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Pentax K-3 レビュー その2 ユーザーインターフェース

2014年01月08日 00:00

オーナーはジャズギタリストか?

オーナーはジャズギタリストか?

Pentax K-3, SMC DA18-135mmF3.5-5.6ED

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Ricohのモニターで機材を借りているとは言え、提灯持ちする気は毛頭ない。むしろPentaxを愛するが故に辛口に徹底したいと思っている。

今回はユーザーインターフェース、使い勝手について述べようとと思う。ここで言いたい事の全てを同じくPentax K-3のレビューをされている型落ちハンターさんのブログK-3 ファーストインプレッションに書かれているので、それを強調するだけの記事となる。

結論を先に述べると、K-3は新たに型を起こしてボディを設計したと言う。ならばもっとボタン類の配置や形状に方法があったろう、率直な感想だ。

Pentaxからは真のフラッグシップである645Dから超小型ミラーレスカメラのQシリーズまで、ユーザーインターフェースを統一しており、そのうちのどれか1つでも使った事があれば、次からの機種はマニュアルを読まずしてほとんどの操作を理解出来る。

確かに間違った思想ではない。事実、新宿のリコーイメージングスクエアで初めてK-3を触った時、撮影に必要な機能だけはすぐに理解出来た。

しかし、このユーザーインターフェースを本気でPentaxの開発陣は最高だと思っているのだろうか?、そこが先ず疑問。不評で使い勝手が悪い部分はカメラを新しくしたらとことんゼロから設計し直すくらいの意気込みがなければ真のファンは付かないと思う。

カメラ背面部を見ながら操作をするのなんて誰でも出来るし、どんなメーカーのどんなカメラだってさほど勝手が悪いとは思わない。しかし問題は、ファインダーを覗きながら、どれだけ指に馴染む操作が可能か否か。残念ながらPentaxのカメラはK-3だろうがK-5IIsだろうがK-50だろうがQだろうが645Dだろうが無理。

以前にも指摘したようにPentaxカメラのボタン類の多くは背が低く、指先の感触でどれがどのボタンだかを知るには毎日のようにカメラを触ってなくちゃならない。普通の人はカメラを持ち出すのは週に1、2回。だからその日、撮影しながら慣れても1週間後にはもう指の感覚はない。

K-3はAF測距点が増えたので十字ボタンを同時に2つ押す事で測距点の斜め移動が可能になった。誰がどう考えてもこれが使いやすいとは思わないだろう。どこかの掲示板で「意外と使いやすい」と書かれている人がいたが、どんな指の感覚を持っているのか、不思議でならない。

これを書いているのは1月3日、すでにK-3とは4日間撮影を共にしているが、ファインダーを覗きながら、任意の測距点に指先の感覚だけで丸一日ミスをせずにセットするなんて不可能だ。

勿論、指先で確認しながら、つまり脳で現在指を置いているボタンの位置を認識しながら操作すれば間違う事は少ない。それでも2つ同時にボタンを押しているつもりで、斜めに測距点が移動するのを期待していると、そうでなかったり・・・。これは毎日操作していていつか無意識で操作出来る代物で、週に一度しかカメラを触らない人は生涯、無意識での操作は無理だろう。

結局、予め構図とどの測距点を使うかを頭の中で構築し、ファインダーを覗く前に背面の測距点ボタンを見ながら変更するのが一番ストレスが堪らない。でもそれじゃぁ意味がない。数万のコンデジではないのだから。

初期の売値が13万。十分な高級カメラ。そして一眼レフと言う機材はファインダーの覗きながら撮影に必要な全ての操作が簡単にこなせないとならない。でもK-3はやっぱりPentaxのカメラ。K-5、いえK-7、いえいえ、K20D、もっと古くK10D・・・、8年前から操作感に関してはちっとも進歩していない。

