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技術の進歩はユーザーが決める

2013年12月17日 00:00

未来

未来

Pentax K-5IIs, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

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さぁ、今日も頑張って尖がって辛口で行こうではないか!。

※以下、ノーマルシャープネスは NS、ファインシャープネスはFS、エクストラシャープネスはESとする

レビューサイトの言葉、写真を100%鵜呑みにしちゃいけない。ネット記事とは言え、字数等が限られているだろうから間違った事は伝えていないけど、端折った内容の記事が多い。そしてどこを端折るかはレビューワーのセンスによる。残念ながらPentaxカメラレビューする人々はそのセンスに疑いを持ってしまう。

どこかのK-5IIsの新製品レビューだったと思う。室内で何かをマクロ的にブツ撮り、それをK-5IIsとK-5とで比較し、写真を提示して「ほらっ、K-5ではボヤッとしているけどK-5IIsではシャキッとしているよね」なる内容。

間違いじゃない。K-5IIsの方が明らかに解像感は高く、彼は正しい事を伝えている。しかし、人間は考える動物。連日に渡って書いている通り、低感度ISOにおいてはシャープネスを強めたところで画質は劣化しないのだから、K-5IIsのNS像にはK-5のFS、ES像で対抗すれば良いだけの話ではなかろうか?。

しっかりとした情報、レビュー専門サイトであったとしても無料で閲覧出来る、これは読む側が責任を持って情報を取捨選択する必要があると思う。そもそもインターネットはそういうものだ。

「なるほど、K-5IIsの方がシャキッとしているんだ!、俺もK-5IIsに買い換えよう」

ちょっとお間抜けさんなのではないかと思っちゃう。K-5IIsユーザーを馬鹿にしているのでなく、そういう短絡的な思考しか持ち合わさない、情報の正否を確かめようとしない人間が果たして良い写真を撮れるのだろうかなる疑問。

おおよそのレビューサイトはカメラのデフォルト値を使っている。Pentaxならカスタムイメージの「鮮やか」が使われていると思う。シャープネスはNSの0。だから記事で判るのは「鮮やか」の色合い、NSと使われているレンズの解像感のみ、それ以上でも以下でもない。

Pentaxにはせっかく他社とは異なるシャープネスが存在するのだから、本来、プロのレビュワーはそれに対しても字数を割く必要があるのに、それにスポットを当てているレビューワーはまずいない。特に長期レビューではそれを追求出来る場が設けられているのに誰もやっていないのだから、ユーザーが何を求めているか、何を知りたいかを理解していない人物に記事を託すのは如何なものかと不信感が漂いまくっちゃう。

※知る限り、K20Dに初めてFSが搭載された時、幾つかの記事で取り上げていたくらいで、FSとESがどの程度違うのか、これをしっかりと検証したレビューサイトはないんじゃなかろうか?

先日紹介したDEJA VU ~いつか見た光景~のブログ主さん、最近、Nikon D7000を売り払ってPentax K-30を買われた。そのレビューの中でNSとFSを吟味し、氏はNSが好みに合っていると書かれている。

恐らくここがローパスフィルターの薄いK-30と、分厚いK-5の差だと思う。私はK-5のNSは若干緩いと感じていて、FSやESを推している。推測でしかないがK-30のローパスフィルターはK-01と同じものが使われていて、これは、K-5と比較するとLightroomならシャープ量10未満、Pentaxのシャープ量なら1の差くらいだと思う。

客観、主観は関係ない。むしろ主観であるべき。自分が使ってどう感じたか、それを色々な機能を比較しながら書いていく、正しいレビューとはそういうものだと思う。客観的になればなる程、この手の記事は霞んでしまう。そう、正に分厚い提灯持ちフィルターを通した内容になってしまう。

映画のレビューなんて正にそうでしょう。テレビでは提灯持ち解説しかない。でもネットでは自らが金を払って見た映画、主観バリバリのレビューが掲載される。

そう言えばだいぶ前、深夜の情報バラエティ番組で、井筒監督が自腹で映画を鑑賞し、好き勝手に評価するコーナーがあった。この人の批評はかなり色眼鏡で見ている気がして、全く参考にならないが、それはそれで面白かった。

SMAPの慎吾ちゃん司会の情報バラエティではゴローちゃんが複数の映画をこれまた好き勝手に批評し、ランク付けするコーナーがあり、これは非常に参考になったりする。たまたまゴローちゃんと映画の趣味がマッチしていただけかもしれないが、鋭いところを突いていたりする。

