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尖ったカメラがあると面白い

2014年12月14日 00:00

レンガの壁

レンガの壁

Ricoh GXR, A12 28mmF2.5

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尖ったカメラとは何を意味するのか、それは文面を読み薦めて頂きければ判るだろう。

ここ数年のカメラで「尖っているなぁ」と感じたのは4機種。「Sigma SD1 Merrill」、「Sony α7S」、そして「Leica M Monochrom」と「Leica M Edition 60」。

Sigma SD1 Merrillはご存知の通り、センサーをRGBの三層に分けて1画素で1つの色を作り出せる。詳しい内容、ベイヤーのローパスフィルターレスとどれくらい画質が異なるのかは良く判らないが、様々なレビューサイトで見るあの解像感にはゾクゾクする。

その代わり自社の現像ソフトでしか現像出来ない、高感度がベイヤーと比較すると弱い、3層あるので保存に時間が掛かると画質以外の面では欠点だらけのようで・・・。尖っている!。

α7Sも言わずもがな、たった1200万画素ではあるが、高感度番長。超高感度域の撮影を強いられるのなら、恐らく現状でこれ以上のカメラはないのだろう。尖っている!。ただ、残念。あのボディデザインは何度量販店で見ても受け付けない。でもこれもある意味尖っているんだろうが・・・。

そしてLeicaの2機種、前者はモノクロームしか出力出来ない。センサーもモノクロ専用なのかな?。とにかくカラーフィルターがなく、1画素毎にしっかりと風景が記録される。カラーからモノクロ化した像よりも精細な像を結ぶであろうと誰もが想像出来、尖っている。

後者は液晶モニターを廃しちゃった。これは凄い。撮影後に写真を確認出来ないのは当然の事、各種設定もさせない。ISO感度は背面のアナログダイヤルで行うが、ホワイトバランスはオートのみ、出力はDNGだけ。JPGを出力しないからカスタムイメージやピクチャーコントロールと言った画質や色の類いの設定も不要(不要と言うより出来ない構造)になっているみたいだ。

このうちどれか1台、無償でくれると言われたら・・・。ボディだけなら現実的に考えてSigma SD1 Merrillだろう。ISO800までは問題なく使えるだろうから、通常の撮影で不満は無い。そしてレンズを自前で揃えてもさほどお金は掛からない。ネイチャー専用機として十分に働いてくれるに違いない。

欠点と言われている高感度域であるが、SD1 Merrillの様々なサンプルを見て私ならISO3200、EV4の像でもへっちゃら。と言う事はOlympus E-P3よりもノイズ耐性は1段高い(E-P3はISO1600でEV4だと大丈夫)。ネイチャーのみと言わず、通常のお散歩写真でも問題ない。

大きくプリントしてもA2くらいだろうから、ISO3200程度の私の撮る風景ならノイズは気にならないし、万が一不快に思っても専用の現像ソフトでTIFF出力は出来るだろうから、Photoshopなどでノイズを軽減すりゃ良いし、とりあえず連写も出来るからコンポジット合成!。

但し、SD1 Merrillを持ってしても高感度域はコントラストはかなり低下するようで、ノイズ云々よりもFoveonらしい解像感は得られないみたいだ。

※ところでFoveonって、本ブログではフォビオンと書いていたが、フォベオンと記載されているサイトもあり、どっちだい?、判るまでFoveonとする(笑)

だから実を言うと、SD1 Merrillがもうちょっと安かったら、くれなくても良い、自分で買いたい!、等と思っているのだった(笑)。もし、万が一、Pentax K-3と価格が逆転したら欲しいカメラのかなり上位にランクインする。

ボディとレンズの抱き合わせで、くれるてやる、持ってけドロボ~なら、Leica M Monochromeになる(レンズは50mmF2くらいを望みたい(笑))。フィルム時代からモノクロ専科の人達(自分で現像、プリント出来る人達)が羨ましくてしょ~がなかったから、そんな彼らを向こうに対抗出来ると言ったらこのカメラしかない。

今でもフィルムで自家現像、自家プリントをしているモノクロカメラマンは多いと思う。彼らにデジタルでも同じクオリティでプリント出来るよと言ったところで聞く耳を持たないだろう。でもLeica M Monochromeだったら、少しは耳を、そして目を向けてくれるかもしれない。そういう彼らを悔しがらせたい一心。

この4機種を見たら、他のカメラは全て、大衆に迎合しているに過ぎない媚びたカメラでしかない。勿論、売る為には大衆受けせねばならず、そんな事に文句を言っても始まらないが、赤字覚悟で各メーカー、1機種くらい尖ったカメラがあっても良いと思う。SigmaなんてFoveonセンサーのお陰か、全機種尖っているんだからスゲェ。

