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ズームと単焦点で話を膨らましてみる

2015年01月25日 00:00

湖でのスナップ

湖でのスナップ

Pentax K-5, SMC P24mmF2.8

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単焦点レンズとズームレンズをどう使い分けるか?。これは多くのカメラマンの中で永遠のテーマではないかと思う。

今日はそんな話を展開するつもりだが、頭の中には色々なネタが転がっており、大きく脱線する可能性も・・・。

ネイチャー(ここでは山や海と言った自然風景とする)はズームレンズの一択だろう。

画質を優先すると遠景で細かい風景を撮る場合が多いから単焦点を使うべきかもしれないが、相手は自然だから、前にも後ろにも行けず、ズームで画角を調整するしかない時の方が遥かに多いと思う。

またそんな風景はレンズを絞り込むので、そうなるとそこそこの性能の持っているズームレンズなら画質の面でも(満足はしないにせよ)さほど悪さを感じないだろう。

フィルム時代、中判カメラは単焦点が当たり前だった。そりゃそうだ。高画質の望んでわざわざ重たい中判カメラを使うのだから。でもPentaxで言えば645用にズームレンズがラインナップされた。645カメラを使って画質の劣るズームレンズ?、本末転倒ではあるが、それが当たり前になってしまう。

しかし中判で単焦点が中心なのは今も変わりないだろう。それは撮影後のトリミングで画角を調整する手法があるからだ(まぁ中判でズームレンズを作っても高過ぎて商売にならないからメーカーが手を出さなかったとも言えるが)。昔の中判使いのカメラマンなんて良くそんな事をしていた。特に6x7の人達はほとんどその為にわざわざ中途半端なアスペクト比の6x7フォーマットを選んでいたように思う。

それと同じでまぁPentax 645Zを買えとは言わないものの、Nikon D810クラスなら3600万画素もあるのだから、24、50、105マクロ、200mmの4本もありゃ、あとは自宅でトリミングすりゃぁどうにでもなる。

これはAPS-Cやフォーサーズ系でも同じでAPS-Cで標準となりつつある2400万画素のカメラがあれば、1000万画素削ってもA3ノビが行けるし、1600万画素のフォーサーズなら400万画素削ってもA3プリントなら問題ない絵を提供してくれる。

240dpiならA3ノビは1420万画素、A3なら1140万画素。200dpiならA3ノビは1000万画素、A3なら800万画素で良い。

一度だけ240dpiと200dpiでPentax K-7のA3ノビプリントを比較した事がある。うん、ブラインドだとまず判らないと思う。

またプロラボの堀内カラーはA2以上のプリントは160dpiで十分だと言っていた。これは3年くらい前の情報なので話半分としても、それでもA3ノビ~A2くらいなら240dpiを超えるピッチは今でも不要だと思う。

だから200dpiのプリントで満足出来るのなら、APS-C2400万画素では1400万画素も、1600万画素フォーサーズでも800万画素もトリミング出来てしまう。

印刷やペーパーに大きな技術革新がない限り、全倍(90x60センチ)クラスのサイズがプリントの主流になるなんてあり得ず、あと10年くらいはA3~A2プリントが標準であろう。

それに仮に10年後、全倍プリントが主流になったら、それはその時に考えれば良いし、そんな凄い技術が出来ているのだから、画像補間技術だって進歩しているだろうから、そもそも心配する必要はないでしょ。

今の画像補間技術でも3割り増しなら全く問題はなく、K-5の1600万画素なら2000万画素まではほぼ劣化なく増やせる。

ただその補間した画像を使って大プリントでの検証はしていないので悪しからず(笑)。パソコンのモニターを見ながら、これならA2プリントが行けるに違いない、そう推測しているだけ・・・。


このようにこれだけトリミングは有効ですよ!、と説いてもトリミングなんて絶対にしない!、そういうカメラマンもいる。645を使うカメラマンがズームレンズに走るのはトリミングしたくないから。これはフィルム時代から一緒で、今後もずっとトリミング容認派と否定派とで論争は続くだろう。