でもその手の本音で批評する番組はほんの一握り。多くは大人の事情で提灯持ちしかしない。テレビでの映画評論家は提灯持ちが仕事なのだ。プロのレビューがお座なり、提灯持ちでしかいないなら、視聴者、読者が賢くなる必要があり、「ならばK-5のFSとESを使った写真とK-5IIsのデフォルト像(NS)ではどの程度の差があるのだろうか?」と疑問を持つべき。もし運用でカバー出来るのなら無駄な出費を抑えられる。

特にK-5IIsの場合、あくまでもK-5のマイナーバージョンアップでK-5の欠点も全て引き継いでいるので、K-5より進化した部分をしっかりと見極める必要性がある。

K-5からK-5IIsに乗り換えようと思うのなら自分のカメラで徹底的にテストすれば良いだけ。その時点で満足いく結果があるのなら、K-5IIsに買い換える必要は無い。私はK-5に「ほぼ満足」しているが、どうしても高感度域の解像感、コントラストの無さに気になり、そこでK-5IIsに興味を持った。

運良く、過去にPentzx 645D、Ricoh GXRを使う機会があり、今回もPentaxに無理を言ってK-5IIsを借用出来たから、簡単に全ての疑問を解き明かす事が出来たが、もしそんな幸運が訪れていなくても、K-5の質を理解してれば、おおよそK-5IIsがどの程度の像を出してくるかは推測出来る。

ネットで公開されている一部のユーザーのK-5IIsを写真を見る限り、これは解像感ないような、AFの精度かレンズに問題がありそうだなるコマが堂々と掲示板に掲載されており、本人が「やっぱりK-5IIsは違うよねぇ!」とニコヤカだったりしちゃう。

そもそもK-5IIsをテストしたい衝動に駆られたのはその手の不思議写真がネット上に多く出回っていて(勿論、気持ち良く解像している写真もある)、それを疑問に思っている人が少なく、何かおかしいぞと感じたから、自分の立てた推測は確かなものだろうが、より確実にしたいからK-5IIsを使ってみた。果たしてそれは推測通り。そして、もしK-5IIsを手にする環境に無くてもインターネットを駆使すればそれくらいの知識は素人でも得られる。

そう言えば、つい最近も例の掲示板でK-5IIsだったかK-3だったかのボケボケ写真が掲載されているのを見掛け、どうやらご本人はご満悦ならしい。この人達って一体何なの?、と本気でたまげている状態。今後はK-3の本当の描写はどんなものだろうと推測する日々が始まる(笑)。

さて、Pentaxに限らず、一眼レフタイプのカメラはAF精度に限界があり、またレンズ毎に相性のようなものがあるらしく、カメラがピントが合ったと判断しても実際には微妙にずれている時がある。しかもカメラが高画素化すると、微ブレも目立つ。

初心者の皆さんには、自分の写真を見て、何故かボンヤリしている、そう感じたら、駄目元でサービスセンターに撮影した写真をCDやSDカードに添付して、カメラ、レンズを調整して貰う、これを是非行って頂きたい。

それが微ブレなのかAF精度なのか、レンズの質なのか、単にシャープネスが弱いだけなのか、まずは原因を究明する事だ。どうもそれをしていない方達が(カメラのAF精度を全く疑っていない人々が)例の掲示板で自慢し合っている気がしてならない。

確かに、日本メーカーのカメラだから調整なんて必要があるのか?、と思われるかもしれないが、残念ながら調整を必要とするカメラ、レンズはこの世に五万とある。昔は「道具を疑う前に自分を疑え!」、今は「自分を疑う前に道具を疑え!」である。

私はカメラ等の精密機械は中古の個人オークションには一切手を出さない。仮に出品者の責任で何らか調整を必要としているカメラだったら新品同様、保証書付きと言っても、結果的に有償修理となり、安く買っても高く付く可能性がゼロでない。多少高くても新品かお店の保証のある中古を買う。

先日も述べた通り、10メートル先の被写体に対してAFが10メートルドンピシャリで合わせた写真と、何らかの理由で8メートルだったり12メートルの位置にAFが合わせちゃった。被写界深度を考えるとどれも深度内ではあるが、やはり8メートルと12メートルに合ってしまった写真はどことなく寝ぼけている。

被写界深度はピントの合う範囲を奥行きのある立方体で示しているが、ピントは常に1点、平面でしかない、特にデジタルカメラの場合はそう思うべきと感じている。これは無限遠近くの遠景でも同じだろうから、遠景で撮ると何故か写真が眠い、大気の影響(逆光でのハレーション含め)、もしくはブレでなければカメラ、レンズを疑った方が早い。

以前、Tamronの18-200mmの解像感が悪いので、Tamronに相談した際に、サービスの方に「特に遠景の場合、写したい部分を深度内に入れるのでなく、写したい部分そのものに確実にピントを合わせて欲しい」と言われたのを思い出した。

