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ひょんな事からFujifilm X-E2を使ってみた その15 露出の傾向

2014年06月26日 00:00

日没の風景 - 廃屋

日没の風景 - 廃屋

Fujifilm X-E2, XF18-55mmF2.8-4

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



Pentax K-5の馬鹿露出・・・、これにウンザリしており、X-E2はどうだろうか?。

Pentax K-5(II系を含む)の分割測光は、中央が明るく、周辺部が暗い風景だと、周辺部に露出を合わせようとし、おおよそ中央はドオーバー露出になり、ひどい時はRAWでも救えない。

またカメラをほんのちょっと振るだけで露出が大きく暴れるのも頂けなかった。1段くらいの違いなら、「嗚呼、空をちょっと多めにしたからかなぁ」と理解出来るが、2段も違ってくると、どっちを信じて良いのか・・・。

結果、今現在、K-5では分割測光は一切使っておらず、昔ながらの中央重点測光で頑張っているのだった。

また、Pentax K-3の分割測光はK-5の馬鹿露出は影を潜めたものの、暗い風景で-3EV、-4EVと、一般ではあり得ない露出補正を必要とする時があり、これは「時折、大きく露出が振れる時があるみたいだ」と非公式ながらPentaxも認めていたりする。

ではX-E2はどうだろう?。

X-E2の場合、EVF、もしくは背面液晶で設定した露出での明るさが像に映し出されるから、仮に分割測光がアホでも、ファインダーを見ながら露出補正が出来るから、不便な事はないのだが、露出アルゴリズムは正確な方がそりゃいい。

結論を述べちゃうと・・・。

「問題ない」

撮影初日、先ずは明るい風景、暗い風景、輝度差の激しい風景と30枚くらい撮影し、傾向を探った。おおよその風景は-1~+1EVに入り、後はカメラマンがどう表現したいかによって-2~+2に補正値が広がる。

Fujifilmの出す絵は自社のフィルムをシミュレートしたもの、これらをデフォルトで使っていると、プロネガスタンダード以外は今のデジタルカメラでは考えられないくらいダイナミックレンジが狭い(コントラストが強い)。だから-2EVでもRAWにはシャドー部がしっかりと記録されていても撮って出しのJPGでは黒く潰れる時の方が多い。だからそこまで補正は掛けない。

とにかくフィルムカメラと同じ感覚で露出補正すれば、ほぼ問題ないのが判った。これはフィルム時代からのカメラマンには非常にあり難い露出傾向だ。

Pentaxカメラの露出補正幅って-5EV~+5EVあるんだ。これはダイナミックレンジが広いからそこまで変更出来る、カメラマンの意図を反映出来る、そう解釈すべきだが、マイナス側に多く補正しないとまともな像が出ない時があり、それを開発陣が知っているから・・・、これが真実と思うのは私だけじゃないだろう。

本日の写真、5月中旬の18時47分、ISO6400、F4.5、1/6secのEV1の像。日没前後の廃な風景。ここは光がほとんど届いていない場所で、これがなんと補正ゼロ!。補正せずともこの絵になるのはちょっと首を捻ってしまうし、フィルムカメラとは違なる露出傾向だが(フィルムカメラでもデジタルカメラでも最低でも-1EVは補正すると思う)、この写真をK-5で撮影したら確実に-2.5EV、K-3なら下手すると-4EVだ。

また解せないのが、、、

長期試用リポート:「FUJIFILM X-E2」第1回――古民家の湿度感を切り取る

上の記事での柱時計、床の間、囲炉裏の鉄瓶の3枚の写真の露出補正値。-2.3EV、-3EVも露出補正をしている。それでいてこの明るさ。この風景でこれくらいマイナス補正する必要があるのなら、K-5やK-3変わらない。

古民家での撮影だから、私が廃墟でパチパチしているのと同じくらいの明るさだろう。ここまで露出補正をするのは、借りた個体ではあり得ない。あちらはレンズに35mmF1.4を使用しているが、レンズによって露出補正値が変わるのか?。それともファームウェアの更新で、手元にあったX-E2の露出精度が初期のものよりも安定していたのだろうか?。

