言えるのだが、像面湾曲をあまり補正していないのか、周辺部はお世辞に優れているとは言えない。DA21mmは単焦点レンズなのにズームレンズっぽい周辺部だ。21mmの割にはピントの合っている範囲を狭く感じる。

ちょっと考えると判る事、APS-Cで21mmレンズ使うと、135換算32mm相当の画角になり、これは135カメラで21mmレンズを使用し、中央部分を32mmの画角になるようにトリミングしたのと同意。だからその状態で周辺部の像が悪いのだから、本来はその先にまだ風景があると考えると、この像面湾曲による周辺部の悪化は頂けない。

逆手にとってどう上手く使うかで、短所を長所に変える。Limitedレンズの良さとしてどう引き出すか、これを堂々とレンズの味であると言えるか、カメラマンの腕がキーポイントだろう。

今日の風景ならF5.6でなく被写界深度がもっと深くなるようにF8、F8半くらいで撮るべきだったかもしれない。この図、ブログに掲載するくらいの大きさだと判らないが、実は猫がいる。その猫は本来被写界深度内に入っている筈なのに構図の端に位置されているのでボケボケなのだった。

また、ポートレート撮影では反対にこういうレンズで絞り開放気味に撮れば、周辺部はより像がぼやけるから良いのだろう。


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