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ひょんな事からFujifilm X-E2を使ってみた その12 点像復元ってどぉよ!?

2014年06月20日 00:00

民家の隙間から富士山

民家の隙間から富士山

Fujifilm X-E2, XF18-55mmF2.8-4

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点像復元、要するにレンズを絞った際に出てくる回折ボケ(小絞りボケ)を復元してくれるらしい。APS-CセンサーだとF8を超えた辺りから徐々にシャープネスが低下するようで、それ以上絞り込んだ際にもボケた部分を元の状態に戻しますよ!、そんな機能みたいだ。今日はそれについて書く。

X-E2を借りたとは言え、それはX-E2で写真撮影を楽しむ為に借りたので、機能のオン、オフによる点像復元のテストなんて全くしていない。行ったのはF16まで絞ってどんな解像感を得られるかだけ。

それだけで言えば、、、

「効果はある!」

気が付いた時には、セットで比較用のF8の像も撮っていたが、確かにどう見てもF8の像よりも悪い。一応、F8で撮影した風景は構図のど真ん中にピントを合わせているだけ、F16にした時は構図の前方にピントを合わせている。

そうやって撮影した写真はピント位置が異なるので、厳密な比較はできないが、回折ボケが直るのならF16で遥か手前にピントを合わせるのは道理に適っている。テストの為の写真じゃなく、実践で使える否かである。

機能をオフにしたらもっと悪くなるのだろうから、効果は確実にあると結論付けても良いのではなかろうか?。

但し、注意点として、これも超高感度の画質と同じくやたらにネット上で評判が良かっただけに、F8の像とF16の像が同じくらいの画質だ!、くらいのレベルだと勝手に思い込んでいた。でも実際にはそうじゃない。F16で撮影した風景は全てF8には劣る事は確かだ。

だから過度な期待は持たない方が良く、普段はやはりF8を中心とした絞りを利用し、どうしても手前から奥までパンフォーカスしたいとか、水流をスローシャッターで切り取りたいなんて時以外はF16まで絞るのは全く意味がないのだろう。

またこれはRAWには全く作用しない。JPGのみに与えられる機能で、画像処理エンジンでシャープネス、もしくはそれに準ずる作用をレタッチしているに過ぎない。

本日トップ写真、マウスクリックしても長辺960ピクセルで、それだと判り辛いが、これのF8とF16の部分切り出し像を見比べて欲しい。どちらもピントは左の民家の窓に合わせている。

ピント位置 F8 背景 F8
2014-06-20-02 2014-06-20-04



ピント位置 F16 背景 F16
2014-06-20-03 2014-06-20-05



これのF16の像が前回の記事で、X-E2のJPG撮って出しとそれぞれの現像ソフトの解像感を比較した写真だ。

最テレの焦点距離55mmで撮影しているので、窓にピントを合わせたらF8まで絞っても背景はボケる。A4プリントでボケているのが判り、しかもそのサイズのプリントだとこのF8のボケが非常に中途半端に見える筈だ。だからむしろレンズの性能が良いので絞り開放付近でA4プリントでも確実に背景がボケているのを判らせる必要がある。

でもF16まで絞るとA3ノビプリント、いやもう一回り大きくても背景までピントが合っているように、被写界深度内に見える筈だ(センサーのゴミまで見えちゃっているぜ!)。

小指の爪程度の小型センサーのコンデジなら上のようなパンフォーカス表現は当たり前だが、フォーサーズフォーマットを超えたら、被写界深度がコンデジよりも浅くなり、また回折現象で全体像が眠くなるのを避け、この風景で背景の富士山までパンフォーカスしようとは決して思わない筈だ。

つまり、フォーサーズやAPS-Cと言った中途半端なセンサーサイズ搭載のカメラを使っているカメラマンは、そもそもF16なんて選択肢はあり得ない。

でも点像復元がある程度効果があると感じられるX-E2なら、多少の解像感は犠牲になってもF16で撮ってみたいと思わせてくれる。当然写真表現の幅が広がるから、悪い話じゃない。

それと実に微妙で、あってもなくても全く気にならないのだが、この点像復元は周辺部から四隅に掛けてのレンズ描写の悪さをほんの少しだけ解消してくれる。DxO Optics Proのレンズブラーに似た機能と言えばお判りだろうか?。そしてこれはどうやら点像復元をオンにしておけば絞りを開けていても効果があると言う。

全体像

2014-06-20-06

左上隅 左下隅
2014-06-20-07

2014-06-20-08

右上端 右下端
2014-06-20-09 2014-06-20-10


見る限り、一応の効果がありそうでしょ?。

さて・・・。

最初のF8とF16の比較のF16写真の背景の木々とか、この4枚の四隅を見て、やっぱり塗り絵、油絵だなぁ感じるでしょう?。F16だからどーの、点像復元だからどーのでなく、元々X-E2が吐き出すこの手の木々は等倍で見てしまうとこうやって塗り絵っぽく見える事があり、解像度でなくコントラストで写真を見せる、プリントしてナンボ、そんな仕様なのだろう。

とにかくこれが前回の記事で示した遠景の木々の葉が綿飴のような、枝が蛇のように見えたり、さらにデジタル写真の癖にコントラストが強いから木々の陰影が単なる穴や模様に見えちゃう現象だ。

私はこれを気持ち悪いと思うし、ネットの評判でもX-Transセンサーは駄目か?、なる話もポツポツある。でも解像ではなく、コントラストで見せる、プリントしたらこれが活きるんだ!、そうFujifilmが言っているのだろうから、これを解像しているとしよう。

ならば点像復元があってもなくても良いのか?。18-55mmF2.8-4と言うレンズは周辺部もズームレンズの中では綺麗に解像するから点像復元とは関係のないRAWファイルをLightroomで現像し、通常にシャープネスを掛けるだけで十分とも言える。

この回折ボケと周辺部の画質の向上に2つはA3ノビ程度のプリントではさほど効果を感じられず、世の中の90%以上のカメラマンには気になる機能とは言い難い。しかし、特大プリントするカメラマンはアマチュアにだっていて、そういう人達には必要不可欠なツールなんだと思う。

とにかくそれが万人向けか否かなんてど~でも良く、新たな技術はどんどんと投入するべきで、それを出し惜しみするメーカーはアホ以外のなにものでもない。

しかしそうなるとPhoto Ninjaの解像感をFujifilm自身が出せていない(点像復元JPGよりもRAWからPhoto Ninjaで仕上げた方がカリッとする)、あえて出していないとも言えるが、いずれにせよ、もしFujifilm自身でもPhoto Ninjaくらいの解像感が可能ならば、それはメーカーが決定するのでなく、ユーザーに選択させるべきなんじゃなかろうか?。

Pentaxはそれをシャープネスによって解決した。ノーマル、ファイン、エクストラシャープネスとユーザーに選択させた。Fujifilmのそれはシャープネス以前の話でRAWからのデモザイクの段階でおかしくなっている筈だから(あえてそうしている?)、もっと話はややこしくなるのではあろうが・・・。


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