PentaxがRicohの傘下になってRicohからの社員も開発に携わっていたろう。K-5IIsまではHOYA時代に設計したカメラだから多少使い勝手が悪くても誰もが納得した。でもK-3はRicohのカメラである。背面にもちゃんとRicohの文字が入っている。だったら操作を一新するくらいの冒険があっても良かったと思う。

このカメラの開発に関係したRicohの社員全員に尋ねたい。

「この操作感にあなた達は満足されているのですか?」
「アマチュアカメラマンの身になって、週に1度だけK-3を使って、ファインダーを覗いたまま、撮影に必要な各種設定を一度もミスをせずに行えますか?」

とにもかくにも、百歩譲って、今まで通りユーザーインターフェースを統一したいとメーカーが考えているのなら、本ブログで何度となく強調しているように、ボタンの形状を工夫するべきだ。あるボタンは背を高くする(尖らせる)、別のボタンは表面にざらつき加工やラバー加工を施す・・・。

如何様にも考えられるだろう。十字キーの真ん中にあるOKボタンだけでも形状や表面部を変更すればかなり具合は良くなる。そこらのコンデジでなく、高級一眼レフなのだから、1つ1つの部品に心を込めるべきではなかろうか?。

そして型落ちハンターさんも書かれている通り、一番の問題は十字キーだ。これは撮影時、左右上下のそれぞれのキーに2つの機能が割り当てられている。測距点変更と各種設定用ボタンだ。例えば十字キーの左キーは測距点を左側に変更するのと、ホワイトバランスの変更に使われる。

K-5ではこの切り替えは中央のOKボタンの1秒長押しで行っていた。これは不評が多かったろう。私もふざけた仕様だと思っていた。だからなのか、測距点変更と各種設定用の切り替え(測距点移動・カードスロットル切り替えボタンとして)にカメラの一番右下に置かれた。

※再生中も十字キーが使われ、カードが2枚差し込める事で、「測距点移動・カードスロットル切り替えボタン」と言う名称なのだろう、再生時は1枚目と2枚目を切り替える為のボタンとなる

これは型落ちハンターさんがこの位置は使い辛い、こんなのだったらOKボタン長押しの方がましであると述べておられる。確かに使い辛い位置にあり、ボタンの形状が悪い為に、たまに間違ってその横にあるMENUボタンを押しちゃう。

どうしてこんな位置に切り替えボタンがあるのか?、これは恐らく、縦位置グリップを装着した際の操作を優先したものと思われる。縦位置グリップを付けて撮影していると、確かに切り替えボタンはそこにないならない。むしろ縦位置グリップ装着で縦位置で撮影していると、かなり具合の良い場所にそれがあるのだ。

ただ、冒頭に書いた通り、K-3のボディは新たに型を起こしたので、縦位置グリップも新しくなった。ならば縦位置グリップにも測距点移動・カードスロットル切り替えボタンを配置すれば良かったのではなかろうか?。

だとするとボディ側の測距点移動・カードスロットル切り替えボタンは何もボディ右下でなくて良い。静止画動画切り替レバーと測距点移動・カードスロットル切り替えボタンの位置が逆だと理想的かもしれない。

いずれにせよ、十字キーは測距点変更だけに機能させるべきだ。ドライブモード、フラッシュモード、ホワイトバランス、カスタムイメージの各種設定はCanonの一眼レフのように右肩の液晶近くに配置したって誰も文句は言わないと思う。

その問題の静止画動画切り替えレバー、何故この一等地にこいつが鎮座するのか解せない。ユーザーリクエストでそんなに動画切り替えに関して要望があったのだろうか?。私は動画を一切撮らない人間なので、このレバー、無意味なものと化している。

本日の写真、駄目レンズと揶揄される事の多いDA18-135mmだ。確かに欠点はある。腹が立つ描写だってする時もある。でも高倍率ズームだから欠点があるのは当たり前、完璧なレンズを作って貰ってもどうせ一般は高価で手が出ないのだからこれくらいで十分だとは思う。