勿論、トリミングはしないに越した事はない。だから撮影場所が限られるネイチャーでは画質を多少損なっても画角を自在に調整出来るズームレンズに軍配が上がる。

要は気分の問題。今の日本、秘境中の秘境を訪れない限り、一見見渡す限りの自然であっても必ずどこかに人工物があり、それをどう捉えるか・・・。

私はネイチャーカメラマンではないが、四季のある日本、年に何度かネイチャーを気取って撮影に出掛け、邪魔なものが入ったら後でトリミングすりゃいいとは思いつつも、隅に電線や車道のガードレールが入っている写真を撮りたいとは思わない。ファインダーで人工物を確認した瞬間にモチベーションが一気に落ちるんだ。だから単焦点レンズなんてあり得ない。

仮に手持ちのズームレンズが故障して、単焦点レンズだけで旅行に出掛ける羽目になったら・・・。そんな時はネイチャーとしては撮らない。山里の風景として人工物も一緒に、むしろ人工物を積極的に取り入れた構図を作り出すだろう。

おっと、ここでキーワードが見えてきた。それは「妥協」である。

人それぞれ妥協ポイントが違う。何が何でも優れた画質じゃないと嫌な人はトリミングをする事になっても単焦点レンズを使うだろうし、所詮プリントサイズがそこそこなんだから画質よりも効率を望むのならズームレンズを選択する。

そして私のようにズームだろうが単焦点だろうが、その場に行って、己の機材と風景がマッチしなかったら、撮影コンセプトそのものを変えちゃうタイプ・・・。

マイクロフォーサーズ使いのカメラマン。この人達はセンサーサイズが大きければ大きい程、画質は良いのを理解しつつ、重い機材はまっぴらごめん。そう、妥協しているんだ。

しかし困ったもので、F2.8クラスで高画質のズームレンズともなると、えっ?、機材を小さく出来るからマイクロフォーサーズを選んだのに、なんでこんなにでっかいの?、と不満な人も多いと思う。

そしてそこで再び妥協をする。センサーが高性能のレンズに負けているから(そう思い込むようにして)、今はその手の高画質ズームレンズは不要だね・・・。

実際に私はそう感じている。マイクロフォーサーズの魅力は機材がコンパクトな事。それしか長所がないと言い切って良い。何故わざわざ馬鹿でかいF2.8ズームを使う必要があるのか?。画素数が1600万、プリントサイズがA3限定ならそんなレンズ要らない。

あのOlympusの40-150mmF2.8を見た?、いやいや、岩合さんじゃあるまいし、あれを買うくらいならAPS-Cで70-200mmF4ズームの方が良いぜ!。

CanonにはEF70-200F4ISと言うレンズがある。これはフィルム時代に結構お世話になったレンズで、デジタルになってからも知り合いからEOS30DとEF-S17-55mF2.8ISと共に長い期間借りて写真を撮っていた。大きさ、重量はOlympusの40-150mmF2.8と変わらない。だったらAPS-Cでしょ。

EF-S17-55mmF2.8ISとEF70-200mmF4ISはその知り合いから買い取る予定だった。ところが、Canonに欲しいと思うAPS-Cカメラがないんだよなぁ・・・。

EOS50Dで十分かなとは思ったが、その買う買わないの話の時、EOS60Dが発売され、いや、これは違うなぁと(笑)。70Dでまともになたったから、再考はしているんだが・・・。

今でも2本のズームレンズ、欲しけりゃ売るぞ!、状態で、昨年発売されたEOS7DmkIIはAPS-Cで最高のカメラであろうが、やっぱりでかいし、高いし、私にはオーバースペックだし、Kiss系は欲しいとは決して思わないから、ボディの選択肢はEOS70Dしかない。

EOSで機材を固めちゃうと、今後、Pentaxは利用するとしても、Nikonの線が100%なくなるんだ。だからじっくり考えないとならんのだった。カメラ本体ならNikonの方が魅力的なんだよなぁ。


とにかくマイクロフォーサーズで機材を揃える、これは画質を捨ててまでも小さく軽い機材が良い、そんな妥協でしかなく、スポーツや動物と言ったハイスピードを強いられる撮影にはF2.8ズームは強みであろうが、その他の用途なら小さくて軽い、手乗りズームが一番あり難い。

