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再び・・・、ほのかクローム、クールクローム、そしてクリアクローム

2014年10月05日 00:00

都市寸景

都市寸景

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



9月29日の記事の内容をもっともっと推したいので再びネタにする(笑)。

その記事では面倒だったのでPentax Digital Utility 4(以下PDCU4)から写真を仕上げたが、これが風景によってカメラ内現像と全く異なる色調を出してくるので、ならば、実際に私がPentax K-5で運用しているカスタムイメージそのものを今回は紹介しようと思う。せっせとカメラ内で再現像したさ(笑)。

とにかくPentaxカメラのカスタムイメージを弄り倒せば様々な色調を作り出せる。Fujifilmカメラに新たに加わったオールドフォトタッチのクラシッククロームを羨ましいなんて言う必要は全くない。

まずおさらい。Pentax K-5のカスタムイメージで設定出来る項目は彩度、色相、キー、コントラスト、コントラストハイライト、コントラストシャドー、シャープネスの7つ。

Pentaxカメラをご存じない、もしくは極最近Pentaxユーザーになられた方で判らなだろうと思うが「キー、コントラストハイライト、コントラストシャドー」の3つだろう。

キーはハイキー、ローキーを意味し、構図上の中庸度、グレーに近い明るさの上げ下げをする。言い換えるとハイライトとシャドー部以外の明るさ設定で、これを操作するだけで劇的に写真が変わる。

コントラストハイライト、コントラストシャドーはそのキーで変化の無いハイライトとシャドーのコントラストを調整するもので、コントラストハイライトをプラスに振るとより白が際立ち(階調が出る)、コントラストシャドーをマイナスに振ると黒が際立つ(同じく階調が出る)。

また色相、これは単純に考えた方が良い。どのカスタムイメージでもプラスにすると原色が濃く出て、マイナスにすると色が濁ってくる。

そしてPentaxカメラの特徴として一般的に利用されるであろうカスタムイメージ、鮮やか、ナチュラル、風景、雅、リバーサルフィルムの5つは工場出荷時の設定でもかなり派手になる。ナチュラルでさえ忠実色なんて概念がないのだろうと思う程、派手な色を作り出すのがPentaxカメラ。

これらを踏まえ、あとは各ユーザーがどんな絵作りをしたいかでおおよその値は決まってくる。

例えばオールドフォト風に色が被り(濁り)、コントラストが低下しているような写真を望むのだったら色相をマイナス-4。中庸度が暗くなるキーを-1。コントラスト、ハイライトコントラストを-2、そしてコントラストシャドーを+4にすればそれっぽくなってくれる。

9月29日の記事ではPDCU4から現像しているが、今日はうちのK-5一号機のそのままの値の写真を示したい。

決してFujifilmのクラシッククロームの発色を真似た訳じゃない「ほのかクローム」の設定はカスタムイメージの「ほのか」を使い、彩度0、色相-4、キー0、コントラスト0、コントラストハイライト+2、コントラストシャドー0としていてコントラスト弱め。

「クールクローム」は冷調なイメージとして「銀残し」から彩度+4、調色シアン、キー0、コントラスト+1、コントラストハイライト+4、コントラストシャドー-4でコントラスとはちょい強めの写真。

勝手にコダクローム64だと思い込んでいて、Fujifilm X-E2を使ってからプロネガスハイの代替にもなるなと感じている「クリアクローム」は「ナチュラル」を利用して、彩度-2、色相+4、キー+1、コントラスト+2、コントラストハイライト+4、コントラストシャドー-2で、ポジフィルムっぽいコントラスト強めの設定にしていた。

彩度を落としているのはコダクロームが地味な発色をする、そんな嘘な情報を信じているのでなく、Pentaxカメラは緑の発色に拘っているようで、ナチュラルでも緑が鮮やか過ぎる気がし、マイナスに振っているだけ。それだけだと全体の彩度が落ち、寝ぼけた絵になるので色相変更とコントラストで色が濃くなるようにしている。

