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ひょんな事からFujifilm X-E2を使ってみた その3 高感度域の描写 RAW現像すると・・・

2014年05月31日 00:00

廃墟にて

廃墟にて・・・

Fujifilm X-E2, XF18-55mmF2.8-4

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回の記事ではFujifilm X-E2とPentax K-5の画像処理エンジンによるノイズの傾向を示した。

結果は、デフォルト設定ではX-E2はノイズを消せるだけ消し、一見、像は美しく見えるが、ディテールを失い、K-5はディテールを保つ為に無理にノイズを消していない。そんな違いを見た。X-E2のノイズリダクション設定を-2にして、ノイズの傾向が似通って、ISO6400像ではX-E2が半段近くK-5の像を上回っているように見えた。

今回は本番、RAWレベルではどの程度の差が検証したい。

巷ではFujifilmのカメラはAPS-Cセンサー搭載カメラの中では群を抜いて超高感度時の描写が優れていて高感度番長なんだそうだ。

常に手持ち撮影なので、廃墟ではISO3200を超えるコマが多い私にとってはK-5よりも超高感度域が優れていたら将来、Pentax K-3を手にするのでなく、X-E2やX-T1への移行も考えたくなる。だから気になって気になった仕方がなかった。

ぶっちゃけ、前回の記事のカメラで現像されたJPG像なんてど~でも良い。RAW上で検証しない限り、真の実力は測れない。

現像にはLightroom 5.4を使い、カメラプロファイルは両者ともAdobe Standaardをセットし、全ての数値はデフォルトとしている。つまり、ノイズリダクションはカラーノイズが25で輝度ノイズは0のまま、一切の処理をしていない。

まずは前回の記事のISO5000の像。左がX-E2、右がK-5で、部分切り出しはマウスクリックで等倍となる。

全体像
2014-05-31-01 2014-05-31-02

部分切り出し(クリックで等倍)
2014-05-31-03 2014-05-31-04
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解像感はK-5の方が良いが、これはピント位置が少し違っているだけかもしれない。いずれにせよノイズの差をあまり感じられないと思うのは自分だけか?。確かにK-5の方が全体にざらついていて、ノイズの出方が汚く見えるが、せいぜい1/3段くらい?。

うーん・・・。じゃぁISO6400はどうだろか?。

全体像
2014-05-31-07 2014-05-31-08

部分切り出し(クリックで等倍)
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なるほど、ISO6400になると確かにFujifilmの方がノイズが小さいように見えるが、それでも半段以上の差があるとは思えない。

K-5が愛機だからと言ってK-5を擁護する訳じゃないが、予測していた程、開きはない。むしろ4年前のSonyの1600万画素センサーがかなり頑張っている。本ブログで何度も述べている通り、APS-Cセンサーの技術力の限界なんだな、そんな結論に至っている次第。

そしてこれくらいの距離だと分厚いローパスフィルターの入っているK-5でも解像感はそこそこあるので、輝度ノイズの数値を15くらいにセットすればX-E2と同等の絵になる。少なくともA3ノビプリントでブラインドテストされたら多くは区別が付かないだろう。

これもネットの評判とはちょっと違うんだよなぁ。冒頭で書いた通り、ネット上の情報ではFujifilmのAPS-Cカメラはダントツの高感度番長である筈。確かにSonyの1600万画素センサーは高感度に定評がある。でも4年以上前のセンサーだからね。

うーん、ネットの情報を鵜呑みにしちゃいけないなぁ。勿論、これでX-E2の評価が下がる訳じゃないが、ローパスフィルターレスのセンサーなのにK-5と解像感の違いをあまり見出せないのならばローパスフィルターレスのK-5IIsの方が実はRAWレベルでは良い絵が出てくるんじゃないか?、と勘ぐっちゃう。

問題は・・・。ISO6400の像は差は少ないものの確かにX-E2の方が良いと思う。でもX-E2を含め、現行のFujifilmのカメラの欠点の1つにISO6400を超える感度は拡張感度として、JPGのみしか保存出来ない。RAWで保存して、現像処理を入念に行えない。

K-5(K-5II、IIs含む)は風景によって現像ソフトを駆使すればISO12800でも十分にプリントに耐えられる画質になってくれる。でもX-E2は・・・。

と言う事で次回はX-E2のISO12800の像を検証したい。ISO6400でK-5よりも少し良いのだから、ISO12800が幾ら拡張感度と言え、K-5よりも半段以上のアドバンテージがある筈だが・・・。


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コメント

  1. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    なるほど

    大変興味深いレポート感謝です。m(_ _)m
    最後の一行が意味深ですが。。見比べると殆ど差はないですね。ローパスフィルターがあるK-5が頑張っている印象が強いです。楽しみにしているのは発色です。X-E1のレンズキットが値も下がってきたので慣れるように買おうか思案中です。

  2. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    ありがとうございます。そう言って頂くとレビューし甲斐があります。K-5の頑張りもそうですが、本文の通り、ネットの情報とは少し異なる結果に驚いています。

    海外を含めたプロカメラマン、ライターのレビューを見て一部の知ったかぶりが受け売りで物を言い、それがどん
    どんとコピーされ増殖、結果的に誇張された中身になっちゃうのでしょうね。実効感度も今回の高感度耐性も完全に誇張された内容がネットでは真実化しており、ちょっと・・・。今回のレビュー、そんな事ばかりですよ(笑)。

    高感度関連のネタはあと2回続く予定で、その後、発色と言うか、フィルムシミュレーションに関して、かなり突っ込んだ内容で3回のレビューを予定しています。その後、解像感とか色々と続き、もしかすると2日に1度の掲載だと今月一杯X-E2ネタだけで行けるかも知れません(笑)。

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