にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です

Lightroomのノイズリダクション

2015年01月15日 00:00

廃旅館の一室にて

廃旅館の一室にて

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



「あっ、なるほど、そうやっている人もいるのね!」

連れがLightroomでノイズリダクションとシャープネスを調整しているのを見て思わず出た言葉。今日は私なりのノイズリダクションとシャープネスのの掛け方をご披露したい。

披露と行っても大した内容じゃないのだが・・・(笑)。

連れがどうやっていたか?。

最初に輝度スライダーを使ってノイズが消えるまで右にドラッグ。ノイズが少ない、目立たない写真はそれを30くらいにセットして、シャープネスを調整して終わり。まぁこれは誰でもそんな感じだろう。

でもK-5でもISO6400、12800の像ともなるとそうは行かない。

輝度スライダーを左右にウロつかせ、ノイズがある程度消えたのを見て、次にディテールスライダーを左右に動かし、ディテールを確保する訳だが、ディテールを強くすると当然輝度ノイズも増えるので、輝度スライダーとディテールスライダーを行ったり来たり。

ようやく納得出来るノイズリダクションを設定したら、最後にシャープネスの調整をする訳だが、これもノイズ軽減のディテールと同じく強くするとノイズが増える。結果、再びノイズの輝度スライダーやディテールを弄ったり、シャープネスに戻ったりと、結構あたふたしているんだな。

そして一言。「うーん・・・」。

連れの何がいけないか?。いや、結果納得すれば良いのだけど、私は上の手順はしない。

まず、成果物を何にするか?。これを考えなくちゃならない。うちでは自宅でパーソナルプリンターを利用して2L~A4プリント、もしくはプリント屋さんでA3ノビプリントをするか。

だからここでA3~A2プリントを前提とした私なりの手順を紹介したい。

カメラがどれだけ超高感度域に強いか、撮影している風景にもよるが、私が超高感度域を撮る際はPentax K-5を使い、夕暮れ時の日陰の路地や廃墟での光が少ない屋内、それが大半だ。つまりネイチャーフォトではなく、街の写真、人工物、建築物が被写体。

この場合、一般に言われている「塗り絵リダクション」でも通用しちゃう。当倍で見ると「こりゃ塗り絵だろ!」、そんな写真でもA3ノビサイズなら人間の目は馬鹿だからちゃんとした写真に見えちゃう。

だから・・・。

1、カラーノイズを軽減する

大概、カラーノイズはLightroomのデフォルトのまま、ほとんど触らないが、人物写真の場合は目、唇、髪の毛にカラーノイズが乗ると目立つので、そんな時は200%に拡大して、カラー、ディテールを弄ろう。

2、輝度、ディテールを100にする

カラーノイズを取り払ったら、輝度ノイズだ。

ノイズ軽減の輝度スライダーとディテールスライダーを右に目一杯、100にする。そうすると完全な塗り絵写真になり、かつディテールも100にしているので、平面に大きなボツボツが見える筈。

これでいいの、これがスタートライン。

3、ディテールを減らしていく

平面に出ている大きなボツボツが消えるくらいまでディテールスライダーを左に戻していく。だいたい60~80の間でボツボツが消える。

4、輝度を減らしていく

ディテールの位置が決まってから輪郭部にディテールが出てくるまで輝度スライダーを左に戻して行く。K-5のISO12800の像だと風景によって40~80の間だろう。

5、シャープネスを調整

ノイズ軽減は4までで終了。

Photoshopで仕上げる方は・・・。CS4からだったか?、スマートシャープなるアンシャープマスクよりも細かい調整が出来るのと、Photoshopは実際のプリントサイズでチェック出来るので、Lightroomでシャープネスを調整する必要はさほどない。よってLightroomでのシャープネスは0!。

以下はLightroomだけでプリントまで仕上げる場合。

Windowsの場合、シャープネスの半径、ディテール、マスクは、それぞれのスライダーをマウスでドラッグしたまま、Altキーを押すと、その効果の度合いを見られる。これを踏まえ・・・。

また、誤解している人もいるだろう。それは半径とディテール。輪郭線を目立たせないようにと半径を0.5とか0.6と、より細かくしちゃう人が多いらしい。ネイチャーフォトや人物写真はその方が適している時もあるが・・・。

人工物では半径はかなり大きくても良い。と言うよりも大きくしないと効果がほとんどない。1~2の間が一般的で、風景やプリントサイズによっては2.5まで掛けても良いだろう。これは低感度ISOでの撮影でも同じ。「町のお散歩写真でA3ノビプリントなら半径を大きく!」、これ鉄則。

そしてディテールはデフォフトだと25になっているが、超高感度写真の場合は0が基本(ISO800~1600くらいなら10くらいにしている)。これをやらないから失敗する。このディテール処理は輪郭を強調するのではなく、Adobeではテクスチャ強調と言っているようだが、なんと言うか、面にある細かい部分を強調する。

