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十二社池(じゅうにそういけ)の不思議

2013年12月13日 00:00

子供の頃、こうやって三角ビルの中を見下ろすのが好きだった

子供の頃、こうやって三角ビルの中を見下ろすのが好きだった

Pentax K-5, SMC DA18-135mmF3.5-5.6ED

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



十二社池とは東京は西新宿にかつて存在していた池。NHKのブラタモリで西新宿を散歩した際、この池の界隈を散策している。今日はこの十二社池について書きたい。

西新宿には昔から通っていた。ファーストコンタクトは親、親類と出来たばかりの住友三角ビルの高層レストラン街での食事だった。何しろ超高層ビルなんて親の世代でも興味津々(池袋サンシャインビルが建つ前)。このビル、三角形で真ん中が空洞になっており、レストランの窓から眺める風景よりも、廊下側からその三角の空洞を見ていた方が楽しい。未来のビル、そんなイメージがあった。それが本日トップ写真。

その後、成人すると、クリスマスとかちょっとしたイベントで京王プラザホテルやホテルセンチュリーハイアット(現ハイアットリージェンシー東京)にてムフフな不純異性交遊(笑)。赤坂周辺のホテルよりも新宿の方がちょっとお安かったのだ。

写真を始めてからは、ホームレスの人々を新宿中央公園などで撮っていた。1つ、プライドの為に言っておきたい。彼らを丸で珍しい動物を撮るかのような社会派気取りの盗撮紛いのスナップを撮っていたんじゃない。ちゃんと彼らとお友達になり、モデルとして撮らせて頂いていた。

デジタルカメラ時代になってからは、Pentaxのサービスがあるので、調整やら修理依頼やらで幸か不幸か頻繁に西新宿を訪れる事になる。ここは暇つぶしに非常に便利な場所で、単なるサービス窓口ではなく、ショールームもあるし、常時プロ、アマの写真展が開催されている。

また誰の趣味だか判らないが(Pentax使いのプロの写真家に限ってかも)、かなりの写真集が書棚にあり、それをペラペラ捲っているだけで結構な時間過ごせたりもする。勿論、最新の写真雑誌もあり、そこで情報を仕入れちゃったり。

流石にコーヒーや紅茶は出てこないが、同じフロアに喫茶店や食事処があり、さらに1つ下の階に下りると激安のポスタープリント屋さんがあり、良くここでA3ノビまで写真を伸ばしたりしている(色は悪いが、解像感やピントテストには十分使える)。周辺にも食事処が仰山あるし、本屋さんは隣の東京モード学園のコクーンビル内にある。

Pentaxが入っているこの新宿センタービルはJR新宿駅を降りたら地下道を歩いて行けるので雨が降っても気にならず、むしろ雨が降っていた方が空いていてAF微調節をお願いしても30分足らずで返却される。そしてテスト撮影は地下道や都庁の無料展望台でパチパチ。

フィルム時代にはヨドバシカメラの淀橋はどこにあるのか?、そんな探究心で周辺をウロチョロしていたら道に迷って知らずに神田川から十二社周辺を歩いていた。えっ?、ここが副都心の新宿ですか!?、とたまげるくらいの下町風情。


このような狭い路地ばかりの十二社周辺

このような狭い路地ばかりの十二社周辺

Pentax K-5, SMC DAFE10-17mmF3.5-4.5ED


ただ、その歩いていた場所周辺に池があったのを知ったのはつい最近の事。そう、冒頭で書いたブラタモリでだ。放映されてすぐだっと思う。「ホテルニュー寿」を探す為だけのお散歩写真。一応、西新宿周辺はデジタルになってからも頻繁に通っていたから、タモリが歩いていた場所はおおよそ判ったが、そのホテルニュー寿が中々見つからない。

Goo地図 西新宿2-11界隈

上をクリックして頂くと、中央に新宿中央公園がある。ここをある程度の大きさまで拡大し、古地図の昭和22年を選択して頂くと、中央公園の左側に池が見えると思う。その池のあった場所は現代のオーチュー第5ビル、パシフィックマークス新宿パークサイド、新宿ニューシティホテルと判るだろう。

