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最近の手振れ補正効果は凄いんだそうだ

2015年01月07日 00:00

都市風景

都市風景

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

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現行の色々なカメラの記事を読んでいると、手振れ補正が3段分なんて当たり前、カタログスペックで4段、5段分くらい耐えられちゃうカメラもある。それ、ホントかよ!?、だったら考えちゃうなぁ~。

Pentax K-5、これカタログ上では「最大で約4段」。いやぁ、これはちょっと盛り過ぎだろう!。

一般にブレないシャッタースピードは焦点距離分の1と言われている。APS-Cの場合、135に換算してからとなるので(Pentaxでは)35mmの焦点距離だと換算して53mm、だから1/60secがブレないシャッタースピードとなり、そこから4段となると1/4secでもブレずに撮れる可能性が高いと言っているのがPentax。

※画素数が増えるとブレも目立つのでK-5なら焦点距離分の1秒でブレ補正オフでも等倍でなんとか行けるが、K-3だとどうだろうか?、もしかすると微ブレしているかもしれない

以前、一脚と絡めてPentaxの一眼レフがどの程度までブレないか検証した事がある。この時、確か1/8secが及第、1/4secは微妙な結果だったと記憶する。

そう表現すると約4段には間違いはないが、35mm(52mm)で1/4secは全ての神経をカメラブレに注ぎ、それでも半数以下の確率でしかなく、そうなるとこれは効果はあるだろうが、ほぼ偶然に近い、そう思うべきじゃなかろうか?。

だって全ての神経をカメラブレに注ぎたくないからブレ補正があるんでしょ?(笑)。なのに全ての神経をカメラブレに注ぎ込んで微妙な結果になるのだから、これはカタログスペックとして盛り過ぎ。そこで本記事を書くにあたってもう一度検証してみた。

K-5に17-70mmを装着し、焦点距離を35mm(135換算52mm)と70mm(135換算107mm)でチェック。ブレ軽減に効果のある連写機能は使わず(一気に撮影するので2コマ目から先、ブレないコマを量産出来る可能性がある)、1枚1枚仕切り直しし、丁寧にシャッターを押した。そして約5メートル先の被写体に対し、等倍でブレチェックしている。

まずは35mm。手振れ補正をオフにして1/45secで、約5メートル先の被写体に向かって撮影してみる。20枚中18枚で問題ないレベル。

ではそこから3段落とし1/6secで手振れ補正をオン。20コマ中9コマでブレなかった。当然1/4secはそれよりも確率は落ち、やっぱり単なる偶然レベル。

カタログ上では「最大約4段」なのだから3段分の1/6secで半数近くブレていないのなら御の字じゃないか?、いえいえ、それは違う!。効果がある、それは確率が半数を超えて初めて言えるもの。

常に2枚に1枚ブレないのだったら保険で1枚パチリしときゃ良いが、半数を超えていないのだから3枚連続で失敗する時だってある。となると最低でも4枚撮影しないと不安でしょ~がない。これでは効果アリとは決して言えない。

合格レベルの半数を超えたのが1/8secであるが、かなりばらつきがあり、確実なのは1/10secだった。20枚中14枚。1/45secからは2段分。つまり今回のテストでは最大で2段分しか効果がないと思って良い。常に安定したコマを望むのならさらに半段上げ、1/15sec、1.5段分の効果と思っていた方が良い。

では70mmでは?。コレは135換算で107mmになる。どうやらPentaxのブレ補正は望遠になればなる程、効果があるようだ。

手振れ補正オフで1/90secにすると35mmと同じく20枚撮影しブレたのは2枚だけ。そして手振れ補正をオン、1/20secまで落とした時、20枚中17枚で合格。その半段下の1/15secでも20枚中16枚で補正を確認出来た。しかし1/10secでは半数に届かない。となると70mm側では2.5段分の補正効果となる。

これらは実経験と完璧に重なる。だいたい17~28mmくらいまでは1/15sec、35mmを超えて70mmまでで1/30secを限度としており、それを下回らない限り、ブレ補正をオンにしていればほとんどブレない。でも時折、それを忘れてそれらよりも低速でシャッターを切ってしまうとブレている時がある。

となると(私の構えでは)Pentax K-5は広角~標準では2段、中望遠~で2.5段分しか補正効果がないと結論付けて良いし、どの焦点距離でも、そして被写体との距離が短い(ブレが目立つ)場合も含めると広角1.5段、標準から先が2段の補正効果しか望めないと思うべきだろう。

「最大で約4段」、この手を広告でうたう場合、プロカメラマンでなく、アマチュアが普通の感覚でどの程度ブレないか?、それを語るべきで、例えば「100人のモニターでテストし平均2.2段のブレ補正効果がある」、そんな表現をするべきだと思う。

だって300mm(135換算で450mm)で4段の補正効果があるのなら1/30secでもブレない事になる。うん、ありえないよね。多分普通の人が普通に300mmを使ったらPentaxのブレ補正をオンにして1/90secが限度、上手い人で1/60secが関の山じゃなかろうか?。

だから良く価格.comなどで300mmで1/8secだったか1/15secだったか、ブレなかったなんて言っている人を見て、「なんでこいつはこんなところで見栄を張っているんだ?」と思ってしまう。300mmで1/8sec、1/15secでブレないと自慢をぶっこくのなら7割、8割以上の成功率がない駄目でしょう。到底考えられない。

微ブレをどう捉えるかにもよる。

等倍で見るとブレているけどA3ノビプリントなら目立たない、判らないレベルの微ブレ、特に広角レンズを使っているとそういうのが多い。

今回のテストでは微ブレはカウントしていないが、それを良しとするのなら(A3ノビプリントで問題ないと判断するのなら)、3段以上の補正効果はあり、300mmでも1/8secや1/15secは無理にせよ、1/30secなら使えるレベルのコマも見つけられるだろう。

