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ひょんな事からFujifilm X-E2を使ってみた その8 フィルムシミュレーションソフトでシミュレーション

2014年06月12日 00:00

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Fujifilm X-E2, XF18-55mmF2.8-4

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



Fujifilmの画像処理エンジンの色調整の名称がズバリ「フィルムシミュレーション」だから非常にややこしくなる。

X-E2のRAW写真からLightroomのフィルムシミュレーションの模倣したカメラプロファイルを利用せず(Adobe Standardのままで)、フィルムシミュレーションソフトでそれぞれのフィルムを模倣したらどうなるか?。定番のDxO FilmPack 4とAlien Skin 5の2つのフィルムシミュレーションソフトで遊んでみた。

とその前に・・・、X-E2の実効感度も絡んだ話でどうしても書き加えたい内容があり、囲み部分にそれを記述する。

以下、主観、記憶、憶測で述べる・・・。

これまでずっとフィルムシミュレーションについて語ってきたが、X-E2のベルビアは本物のフィルムベルビアとは違うと確信を持った。少なくともベルビアに関しては、X-E2が設定する露出値から1/3段~1/2段のマイナス補正をする事で、本物のフィルムベルビアに近付くと感じる。

でもフィルムベルビア50はもっと赤みを帯びる時が多いし(X-E2のホワイトバランスでデイライトを使っても大きな赤転びはない)、空はPLフィルターで落とし込んでいるくらいにもう少しクリアーになる筈で、だからX-E2ではマイナス補正するべきだと思う。

推測出来るのはフィルムベルビアは実効感度が本当に低いって事(感度が低ければアンダー露出になり、濃度が濃くなる)で、ベルビア50の実効感度がISO32相当と言われていたし、ベルビア100ももしかするとISO64くらいなんじゃなかろうか?

昔、Fujifilmの人にベルビア50で撮影する際、+1/3段の露出補正をするべきか?、と尋ねた事がある。そして確か以下のような回答を頂いた。

「ベルビア50の実効感度はISO50なのは間違いはないが、色が濃く、コントラストの高いフィルムなので人間の目にはアンダー露出に感じる場合もあるかもしれない。しかしそれがベルビアの特徴なので、適正露出のまま撮る事をお勧めする」

要するに色が濃いからシャドー部は潰れ易く、それで実効感度が低く感じると言うのだ。確かにその通りなのだろう。そしてX-E2のフィルムシミュレーションのベルビア、プロビア、アスティア、そしてプロネガハイは、他社の一般的なJPG像よりもダイナミックレンジは狭く、結果、黒が潰れ易くなる。

もしかするとFujifilmカメラの実効感度が低いと触れ回っている人達の中にはこのダイナミックレンジの狭いJPG像を元に語っている人もいるんじゃないのか?

つまりだ。実効感度とは撮影者本人が感じる感度でしかなく、私個人は各メーカー、彩度、色相、コントラストが異なるJPG像で比較するよりも、同一条件(汎用の現像ソフトで同じ現像を施す)で比較するべきだとは思っているが、ネガキャン紛いの人間もいる中、ネット上で実効感度が低いと断言している人の考えもあながち間違いではないような気がしてきた。


それではDxO FilmPack 4とAlien Skin 5の像をご覧頂こう。

X-E2ベルビア
2014-06-12-02
Filmpackベルビア100 Exposureベルビア100
2014-06-12-03 2014-06-12-04


X-E2ベルビア
2014-06-12-05
Filmpackベルビア100 Exposureベルビア100
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X-E2ベルビア
2014-06-12-08
Filmpackベルビア100 Exposureベルビア100
2014-06-12-09 2014-06-12-10


X-E2ベルビア
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Filmpackベルビア100 Exposureベルビア100
2014-06-12-12 2014-06-12-13


うーん、Pentaxカスタムイメージのリバーサルフィルムよりは似たような傾向になっているが、1つ1つ良く見ると、空の青さとか結構違いを見つけられる。

面白いのはFilmpackとExposureのベルビア100、ほとんど同じ描写している。もしかして中身は一緒じゃないのか?、と思う程。これはこの2つを1つ前のバージョンからもう2年以上使っているが、初めて気付いた。