このように人は必ずどこかに妥協点を見出す。資産100億円もあるような爺さんだって足腰がヨボヨボだったらPentax 645Zは決して使えず、スマホで我慢するしかない(笑)。

さて、本来ならここからそろそろまとめに入っていくのだが、文章量もそこそこあるし、一応、「妥協」と言う結論を見出したから、今日はここまでとしたい。

己の中で、どの部分で妥協出来る、どの部分を譲れないか、それを考える事で、自ずと単焦点を使うかズームを使うか、もっと言えばセンサーの大きさ、システムが決まってくると思う。

本日の写真。この日、とある湖にて、ここでは単焦点を使う!、と何故か決めていたようで、ズームレンズでなく、24、50、135mmを使っている。今日はその中から24mmのコマ。

湖と言っても水辺まで車で行けちゃうようなダム湖で観光、釣りスポットだからして、人工物を排除するなんて不可能。上述の通り、そんな時はネイチャーフォトを撮ろうなんて丸っきり考えない。むしろ人が良い位置に構図出来ないか、そんな狙いをしていた。


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コメント

  1. Mfotos | URL | mQop/nM.

    湖のスナップ写真、なかなかいいですね~。

    再来週、日本へ参ります。
    カメラはメンテがてら重くても2つ持っていく予定ですが、その分バッグに入れられるレンズは限りがあるため、悩んでます。
    そういうわけでどうしても12-24mmと70-200mmのズームを選択せざるを得ないのですが、標準はどうするか最後まで悩んでいるところです。
    持っている標準ズームは一度使ったきり、気に入らず全く使ってません。
    今回は、新たに何も買わないと決めていたのですが、一つくらい単焦点、これもいくつか持ってはいるのですがマクロも撮れるのを現地調達目下検討中。
    滅多に行けるわけではないので、後悔のないようにしなければなりません。

  2. BigDaddy | URL | -

    > Mfotos さん

    ありがとうございます。

    そうか、あと数日でもう2月ですもんね。はぁ、ホントに時が過ぎるのは早いですねぇ。となると次の正月休みまであと11ヶ月ですが、きっとすぐ来ちゃうのでしょうね(笑)。

    虫とか撮られていますからマクロは必需品ですもんね。Nikon純正に拘らず、SigmaやTamronなども選択肢に加えると面白かもしれませんよ。Dfに付けるのなら古臭いレンズの方が合いそうですけど(笑)。

    それにしてNikonは単焦点レンズ仰山ありますねぇ。今年Nikonの単焦点を買おうか画策中で、先日サイトを覗いたら、同じ焦点距離でも何本もあったり、選り取り見取りですね。羨ましい限りです。

  3. Mfotos | URL | mQop/nM.

    今回、持っていく広角はニコンにはない12mmを含むSigmaのズームです。
    マクロは伝説のTamron90mmが手元にはあるのですが、70-200mmズームと被ってしまうので、50か60mm単焦点マクロを検討中です。
    オールドレンズも魅力ですが、Dfが出てから品薄価格高騰してしまったようで(:_;)。
    でも、一つくらいパンケーキか明るい単焦点広角欲しいところですね。いつかは・・・。

    ニコン派としては、ぜひBigDaddyさんにももっとニコン使って、語っていただけると嬉しいです。

  4. BigDaddy | URL | -

    > Mfotos さん

    マクロ撮影はしないのですが、標準クラスのマクロレンズはワーキングディスタンスが短いのと絞って被写界深度を深くし易いメリットがあるので効果的に働く事もあるのでしょうね。

    オールドレンズ、これはNikonだけじゃなくPentaxもそうです。私がデジタルカメラを始めた頃はゴロゴロとあったのが今ではボッタクリ価格になっているのが多いですねぇ。未だに安いのがMinoltaのMFロッコールでしょうかね(笑)。

    Nikon、ボディはCanonよりも魅力的ですね。私にマッチします。ただPentaxに使い慣れた者からすると、不思議な仕様も多く、微妙なところです。135ならD610の一択だとは思っています。

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