にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です

単焦点、FA28mmF2.8AL

2015年02月06日 00:00

昭和3~40年代の日本家屋

昭和3~40年代の日本家屋

Pentax K20D, FA28mmF2.8AL

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



2月2日の記事でFA28mmF2.8ALで撮影された写真を紹介した。せっかくなので、このレンズについて、もうちょっと深く切り込んでみよう。

今、単焦点レンズの中で最も使っているのがコレ。

元々はFA35mmF2ALが単焦点のメインレンズだったが、K-5を購入と同時に売却した。この時悩んだんだ。35mmF2の方が一回り大きく切り取れ、かつ1段明るいからボケも大きく、28mmF2.8よりも表現が増す。

ここでキーとなったのがFA50mmF1.4。これは今後も売るつもりはなく、ではそれぞれを135に換算してみよう。Pentaxのデジタル一眼レフの場合、「28mmは42.9mm」、「35mmは53.6mm」、「50mmは76.5mm」となる。

そう考えるとレンズ単体では28mmF2.8よりも35mmF2の方が扱い易いものの、35mmと50mmを残すよりも焦点距離で30mm以上広角にシフトする28mmを残した方がシステムとしては表現力が増す気がし、私が撮るような下町の狭い路地や日本家屋の廃墟では標準域でも広角側のレンズが適していた。

また、K-5以前のメインカメラのK20DとFA35mmF2ALとのセットが何故か相性が悪く、距離が1メートル未満の被写体に対して浅い絞りで撮影するとピントがズレてしまう。これは数回に渡り、Pentaxのサービスにお願いをして調整して貰ったのだが、最後までピントの暴れは収まらず、そんな経緯で35mmF2を売却したのだった。

これが正しかったかどうかは未だに結論が出ていないのだが、今回このネタを書くに当たり、28mmF2.8の像をチェックし、絞り開放から小絞りまで納得する描写であったのと、もう少し長い距離が欲しくなったら今度はDA40mmF2.8系でも買えばいいだろうから、悪い判断ではなかったと思っている。

さて、、、今は(135換算)24mmでも画角が狭いなる人が出てきて、20mmくらいの焦点距離が好きなカメラマンが大勢いたりするが、その昔、単焦点レンズが当たり前だった頃、28mm、50mm、135mmの3本が定番レンズだった。広角なら20mmでも24mmでもなく、28mmが当たり前だった時代がある。

20mm、24mmはよりパースが付き非日常過ぎてとっつきにくいのは当然として、28mmレンズは設計し易かったんじゃないかと勝手に思っている。だから広角レンズの代表は28mmと呼ばれた・・・?。

だって当時は規格なんてなかったのだから、27mmでも26mmでも良かった訳だし、50mmの半分って事で25mmなんて線もあった筈なのに、28mmが広角の定番となったのだから、設計し易い焦点距離だったと考えてもおかしくはない。

※Zeissには25mmレンズが存在する

この自分勝手な思考が正しければFA28mmF2.8ALは素直な描写をし、増してやAPS-Cセンサーで使うのだから、中心部しか使われないから「味の無いレンズ」であると推測出来る。レンズの場合、「味=欠点」であり、味が無ければ無い程、名レンズになり得る。

ネタを書くに当たり、過去のK20Dで撮られた写真を眺めたりしているが、見れば見る程、取り立てて特徴が無い。イコール、私にとっては納得の描写をしてくれている訳だ。

下の写真はJPG撮って出し、「絞り開放」のコマ。ファインシャープネスは+4に設定しているので、かなり強めのシャープが掛かっているが、それを踏まえても距離は2~3メートル?、この距離でこのキレキレ、十分と感じた。

※残念ながら絞り開放で遠景を撮影したカットはないが、絞り開放で遠景を撮影するなんてあり得ない


全体

2015-02-06-02

Pentax K20D FA28mmF2.8AL


中心

2015-02-06-03


左端

2015-02-06-04


右端

2015-02-06-05


ネイチャー系の細かい葉っぱの描写力はどうだろうか?。

実はFA28mmF2.8ALもFA35mmF2ALもさらにはDA35mmF2.4ALも遠景の描写に若干甘さがある。ローパスフィルターレスモデルをお使いの方は気になら無いだろうが、Pentax機の中では分厚いローパスフィルターを使っているK-5では薄いベールが掛かったような描写になる時がある。

勿論、遠景の場合、ローパスフィルターレスの効果は絶大だし、大気の影響もあるので一概にレンズのせいとは言えないが、3本のレンズでそう感じたのは確か。

撮影位置や、被写体までの距離も異なるが、ほぼ同じ場所でFA28mmF2.8ALとDA17-70mmF4ALで撮影している風景を見つけたので紹介しよう。どちらも絞りF8、エクストラシャープネスの0で、DA17-70mmF4ALは28mmで撮影している(切り出し像はクリックで等倍)。


FA28mmF2.8AL 全体

2015-02-06-06

Pentax K-5 FA28mmF2.8AL


中央部分

2015-02-06-07


左端

2015-02-06-08



DA17-70mmF4AL 全体

2015-02-06-09

Pentax K-5 FA28mmF2.8AL


中央部分

2015-02-06-10


右端

2015-02-06-11


DA17-70mmF4ALで撮影した方が距離が遠く葉っぱそのものが小さく描写されているから、厳密な比較は出来ず、感覚としてFA28mmF2.8ALの方が解像感は上だけど、風景によってはブラインドテストされたら、間違える可能性も高いかな・・・、そんなレベル。