じゃぁアスティアでやってみようかな。

X-E2アスティア
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Filmpackアスティア Exposureアスティア
2014-06-12-15 2014-06-12-16


ベルビアよりもFujifilmのフィルムシミュレーションに近い。これだったら許容範囲として認めてやっても良いかもしれない。

じゃぁ最後に最も一般的なプロビアで!。

X-E2プロビア
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Filmpackプロビア Exposureプロビア
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あれれっ?、これは違うなぁ。空の色以前の問題で、FilmpackもExposureの色が明るく浅い。見た目、リバーサル系のフィルムでなくネガフィルムのリアラエース辺りの色っぽく見えちゃう。

うーん・・・。

このように代表的なFujifilmのリバーサルフィルムの銘柄であるベルビア、アスティア、プロビアの3種をFilmpack、Expousreで試してみたが、どうだろう?。皆さんはどう映る?。果たしてこれでシミュレーションしていると言えるだろうか?。

ちょっとショックだったなぁ。もっと似ると思っていた。この2つのソフト、結構高いんだよね。X-E2のフィルムシミュレーションは、流石に自社のフィルムの模倣だから、研究し尽くして画像処理エンジンに搭載していると思うから、Filmpack、Exposureの方がやっぱり違う描写をすると考えて良いのだろう。

勿論、2種のシミュレーションソフトはそれぞれ彩度、色相、コントラストなど細かい調整が可能だから、限りなく、X-E2のフィルムシミュレーションに近付ける事は出来ると思うが、そうであってもお手本がなければどの設定を変えればそっくりになるのが判らないのだから意味がない。

さて、ここで「おやっ?」と思われた方!。鋭い!。

Fujifilmのカメラを持っている人はそもそもフィルムシミュレーションソフトなんて使わないでしょ?、そんな疑問が浮かぶ筈。

仰る通り!(笑)。でも、「いやぁ、プロビアもベルビアもアスティアも上手く真似ているね」、そんな結果が出ていたら、Fujifilmのフィルムシミュレーションにはない、他社のフィルムでも堂々と例えば「X-E2でコダクローム64描写をしてみた!」とかで遊べる訳。

すでにコダクロームは世界中探しても見つからないし、見つかったとしても、確かすでに現像が出来なかったんじゃなかったっけか?。だから本人が「これはコダクローム64の色である!」と言い張ればそれはそれで成立しちゃうんだが(笑)。

またLightroomの標準的なカメラプロファイルであるAdobe Standardはメーカー、カメラ毎の差を限りなくなくした標準的な現像処理を施すので、Pentax K-5でFilmpackやExposureを使ってベルビアやプロビアを模倣して、きっとそっくりになっているのだろうと私なんかはフィルム時代を懐かしんでいた訳。

とにかくPentaxのカスタムイメージのリバーサルフィルム、そして今回テストしたFilmpack、Exposureは空の色が決定的に違う気がする。Fujifilmのフィルムシミュレーションの方がどれを使っても色気のある色合いになっている。ネイチャー系は空の色は大切な要素だから、そこが違っているとちょっとねぇ・・・。

まぁそれでも今後もこの2つのフィルムシミュレーションソフトは使っていく。少なくとも空に色気ある色をあてればそれっぽく見えるのだけは判ったのだから・・・。

それともう一度書くが、少なくともX-E2のフィルムシミュレーションのベルビアとプロビアは本物のベルビアとはやっぱりコントラス、彩度は違うと思う(アスティアはあんまり使った事がないので、どんな発色をしていたか全く記憶にない)。


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コメント

  1. | URL | -

    BigDaddyさん

    プロビアしか使ってないんですけど、仰るとおりダイナミックレンジが狭いんですよ。
    せっかくAPS-Cなのに、積極的に狭くしてどうするんだ?という思いがあるんですが、フィルムシュミレーションだからなんですかね?
    とにかく黒を引き締めすぎ(真っ黒に近い)のとシャドウが容易に潰れてしまうのには最初使った時にはびっくりしました。