それまで、フィルム時代の手法、30メートル先の風景に対し、30メートルにピントを合わせるのでなく、その手前、20メートルくらいにピントを合わせ被写界深度で見せようとしていた。でもデジタルカメラの場合、そうじゃなく、きっちりと30メートルに合わせるべきなのだ。

言い換えると広角~標準域のレンズの場合、ある程度絞り込んでいれば、被写体が30メートルくらい離れていれば適当にピントを合わせれば誰も問題視しなかった。何しろ、大半は大きなプリントと言っても四つ切ワイドだったのだから。

でも今はデジタル時代、高画素化し、金さえ積めば全倍、ポスタープリントだって素人がしちゃうから、そうは行かない。一般論として等倍は鑑賞に値しないと言うが、等倍で眠い写真は精神衛生上悪いに決まっている。そしてカメラ、レンズがしっかりと調整されている機材を使い、意図した位置にピントを置けば等倍鑑賞でも頼もしいくらいにカチッとする。

気のせいかもしれないが、プロと付く名の人達はこぞって「等倍鑑賞は意味が無い」と言っているように思う。これがとっても不思議。少なくとも現像、レタッチの段階では等倍、レタッチによっては2倍、3倍にして像と睨めっこする事になる。

そしてセンサー、画像処理エンジンが優秀で、カメラとレンズのAF精度に問題が無ければ、安価なカメラ、レンズであっても、ピントが合っている範囲は等倍表示でもカッチリしている。

つまりだ。等倍鑑賞してカッチリするカメラ、レンズが世の中に存在するのだから、幾らA3程度の大きさなら、等倍で若干ピントが甘くても問題ないからと言っても、それは精密機械として欠陥品でしかなく、プロと名の付く人々の発言は説得力に多いに欠ける。

これは1日に1分も狂うクォーツ時計に対して、毎日修正すれば生活に支障は無い、今は電波時計だし・・・、と言っているのと同じだと思う。違うでしょう。クォーツだったら1日に1分も狂っちゃいけないんだ。

精密機械、家電製品、被服、かつてはアメリカが優秀だった。でも日本がより質の高い商品を出し、Made In Japanは今やステータス。でも現在、日本がかつてのアメリカになりつつあると感じている。我々はそうならないようにもっとメーカーに強く意見を述べねばならない。

デジタルカメラをパソコンで等倍で眺める人々が増えた。だからメーカーはローパスフィルターを排除し、Fujifilmは独自のモアレ防止策を練り、Pentaxはローパスフィルターセレクターなる機能を新たに開発した。OlympusやPanasonic、Sigmaは安価でも優秀なレンズを作り始めた。そんな時に「等倍での鑑賞は無意味だ」なんて、技術の進歩に水を差すだけ。

ユーザーが不満を持ったからモアレの心配はあるものの、ローパスフィルターが排除されるようになった。これは良い事だろう。しかし、ならばシャープネスやノイズリダクションと言ったソフト的な質をもっと改善すべきだと感じざるを得ない。シャープネス、ノイズリダクション処理に関しては、10年、ほとんど進化していない気がする。

Pentax独自のファインシャープネスにせよ、エクストラシャープネスにせよ、まだまだ発展途上。さらなる画質優先のシャープネスを研究して欲しいと思ったりする。


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コメント

  1. LTA | URL | bKQRleYY

    これ▲ビルの吹き抜けを下から見上げた写真ですよね
    一級建築士曰く、この構造は非常に良くないそうです
    ちなみに火事になった場合は非常階段は使わずに(煙で死にます)
    避難用シュートで逃げるとおkと言ってました~w

    >「当倍鑑賞は意味が無い」
    ・・言われてみれば意味不明ですよね。それだけの画素が
    無駄だといってるわけですから。

    ・・写真に戻って、
    う~~ん、ベテランにはこんな風に見えるのか~

  2. BigDaddy | URL | -

    > LTA さん

    そうです、その通りです。ここへ行くといつも撮っちゃいます(笑)。
    むしろ煙突状態なので、煙を真ん中に逃がして上へ上へ上げる、そんな構造なのかなと思っていましたが、一級建築士が仰るのでしたら、危ないのでしょうね。

    当倍に関して。そうなんですよ。そして、中には当倍でレンズ描写を見て、喜ぶカメラマンも多いでしょうから、意味がないと言う表現はいけないと思いますねぇ。

    ただ、昨日から2400万画素のK-3を触っていますが、2400万画素でもブレに厳しいですね。ブレ補正はありますが、微妙にブレているコマを幾つか見つけられます。なるほど、Nikon D800の3600万画素が三脚前提って判るような気がしました。

    やっぱり1600万画素以下が幸せです。

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