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Pentax K-3 レビュー その20 K-3にTamron 18-200mmを付けてみる

2014年02月13日 00:00

光と影

光と影

Pentax K-3, Tamron_AF18-200mmF3.5-6.3II

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1月中旬までRicohからモニターでPentax K-3を借りており、どうしてもテストしてみたいと思ったのがTmaron 18-200mmF3.5-6.3Di II(Model A14)だ(以下18-200mm)。と言うにもDA18-135mmと焦点距離が被り、もし18-200mmがそこそこなら、わざわざDA18-135mmを買う必要もないなと思ったから。

このレンズ、発売は2005年だって。9年前の代物。K10Dの発売日が2006年、そして恐らくTamronだって10年で画素数が2倍以上になるとは思っていなかった筈で、このレンズはおおよそ1000万画素クラスのカメラ向けに作られたと考えて良いだろう。

となると想像は付く。前回の記事で紹介したDA-L18-55mmF3.5-5.6ALとほぼ同じような描写をするだろう・・・。

まずは18mm側の遠景。DAL18-55mmと同じ場所で撮影してみた。条件は同じ、ピントは真ん中、一番奥に合わせ、F8、ファインシャープネスは+1(今回の記事中の写真は全てシャープネスはこの値)。

うん、DAL18-55mmと区別は付かない。若干モヤモヤしているがギリギリ解像している。ブラインドテストされても99%のカメラマンは判らないだろう。


全体

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中央(クリックで等倍)

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続いて中望遠域。DAL18-55mmと比較するのなら55mmだが、残念ながら55mm周辺で比較できそうな写真がなく、68mmで撮影した写真を紹介したい。DAL18-55mmで綺麗に葉っぱが解像していると書いた風景だ。やはり同じく葉っぱが綺麗に解像している。


全体

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ピントを当てた部分(クリックで等倍)

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では望遠域はどうだろうか!。110mmで上の葉っぱを狙っている写真があった。これも結構そこそこ良いんじゃないか?。この撮影の時、DA18-135mmを持っていなかったのか悔やまれる。是非同じ場所で比較してみたかった。


全体

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ピントを当てた部分(クリックで等倍)

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右端(クリックで等倍)

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左端(クリックで等倍)

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中央部は十分だろう。しかし周辺はかなり甘くなっている。等倍で見るとこの焦点距離だと被写界深度から外れているし、大気の影響もあるのだろうが、それを考慮しても若干甘いと思う(イコールA3ノビプリントなら問題は無い)。

勿論これはDA18-135mmにも言える。ここまで甘いと素直に70-300mmクラスのレンズを使った方が遥かに賢い。何しろ2月3日の記事の通り、Tamron 70-300mmとSimga APO70-300mmはK-3に確実にマッチする描写をしており、高倍率ズームだからと言って、無理に望遠側を利用する必要はない。

それと今回120mmを超えた写真を100コマくらい撮影しているが、距離が5メートルを超えたくらいから、まぁK-3では役不足、ちゃんと像を結んでいない。普通の人が見たらビンボケ?、と思えるくらいになったりもする。

話は単純で、絞り開放がF6.3になった焦点距離からまんず解像しない。そしてF6.3になるのがどうやら120mm。だからこのレンズはK-3だけでなく、K-5等の1600万画素のカメラでもなるべく絞り開放がF5.6の焦点距離を使うのをお勧めしたい。

下は200mmをF8半まで絞って撮影した。ISO560で前ピン気味ではあるが、他の写真、200mmではISO100でジャスピンでも全く解像していないと言い切って良い。これが直線で構成された建物だったらシャープネスを加えれば何とかなるが、猫の毛はシャープネスを上げるとギスギスするから、大きなプリントには向かない描写だろう。

そもそもファインシャープネスはこの手の細かい毛に効果が出る筈なのに、解像していないからシャープが掛からない。レンズに関して久々に吐きたい言葉・・・、120mmを超えたらこのレンズの描写は「糞!」。(笑)。


全体

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ピントを当てた部分(クリックで等倍)

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しつこく書くが、これくらいの甘さでもA3ノビならど~にもでもなる。これを各ユーザーがどう考えるかだ。A3ノビで問題ないからこのレンズで120mmを超えても平気で使うか、段違いの解像力を持つ70-300mmを利用するか・・・。

高倍率ズームレンズはそれ1本しか持っていけない時に初めて望遠側を利用する、特にカメラの画素数が上がってきた昨今、我々はそう考えるべきで、望遠ズームも持参するのなら、18-200mmとK-3のセットでは100mm以下を使うのが妥当と思える。

あとはピント精度かな。このレンズではピントのズレはほとんどなかったが、望遠側のピントを重点にAF微調節した方が結果は良くなるかもしれない。

但し!、ズームレンズの場合、AF微調節はかなり慎重にならざるを得ない。全焦点距離で、最短撮影距離から無限遠までをテストする必要があり、どこかの焦点距離、撮影距離を優先すると、他が悪くなる・・・、落としどころをどうするか?、それを考慮する必要があり、初心者は止めた方が良いかもしれない。物凄く根気がいるから。

さて、結論を述べよう。このレンズはDA18-135mmの代替として利用可能か・・・。欠点は4つだ。

1、レンズ内モーターを持たないのでジージーと煩い
2、防塵、防滴機能はない
3、クイックフォーカスが使えない
4、ライブビュー時、AF速度がガクンと落ちる

4にはびっくりした。レンズの個体問題かもしれないが、K-7のライブビューを使っているのと同じくらいの速度しか出ないんだ。何て事のない風景で、ジィィィィィィィィィィィィィィ・・・・、言葉にするとそんな感じ。勿論これはK-5でも同じだが、K-3ではボディのレンズ駆動モーターが強力になったから、期待していたが、無理。ピントは合うので使えない事はないが、これを人前でやるのはちょっと恥ずかしい。

※K-5でも同じく遅いので、これはTamron側の問題だろうな

描写に関してもDA18-135mmはRicohのマルチパターンオートホワイトバランスとのマッチングも良いのだろう。良い色が出てくれるので、解像感はさほど変化ないのせよ、総合的には18-135mmの方が上。そんな訳で、代わりにはならない。それが結論だ。

素直にレンズキットを買って18-135mmを得るか、Tamronの最新の高倍率ズームならもっと綺麗に解像する筈なので、中古で安いからと言ってこの18-200mmに飛びつくとK-3に使おうと思うのならば確実に損をする。

私個人は旅行用レンズ、雨用レンズとして簡易ではあっても防塵、防滴機能のあるDA18-135mmはK-3とセットでも十分活用出来ると思っている。うちがK-3を買う時は同時に2台を手にする事になるから、1台はレンズキットで18-135mmを得ても良いかな。


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