いや、待てよ、我がRicoh、Pentax連合にも尖ったカメラがあるじゃないか。しかも2つも!。Ricoh GXRとPentax Qだ。

GXRはRicohから何度も借りていて、その素性の良さ(レンズの良さとでも言おうか)、一時、欲しいなとは思ったが、いかんせん、尖り過ぎちゃって誰も見向きもしないカメラに成り下がってしまった。「尖っている」は褒め言葉になるが、「尖り過ぎている」は悪口でしかない。Ricohの人達、センサーがこれだけ急激に変化するとは思わなかったのだろうな。

せっかくGRの称号を持つ素晴らしい28mm、50mmレンズユニットを出しているのに両者とも1200万画素、あまり意味が無い。そして1600万画素センサーを奢ったズームレンズユニットはローパスフィルターレスで解像感は高いものの、GRの称号がないレンズだけに歪曲が半端じゃない。せっかくの24mmスタートなのにびっくりするくらいに樽型に歪むので結局トリミングして28mmくらいになっちゃう。

メーカーサイトを覗くと、現在、1/1.7型センサー搭載ユニットと1600万画素のローパスフィルターレスユニットの2つはまだ生産を続けているようだが、他はボディを含めて販売は終了している。

今後GXRが唯一生き残るには135センサー搭載ユニットしかない。そしてボディはEVF内蔵。これでSony α7系にガチンコで勝負する・・・。それでも同じ土俵で戦えるのは3年が限度か?。3年も経過すればSonyは新しいセンサーをαに載せてくる。でもGXRは構造上、センサーの交換は出来ない。うーん、尖っているには違いないが、やっぱり世間は尖り過ぎた失敗プロジェクトとしか思わないだろう。尖るにもさじ加減が大切。

Q系はどうだろう?。コンデジセンサーでレンズ交換式カメラ。客観的に見れば、冒頭に挙げた4機種と同様に尖っている。残念なのは未だにEVFを搭載しようとしないでしょう?。RicohはGXRで外付けEVFと言う実績があるのだから、どうしてQにEVFを外付けでも良いからアクセサリーに加えないのだろうか?。

要するにレンズが交換出来る、ここだけが尖っていて、後はEVFもないただのコンデジでしかない。私ならオールインワンのコンデジを買うなぁ。PanasnicのLF1なんてEVFも搭載しているし、最高のツールだろう。勿論、LF1こそが大衆に迎合したカメラなのだろうから、並大抵のアイデアではコンデジで尖るのは難しいのかも。

とは言え、マウントアダプターにてPentax Kマウントレンズを装着して、超~望遠や顕微鏡に近いマクロ域を堪能する、そんな楽しみ方もあり、星撮りやマクロなの人にとっては大きく尖がっていると表現しても良い。

Nikon Dfはどうだろう?。フィルム時代に回帰したようなフォルム。しかし、これまたユーザーには失礼な発言であるが、これこそ大衆にへつらったカメラでしかないと思っている。外面を変えただけ。

恐らく、FujifilmのX-T1やOlympusのOM-Dシリーズが無ければ、多少デブッチョでも、機能はD610でも、Dfのような身なりが大好きな人は腐る程いるから誰もが絶賛したと思う。でもカメラマンはX-T1、OM-Dシリーズでフィルム時代を思い出し、そっちの方がフィルムカメラっぽいと感じる。Dfはデカい、デブ!、カッチョ悪い、そう感じる人が出てきちゃった。

むしろX-T1やOM-Dシリーズの方が、ミラーレスなのにわざわざ一眼レフスタイルにしてきた、そっちの方が尖っている気がしてならない。FujifilmもOlympusも気付いたんだ、ミラーレスならフィルムカメラと同じくらいのサイズでデザイン出来ると。

そしX-T1と(EM10を除く)OM-Dシリーズに良くやった!、尖っているぜ!、と褒めてあげたいのは内蔵フラッシュを廃止した事。内蔵フラッシュを付けるからカッコ悪くなる。

Pentaxカメラなんて正にそう。K-7からのカクカクしたデザインは素晴らしい。しかし内蔵フラッシュを搭載しちゃったせいで、ペンタ部の尖がりが前方へも伸びちゃっている。K-30はそれを逆手に取ってひさし、リーゼント風に仕上げたが、そのデザインが特に女子に受け入れなかったからK-50を急遽作っちゃった。

K-7もK-5もK-3も内蔵フラッシュを取り払えば、前への出っ張りが2センチは減り、もしかするとファインダー倍率をもう少し上げられる可能性もあるんじゃなかろうか?。

内蔵フラッシュ、私も時折日中シンクロをするから、ないと確かに不便に思う時もあるが、ポケットに入るくらいの小型のフラッシュをおまけで付けちゃえば済む話でもあるんだ。

またOM-D E-M5辺りのデザインが優れているのは地味なグリップ。今では当たり前のなまこグリップ、これも内蔵フラッシュと同様にカメラのデザインを壊していると思っている。X-T1でギリギリオッケー、Nikon Dfだって、あのグリップの出っ張りがない、もしくはもうちょっと緩やかであればまだ救われた。

