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単焦点レンズ中心の生活をしてズームレンズのショボさを見た

2015年01月19日 00:00

冬の一コマ

冬の一コマ

Pentax K-5, SMC P55mmF1.8

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当たり前の話だけど単焦点レンズの描写ってスゲェ、イコール、ズームレンズの描写ってやっぱりなぁ、本日はそんなネタを・・・。

1月9日の記事 SMC P24mmF2.8
1月13日の記事 Rikenon XR50mmF2S
1月17日 SMCの記事 P55mmF1.8

ズームレンズは年末、Pentaxからピント調節で帰ってきたボディのテストでちょこっと使っただけで、上の3本を正月休み、2日間に渡り堪能した。

普段、うちではSigma 17-70mmF2.8-4(旧型)、DA17-70mmF4ALを使っていて、Pentaxカメラは町撮りでファインシャープネス+2~+3、郊外でネイチャー系を撮る際はエクストラシャープネスを-1~0で撮影している。

余談になるが、ここでエクストラシャープネスについて語ろう。

エクストラシャープネスは超強力なシャープネスで、曲線だらけで構図中にのっぺりとした平面が見当たらない時には惚れ惚れするくらいのシャープネスを提供してくれる。だからネイチャーではエクストラシャープネスの一択しかない。

ローパスフィルターレス?、いえいえ、ローパスフィルターがあってもジェンジェンへ~キ。SigmaカメラのFoveonセンサー?、ふんっ!、そんなもん必要ないね!、と感じるくらい。

しかし、人工物、特に直線や、壁などの平面に悪く働き、プラスに振るとISO400の絵ですらシャープネスのノイズが出てしまう時があるし、ネイチャーでもマクロ撮影で大きな花を狙うと花びらって面だからそこにシャープネスのノイズが見えたりもする。

細かいものでもちょっとでも輪郭が見えたらカッチカッチにしちゃうシャープネスだから、壁や花びらの細かな凹凸や、汚れですら輪郭が出してしまうのじゃないかと思う。だから等倍で鑑賞しちゃうと町撮りやマクロ写真には合わないシャープネスとなる。

ここが難しいところ。そんなエクストラシャープネスでもA3ノビにプリントするとその無駄に掛かっているシャープネスによるノイズが人間の目はお馬鹿さんだから判らないんだ。結果、プリントするにはどんな風景でもエクストラシャープネスの-1くらいが丁度良かったりする。

エクストラシャープネスは空にもシャープが掛かり、ノイズが出るから使えないと言う人がいる。確かに等倍で見ると+1にしただけでもノイズらしきものが浮いて見える時があるし、中にはほんのちょっとしたノイズでも不愉快、そんなタイプもいるだろうから、否定はしないが、おおよそ、その手の人達はプリントした事がないんじゃないかと疑ってしまったりもする。

テレビやパソコンの液晶モニター。これを近距離、10センチの距離で見るとドットと言うか四角い格子になっているでしょう?。これがエクストラシャープネスのノイズと考えると良い。テレビやパソコンを見ながら「モニターってドットが見えるから気持ち悪い」なんて言う人いないっしょ?(笑)。

A3ノビプリント、一回り大きなA2でもいいかな。それを10センチの距離で見られたら確かにエクストラシャープネスであればISO400でも盛大なシャープネスノイズが見えるかもしれない。でも流石に10センチから見るアホなんぞいないでしょ。

閑話休題。そのPentaxの2つのシャープネスの強さはLightroomのシャープネス(一般的なアンシャープマスク)の適用量の50~100くらいに匹敵する。だからズームレンズを使った写真をLightroomで現像すると近距離風景を除き、50以上シャープを掛ける時が多い。

ところが年末年始、3本の単焦点レンズの像を見ると、一番解像感の悪い24mmF2.8は50くらい掛けたくなるものの、50mmF2と55mmF1.8の2本に関してはデフォルトの25のままで十分と思える解像感を持っている。

確かにフィルムAF時代のFA28mmF2.8、FA50mmF1.4もLightroomではシャープネスはデフォルトのままでほとんどあげる必要が無いが、今回使った24mmF.8と55mmF2.8は40年前のレンズ、50mmF2は少し新しいもののそれでも30年前くらいのレンズ。それがほぼ最新のズームレンズよりも解像感が高いのだから、単焦点レンズのあり難さを再認識してしまった。