また画素数も大いに関係してくる。2400万画素のK-3はK-5よりもブレ補正効果が高くなっているが、等倍で見ちゃうと画素数が増えている分、確率はK-5と同じくらいだ。


ところが現行のカメラだとそれくらい行けそうなのが出てきている。それがOlympusとSonyなんだな。両メーカーとも5軸ブレ補正とか言っているのかな?。国内外のレビュー記事を見る限り、確実に3段以上の効果があるみたいだ。

特に興味があるのがOlympus。カタログでは5段の効果とうたっている。マイクロフォーサーズは被写界深度において約1絞りAPS-Cよりも深い。ブレ補正効果が5段、これは嘘だとしても3.5段は効果があると仮定して、APS-CのK-5と比較すると絞りで1段、シャッターで1.5段、合計2.5段の余裕があるんだ。

これってAPS-Cよりも高感度耐性が弱いマイクロフォーサーズでも絞りとシャッタースピードによってはAPS-Cを逆転するんじゃなかろうか?。

K-5でF5.6、1/15sec、ISO12800と言う今のノイズリダクション機能ではAPS-Cではギリギリの風景。これがOlympusカメラなら絞りで1段、シャッターで1.5段余裕があるのでF4、1/6sec、ISO2200で撮れる可能性が高いんだ。

APS-CのISO12800よりもマイクロフォーサーズのISO2200の画質の方が良いに決まっており、手振れ補正効果がPentaxよりどんな焦点距離でも常に1.5段強かったら、廃墟を手持ちで撮るのならOlympusのマイクロフォーサーズが最適となりはしないか?。

そんな訳で突然ではあるが、K-5に替わるカメラとしていきなりOlympus OM-D E-M5が候補に上がってくるのであった(笑)。今度量販店でOlympus販売員を捕まえて、ブレ補正テストをやらせて貰おう!。

少し余談を・・・。

今回のネタ、Pentax K-5のブレ補正効果はせいぜい2段分しかない、これは運用である程度カバー出来るたりもする。それは一脚を使う事。冒頭に書いた通り、一脚を利用しても以前のテストでは頑張れば1/4secをカバー出来る。

これも再検証したんだ。ボディのブレ補正をオフにして一脚だけでブレを軽減させようとすると、24mm(135換算36mm)だと1/8secで使えるレベル、1/4secだと半数以上ブレていて、一脚の限界は広角~標準域では1/8secだと判った。

ところが本来やるべきではないとされるブレ補正オン+一脚。これを使うと0.3秒でも20枚中13枚で止まったんだ。じゃぁ0.5秒だとどうだろう?、これまた以前のテストよりも良い結果、ちょうど5割、20枚中10枚で補正の効果があった。

ふと思い出した!。3年前の夏だったか?、山梨のとある渓谷で滝の撮影に一脚を使ったんだ。水流を雲のように撮影した。その時のデータを見ると1/2sec~1/8secで撮影しており、やはり半数くらいで使えるコマがあったんだ。

だから一脚でカメラを固定し、ブレ補正オン、加えて連写モードで10枚くらい撮影しておけば0.5秒であっても必ず使えるコマが見つかる結論になる。車で出掛けて、そこに廃墟があると判っていれば一脚を担いでいりゃ良いって事。

ならば70mmではどうだろう?。廃墟で70mmを使う時は近くのものにピントを合わせ背景をボカす時。だから撮影距離は2メートル前後が多く、それを想定すると1/8secで20枚中でブレたのは6枚だけ。1/6sec、1/4secでは微妙なんだが半数行くか行かないか・・・。

なるほど!。今まで70mm側で撮影していると1/20~1/30secを限界としていたから、それが1/6sec、1/8secで撮れるのなら2段の軽減になる。ISO12800で撮影していた風景がISO3200になるんだ。うーん?、Olympusは不要か?(笑)。

東京のお散歩写真で一脚を持ち歩く事はないだろうが、今年は郊外へ車で出掛ける際、一脚も積んでいこうと思っている。

本日の写真、焦点距離70mm、1/6esc、手持ち撮影だ。通常ならば100%ブレるスピード。これは柱にカメラを押し付けて(手振れ補正オンで)パチリしているから、全くブレていない。それでも念の為3コマ撮影している。

街中では、そうやってカメラを固定出来るツールを探し出せばスローシャッターでも写真を撮れる。しかし、ほんのちょっと羨ましいと思うのが、Olympusの現行カメラならそんなツールを探し出さなくてもAPS-Cと被写界深度を合わせると絞りを1段、そして1/4secでも止まるらしいから、結果、ISO感度を1.5段落とせるんだ。


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コメント

  1. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    こんにちわぁ~
    三脚を4本も所持してますが 手振れ補正機構のおかげでお蔵入りになってます。
    昨年 SONY α7用にAPS・Cサイズの安いズームを買ったのですが、NEXシリーズにしか手振れ補正が対応せず ここ一番にブレブレ写真増産です^^;
    最近発売のα7Ⅱ もっと早くに出してよーって文句が言いたいです。

  2. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    おっ、関東進撃編が始まったようですね。あとでまた伺います。ただ、東京人の場合、横浜とか江ノ電周辺って良く知らんのですよ。気が利いたコメントが出来るかどうか(笑)。

    私はもう手振れ補正と超高感度が使えなかったから、写真は無理ですね(笑)。三脚は1本だけ手元に残していますが、自宅でブツ撮り遊びする以外使っていないです。

    時に、Sonyのカメララッシュは凄いですね。1年で旧モデル・・・。ユーザーにとっては嬉しいかな哀しいかなと言ったところでしょうか。

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