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観音崎の軍事遺構を中途半端に尋ねた結果・・・

2014年07月10日 00:00

桟橋跡

桟橋跡

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



尋ねたのは3月!。本当は春に掲載するネタだったが、FujifilmのX-E2レビューが1ヶ月以上も続いたりして、なんだかんだと今になる・・・。

その3月の旅、メインは某廃集落と田浦の廃線、そして猿島の軍事遺構に横須賀のどぶ板通り(どぶ板通りは後日掲載予定)。だから観音崎の軍事遺構は、たまたま宿泊先がその観音崎公園のホテルだったから、なにやら砲台跡なるものがあるらしいぞ!?、って事で散歩ついでに行ってみるべ!、その程度の感覚。

写真トップのレール跡のある桟橋の残骸は、昭和初期、物資補給船の桟橋で、この突端のポールにロープを使って係留していたらしいと旅行後にネット検索で知った。

笑っちゃうのが、これが無造作にどーんとある事。立ち入り禁止でもない。軍部の補給船が停泊していた桟橋なのに周囲にはな~んの解説板も無い。しかも夏はここ、海水浴場となるらしい・・・。

偶然見つけて、良く見るとレールの跡があるから、これは船から物資を運ぶ為のレールだろうと思って、取り合えずパチリしたコマ。

ちなみに奥に見えるタンカー横の島は東京湾第一海堡。Google Mapで航空写真にして見れば判るが、人工島で、砲台跡がはっきりと見える。Mapをご覧の方は少し左を見ると似たような人工島が見えると思う。こっちは第二海堡(護岸工事中みたいだ)。

※ネットで検索しているとこの第一海堡に上陸した軍事マニアもいらっしゃるようで・・・

さて、タイトル、「中途半端に尋ねた結果」。良く言えばロケハンであるが、ホント中途半端だった。これも後から調べて判った事で、トップ写真の桟橋の残骸から海岸に沿って進むとさらにスゲェ遺構があったらしい。トホホ・・・。

何しろホテルからの単なる散歩だからして夕飯まで時間が空いたので、ホテルの人に丘を登ると砲台跡があるよと聞き、それしか頭になかったから、この桟橋を見て、すぐに海保施設のある丘を登ってしまったのだった。

しかし、この海保までの道のりがまぁ地獄。散歩じゃないよ、トレーニングよ、トレーニング!。ここを毎日5往復したら毎夜大盛ご飯を頂いても、1ヵ月後には5キロは体重を落とせるだろう。頂上までの近道だからして、当然の如く急坂。何しろ、前を行くファミリーの5歳くらいのガキンチョかなぁ~。ガキンチョは体重が軽いから大人より坂を苦にしない筈が、登りたくない!、とギャ~ギャ~喚いていたから(笑)。

んで、心臓バクバクで海保まで行ったさ。それらしい古い人工物があるけど、トラックやバンなどが駐車しているから、流石にこれじゃねぇよなぁ・・・。どこにその砲台跡があるのか判らん。しょ~がないので海保の人に「すまんが砲台跡ってどこじゃ?」、と尋ねると・・・。トラックやバンと言った車輌が仰山止まっている場所がそれだと言う。

そう、何の工事をしているのか知らないが、何台もの車輌が無造作に空き地に止まっている訳。そしてその上が砲台跡。まじかよ!。

つまり、砲台跡の全景を捉えようとすると、これら車輌が邪魔になってしまう。えっ?、ここって軍事遺構だよね?。後世に当時の歴史を伝える為の公園だよね?、どうしてこんな重要な遺構にトラックを止めるんだ?。

確かに丘の上でなにかしらの工事が行われているのだから、工事物資を運ぶにはトラックが必要だ。流石に歩いて運べなんて言わない。でも仮にもここは観光地よ。砲台跡は見学施設。観光客の為に物資を運び終えたら現場で使わないトラック等は麓に戻すのが筋ってもんではなかろうか?。

猿島みたいに妙なボードウォークを造ったり、砲台跡と言ってもコンクリートで地面を固めた単なる展望台と違い、ここは当時のままの形で自然と共演しながら残っているのに(勿論、地下や穴などは塞がれているが)、トラックとバンが邪魔をしている。何の為に急坂を登って来たのか・・・。

要するに軍事遺構とは言っても重要文化財として保存しているのでなく、「この公園にはこんなものもある」程度、朽ちるに任せているだけ。恐らく何の知識も仕入れないでここを歩いても、かつて展望台だったのかな?、くらいにしか思わず、これが砲台跡とは誰も気付かないだろう。

