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Pentax K-3 レビュー その24 再度高感度域の描写について

2014年02月21日 00:00

廃墟にて

廃墟にて

Pentax K-3, SMC DA18-135mmF3.5-5.6ED

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



Ricohからモニターでお借りしていたPentax K-3のレビュー、今回、高感度域についておさらいをしたい。K-3でユーザーが一番懸念されているのは画素数が増えた事で、高感度耐性が悪くなっているのでは?。K-5ユーザーの2人に1人はこれがクリアされればK-3に移行しても良いと考える人がいるのではなかろうか?。

本来は比較の意味で同じシチュエーションで撮影した像をお見せするのが一番だが、そうも行かず。でもほとんど同じ、そんな写真を見つける事が出来た。

両方ともISO12800で撮影しており、奇跡的に露出データもほとんど一緒ってのがあった(EV値でK-5の方が1/3段程明るい)。それが下の写真。構図やレンズの焦点距離には違いはあれど、この2枚の写真で十分にノイズの比較が出来る。


K-5での全体

2014-02-21-02


K-3での全体

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これを両者ともLightroomのデフォルト(輝度ノイズを一切取り除かない)で現像し、K-5の像を画像拡大ツールとして定評のあるAlien SkinのBlow Up3でK-3と同じ2400万画素相当にして比較したい(クリックで等倍)。


K-5を2400万画素にした部分切り出し

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K-3の部分切り出し

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K-5を2400万画素にした部分切り出し

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K-3の部分切り出し

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これを見る限り、K-5とK-3のノイズの出方はほとんど違いは無いように思える。

「K-5を無理矢理2400万画素にするんだから、そりゃぁK-5の方が荒くなるのは当たり前だよ」

そんな意見もあるだろうから、ではA3ノビプリントを前提で今度はK-3を1600万画素にしてみよう(A3ノビに必要な画素数は240dpiで1400万画素)。同じくLighroomでのデフォルト現像、一切の輝度ノイズを取り除いていないし、シャープネスの変更もしていない。K-3はPhotoshopで縮小した。


K-5の部分切り出し

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K-3を1600万画素にした部分切り出し

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K-5の部分切り出し

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K-3を1600万画素にした部分切り出し

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うーん、どうだろう。1600万画素でもブラインドテストされたらほとんど判らないレベルの違いでしかない気がする。

となると、2月15日の記事にも書いた通り、K-5から劣化はしていないと結論付けられる。むしろ(良いレンズを使えば)、ローパスフィルターのあるK-5よりもK-3の方が解像感は優れているので、大きなプリントを目指した時にはK-5よりもノイズ耐性はあるのではなかろうか?。

確かに、こうやって3週間みっちりK-3を使っても発表当初の予想、「かつてのK-7の香りがプンプンする」、これは否めない。しかしこれまた2月15日の記事の通り、もはや高感度に関しては画素数云々でなく、APS-Cセンサーの限界であると感じている。

そもそもどちらもSonyのセンサーだからノイズの傾向も同じと思って良い。だからこれよりも高感度に美しさを求めるのなら、素直に135センサーに移行するべきだろうし、Pentaxに文句を言うのでなく、Sonyに抗議をするしかない。

A3ノビプリントならK-5もK-3もこの手のISO12800の写真ならばLightroomで輝度ノイズ軽減の数値を30でほとんど問題の無い像になってくれると思う。

ついでと言っちゃなんだが、K-3のこのISO12800の像を、Lightroom 5、Capture One Pro 7、DxO Optics Pro 9、そしてK-3の添付ソフトのDUC5でノイズを軽減しつつ、ディテールを残して現像した部分切り出しをお見せしたい。

Capture One ProとDCU5はデフォルトのノイズ軽減値、Lightroomは輝度ノイズ軽減を30、Optics ProはPrimeテクノロジーを使用し、輝度ノイズ軽減を15で現像してみた。

※ノイズリダクション処理とシャープネス処理は本来、時間を掛けて行うもので、どの現像ソフトでもさらに良い画質になるとは思うので、あくまでも参考程度にご覧になって欲しい


Lightroom

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Capture One Pro

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Optics Pro

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DCU5

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Lightroom

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Capture One Pro

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Optics Pro

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DCU5

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これらを見る限り、どうしようもないのがやはりDCU5。これはSilkypixのノイズリダクションを利用していると思うが、きっと使われている画像処理エンジンが古いのだろう。この辺がユーザーを馬鹿にしていると思うんだな。ケチらずに最新の画像処理エンジンを積んで欲しい。

購入しようか迷っていたCapture One Proは想像よりも遥かに悪い。期待し過ぎた?。ノイズの消え方とでも言おうか?、好みではないなぁ。また今現在、Lightroom、Optics Proがすでに対応しているK-3のPEFファイルも現像出来ず、DNG変換する必要があり、新機種への対応の遅れが気になる。お試し期間が2ヶ月あるので、もう少しテストするつもりだが、買いたい度数は一気に減ったし、この2ヶ月の間にK-3のPEFに未対応なら買わない。

良好だったのがLightroomとOptics Proだ。特にOptics ProはVer9からの新たなノイズリダクション処理のPrimeが優秀で、これは数値をもっと煮詰めていけばLightroomを超えるかもしれない(Optics ProはVer8まではCapture One Proのようなノイズ処理を施していたが、Primeテクノロジーの凄さを感じた)。

※但し、Optics ProのPrimeはまだ実験段階のようで使い勝手は最低最悪、これに関しては別途記事にするつもり

ではPentaxのカメラ内現像、撮って出しJPGは如何に?。うーん、申し訳ない。K-3が届いたその日の夜、室内で超高感度テストをし、「あっ、駄目だ、こりゃ!」と結論を出し、上の写真を撮影した段階ですでに高感度ノイズ軽減はオフにしていたので、比較写真がない。

ただ、(記憶の中では)見た目はDCU5、もしくはCapture One Proに近く、こうなると各個人の好みなんだと思う。私は幾ら「A3ノビ前提」ならカメラ内現像でもどの現像ソフトでもさほど変化は無いとは言っても、受け付けないし、Lightroom、Optics Proのノイズ処理の方が上手いのは明白だ。

さて、如何だろうか?。高感度ノイズに関しては個人の主観によるものが多く、未だに各種掲示板ではK-5よりも悪くなったと言われている方もいる。また私は一般の人よりも「ノイズに関しては寛容的である(多少残っていても気にしない)」、それを理解して、皆さんで結論を出して頂きたい。


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