    おまけにプロビアでも彩度が思ったより高く、カラーを-1にしても緑などがまだ彩度が高いです。

    X-E1やX-Pro1から後の機種で大幅な色変更があったみたいで(高彩度・高コントラスト)、フィルムシュミレーションと言えど一貫性のあるものではないみたいです。
    フジはクレームの度合いにより極端から極端へ振れる傾向があるようで、色変更も少し極端かな?という気がします。微調整くらいに留めて欲しかった。

    ということでJPEG自慢のフジですが、個人的には合わず、RAW現像専用機になってます。

  2. Y.Hrzn | URL | HfMzn2gY

    ご無沙汰してます。
    Lightroomのカメラプロファイルですが、自作するのって意外と簡単ですよ。
    Adobe謹製のDNG Profile Editorもフリーでダウンロードできます。
    気に入るまで作り込んでしまうのが後々楽かも知れません。

    プロファイルの調整自由度を知ると、結局RAWで見る写真もセンサの生データではなく、既に作られた画でしかない事がよく分かります。

    それと、カラーチェッカーパスポートのプラグインで作ったプロファイルは生成時のWB近傍でのみ効果を発揮します。
    プロファイル生成時のWBから外れる場合はそれほど正しく機能しません。

    お試しで作ったK-5IIs用のPentaxっぽいプロファイルを公開してますので参考まで。
    Camera Profiles | ZN Works
    http://zono-yh.sakura.ne.jp/znworks/download/camera-profiles/
    まだまだ甘いんですけどね。

  3. BigDaddy | URL | -

    > 名無しさん

    名前の欄が空欄でしたが、やすさんでしょうか?。以下、やすさんだと思ってのコメントとなります。

    ※間違っていたらごめんなさい。書き直します


    どういう写真を望むかですよね。私はキリッパリッが好きなので、プロビアくらいのダイナミックレンジでも平気で、Pentaxカメラではわざとコントラストを強めてダイナミックレンジを狭くしていたりします。

    いずれX-E2のダイナミックレンジ拡大に関しての記事を書くと思いますが、RAW前提だと、シャドーが潰れるか潰れないかくらいのシャドー基準の露出を設定し、(JPGしか作用しないダイナミックレンジ拡大を使わずに)ハイライトが飛んだらRAWでハイライト補正する、それが一番良いと感じています。

    カメラはX-A1でしたっけ?。だとするとプロネガはないんですよね。これはLightroomでも使えないのでしょうか?。また添付のRaw File Converterで記憶色なんちゃらが結構地味な発色をしていますので使えるのかもしれません。

    Fujifilm自体のフィルムシミュレーションも仰る通り、機種毎に色味が異なるようで、私もそれはフィルムとは明らかに違うと感じていますねぇ。

    それとFujifilmの駄目な点はPentaxと同じでボタンの押し辛さです。X-T1では結構ユーザーから反感を買っているようですが、X-E2でも同じで、あんなボタンやダイヤルじゃお話になりません。これらに関してはレビュー使い勝手編でボロクソに書こうと思っていますよ(笑)。

  4. BigDaddy | URL | -

    > Y.Hrzn さん

    いやぁ、実を言うとカメラプロファイルって自作したいなぁと思って、色々と調べていたのですが、カラーチェッカーツールを買ったりと面倒じゃねぇか?、とペンディングしています(笑)。

    ただ、カラーチェッカーでしっかりとプロファイルを作れば、カメラ毎の差はほとんどなくなるでしょうから、その上で、ExposureやFilmpackと言ったフィルムシミュレーションソフトを使うとそれこそ本物のフィルムに似るんでないかと思っているんです。

    時に!、リンク先のファイル、これ、ずっと前にダウンロードしており、K-5IIs用なので、dpctoolでK-5に書き換えてLightroomで使わせて頂いております。リンク先に飛んで、「あれっ?、これダウンロードしているよなぁ?」と。

    なるほど!、いやぁ、作者さんの事など全く調べなかったので、Y.Hrznさんが作られたのですね!、びっくらこきましたよ(笑)。価格か2チャンネルか、どちらかで紹介されていて、それを見た瞬間、ダウンロードしました。