ここは北門第二砲台と言って、他にも幾つか砲台跡があるが、ネットで見る限り、どれも完全にモニュメント化されていて、軍事マニアなら価値はあろうが、廃マニアの私としては撮影対象外。

だからこそ、自然に任せて朽ちているこの北門第二砲台跡こそが唯一の被写体であり、そこに工事用車輌が止まっていて不快以外の何物でもなかった。


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ねっ?、頑張って撮ってこの程度。丘、山の中にどんな按配で配置されていたか、てんで判らんでしょ?。それもこれも工事車両が一番撮りたいところに仰山止まっていたから・・・。

普段は解説板なんて撮らないのだが(その手の情報はネットで十分手に入るから)、全景が写せないものだからって事で珍しくパチリ。これをご覧になれば砲台がどのように配置されていたか判って頂けるだろう。


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しょ~がないので、北門第二砲台先のトンネルでも撮ってホテルに戻ろう!。

トンネルの入り口に何やらスイッチがある。スイッチって押すものでしょ、エイッ!!!。お~!、電気が付いた!。どうやら3分経過したら自動的に消灯するそうだ。確かに3分もあれば出口まで行けるだろう。

でも、トンネル内をパチパチしていると3分なんてあっという間。トンネルのど真ん中でいきなり真っ暗に。日没近くの時間帯、真っ暗なトンネル内って怖いぞぉ~。しょ~がないので、ダッシュで戻ってもう一度スイッチをパチリ。3分後、再び真っ暗に。今度は出口の方が近いので出口にダッシュで駆け寄りパチリ。

私が訪れた時、なんとこのトンネル、一般人は通行止めだったそうで。崩落の危険性があるとか・・・(でもトラックやバンが通ったのだから崩落しそうもないけど)。うーん、知らないって凄いね。全く悪びれる事なく、何度も電気をパチパチし、何十枚も写真を撮っていた(笑)。

時に、このトンネルも恐らく明治時代のもの。当時、手掘りだったのだろうか?。またトンネル内を見ると地層がどう捻じ曲がっているか判る。地質学好きな人には三浦半島ってたまらんだろうなぁ。


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ところで、この観音崎は三浦半島の東側の突端で、東京湾の入り口になっていて、そこは浦賀水道と呼ばれている。地図を見ると確かにここに軍事要塞を置きたくなるし、沖に人工島の海堡があるのも判る。

ところがこの観音崎の要塞は昭和に入ってからはほとんど使われなかったと言う。何故か?。それが関東大震災なんだなぁ。

恥ずかしながら今になって初めて知った事。関東大震災って直下型と呼ばれているから、てっきり東京のど真ん中でドーン!、となったものだと思っていたけど、実際には神奈川県沖でドーン!。だから東京よりも神奈川県、特にこの三浦半島が最も被害が大きかったようで・・・。

何しろ灯台が潰れちゃうくらいだから(その灯台の残骸も公園の海沿いに放置プレイされているらしい)、関東大震災、やっぱりとてつもなくでかい地震だったのだなぁ・・・。

そう言えば城ヶ島の灯台でも、関東大震災で大きな被害に遭ったなんて看板を見たし、4月26日の記事で紹介した旧田浦隧道でも震災で亡くなった方の供養塔もあったなぁ。都内で関東大震災の傷跡を見るのはほぼ不可能だろうけど、三浦半島ではそれが見られる。貴重だよね。



とまぁそんな訳でせっかく軍事遺構を目にしたのに工事車両が邪魔でムカついたなるお話・・・。

ここはもう一度行かねばならない。この時撮れなかった北門第二砲台の全景を撮りたいし、トップ写真の先の海岸沿いにある関東大震災での灯台の残骸だって見たい。これからの季節、この周辺は海水浴やバーベーキューで人々がごった返すので秋になったらまた訪れようと思っている。


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コメント

  1. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    工事車両のお邪魔虫が占領していたとは云え、これだけのお写真で僕はウハウハ状態です~^^
    当方は舞鶴の「ロシア病院」しか情報が無く、東京湾は宝庫ですね。
    文章と航空写真を行ったり来たりしましたよ^^
    横須賀の正反対に位置する千葉県の富津岬から1km西の小さな島を拡大したら砲台の跡らしきものが点在していました。
    引潮になれば渡れそうな気も~ ???