下に左下部分を等倍で切り出したものを示そう(クリックで等倍)。焦点距離は31mm、絞りはF6.7、ISO100で撮影している。カスタムイメージの「鮮やか」をデフォルトのまま使っており、解像感はノーマルシャープネスの+1だ。

2400万画素、周辺部でこれくらい描写してれば十分でしょう?。勿論、K-3の最高の描写を引き出す為に新レンズの開発は最優先事項だろう。でもこの18-135mmは単品価格ならすでに4万円を切っており、価格以上の描写力は持っていると言えよう。

そしてWR仕様だから簡易防滴機能があり、K-3を初めて使った時、傘が必要なくらいの雨に祟られたが、レンズ前面に雨滴が付かないように配慮しただけで、カメラ、レンズともびしょ濡れ、でもへっちゃらだ。

もし将来、次期主力機材としてK-3を選んだらWR仕様だけでも価値のある18-135mmのキットを買っちゃうかもしれない。


2014-01-08 参考1



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コメント

  1. 型落ちハンター | URL | 4ARdecsc

    こんばんは。

    私の場合、初のPentaxということもあり、また違う視点からの評価となりますね。
    良くも悪くもOlympusの操作性が基準になっているので、どうしてもそれとの比較になってしまいます。
    PENはダメですが、フォーサーズ機の操作性はものすごく良かったんです。その主な理由は「ボタンに複数の機能を割り当てない」ことだったと思います。
    Pentaxはとかくボタンに複数の機能を割り当てすぎですね。
    特に測光モードボタンと削除ボタンのような全く無関係な機能を兼用するのは最悪なんです。誤操作を防ぐためか、あのボタンは背が低くて際立って押しづらくなっていますね。

    K-30と比較しても退化?と思われるのは、再生ボタンとグリーンボタンの位置です。特にグリーンボタンは背面を見ずに押すのは不可能だと思います。

    そしておっしゃるように静止画・動画切り替えレバーが一等地に鎮座していることが許せないですね。おそらくほとんどのユーザーが一生動かさないんじゃないでしょうか?(笑)
    最後に動画についてコキ下ろす予定ですが(笑)、Pentaxの動画はニコンに一歩も二歩も劣っています。動画のためにK-3を買うユーザーなんて皆無でしょう。ほんとに無駄すぎて泣けてくるレバーです。(笑)

    18-135mmの周辺画質、この写真を見るとずいぶんシャープに見えますね。ただこのくらいの近距離と無限遠とではまた違うと思うんですね。この場合、被写体は平面ではないですから像面湾曲がプラスに作用することも考えられます。自分のように無限遠ばっかり撮りまくる人間には気になって仕方がない・・(笑)

  2. BigDaddy | URL | -

    > 型落ちハンター さん

    ホント、仰る通り、複数の機能を1つのボタンに割り当て過ぎですよね。AFモードボタンや測光ボタンってそれを押している間、前後ダイヤルで設定する訳ですが、これは言わばパソコンのシフトキーやALTキーに該当するんですが、どうせ複数に割り当てするのなら、十字キーも普段は測距点変更で、シフトキーに該当するボタンを押している時だけ、各種モード設定出来るようにすれば、もっと操作ミスは減ると思うんですよね。

    だから中途半端なんですよ。やるんだったら徹底的にシフトキーとのセットを、やらないのだったら絶対に複数の機能を割り当てないようにしなくちゃ。

    グリーンボタンは反対にK-7、K-5ユーザーはあの位置じゃないと駄目なんですよね(笑)。だからこの辺ですよね。K-30、50からK-3の人と、K-5からK-3の人とで確実に意見が分かれる訳で、だったらそういう造りをしちゃ駄目なんだと思います。恐らくもうすぐ発表されるだろう645D2なんてまた似て非なる操作感になっていると思いますよ(笑)。

    次のネタもユーザーインターフェースについてになりますが、そこではK-5とサブカメラとした場合、どうなるか、その辺を書いています。

    静止画動画切り替えレバー、何だろうなぁ、私もK-3で動画を撮ろうと言う人は少ないと思うんです。その少数派の意見を採用してあの位置にしたんならちょっとマーケティングの失敗かと。

