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Pentax K-3 レビュー その4 初めてそれを使った日

2014年01月12日 00:00

神社であくび

神社であくび

Pentax K-3, SMC DA18-135mmF3.5-5.6ED

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



RicohのモニターとしてPentax K-3を借りている。昨年12月26日にうちにやってきて、27日が半ドンの仕事納め。納会でピザ2切れ、焼きそばちょっと腹に入れただけで、早々と「んじゃ!、良いお年を!」ととっとと退社。今日は初めてK-3を構えて写真を撮った日、お散歩日記と題してお送りしたい。

とその前に、同じくRicohから借り受け、K-3のモニターをされている型落ちハンターさんの「DEJA VU ~いつか見た光景~」より、新たなレビューが掲載されたのでお知らせしておく。

K-3 動体AF性能と高速連写性能テスト

さて、前回の記事の写真、干支に猫年なんてあったらブログの正月写真として載せたいくらい、丸で動物プロダクションのニャンコのように上手い具合にこんなところにいちゃった。しかも人馴れしているからなのか、近付いても逃げない。

しまいにはあくびを始めちゃった。それが本日トップ写真。挙句の果て、顔を洗い出した。おやっ、待てよ、猫が顔を洗う?、おいおい、もしかして雨が降るのか?。確かにその日、天気予報では夜から雨が降ると言っていたし、午後も2時を回ると空がどんよりと・・・。


まずは右前足で・・・

まずは右前足で・・・


左前足では入念に・・・

左前足では入念に・・・


果たして本当に降ってきやがった。まじかよ!、猫が顔を洗うと雨が降る、迷信だと思っていたのに・・・。そう言えば一昨年の12月28日、仕事納めでお仕事は半ドン、その日もK-5を持ってお散歩写真したが、途中から雨が降ってきやがった。東京の年末って雨が降りやすいのか?。

猫が顔を洗い始めたのは14時8分、その7分後が次の写真である。


雨が降ってきた


さて、K-5と比較してまず違うと感じたのが、シャッター音。音量そのものはK-5と変わりないのだろうが、甲高くなり、結果、耳に響くタイプに変わった。でもこの音が実に良い。こんな事を書くと提灯持ちしているんだろうと思われちゃいそうだが、量販店でK-5IIsと比較されるときっと判って頂けるだろう。

ただ、写真は音で撮るものじゃない。また私はシャッター音に酔いしれる程の道楽者ではないので、だからK-3の方が良いとは決して言わない。ぶっちゃけ、K-5の音でもK-3の音でもどっちだって構わない。ただ、シャッター音に酔うタイプのカメラマンも世の中にはいらっしゃるようなので、そういう人はK-3では気持ち良くシュート出来るのだろう。

続いて、一番変化したと言われるファインダー。レビューやK-3に関してのブログを見ると、絶賛している人が多い。そうかぁ?、良くはなったけど絶賛する程じゃないでしょ。これをスゲェと言う人は日頃どんなタイプのファインダーを覗いているのかちょっと首を捻っちゃう。

Pentaxに限った話ではないのだろうが、ネットをウロつく限り、カメラやレンズの発売と同時に購入したユーザーが、とことんヨイショし、何々の機能は素晴らしい!、とか記事にしている。こっちはそれを鵜呑みにし、ワクワクしながら1年間値が下がるのをじっと待ち、ようやく購入!、嬉し過ぎて心臓バクバクで撮影してみると、ありゃ?、と首を捻る時が多い。

今回のファインダーの件もそうみたい。とにかく発売してすぐに多くが絶賛していた。うちのK-5はPentaxの拡大アイカップO-ME53を装着しているので、ファインダーを覗いた時の大きさはK-3とほとんど変わらない。昨年秋に、新宿のショールームで初めてK-3を手にしたが、ファインダー倍率が大きくなったなんて丸で気付かなかった程。

ファインダー倍率に関しては拡大アイカップと言う無駄なアクセサリーの出費を抑えられるってだけのお話。確かにK-5に拡大アイカップよりもK-3の方がピントの芯はしっかりと見える。断言しても良い。しかし、これに関してはMFを使わない人はほとんど意味が無い仕様。K-3がK-5と同じファインダーなら拡大アイカップを装着すれば良いのだから。

本ネタを書いている今、まだK-3にMFレンズを装着していないので、マニュアルフォーカスのし易さに関しては別途改めて書こうと思うが、いずれにせよ、このファインダーに対し「劇的に変わった」なる表現は私個人は使いたくない。これも量販店で他社のカメラと比較すれば皆さんもここで何を言わんとしているか、お判り頂けるだろう。

K-5よりも良くなっているのは確実だし、ファインダーが進化するのは喜ばしい事、しかしこの程度で「優れている」と表現をしちゃう優しさはユーザーには必要ない。「K-5よりも良くなった、実用上全く問題はない。でもK-3の次のカメラでもっと進化したファインダーが欲しい!」、そう表現するのが適切だろうか?。