つまり、この十二社と言えば12月9日の記事の写真、超有名なホテルニュー寿は階段を下りると池の畔に出るのだから、地図で言えばそれらビルの南(地図の下方)にある思うでしょう?。でも路地と言う路地を全て歩いたのにないんだ。何せ新宿ニューシティホテルまで行ってしまった。


この小道を下るとニュー寿がある

この小道を下るとニュー寿がある

Pentax K-5IIs, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM


そして実際にこれがある場所はこのGoo地図を最大まで拡大して頂くと、熊野神社の真左に13番地と書かれているところに何やら階段のような図形があるでしょう?。そう、ここにホテルニュー寿があるんだ。でも昭和22年の地図だとこの階段の下には池は無い。

うんっ?。ブラタモリでは周辺に詳しい人と一緒に歩いているからまさか間違っている筈も無い。困った事にGoo地図では昭和22年以前の十二社界隈の航空写真はない。またgoogle Earchの古地図レイヤーも新宿は江戸の街ではなく、内藤新宿(青梅街道と甲州街道に分岐前の最初の宿場)のさらに外だからこれまた十二社周辺の当時の地図がない。

界隈は江戸時代は武蔵国豊嶋郡角筈村(つのはず)。余談だが、周辺には幡ヶ谷村、代々木村、千駄ヶ谷村があり、これらは現在も幡ヶ谷、代々木、千駄ヶ谷と呼ばれている。新宿も元々は内藤新宿であり、今も名が残っている。角筈だけが西新宿に飲み込まれ、町名として消えている。

町名と言えば、上のニュー寿、そしてかつての下池へ下る小道、右側のお宅の表札の1つが旧住所になっていた。この表札を見ると感動しちゃう。かつてここは住所として「十二社」と言う地名が存在していたのだ。


ニュー寿の入り口からかつての下池の畔を望む

ニュー寿の入り口からかつての下池の畔を望む

Pentax K-5, SMC DA35mmF2.4AL


さて、そんなこんなで、昭和22年以前にはもっと南北に長い池が存在し、昭和22年には北側が埋め立てられたと考えるしかない。そこで見つけたのが下。

広重 Hiroshige 「名所江戸百景」 時空map - 第50景 角筈熊野十二社

こちらの記事を真ん中までスクロールすると江戸図がある。な~るほど!。十二社池はかつて下池と上池と2つあったのだ。昭和22年には下池が埋め立てられていただけの事だった。


タモリが立ち寄った福助

タモリが立ち寄った福助

Pentax K-5IIs, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM


上はその福助だ。そしてビルとビルの間になんとか立っているイチョウは池があった時代からのものだと言う。

廃墟徒然草 -Sweet Melancholly- 消滅する街~新宿ノーザンウエスト~ #73

このブログ記事の最後の写真(ブラタモリの映像をキャプチャーされたようだ)を良く見ると、蕎麦屋(福助)の後ろに葉の落ちた大きな木が見える。これがそのイチョウみたいだ。そしてその写真から福助は上池の端っこ、かつて存在していた下池側にあったのが判る。

時に新宿中央公園と十二社池のあった間の道路、ここは十二社通りと言うが、「十二社池の上」、「十二社池の下」と2つのバス停がある。名前の付け方が駄目でしょう。単に現在敷かれている道路が地形的に池の上方から池の下方まで下っているのだろうとしか思わない。

でもどこを歩いても見つけられず、そこで頭を働かせ、池の下なのだから、このバス停界隈も池だったのかもしれないと上記の13番地付近を歩き、ようやく見つけたのだった。「十二社上池」、「十二社下池」だったら、もっと簡単に見つけられた筈だ。

ふと思う。うちは連れも含めて未だにガラケー。しかも携帯電話は純粋に電話としてしか使っていない。特に私はメールすらも使っていない(笑)。これがスマホで地図アプリだのWEB検索だのを利用したら、きっとスンナリ見つけられたのだろうな。