    18-135mmは要は昔の28-200mmと同じで、記念写真用レンズであり、30メートルくらいまでの描写は広角側の四隅を除けば全く問題ないでしょうね。でもやっぱり無限遠は無理です。特に私が借りているレンズは無限遠に合わせると、広角で最短付近が10センチくらいの後ピンになり、広角で最短付近で合わせると無限遠が出ない、どーしよーもないんですもん。このネタは次の次の次くらいに(笑)。

    ただ、いつかも書いたんですが、K-5IIsと18-135mmでロッキー山脈だったかヨセミテだったかを撮られているプロの方の写真展を訪れ、A0くらいのサイズで展示されており、結構嫌らしい鑑賞をしたんですが、特に悪いレンズには思えませんでした。

    今週末、無限遠ばかりが撮れる郊外へ出掛ける予定なので18-135mmと余裕があれば18-55mmの遠景テストしたいですねぇ。


  3. エゴイスティック シーレ | URL | AIysucvY

    K-3が初めてのペンタ デジイチ

    こんにちは。
    私はニコンとキヤノンを併用し、かつてはミノルタを愛用してきました。ミラーレスはパナとSONYを持っており、コンデジは全社使ったことがあります。

    さて、ペンタのデジイチですが、これまでその値段の低さの割に高機能なので、何度も買おうとして店で手に取る度にそのインターフェイスの異世界感に購入を断念してきました。

    この度、ひょんなことから手に入れて使い始めたのですが、何とか操作性に慣れました。
    確かに一つのボタンに機能を載せ過ぎで、量販店の店員に聞いても頭を抱える状況は改善すべきですね。

    それと専用現像ソフトのお粗末にすぐに使うのをやめました。

    しかし、それ以外は素晴らしいカメラだと思います。

    密集型測距点はかなり正確にあうし、ファインダーも見やすいです。
    D800と6D持ってますが、イマイチで、K3の方が良いです。
    画質も以前持ってた7Dより遥かに高感度使えます。
    私的にはスナップや風景はこのカメラで充分です。
    気に行っちゃいました。
    色も風景には最高ですね。
    但し、人物はイマイチに思います。やはりキヤノンの方が綺麗です。

    それと気になるのがボディ内手ブレ補正ですが、あんまり効いてない気がします。

    総論として100には遠く及びませんが、基本性能で非常に優れたカメラであり、私は大満足です。ただ、ペンタに限らずカメラは被写体によって使い分けるべきと感じてます。

  4. BigDaddy | URL | -

    > エゴイスティック シーレ さん

    様々なカメラを使われているのですね。いやぁ、経験値がかなりおありと見ました。私もフィルム時代はエログロを撮影していた時期が長く、エゴイスティック シーレさんのブログを拝見すると、作品1つ1つに共感を覚えますし、色々なカメラを使われていることに加え、センスを感じます。

    ちなみに私はデジカメは同機能であればどちらかと言うとどのメーカーでも気にしないタイプです(笑)。

    たまたまと言ったらPentaxに失礼ですが、最初にCanonを手にしていたら今もCanonを使っていたでしょうね。勿論、文句たらたら、勝手が悪いとは言え、動体撮影はほとんどしませんし、K-3でも慣れれば何とかなるだろうとは思っています。

    K-3から出てくる色は気に入っています。多分、買う事になるでしょうね。ただ、他メーカーは古いEOS30DとE-P3しか使った事がないので、色や画質はネットで参照している程度の知識しかありませんが、NikonのD600への憧れはあります。

    仰る通り、ボディ内手振れ補正は3段も効いていないですね。せいぜい2段、カメラマンが頑張って2段半でしょうか。以前、価格.comだったと思うのですが、K-5だかで300mmレンズを手持ち1/8secだか1/15secでブレないと自慢していた人がいましたが、偶然か余程に目の悪い人なのでしょう。この辺については近々ネタにします。

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