また、Pentaxユーザーでありがちな意見として、私も時折使ってしまうが、「この値段でこの機能は凄い」なる台詞。でもそれを言うと、K-7だって「あの値段なら優れている」となってしまうし、これをPentaxユーザーがK-5や、K二桁機で言い出したから、「ならば開発費も掛かったし、ちょっと上乗せするか!」と、K-3が高値に設定されちゃった。

K-3がK-5系の上位機種だったら高値設定は判る。正月を越えても11万以上の値・・・。でもいずれK-5系は廃止でしょ、K-5とK-3は同じ位置のカメラ、単なるモデルチェンジ、ならば初期値の13万円はユーザーとしてはちょいとボッタクリ感がある(アホノミクス、為替の影響もあるのか?)。

※K-3に拡大アイカップを装着すればさらに大きなファインダーとなるが、アイポイントは変化ないので、眼鏡使用者は100%四隅にケラレが出るだろう

次に視覚的に大きな変化は液晶画面。この見易さはK-5ユーザーからするとかなり羨ましい。但し、これはK-5II系からの搭載のようなので、K-3だからどーのって話ではない。そしてここに困った問題が起こる。

本ブログ開設当初からサブカメラはメインカメラと同じモデルでなくちゃならないと常に言い続けている。つまり、K-3のサブカメラはK-3なのだ。とにかくこの液晶画面の色味がK-3とK-5とでは全く異なり、K-3でシャッターを切った直後、K-5を使って、露出確認でデジタルプレビューすると、色がくすんで暗いのでドアンダー写真に見えちゃうんだ。でも実際には適正露出。

だから液晶画面だけを考えると、K-3のサブはK-3が望ましいが、せめてK-5II系が良いだろう。しかし、K-3のサブにK-5II系でも不適切だと思っているのは露出傾向だ。

K-5は言わずもがな、馬鹿露出、これはK-5II系でも同じ。これに多くのカメラマンが泣かされてきた。しかしK-3は・・・、学んだのだろうな、たまげるくらいのドオーバー写真を量産しなくなった。この日は雨だったので太陽を入れての撮影はなかったが、そんな光が一定、回り込んでいる場合、ほとんど露出補正を必要としない。

私はアンダー気味の写真が好きなので、小雨でドンヨリした中の撮影もあり、半分以上のコマで-0.5~-1EVで撮影している。本来はカスタム設定で露出基準値をセット出来れば良いのだが(私なら-0.5EVを0EVと表示させたい)、K-7を買った当初からサービスの方に言い続けているのに(明るく写る傾向はK-7から始まる)、どうもPentaxはそれだけはやりたくないようで・・・。

とにかくネガフィルムとほぼ同じ感覚で露出補正すれば及第レベルの露出に仕上がる筈だ。構図上の風景がちょっと暗いと思えば-0.5EV、ちょっと明るければ+0.5EV、暗いなと思ったら-1EV、明るいのなら+1EV、多少意図から外れていてもRAWで撮影していればどうにでも修正出来るレベル。

JPGだけで撮影していたら、もっと厳密に露出を調節する必要があるが(-1.5EV~+1.5EV)、そんな時に綺麗に表示出来るようになったK-3の液晶画面でデジタルプレビューで露出を確認すりゃ良い。白飛び、黒潰れを表示、もしくはヒストグラムを表示させれば、どの程度補正するべきか理解出来る。

ふと思う。JPGしか撮らない人は素人、RAWを使う人は玄人・・・、これって逆だよね。JPGでしか撮らない人は絶対的な自信を持っているからJPGで十分と思っている。でも私なんて不安だから後で修正出来るRAW撮影は必須。

K-3の分割測光は色とおおおその形を認識出来るRGBセンサーを搭載している。その割には頻繁に露出を補正するのはどうなんだろうか?。Ricohのホームページを見る限り、そういう事をしないように働いてくれる筈だけど。

下、年末と言うのに今が一番見頃!、そんなイチョウを発見した。+0.5EVの露出補正をしていて、雨とは言え、まだ14時を回ったばかり、肉眼ではもう少し明るかった気がする。でも空を仰いでいるとは言え、RGB測光なら明るい風景だと感じ取って良い筈で、この程度なら露出補正無しで撮れてもおかしくはない。本当に色を判断しているのだろうか?。


年末なのにこの色


また、K-5と同じく夕暮れ時の日陰ではかなり露出に気を配る必要がある。先に-1EV~+1EVで及第レベルと書いたが、そんな時間帯では風景や意図によっては-2EVが当たり前になる。露出の癖を掴むまで、夕暮れ時はデジタルプレビューで露出の確認をした方が良いだろう。

次の写真、映画テルマエ・ロマエのロケ地となった稲荷湯。ここで-1.5EVの露出補正をしている。この程度の人工光には引っ張られないのがK-3(実はK-5の頃から人工光のある風景の露出は優秀だった)。でも雨の上、すでに16時を回っており、肉眼ではもうちょっと暗かった。