でもスマホはまだ買わない!。私はパソコン依存症のようなところがあり、スマホにしてしまったら、外出中も、何やらやっちゃうに決まっている。でもそうなればスマホもパソコンと同じ、さらに依存症に陥ると感じており、あえてスマホは使わないと決めているのだった。

友人や同僚と行動を共にしていれば、誰かがスマホで色々と情報を検索してくれる。うちの会社は今日が忘年、二次会に集まるお店はきっと同僚がスマホで見つける。だからスマホがなくて普段の生活で困る事はまずない。

また、お散歩写真にしても、道に迷ったら道行く人に尋ねれば済む。どんな田舎でも人がいないなんてあり得ない。廃虚探訪の際は、周囲に人がいないが、そんな場所は出掛ける前に入念に場所をチェックするので問題は無い。

ブラタモリを見た直後、名称が名称だけに、「ホテルニュー寿ってどこですか?」とは流石に聞けず、道に迷ってしまったが、お散歩写真の場合、道に迷うのが正しい道とも言えるので、こうやってネタにはしているが、さほど不快とは思っていないのだった。


道に迷えばニャンコに逢える

道に迷えばニャンコに逢える

Pentax K-5, SMC DA35mmF2.4AL


十二社周辺はニャンコの大生息地帯。ホテルニュー寿だけを目指したら、出逢えても2ニャン。でも道に迷って路地と言う路地を探索すれば、最低でも5ニャンは見つけられると思う。私個人ではこの3年で、10ニャンくらいの個体を見つけている。

西新宿で写真を撮られた事のない方へのお勧めお散歩コースは・・・。

まずはやっぱり都庁だろう。都庁の中庭を拝み、無料の展望台(2つあるので両方行くべし)へ昇る。そして次に住友三角ビルでトップ写真のように中の三角スペースを見下ろす(確かここにも無料展望台があったと思う)。

高層ビルに飽きたら西新宿の立体の地形を堪能する。淀橋浄水場の地形をそのまま利用しただけだが、この不思議な未来都市を思わせる地形は是非とも堪能すべし。

新宿中央公園は是非とも横切りたい。何しろ写真工業発祥の地。小西六の工場があった場所、それが新宿中央公園。どこかに記念碑があるので記念写真でもパチリ。

熊野神社を経て十二社通りの歩道橋を渡り、かつての十二社へ。未来都市と打って変わって、昭和時代にタイムスリップ。是非ともホテルニュー寿と10ニャンを見つけて頂きたい。最後に神田川まで進めば、ヨドバシカメラの淀橋が見付かる筈だから記念写真!。

帰りは新宿センタービルのリコーイメージングスクエアのショールームでPentax K-3を触り、写真展で目を肥やし、同一フロアの喫茶店で軽食&珈琲。最後に新宿駅近くの量販店でPentax K-3をお土産に買う・・・。


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コメント

  1. たくあん | URL | HfMzn2gY

    そうそう、たしかテレビでやっていましたね。
    ブラタモリは多分全部録画はしていたけれど結局は全部は見ていないのです(笑)
    木曜日のボウリングに行く日だったので内容を先に友達に聞いてしまい、
    そこから見るか見ないか判断していたような記憶が。。。(^_^;)

    こうして見るとこの界隈の路地裏は撮り歩きたくなりますね~

    三角ビルは真下に立って上を見上げても面白い写真が撮れますよね。
    たしか三角の中心部分の足元にポイントが印してあったような気がします。

  2. BigDaddy | URL | -

    > たくあん さん

    全て録画されているとは羨ましいです。是非ご覧になってください。確かにつまらん回もあるんですけどね(笑)。それでもこの西新宿とか、銀座、新橋界隈の回など、散歩写真に参考になる風景が多かったです。新しいシリーズが早く始まらないかと首を長くして待っている状態ですよ。

    西新宿は地形が浄水場があったまま、十二社から先も高低差は昔と変わらず、面白い町だと思います。

    三角ビル、今日、17日に掲載したのが下から見上げた図ですが、足元のポイント、全く気付かなかったです。上しか見ていませんでしたよ(笑)。

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