  2. tsunomagari | URL | -

    BigDaddy様、こんにちは。

    トンネル内の煉瓦壁の部屋っぽいショットが気になります。
    扉のように見えますが、コンクリートで塗り固めているようにも見えます。
    軍の倉庫か何かだったのでしょうか?

    何度も電気のスイッチをパチパチする姿は、ちょっと想像してしまいました。

    砲台写真のリベンジをお待ちしております。

  3. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    ロシア病院は凄いですよねぇ。行ってみたい場所の1つです。

    もしハッセルじいちゃんが東京に旅する際は、都内をウロつくよりも三浦海岸を含めた東京近郊をお勧めしたいですねぇ。この第二砲台跡から少し分け入ると凄い堀切りがあるみたいなんです。勿論、軍事遺構です。ほとんど人に知られていない為、当時のまま残っているそうです。ちなみにこの丘、マムシ出ます(笑)。

    千葉に近い東京湾の島、ここが第一、第二海堡で、第二は実際に小船で行けるそうです。「東京湾 第二海堡」で検索すると探検ブログが見つかるかと思います(現在は立ち入り禁止ですが)。

  4. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    推測でしかありませんが、砲台に地下通路があり、これが恐らくトンネルに繋がっているでしょうから、砲弾を運ぶ通路、倉庫がトンネルから出ているんじゃないでしょうかね。

    何度も電気パチパチ、夕暮れは怖いですよ~、ここ(笑)。一応、心霊系の場所でもあるそうです。

    この第二砲台の近くにほぼ手付かずの堀切りがあるようなので、秋、冬にリベンジしたいですねぇ。

  5. たくあん | URL | HfMzn2gY

    このトンネル、スイッチを入れた時の音が印象的です
    僕も何度かお世話になっていますよ~(笑)

    6枚目の階段はきっとトンネル脇の場所だと思いますが、ここも上がって行くと素敵な軍事遺構が残ってるんですよ!
    勿論レンガですけど♪

    じっくり探すと色々と面白そうな場所が出てきそうですよね~
    桜マークの刻印付きレンガはたくさんある場所を見つけましたし、陸軍の境界石も結構ありますし、
    軽い戦跡調査としては良い場所だと思います。

    1枚目の写真の場所にはまだ行った事が無いので葉っぱのなくなった季節にでも行きたいと思っています。

  6. BigDaddy | URL | -

    > たくあん さん

    レンガ好きのたくあんさんなら当然ご存知だと思いました(笑)。階段の先、掘り切りですよね。ほぼ手付かずの綺麗な状態で残っているそうなので、是非とも見たいですねぇ。猿島が観光地化してあまり面白くなかったので、その掘り切りだけでも拝みたいところです。私も秋にはもう一度訪れたいと思っています。

    1枚目は駐車場の目の前なのですぐに判るかと思います。そして海保に行く坂を上らずに、海沿いを歩いていれば倒壊した灯台が放置プレイされているそうですよ(笑)。恐らくこの公園は夏以外はさほど観光客は来ないでしょうから、秋以降、じっくりと探索したいと思っています。

  7. たくあん | URL | HfMzn2gY

    たしかにあそこは手付かず状態なのかも。
    歩いてる時のわくわく感と言うか何と言うか気持ちが高揚してきます♪
    残念ながら僕のブログでもアップしてませんでした。

    階段向かい側には下に潜れないようにグレーチング蓋がされていますが、数年前ははずれていたので
    潜ってトンネルの中へ繋がる通路にも行った事があります(笑)

    僕は倒壊した灯台の場所に行きたいんですよ。
    レンガ造りだったそうですから(笑)
    何度も行ってるくせに海岸沿いだけはまだなんです。

    ここへ行く時はコンデジやスマホで穴の中をライトで照らしながらの撮影も楽しいですよ♪

  8. BigDaddy | URL | -

    > たくあん さん

    どなたのブログで周辺の写真を見て、うわぁ、これは是非とも撮らねば!、と思いましたねぇ。たくさんさんがすでに訪れている、羨ましい限りです。うーん、今の時代、何事も情報ですね(笑)。まさか、あの公園にそんな遺構があるなんて、旅行前、考えもしませんでした。

    倒壊した灯台も、情報を知っていれば一目散に駆けつけたのに(笑)。また海保の敷地の海沿いにも何か遺構があるようで、それは丘の上から望遠で撮影しなくちゃならないとか、そんな情報を目にしています。

    そう言えば私が持っている懐中電灯は光直進式なので、その手の散策をするのなら拡散式の懐中電灯が必要になりますね。

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