例えば葉っぱの葉脈とか、ザラついた壁のディテールとか、人物の細かい皺とか肌荒れとか(笑)・・・。しかし超高感度写真にそんなのは不要。

このディテールを25のまま、もしくは上げちゃうから適用量を増やすと面に大きなノイズが発生し、再びノイズ軽減の各種スライダーを触る羽目に陥り、永久ループにはまる。そしてLightroomは駄目だ!、と言い出す。

要するにシャープにしたい部分にだけ、目立つ太い線をぶち込む。結果、適用量を70~150、半径を1~2.5、ディテールは0、そしてマスクは撮影している風景により0~100。

適用量多過ぎ!?、うーん、適用量は好き好きだが、A3ノビのプリントだとこれくらい掛けないとほとんど意味が無いと思って良い。また良いレンズを使っていればぶっちゃけシャープネスなんてデフォルトで十分とも言えちゃう。

6、無駄な部分は黒く潰す

ノイズが一番目立つのはグレーからシャドー部に掛けて。そこでどーでも良い、表現に不要と感じたシャドー部があったら、基本補正のコントラスト、シャドウ、黒レベルで潰す。

私はコントラストを上げ、あとは段階フィルターやブラシで部分的に黒く潰していく。また全体に黒い部分を潰すのだったら、基本補正ではなくトーンカーブでガツンと落とした方が楽だ。

トーンカーブでシャドーを潰す場合、まずシャドーとダークの境界値を25から10~15にして、シャドースライダーでガツンと下げる。もしくはトーンカーブのターゲットを利用し、潰したい部分をクリックし、ドラッグしながら下にマウスを移動させれば邪魔な部分が黒く潰れてくれる。

7、それでもシャドー部のノイズが気になるなら?

段階フィルター、もしくはブラシを使って、もしそのシャドー部はアウトフォーカスになっているのなら明瞭度をガツンと落としてやる。

そしてついでに段階フィルター、ブラシ用のノイズリダクションも掛ける。ここまでやったらA3ノビプリントでノイズが目立つなんてないと思って良い。




如何だろうか?。余程、素材が悪くない限り、K-5でISO12800の像でも(私が撮るような風景において)この手法を用いれば1、2分くらいで全ての処理を終えられる。あとはPhotoshopに移行して、モニターで実際のプリントサイズになるようにセットして50センチ以上離れて見て問題なければそのままプリント!。

Photoshopをお持ちでない方は、Lightroomでチェックするしかないが、Lightroomは実際のプリントサイズ表示が出来ない。その場合、K-5の1600万画素なら原寸の1/3倍でだいたいA3ノビプリントくらいの大きさになり、1/2倍でA2よりちょっと大きなサイズになるので、それでチェックする良いだろう。

A3ノビプリントの場合、等倍で見た際にノイズが少し残っていても気にしなくて良い。実際のプリントサイズでモニター表示させた時に不快なノイズが目立たなければオーケー。

ノイズに関しては好き好きがあるので、絶対にノイズを残したくない、そんな方はあれこれと複数の現像ソフトを試そうなんて無意味。Sony α7SかNikon Dfを買うのが最善の策だ。

本日の写真、1/20sec、F4、ISO12800のEV1.5、APS-Cセンサーでは限界を超えている風景。人によってはこの手の廃な風景でも絶対に使わないだろう。確かにこれをLightroomを使ってもノイズをゼロにするのは無理。ゼロにするとディテールが完全に失われるからだ。

しかしA3ノビプリント前提なら、、、

シャープネス
 適用量80
 半径2.0
 ディテール0
 マスク0

ノイズ軽減
 輝度30
 ディテール70
 コントラスト0
 カラー25
 ディテール50
 滑らかさ50

これくらいでノイズも気にならずディテールもほとんど失われない像を作り出せる。

最後に・・・。

これはここまで書いたRAWからの現像を全否定してしまうのだが、A3ノビプリント前提なら、Pentax K-5の撮って出しJPG、ノイズリダクションオートで問題の無い写真をプリントを作れるの事もお伝えせねばならないだろうし、一回り大きなA2でもおおよそ問題ない気がする。


にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
ポチッ!っとな!



コメント

  1. ななし | URL | -

    これはとても参考になります!ありがとうございます!

    まさに奥様と同じことをしておりました(爆

  2. BigDaddy | URL | -

    > ななし さん

    どんな現像ソフトでもそうだと思うのですが、多くはスライダーで調節するユーザーインターフェースで、皆さんは0から10、20、30・・・とマックスに向けて調整されていくと思うんです。でも中には逆のマックスから調整した方が楽な機能も結構あるんですよね。

    明瞭度も徐々に増やしていくとどんどん派手にしていく傾向になり、これもマックスから抑えて行き、自分の中で眠くなったぞ!、と思った時点で止めた方がしっくり来る気がします。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)