※プロネガハイの代替にするのだったら彩度は-2でなく-1の方が良いかもしれない。

先に述べた通り、キーは目盛りを1つ動かすだけで大きく変化するのでPentaxカメラの吐き出す露出に不満のない方は0設定で問題ない。但し、クリアクロームの目的は「決して派手ではないがクッキリした絵」なのでおおよそが明るくなるようにキーを+1にセットしている。

クリアクロームは色を綺麗に、鮮やかに出す必要のあるネイチャーフォトを除き、ほぼ万能。特にコントラストを強めに設定しているので、光が廻っていてどれもこれも平坦に見えるような曇り日には威力を発揮してくれると思っている。

今回のここに掲載した写真でほのかクロームとクールクロームの2つは上の通り、私個人はキーを-1にしているが、それだとクリアクロームとキーの差が2になり、比較の意味でキーは0にしている(クリアクロームのキーは+1)。


では「ほのかクローム」、「クールクローム」、「クリアクローム」、判り易いコマを5つ用意してみた。そして一般的な絵の代表としてLightroomのデフォルト現像写真も共に掲載する(クリックで長辺960ピクセル)。


Lightroom Default ほのかクローム
no1, Lightroom Default no1, honoka chrome
クールクローム クリアクローム
no1, cool chrome no1, clear chrome



Lightroom Default ほのかクローム
no2, Lightroom Default no3, honoka chrome
クールクローム クリアクローム
no2, cool chrome no2, clear chrome



Lightroom Default ほのかクローム
no3, Lightroom Default no3, honoka chrome
クールクローム クリアクローム
no3 cool chrome no3, clear chrome



Lightroom Default ほのかクローム
no4, lightroom default no4, honoka chrome
クールクローム クリアクローム
no5, cool chrome no4, clear chrome



Lightroom Default ほのかクローム
no5, lightroom default no5, honoka chrome
クールクローム クリアクローム
no5 cool chrome no5, clear chrome



まず皆さんびっくりされると思うのが、Lightroomのデフォルト像ではなかろうか?。えっ!?、こんなに派手なの!?、と感じる筈。人の記憶は曖昧だから、比較対象によって印象が大きく異なってしまう。これは言葉を変えると「実にバランス良く現像された欠点のない絵」となる。皆さん、Lightroomのデフォルト像をもっと見直す必要があるかもしれないぞ!。

改めてこのLightroomのデフォルトと比較してみると、特にコダクローム64を意識している「クリアクローム」であまり空の色が乗っていないなぁと感じている。これは恐らくカスタムイメージのキーを+1から0に戻してやれば輝度が落ちるのでもうちょっと深い青になるのだろう。

普段から色褪せ、退色、色転びをしているオールドフォトの像を追求しているから、「ほのかクローム」、「クールクローム」、「クリアクローム」を美しい!、と思ってしまうし、Fujifilmのフィルムシミュレーション「アスティア」でさえ派手、自分の写真には向かないなんて方は新たに導入された「クラシッククローム」を手放しで喜ぶに違いない。

反対に、Pentaxなら「鮮やか」や「風景」を、Olympusユーザーなら「i-Finish」や「Vivid」を愛用していたら今回の3つの~クロームは遥かに地味で、色も転んでいるからから、生理的に受け付けない方だっているかもしれない。

そもそもこれら3つの~クロームは色相を大きく変えているので忠実色だの記憶色だのに煩い方には向かないだろう。私は1コマ1コマ、己のイメージにマッチした絵作りをしているだけで忠実色も記憶色も知ったこっちゃなく、色褪せ、色転びしているからこそ活きた写真だってあると信じている。

Pentaxカメラの「鮮やか」や「風景」と言った派手系カスタムイメージに飽きた、かと言ってほのかや銀残しは使いどころが限定される。違和感なく、かつ人と違った発色が欲しい、何か方法はないかな?、やっぱりLightroomから作り上げるしかないのか?、なんてカメラマン向けの発色。