X-E2から吐き出されるJPGは、フィルムシミュレーションやダイナミックレンジの拡大で大きく絵が異なってくるので、何とも言えないが、長期レビューの第1回のネタだから、デフォルト状態で撮影していると思うから、ちょっとこの補正量はあり得ない。

X-E1は露出補正幅は-2~+2EVだった。露出傾向と出てくる絵の質がX-E2と同じなら本日の写真でお判りのように、それで十分だし、反対に長期レビュー記事の内容が正しく、X-E1で各種AEを利用していたら、逆立ちしたって囲炉裏に鉄瓶写真をあの濃度では撮影出来ない。

そんな場合、自分を信じるのが一番。たったの5日間だけど、己が得た感触が最も信頼出来る。だからX-E2から-3~+3EVになった訳だが、余程の意図がない限り-3EVも+3EVも使わない、ここではそう断言したい(いずれにせよ、X-E2はEVFだから撮影前に露出の確認が出来、大きな失敗は無い)。

ただ、6月4日のレビューに書いた通り、超高感度域でISO6400をRAW現像時に増感処理をすると、-3EV(実際には-2.7EVで十分)が必ず必要になる。

※RAWでISO25600まで増感しようと思えば-3.7EVまで必要だが、これは不可能なのでマニュアル露出で撮るしかない

きっとユーザーの中にISO6400で増感処理をする人も多く、RAW現像前提だと補正幅が狭過ぎる!、そんな要望があったのだろうな。

また反対に、日中、ポートレートなどで、絞り開放を使いたい、そんな人はISO200スタートなんて冗談じゃない。拡張感度でISO100は使えるが、ISO12800、25600同様にRAWの保存が出来ない。

となるとISO200で撮影し、RAW現像時に減感処理が必要になり、そうなると+2EV以上の露出補正を時には必要とする。

※まぁRAWで減感処理はあまりやらないと思う、と言うのもトーンカーブやハイライト補正をすれば良いだけだから、ISO200のまま普通に露出補正をするだけで十分な筈

Fufjifilmはそれらに気付き-3EV、+3EVを可能としたのだろう。要するにFujifilmのユーザーでもJPGしか保存出来ない拡張感度が嫌だ!、自分で現像したいと言う人もいるって事だ。

私もそう。LightroomがほぼFujifilmのフィルムシミュレーションをシミュレートしているので、もはやX-E2の撮って出しJPG像なんてど~でも良かったりするし、拡張感度は絶対使わないと自信を持って言えるから、-3EV~+3EVはあり難い。

それでも普通の写真を撮るのだったら、マイナス側は-2EVで十分だし、プラス側はポートレートでハイキーにしたりもするけどこれも+2EVもあれば十分だと思う。

露出が安定しているのは当たり前と言っちゃ当たり前。Olympus E-P3だって分割測光の露出に問題はない。でもPentaxユーザーは露出が安定しているなんてあり得ないのだから、露出が安定していて、EVFで状態が判るカメラ、魅力的に映るに違いない。

とにかく露出に悩む事がない、撮影時のストレスが皆無になる。羨ましいったりゃありゃしない。Fujifilmのカメラをすぐには買わない。でも将来的にはこの手の一眼レフではないレンズ交換式カメラを中心に写真を撮っている自分を容易に想像出来る。

Pentax(Ricoh)は今年、来年が正念場か?。多くが135センサーを望んでいるようだが、そうじゃない。APS-Cのこの手のカメラを発売しないと確実にFujifilmやSony、マイクロフォーサーズ軍団にユーザーを取られるだろう。

私?、私はPentaxを裏切らないよ。次に買うのはK-5IIsだ。でもその先にはK-3はないだろうなぁ。むしろK-50の後継機種に注目したい。将来、K-5IIsがお役御免になった時にPentaxブランドでもRicohブランドでもどっちでも良いが、X-E2のようなカメラが発売されていなければ、そこで裏切る。ジ・エンド!。


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