また24mmF2.8は樽型の歪曲が残っているものの、50mmF2と55mmF1.8はじっくり見ても歪曲さを感じない。ズームレンズの場合、だいたい50mmくらいの焦点距離は糸巻き型に歪んでしまい、風景によっては気になってしまう。

Sigma 17-50mmF2.8は17-70mmF2.8-4やDA17-70mmF4よりもワンランク上の描写をする。これは国内外のレビューサイトを徹底的に調査して確信している。でも焦点距離によってはやはり周辺部の描写はズームレンズの域を超えていないし、歪曲に関しても特に広角側はLightroomで修正したくなる。

「写真は50mmに始まり50mmに終わる」、これは極普通の描写をし、誰でも使いこなせる50mmレンズを特別なレンズに祭り上げ、「そんな50mmを使っている俺ってカッコイイでしょ!」と言った自慢めいた含みを持った言葉だから大嫌いなんだが、、、

「写真は単焦点に始まり単焦点に終わる」

この台詞は間違っていないと思う。

ただ1つ、勘違いしちゃいけないのは・・・。

Pentaxデジタルカメラユーザーはこれら単焦点レンズをAPS-Cセンサーで使っているから、中心部の美味しい部分だけしか見ていない。

24mmF2.8はその中心部だけでも周辺は歪むし解像感が大幅に落ちる。解像感に関してはカビの影響もあるが、これに生えているカビは運良く蜘蛛の巣タイプで順光で使う分は大きな影響は無い。となるとこのレンズを135で使ったらズームレンズで抱いている不信感がそのまま表れるに違いない。周辺部は耐えられないくらい悪くなる。

それは50mmF2、55mmF1.8、そしてAFのFA28mmF2.8、FA50mmF1.4でも同じ。もしPentaxが135のデジタルカメラを発表したら時代の流れから2400万画素以上のセンサーになる。そんな時にこれらのレンズを使い、果たして「写真は単焦点に始まり単焦点に終わる」と自信を持って言える?。

そうなるとメーカーは新たに高画素のデジタルカメラに対応した新たな単焦点レンズをラインナップに加えるしかないし(DAレンズはAPS-C専用)、ユーザーもオールドレンズマニアを除き、わざわざ単焦点レンズを使うのだから周辺部の描写が甘いであろうフィルム時代の単焦点レンズなんて使わない。

結果、一からレンズを揃えねばならず、Pentaxの癖に金の掛かるシステムになり、Sigmaの24-70mmF2.8だけ買っておしまい・・・、になっちゃうかもしれず「デジタルはズームレンズに始まりズームレンズに終わる」なる言葉が出来ちゃう。

だったら今のまま40年前の古いレンズでも描写がバッチリなAPS-Cセンサーのままの方が良いに決まっている。「レンズは味だよ、欠点が味になるんだ!」なんて言っているレンズマニアを除いたPentaxユーザーはAPS-Cセンサーのままの方が幸せに違いない。

さぁ、ここから私の朝令暮改な性格が出ちゃう。

余談としてエクストラシャープネスについてA3ノビプリント前提なら特有のシャープネスノイズなんぞ気にならないと書いた。これと同じで、Pentaxが135カメラを発表し、それに古いレンズを装着した際の周辺部の乱れや解像感の無さはA3ノビプリント程度なら誰も気にしないと思うんだ。

だってそうでしょう。今回のネタを全否定しちゃうけど、今までSigma 17-70mm、DA17-70mmで撮影された写真を連れのも含め数百枚もA4~A3ノビプリントしているが、「この描写は駄目っしょ!、周辺が全く解像していないじゃないか!」なんて写真は皆無なんだから(笑)。

本ブログで糞にも満たないレンズと叩きまくっているDA18-55mmF3.5-5.6だってA3ノビプリントだったら問題は無いと思う。このレンズでの写真は恐らくA3ノビプリントはしていなから断言は出来ないが、A4プリントで不快に感じた事は一度も無いから、多分大丈夫かと・・・。