だからPentaxユーザーは決してFujfilmのフィルムシミュレーション、「ベルビアいいなぁ、プロビアは綺麗だ、プロネガは万能だね、クラシッククロームも出たんだって!?、羨ましいなぁ」なんて思う必要は全くない。

「ほのかクローム」はクラシッククローム、「クリアクローム」はプロネガハイの代替になる可能性を大きく秘めている上、冷調になる「クールクローム」はPentaxカメラじゃないと作れねぇ!、ざまぁ見ろこの野郎!、お鼻を膨らましながら、そう思い込むのが大切。思い込むのは自由でしょ?(笑)。

これは決してFujifilmカメラを馬鹿にしているんじゃない。X-E2を使った限り、「プロビア、ベルビア、アスティア、プロネガハイ、プロネガスタンダード、モノクロ」、これだけありゃ十分だし、今後は「クラシッククローム」が加わるのだから、Fujifilmユーザーの視点からは「わざわざ何がプラスで何をマイナスになんてやる必要のないFujifilmのカメラは最高だね!」と思ってりゃいいし、事実その通りとも言える。

要するに各メーカーの各カメラをどれだけ使い倒せるかでしょ?。それはユーザーの思考、腕、センスに掛かっていて、「銀残し」や「ほのか」のような使い辛いカスタムイメージを万能なイメージにする、その発想が大切。

「ほのか」を利用し、またその際にホワイトバランスをちょっと弄ってやると、もっと面白い絵作りも可能。後日、書こうと思う。これを教えたら近頃、連れがその設定を多用するようになった。見ようによってはカメラ女子的絵作りかもしれないが、これは男が堂々と使っても非常に面白い効果がある。来週くらいのネタをお待ちあれ!。

そんなカスタムイメージであるが、Pentaxの最大のミスは「リバーサルフィルム」に愚かにも絶対的な自信を持ってしまった事。以前も述べたけど、これだけは彩度、色相、コントラストと言った調整が一切出来ない。どうしてこういう馬鹿な仕様にしているのか、「リバーサルフィルム」が他のカスタムイメージ同様に色々な設定が可能なら、それこそPentaxカメラは色調に関しては万能だと言えたのに・・・。

おっと、主旨が変わりそうなので、今日のネタはここでおしまい。でも次回、Pentaxユーザーだからこそ吐ける暴言をかましちゃおう!。


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コメント

  1. tsunomagari | URL | -

    BigDaddy様、こんにちは。

    >要するに各メーカーの各カメラをどれだけ使い倒せるかでしょ?

    全く仰るとおりですね。
    道具なんで、どう使うかが大事です。
    RAWで撮っちゃえば、後から現像ソフトで弄れるので、カメラ側のカスタマイズされている方は、意外と少ないのではないでしょうか?
    同一メーカーでも機種ごとに発色は異なりますので、使う側の工夫が必要ですよね。
    私も彩度落とし気味、モノクロだとREDフィルター設定という感じです。
    今回の記事の中では、クリアクロームが私好みです。

    WBの記事も楽しみにしております。

    追伸:現像ソフトは、Nikon CaptureNX2をメインで使用、Lightroom5はたまに使っております。

  2. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    Fujifilmユーザーの不思議なところは、ネット情報を見る限り、自社のフィルムをシミュレーションしている癖にカメラ毎にその色調が違うらしいんですよ。だとするとそのフィルムシミュレーションは単なるNikonで言うピクチャーコントロールでしかない訳ですよね。なのにFujifilmユーザーはこのフィルムシミュレーションに固執している人が多い気がし、それが疑問です。

    カメラの全ての機能を使うなんてプロでもないとは思いますが、せめて好みの発色に出るような努力はアマチュアでもするべきだと思っています。

    時に、Nikon CaptureNX2の後継であるNX-D、これ今使っています。何故使っているかは少しの間内緒と言う事で(笑)。予定では今月終わりくらいにこのNX-Dのレビュー掲載すると思いますので、その時、もし宜しければNX2との違いなどをコメントして頂ければと思います。

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