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RawTherapeeにフィルムシミュレーション機能が付いたぞ!

2014年09月15日 00:00

雨の山里

雨の山里

Pentax K-7, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



8月16日の記事で、知らぬ間にRawTherapeeがFujifilmのX-Transセンサーに対応していたぞ!、と書いたが、今度も知らぬ間にフィルムシミュレーション機能が付いていた!。

現在のバージョンはWindows 64bit用で4.1.64。多分それ以前にも対応していたのだろうが、あまり宣伝されていなかったようで、少し前にこれに気付いた。

RawTherapeeの一部の使い方が判らず、日本語マニュアルを読んでいたら、そこに「フィルムシミュレーション」なる文字が目に入った。

うん?、なんじゃこれは?。読み進めるとなるほど、良く判らんけど比較用のpngファイルを仰山ダウンロードし、環境設定でフォルダ指定してやるだけで有名どころのフィルムをシミュレーションしてくれちゃうらしい。

早速そのpngファイルの入っているHaldCLUT.zipをダウンロードし、解凍、フォルダ指定してやる。果たして仰山のフィルム名が選択出来るようになった!。

RawTherapeeは無料にも関わらず、Lightroomよりも高度な設定が出来ちゃう優れた現像ソフトだが、とにかく優れ過ぎちゃって、やたらに現像項目があって何をどう設定してやれば良いか判らない時がある。なんと言うか理系の大学の専門分野で使われているツールのような・・・、そんな雰囲気を持っている。

だからうちにはLightroom、CaptureOne Proも、バージョンはちと古いがDxO Optics Proもあるから、少し前までRawTherapeeに熱心じゃなかった。

ところが先月にFujifilmのX-Transセンサーに対応し、8月16日の記事の通り、撮って出しJPGやLightroom、Capture Oneよりも「解像感に関しては」もしかしたらRawTherapeeが一番?、だったので、そこから興味を持つようになった。

シャープネスとノイズに関してはLightroomを抜いたんじゃないかと思うくらい。高感度番長のCapture Oneもあるから、ISO6400からの現像処理にはもはやLihgtroomは使っていない。ノイズリダクションの効果は人によって好みが分かれるが、LightroomのノイズリダクションはISO6400からは使わない方が良いと思うなぁ。

さて、そのフィルムシミュレーション、これが正しいかを知る術はない。Fujifilmの画像処理エンジンのフィルムシミュレーションのベルビア、プロビア、アスティアなども「これ、ホントにフィルムのままかよ?」と思うくらいの出来だし、フィルムシミュレーションに特化したDxo FilmpackやAlien SkinのExposureも(共に最新版を利用している)、違うんじゃねーの?、と首を傾げたりもするから・・・。

良く判らないのが、風景によって輝度が一気に落ち込んじゃう。RawTherapeeのデフォルトの像、はたまたLightroomやCapture Oneの初期状態で問題のない写真が、このフィルムシミュレーションを適用させると1段半くらい暗くなってしまう。全ての写真でそうなる訳じゃないので、何をトリガーにしてそうなるのか見当が付かない。

※暗くなったら露出モジュールで持ち上げれば良いだけだから(多くは自動露出補正ボタン一発で解決する)、特に不快とは思わないが・・・

但し、ダイナミックレンジに関してはかなりフィルムに忠実な気がする。ポジフィルムのダイナミックレンジは5EV~6EV、ネガフィルムで8~10EVと言われていて、上手くそれに合わせているのではなかろうか?。

だから今のデジタルカメラは写り過ぎちゃうんだ。恐らくネガフィルムと同等の7EV~8EV、RAWファイルから現像すれば優秀なセンサーだと13~14EVものレンジがあり、1枚の写真でHDR風レタッチが可能となる。

デジタルカメラ(センサーの実力)によって救われる写真もあるし、ダイナミックレンジが広過ぎてわざわざコントラストを後から強めなくちゃならない時もあり、RawTherapeeはそれをゼロからやらなくちゃならない。これが面倒だった。

しかしフィルムシミュレーション機能が加わった事で、それが各フィルムをしっかりと模倣しているかは無視し、1つの色調志向、プロファイルとして利用出来るので、これは使い勝手が高い。

フィルムシミュレーションからコダクローム64を指定して、「コダクローム最高!、エクセレント!」なんて言わなけりゃいい(笑)。コダクローム64を指定して、「廃墟はこう言った落ち着いた雰囲気になるように現像しないとね!」とアバウトな表現をしてりゃいいんだ。

何種類くらいあるんだろう?。同じフィルムでも効果が異なるのも含めると数百あるから、その中から好みの色調を見つけ出すのは面倒な作業ではあるが、まずはリバーサルフィルムならベルビア、プロビア、アスティア、コダクローム、エクタクローム、この5つの違い、RawTherapee上でどうなるかを見極めれば、どの風景にはどのフィルムを適用すれば好みになるのか、おおよそ判断が付く。

※ダイナミックレンジを広げたいのならネガフィルムを使えば良いし、コダクロームにセット後、コントラスト等を弄れば良い

本日のトップ写真は山里の廃屋、雨模様で派手な色合いよりも渋い表現が良いだろうと判断し、RawTherapeeで自動露光補正を行い、コダクローム64で仕上げた(他は一切弄っていない)。

※コダクロームが渋い、これは彩度が低いとか地味と言った意味ではなく(ベルビアよりは地味だろうが)、個人的には忠実色と記憶色の真ん中くらいの描写で、色が深く、生っぽい発色になっていると感じている

下に参考写真を・・・。


先ずはLightroomとRawTherapeeのデフォルト像を。RawTherapeeはデフォルトだと中庸部を暗く落とし込むので自動露光補正だけしている。両者、色調には大きな違いはない。

※以下、クリックして長辺960ピクセルに拡大される

Lightroom adobe Standard RawTherapee 自動露光補正
2014-09-15-02 2014-09-15-03



次にLightroomのデフォルト像にFilmpackとExposureでコダクローム64レタッチを施したのが下で、RawTherapeeはそのままフィルムシミュレーションでコダクローム64をセット、現像したのが本日トップ写真。

Elien Skin Exposure DxO Filmpack
2014-09-15-04 2014-09-15-05

RawTherapee
雨の山里



どうだろう?。

Exposure、Filmpack、RawTherapeeと丸で異なるフィルムシミュレーションを使ったように違いがある。FilmpackとRawThepaeeは似た傾向を示しているが、Exposureはわが道を行っている感じ・・・。

ベルビアと対極に位置すると言われているコダクロームだからExposureの示した像よりも色合いが地味になりコントラストが強いFilmpackやRawTherapeeの方が好みかな?(でも本物は恐らく色が濃く出ているExposureに近いのだろう)。それを考えるとわざわざFilmpackを起動せずともRawTherapee内でこの像を作れるのだから、使い手としては楽。

但し、ExposureもFilmpackも銀塩フィルムとしての粒子の形状も再現しているので、粒子も含めてコダクローム64などのフィルムを使いたいなんて方はやはり専用のシミュレーションソフトを買われるべきだろう。

私はExposureでもFilmpackでも、粒子は再現しないので(粒子量をゼロにしている)、RawTherapeeで現像するのならそのままRawTherapee内でフィルムシミュレーションは完結させたい。十分使えると思うし。


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