    使った感想としては濃度が淡い気がしており、このプロファイルを利用する時はコントラストを上げて使用しています。そもそも私はPentaxのカスタムイメージはデフォルトで使っておらず、コントラスト高めに設定しているのでそんな気がしているのかもしれません。

    また最近はY.Hrznさんが作られたナチュラルからLightroomのプリセットのポジプリント調で現像している事が多いです。次のX-E2ネタもポジプリント調はどうなん?、そんな内容となっております。

  5. やす | URL | -

    すみません。
    名前がいつの間にやら消えてしまってました。

    X-A1です。
    記憶色ではなく見た目どおりの写真が好きなので、そうしたらシャドウを持ち上げざるをえず、すると色が薄くなり明度を修正するということをしてます。色相も現実とは違うようで修正には時間がかかりそうです。
    フジはフジ色が好きな人が使うというのが実際に使ってみて感じたことですね。

    色々考えておられるようで結論が今から楽しみです。

  6. Y.Hrzn | URL | HfMzn2gY

    既にご利用頂いてましたか(笑

    色の濃度(彩度)はPentaxのデフォルト値では無く、シャープネスを除き±0を基準にしています。
    その辺りはLightroom側で弄れた方が楽でしょうし。
    また、ただでさえ色飽和し易いので色相によって控えめにしている部分もあります。
    なので、ご推察の通り若干淡目に見えて正常です。

    後、黄〜赤にかけてはあまり撮らない色なので、それ程合ってません(汗
    結局マクベスチャートでざっくり作って、実写比較で追い込んでるだけなので、そこまで万能ではありません(´Д` )

    DNG Profile Editerも癖のあるツールなので使い方の資料でも作成しましょうかね?
    プロファイル作りたいって方は結構いらっしゃるようなので。
    いつになるかはわかりませんが(´Д`;)

  7. BigDaddy | URL | -

    > やす さん

    なるほど、見た目通りとなるとシャドーを持ち上げなくちゃなりませんよね。明度の修正だけでなく、ローカルコントラスト(Lightroomで言うところの明瞭度)なども併用してメリハリを付けてみてはいかがでしょうか?。私は眠い写真には(曇り日で光が全体に回っていて風景そのものにコントラストのない風景やちょっとシャープネスが足りないような写真)、必ずローカルコントラストを高めていたりします。

    私なんて結構いい加減で、メーカー毎のJPGの出す特徴なんて丸で気にしていません(笑)。今回しつこくフィルムシミュレーションに関して書いていますが、好き勝手にいじるが一番なる結果になっちゃいましたし・・・。

    ネタは恐らく6月一杯まで続くと思いますので最終結論は7月に入るかと(笑)。

  8. BigDaddy | URL | -

    > Y.Hrzn さん

    おっと、先ほど、再確認したらVer2になっていますね!。早速再ダウンロードさせて頂き、例によってIIsを無印に書き換えたところ、Ver1.xよりも濃度が上がっていますね。より似てきたと思います。

    私はPentaxのカスタムイメージでコントラスト強めにしているので、Ver2のMIYABIを元に、白レベル+25(Pentaxのハイライトコントラストの代替)、黒レベル-25(シャドーコントラストの代替)、コントラスト+25、明瞭度+15くらいにすると、結構良い感じに仕上がってくれました。しかもこれだと彩度はいじっていないので赤の飽和もなかったです。

    MIYABIは黄色に特徴があると思うんです。ただこれはLightroomのカメラキャリブレーション内のRBGの色度座標値を変えると結構似ると思っており、Sigmaレンズでは出てくれない空の青さも単純にカラーのブルーの彩度を上げ、輝度を下げれば深い色になりますもんね。私はブルー色度座標値の彩度を上げただけにしていたりもします。

    私がカメラプロファイルに興味を持ったのは、先にも書いた通り、きっちりと色を認識させてやればカメラ毎の差は減るので(理論的には差はなくなる筈なんですよね)、FilmpackやExposureと言ったフィルムシミュレーションソフトが活きるに違いないと思っているからなんです。

    ですからDNG Profile Editerの指標、資料なるものがあれば便利かもしれません。勿論、私も今すぐにプロファイルを作りたいとは思っていないので、気長にお待ちしております(笑)。

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