これもRGBセンサーがしっかりと機能しているのなら、全体に黒っぽい、暗いと判断し、-0.5EV、せいぜい-1EVくらいで見たままに写って欲しいと思う。

※確かに屋根の下や奥の木が潰れているから、これにディテールを出そうと思うと-1.5EVでも補正し過ぎと判断しても良く、好みの問題とも言える


稲荷湯


しかも今述べたように日没になり、街に人工の明かりだらけになるとK-3の脳味噌は再生する。そんな場所で-2EVにしたらアンダー目の写真が好きな私でも失敗と嘆く。日没後は従来通り、明るければプラス、暗ければマイナスでほぼ問題はないと思われる。

※露出の詳細に関してはまた別途、これを書いている現在、K-5とは異なる新たな不可思議な事象が存在する

K-3の露出はK20Dの頃に戻ったような、順光においては中央重点測光に近い、そんなイメージを持たれると良い。K20Dに戻ったような・・・、一見、退化したように思えるが、K-5で迷った道筋を元に戻した、これは進化なのだ(笑)。

そんな訳で露出に関してはK-5系とK-3とではかなり異なった数値が出るから、K-3とK-5系を同日に併用していたら訳が判らなくなる。ひっきりなしにデジタルプレビューで確認しなくちゃならない。そんな事をしたくないのなら、素直にK-3もK-5系も中央重点測光を使うべし。

もしくは光の影響を受けにくい、単調な風景が多い望遠にK-5系を、風景や光が複雑になりがちな広角~標準域をK-3、そう使い分けると良いかもしれない。ならばK-5系は中央重点、K-3は分割測光としても両者の違いは出にくい。

そして問題が起こったのがこの日の夜・・・。

夕食後、さて、どんな写真が撮れているかなとパソコンの前に座るや否や、ガッカリの連続。と言うのもかなりのコマでブレが発生していた。勿論、ブレ補正はオンにしているし、それを考慮したシャッタースピードを常にセットしている。

確かK-3はK-5II系よりもさらに半段、ブレ補正の効果が広がったなんてコマーシャルしてなかったっけか?。

焦点距離が50mmだったら画角は75mm、手振れ補正がオフなら2400万画素だから、よりブレに気を配る必要があるから、1/90secが妥当。頑張って1/60sec。でもオンなら、K-5よりも進歩しているのだから1/15secは楽勝だろうし、もしかしたら1/8secも行ける?。

でも50mmで1/15secは壊滅状態、それどころか1/60sec、1/90secでも微ブレのコマを発見出来た。この日の撮影ではどの焦点距離でも、写真を見る限り、ブレ補正が効いていないと思わざるを得ない。

これは明らかにおかしいっしょ!。おいおい、ぶっ壊れているのか?。Ricohさん、ぶっ壊れたカメラとレンズを寄越したのか!?。

続く・・・。

と・・・、思わせぶりで次回に続くと、この記事だけをご覧になった方は、Ricohはそういう会社なのか、と感じられるだろう。そこで1つだけ書いておく。「壊れていた訳じゃない」、では何故ブレるのか?、詳細は、続く・・・。


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コメント

  1. エゴイスティック シーレ | URL | UXr/yv2Y

    こんばんは。
    興味深く拝見させていただきました。

    私はK-3でペンタックスデビューの新参者のため他の機種は知らないので、K-3を使った感想はとても素晴らしいカメラで、キヤノンのフラッグシップである7Dなどは遠くに置き去りにしていると思いました。また、フルサイズ入門機よりも当然ですが機能そのほかは上に感じました。

    但し、ボタン類の操作性の悪さ、手ぶれ補正の効きの悪さはかなりマイナスに感じています。

    手ぶれ補正に関してはPanasonicの望遠ズームでも同様のことが起きており、返って手ブレ製造レンズのように感じるものもあります。
    次のブログがとても楽しみです!

  2. BigDaddy | URL | -

    > エゴイスティック シーレ さん

    ありがとうございます。

    私はエゴイスティック シーレさんの反対で、他社のデジタル一眼レフはEOS30Dだけなので、特にNikonの使い勝手には非常に興味があります。

    3週間、K-3を使ってみて感じたのは、操作性さえ改善されたら、最高のカメラの1つになるであろう、であります。と言う事は、Ricohの企画、マーケーティング部門が全く機能していないのではと感じています。K-5からのユーザーとしてあり得ない改悪が多過ぎます。

    今の時代、手振れ補正は効いて当たり前ですからねぇ。もうちょっと頑張って欲しいものです。当初、ボディ内手振れ補正は限界なのか?、と思っていましたが、ミラーレスですがOlympusは5軸なんちゃらで、かなり効きが良いようで、となると、技術力の向上しか手はないのですよね。

    ネタはまだまだあるので、どうぞ今後もお楽しみください。まぁ内容的には小姑の嫌がらせなんですけどね(笑)。

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