望遠レンズを多用する方はなまこグリップが良いだろうが、そうでない人の方が多い筈。グリップは用途に合わせて交換式にするべきだと思うのは私だけではないだろう。

なまこグリップの採用の1つに、肩部分の液晶がある。肩液晶を配置すると、シャッターボタンを本体(軍幹部)に置けないんだ。だから持ちやすさを考慮してグリップを付けて一石二鳥!、シャッターボタンを追いやってしまう。肩液晶は瞬時にカメラの状態が判るから便利ではあるが、背面液晶がある今、絶対必要かと問われるとノーでしょう?。

肩液晶を廃止して、あそこに重要なボタンやダイヤルを配置した方が遥かに効率が良いし、デザインも無理しないで済む。Nikon Dfは肩液晶がないモデル、だからシャッターボタンはちゃんと本体部分にある。でもグリップを付けちゃった、これが気に食わない。シャッターボタンを本体に設置出来たのだから、グリップは交換式にするべきだった(それともグリップを無くすと余計デブッチョが目立つのだろうか?)。

PentaxのK-30、K-50、K-S1は肩液晶がないモデル。画像検索で上からの図をご覧になれば判ると思うが、上位機種で肩液晶に割かれていた部分が物凄くさっぱりしていて、余裕があるでしょう?。Pentaxはそこを何故もっと煮詰めなかったのか?。余裕があるのだから、そこにシャッターボタンを置けばなまこグリップが不要になったし、そうでなくとも何か重要なボタンやダイヤルをそこに配置出来る筈。

Nikon Dfの話に戻ろう。デザインは大衆にへつらっているだけで私個人は虫唾が走ってしまうが、このカメラも観点を変えると尖って見える。それはD4の1600万画素センサーを採用した事。

何故D610やD800のセンサーでなくD4の?、色々な説が飛び交っているが、いずれにせよ、Nikonプロ機のセンサー搭載カメラがそれよりも遥かに安く買える、そしてDfは同社のオールドレンズへの制約が無く(非Aiがどーのとか)、それらを今も尚保有されている方には、これしかないモデルで、画素数もオールドレンズにはちょうど良いそうで。そう考えると尖っている。

さて、こうやって現行の尖ったカメラを考えていると、「尖ったカメラ=万人受けしない=一部の層だけに喜ばれるカメラ」と結論付けられる。

中でもやはりLeicaの2機種は凄い。凄過ぎる。どうしてここまで尖がったカメラを世に出せるのだろう?。言い換えると、Liecaは尖がる事で商品をさばけるのだろうな。完全なマニア向け・・・。

それにしてもLeica M Edition 60の仕様は羨ましい。液晶がないのは流石にフィルムカメラじゃないんだから!、と突っ込みを入れてしまうが、カメラがJPGを生成しない、カメラ内でデモザイクやレタッチをしないってのが素晴らしいじゃないか!。

デジタルカメラはネガフィルムである、ネガフィルムは撮影後にカメラマンの意図によって様々な絵作りが可能だ。それがデジタルになっただけ。

即ち、カメラマンは色がどーの、コントラストがどーの、ホワイトバランスがどーの、そんな事を考えながら撮影をするのでなく、撮影は素直に目の前の風景と対峙するだけ、そして撮影後にデジタル暗室であるパソコンを前にあーだこーだと悩めば良い。

日本のメーカーが撮影後のプレビューも出来ないカメラを作って売れるかどうかは定かではない。いや、きっと売れないだろう。

とにもかくにも、売れる、売れないは別にし、一点豪華主義とでも言えば良いのかな、そんな尖ったカメラ、各メーカーからどんどん出て欲しい。でもそういうカメラを出すにはメーカーは儲けなくちゃならない。大衆迎合タイプのカメラを量産し、我々がそれを買わねばならない、うーん・・・。

本日の写真、うちには尖ったカメラがないので、だいぶ以前に借りた尖り過ぎて売れなかったRicoh GXRからの1枚。

カッチリした風景が好きなので、普段はこんな妙な構図では絶対に撮らない。でもカメラが尖っていたからだろう。撮影していると己も尖ってくるような気がして、冒険心が湧いちゃう。


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コメント

  1. たくあん | URL | HfMzn2gY

    レンガの壁ですね♪
    でも、どこだかわからず降参です(^_^;)

  2. BigDaddy | URL | -

    > たくあん さん

    たくあんさん、難しく考え過ぎです!(笑)。
    場所の詳細は覚えていませんが、有楽町、東京、新橋辺りのJRの高架橋のレンガです。
    ここもかつての東京駅と同じでだいぶ劣化していて、いずれ修復されるのでしょうが、安普請でなく、まともにオリジナルとして修復して欲しいですよね。

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