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Lost community - 失われた集落 その4

2014年04月14日 00:00

棄てられたウルトラセブン

棄てられたウルトラセブン

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回の記事の続き・・・。

この前のネタで書いたっけかな?。もう自分の記事のバックナンバーを見るのも億劫なくらい時間が足りない・・・。まぁダブッていたらご勘弁を。

この手の廃集落でいつも不思議に思うのが、家に残された生活用品。今回の廃集落でもそうだった。すでに前探索者、もしくはドロボーにかなり荒らされていたが、私がとあるサイトで見たここの風景は「さっきまでここで生活していました!」そんな状態の写真が多数あった。

良くあるでしょ。夕飯の支度がされているのにその一家がいない!、そんな神隠しにあったなんて話。、まさにそんな状態。

以前探索した廃集落でも子供の命名の書類だとか、七五三の写真などがそのまま置いてあったりと、探索していてかなり気持ち悪い。えっ?、気持ち悪いのだったら探索するなだって?、ごもっとも。でも冒険心の方が勝っているのだった。

トップ写真のアイスラッガーのないウルトラセブンは前探索者が故意にそこに置いた気がしないでもないが、ここのお宅は明らかにこの家を去った当時、ウルトラセブンに興味を持つような年頃の子供がいた筈。


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こうやって子供の靴があったり、何だろう、ハカイダーみたいな戦闘ヒーローのカレンダーが掛かっているのだから、どう考えてもその年頃の子供がいたに違いない。

カレンダーは1997年のもので、この年に立ち去ったのなら17年前と言う事になるが、一体この一家に17年前、何があったのか?。

ひとつ、考えられるのが地上げだ。地上げは一棟だけをどーこーするもんじゃない。周辺を全て買い取ってそれを高く転売するのが地上げ。

つまり、1997年の秋、ドラマでしか見た事が無いような・・・、怖い人達がアタッシュケースを持ってそれぞれの家を訪ね、現ナマを見せ、今すぐにここを立ち去り、権利書を渡せば云々・・・、なんて事があったのかもしれない。

この集落一体が借家だった可能性もあるのかな?。地主と地上げ屋が勝手に土地の売買をし、貸借人達に強制的に「すぐに出て行け!」、法に触れそうな強制執行のようなものがあったのかもしれない。

また1997年と言う年にも注目したい。2014年の今と同じく、この年、消費税が3%から5%に上がった。この頃すでにバブル期は終わり、不景気時代に突入しているのだ。

日本の法律下で強制執行のようなものがあったとしたら、ここまでひどい状況ではないと思う。少なくとも私が当事者(住民)だったら、最悪の状況を考えて、ある程度荷物は纏めているし、家族写真は必ず持っていくし、持ち家なら、仮に悪徳地上げが横行していても、ある程度の金銭の見返りはあるだろうから、最低でも引越し業者くらいは雇えるでしょう。

キッチンを見ると冷蔵庫があったり(冷蔵庫の中身を確かめるべきだった!)、やかんや料理器具がそのまま放置ってあり得ないでしょう?。幾つかの家でテレビが見当たらなかったのは、廃墟荒し、泥棒が入って持ち去ったのだろう。


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勿論、もぬけの殻、綺麗さっぱり、屋内にはなんにもない、そんな家もあった。だからロアノーク植民地のように集団でいなくなったって訳ではないようだが、このように生活用品がそのまま残っているお宅が相当数あるのも事実。

当時、エリアA、B合わせて4~50戸の家があったようで、当然、それだけの世帯がどこかに引っ越している訳だが、中には着の身着のまま出て行かざる世帯があったのは確かなようだ。

今回紹介しているのは集落のほんの一部でしかないが、撮ってきた写真を連れに見せながら、一体、1997年にこの集落で何があったのだろうか?、妄想しまくっていた(笑)。


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最後に。この廃集落、見ている資料が正しければの話だが、今年7月、もしくは2年後から再開発されるみたいだ。廃墟好きとしてはあと10年くらいはこのまま放置されて欲しいが、行政としてもそうは行かないのだろう。

経緯はどうであれば、行政を含む宅地開発だから、それなりの補償はあった筈。いずれにせよ、一夜にして地上げが完了するなんて100%あり得ない。この規模の集落なら少なくとも半年~1年は掛かる筈で、地主が勝手に土地を売るにも居住権もあるし、やはり一夜にして云々はない。

やはり謎である・・・。もし今度、近くへ行く事があったら、周辺の人に尋ねてみようと思う。


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コメント

  1. tsunomagari | URL | -

    BigDaddy様、こんばんは。

    何があったのでしょうか。
    確かに法律の下の強制執行であれば、ここまではないでしょう。
    子供の靴の大きさと五月飾段の段ボール箱が妙に気になります。
    この子は現時点で二十歳過ぎくらいかもしれませんね。
    周辺の人に尋ねるだけでも事件に巻き込まれそう。
    ミステリー小説が1冊や2冊は、書けそうですね。

  2. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    廃墟の1つの魅力にこのミステリーさがあるんだと思います。地方の集落が廃になる時って、ダム建設とか、過疎化などが主で、昨年もダムにより廃になった集落を訪ねましたが(情報が古くすでに更地になっていました)、そこに1つデッチアゲ(笑)をして、オカルト的にしたり、嘘だと判っていても、本当にそうだったら面白い、雑誌ムーの世界を各自が勝手に広げていたりします。青森の杉沢村の噂なんてまさにそれで、テレビでも真実っぽく放映されていますが、おおよそ嘘のようですしね。

    ただ、この集落は判らないんですよねぇ。再開発地になっているのは確かなのですが、仰る通り、それなら法律の下で強制執行になる筈で、こんな夜逃状態にならんと思っています。全国的に知名度が低いので情報が少ないんだと思います。そうなるともう現地の、近所の方に尋ねるしかありませんよねぇ(笑)。

  3. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    すごい内部。
    つい最近まで子供の笑い声がしていたって雰囲気ですね。
    捨てられたウルトラセブンのフィギュア 木造校舎の解剖図体を思い出します!

  4. マーク | URL | -

    上から6枚目の写真の台所?の入り口にぶら下がっている、
    じゃらじゃらした木製の数珠?みたいなのを見ると時代を感じますね(笑)
    ここも訪れてみたいですが再開発の予定があるんですね・・
    藪は気にならないけどマムシはちょっと・・
    冬場まで待ちたいところですが再開発の予定が7月だとすると・・ん~悩ましいです^^;

  5. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    これでもいわゆる廃墟荒しがこうやってぐちゃぐちゃにしているのでしょう。
    他の方のブログでここの5年位前の写真を見ましたが、まぁ神隠し?、と思うくらい、昨日までここにいたでしょ!、そんな生活感がありました。

    解剖図もそうですし、人形、つまり人型の何かを廃墟で見つけるとゾクッとしますよね(笑)。

  6. BigDaddy | URL | -

    > マーク さん

    ここが廃になったのは恐らく1997年、平成に入ってからですが、じゃらじゃらの暖簾、そうですよね、昭和を感じます。

    7月から再開発の話は、資料が間違っていなければなんですが、少なくとも周辺で大規模な再開発が予定されているのは確かみたいです。

    マムシは藪やブッシュに入らない限り、さほど心配はありませんが、最近のスズメバチは5月でも活発と言うので、行くなら、今でしょ!、って感じでしょうか(笑)。いずれにせよ、もっと暖かくなると確実に植物で侵食されるので、今か、冬しかないと思いますねぇ。

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