それだけDA17-70mmF4ALが像面湾曲もなく周辺までシャープな像を結んでくれると言う事だし、エクストラシャープネスは0設定でもレンズの差を狭める能力がある強力なシャープネスであるが、FA28mmF2.8ALも幾ら設計が古くても非球面レンズを使っているのだから(ALは非球面レンズの意味)、この手の像でもうちょっとシャープだったらと時折思う。

勿論、ピントがある部分は端っこでも輪郭はしっかりとあるので、後からシャープネスでどうにでもなるから(エクストラシャープネス+2くらいでカリカリするし)、これであーだこーだと文句を言うつもりは全く無い。ただ、DA17-70mmが及第レベル以上の描写をするのだから、便利なズームを使うでしょってお話。

ネットの色々な掲示板を巡っているとFA28mmF2.8AL、FA35mmF2AL、FA50mmF1.4を隠れスターレンズだ!、と言っている人がいる。人によってそれが28mmだったり35mmだったり50mmだったりするのだが、何を持って隠れスターであると自信を持って言っているのかちょいと疑問。

私も一昨年くらいまではこのネット情報を信じきっていたが、使えば使う程、「いやぁ、極普通の単焦点レンズだよね」と思うようになった。

28mmと35mmは非球面レンズを使っているから絞り開放から光の滲みがないのは当たり前だし、50mmは非球面レンズを使っていない分、オールドレンズタイプで絞り開放では風景によって光の滲みを体験出来、絞れば絞るほどカリカリになっていく。

うん、こうやって文章にしてみても極普通の単焦点レンズだし、このところ30年、40年前のオールドレンズを多用して、それらと比較してみても、FA28mmF2.8AL、FA35mmF2AL、FA50mmF1.4、この3本が特にずば抜けている訳じゃない。

※誰かスターレンズのDA55mmF1.4とFA50mmF1.4の比較をしている人いないかなぁ~

これは悪口ではない。ずば抜けていないにせよ、普通のレンズこそが使っていて安心出来るレンズ。ほらっ、Pentaxは普通じゃないレンズが多いから(笑)。とにかくFA28mmF2.8ALは絞り開放からガンガン使える、これだけで持っていて良かったと感じちゃう。

Sigma 17-70mmF2.8-4の28mmは絞りがF3.5になるし、このレンズの中央部分は絞り開放からカリカリするが、FA28mmF2.8の方が半段明るいから、被写界深度を気にしない撮影ならばISO感度を半段下げられる。暗がりでISO12800がISO9000になってくれるのはあり難い。

このFA28mmF2.8ALは現行に無い焦点距離なので、この辺の焦点距離(135換算約43mm)がお好きな方は持っていても損はしないだろう。

ただ1つだけ欠点を挙げるとすると、元々は各種収差を何故か完璧に修正しない「Pentax」の広角レンズであるから近い距離の被写体に対して樽型の歪曲が目立つ事。APS-Cセンサーでこれだからフィルムカメラや将来発表されるかもしれない135センサーを用いたデジタルカメラで利用すると、相当イラッとする筈。

時に、数年前はFA28mmF2.8AL、FA35mmF2AL、FA50mmF1.4も中古店にゴロゴロあったような記憶があるが、今はFA50mmF1.4を幾つか見つけられるものの、他の2本は最近ほとんど見掛けない。

FA35mmF2ALは現行のDA35mmF2.4ALの方が暗かったり、FA28mmF2.8ALは今も述べた通り、現行にはその焦点距離はない・・・、そんな理由でマニアが買い込むのだろうが、ネットの効果も大きいと思うんだ。誰かが隠れスターレンズだ!、とか言っちゃったから、きっとある時期、マニア以外のPentaxユーザーが買い漁ったんじゃないかと睨んでいる。

電子接点無いKレンズや、それ以前のM42レンズなんてまさにそうで、私がデジタル一眼レフを始めた頃はゴロゴロと安価なものが存在していたのに、今じゃジャンク系以外で5千円以下で探すのが困難だったりする。

私のFA35mmF2ALもきっと「隠れスターレンズだぜ!」とか言いながら誰かが使ってくれているに違いない(笑)。


にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です



コメント

  1.   i.Marks | URL | -

    やっとと言うか、遅すぎたと言うかフルサイズの発表が行われましたが
    実際発売されて古いFAレンズが使い物になるのかどうかはまだわかりませんが
    中古価格もアップしていくんでしょうか?

  2. BigDaddy | URL | -

    > i.Marks さん

    135発表、良い事です。とは言え、新たなラインナップとなるとでレンズも含め、全部が新品で買わないとならず、SigmaもTamronも供給出来ないでしょうから、予算50万くらいですよね。となるとFAの中古、アップするでしょうね。24mmF2なんて玉が少ないので、135移行を予定しているであれば今が買いかもしれません。

    とは言え、K-50の後継がどうやらK-S2になるみたいで、あとはK-3IIとか出てくれればAPS-Cも安泰のようですから、3~5年後くらいを目処にAPS-Cから135へ、そんなスケジュールで良さそうですよね。あとはレンズメーカーが135のKマウントレンズを作ってくれるかでしょうか?。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)