要するにどこで妥協するかなんだ。将来写真展を開く予定、そこで全倍(90x60センチ)プリントを展示するつもりだ・・・、とかになると妥協しちゃいけない。でも「所詮はA3ノビだよねぇ」と妥協すると・・・。

ぶっちゃけ、妥協点がどのレベルであろうが、少しでも妥協を許したら単焦点レンズなんて要らないんだよね。ズームレンズを使っている方が撮影効率が高まり、ストレスも溜まらない。そして背景を大きくボカしたい時だけ大口径の単焦点レンズを使うようになって行くさ。

さぁ皆さんはどうお考えになる?。

私は等倍で見た時のカリカリ感、歪みも無い描写を見たい時もあるから、時々単焦点レンズは使う。なんと言うか、酒の肴かな?、金曜の夜、チビリチビリと酒を舐めながら撮影した写真をパソコンで眺めてニヤニヤする(笑)。

でも風景や意図によって単焦点とズームレンズを使い分けるなんて恐らくしないだろうなぁ。結果、実用、常用としてズームレンズ、嗜好品として単焦点レンズ、そんな分け方になる(それでも今年は単焦点を多用しようとは思っている)。

ふと思った。Nikkorの16-85mmF3.5-5.6、これは1200万画素のD90との相性は抜群で、各種レビューを見る限り、現行の2400万画素にも十分対応出来る画質を持っているらしい。

となると気になるのがNikonの古いMF単焦点レンズ。50mmレンズくらい買っても良いかなと思い始めた。確かNikonってマウント不変の癖にデジタルカメラに装着出来るレンズと出来ないレンズが存在しているんだよね。

何だっけ?、Aiだの非Aiだの、爪有りだの無しだの・・・。それにNikonを今後も使うとなるとD5300とかD7100をいずれ買う事になるから、D90だけでなく、Nikon全体のシステムについて調べないといけない。うーむ、今年最初の買い物はNikkorの古い単焦点レンズだったりして(笑)。んでその古いレンズと16-85mmでどの程度描写の違いがあるか・・・。

最後に本日の写真について。

影の部分に青味が掛かり、木の陰の先っぽにはフリンジ、色収差のようなものが見えるが、これはレンズの色合いや収差ではない。K-5のホワイトバランスの設定で太陽光を利用しているのと、Lightromの現像時、シャドー部中心に青被りするようにセットしているから。


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コメント

  1. tsunomagari | URL | -

    BigDaddy様、こんばんは。

    単焦点シリーズ、興味深く拝見しております。
    描写の良いズームレンズは使い勝手が良く、確かに1本で十分だと思います。
    しかしながら、気合の入らない日は、重いから単焦点でいいやという無精者の私です。

    NikonのMFレンズは中古でも意外とお値段するので、AFのDやGのF1.8,F2辺りがお手頃かもしれません。(あくまでお値段の話ですが。)
    50mmもいいですが、35mmも使い勝手が良くて好きですね。

  2. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    ありがとうございます。単焦点に絡んだ話は今後も、恐らく2月初めくらいまでは続くと思いますので宜しくお願いします。

    ズームか単焦点か、私は逆ですかねぇ。気合を入れる時はやはり画質優先で単焦点を選びたいです。まぁ気合が入る事は滅多にないのですが、今年はせっかくなので単焦点もガンガン使おうと考えています。

    Nikonの単焦点、なるほど、AFのDとG、Nikonのサイトで何が違うか初めて知りましたよ(笑)。うん、これで1本ネタが書けそうです。Nikonの単焦点を買うなら何か?、そんな話を近いうちに纏めようと思います。色々とネタの順番もあり、掲載は2月に入るかもしれませんが・・・。

    すでに妄想爆裂中で、Nikonで単焦点レンズを買うならコレとコレ!、って感じで決まりましたが、それはネタが完成してからのお楽しみと言う事で(笑)。

    良い情報ありがとうございました!。

  3. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    こんにちは~
    この風景 いいですね。
    僕も探したいとおもいますー!

  4. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    ありがとうございます。

    月並みですが、写真ってやっぱり光と影なんだと思います。
    冬は落葉樹だと葉が落ちるので、結構面白い影が見つかりますよね。

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