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単焦点、Ricoh Rikenon XR135mmF2.8

2015年02月10日 00:00

和の壺

和の壺

Pentax K-5, Rikenon XR135mmF2.8

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



段々と所有の単焦点レンズのストックが・・・。残すところ本記事の135mmF2.8と、SMC M200mmF4、そしてFA50mmF1.4の3本だけ。そろそろ何か違う切り口を考えないと1週間後にはネタが尽きる!。

このレンズ、以前紹介した時、和製Sonar 135mmF2.8だなんてほざいていたと思う。見た目が似ているのと、そのSonar 135mmF2.8に付けていたContaxのメタルフードをそのままこいつにも使っているので、遠くから見たらまんまSonarだ(笑)。

とは言え、造りはSonarよりもちゃちい。多分、軽量化を図ったXR50mmF2Sと同じ頃のレンズじゃなかろうか?。だからContax、Zeissを知っているカメラマンなら5メートル先くらいなら嘘Zeissだとバレちゃう(笑)。

このレンズ、今幾らくらいだろうか?、調べてみた。まぁ30年くらい前のレンズだから状態によってピンキリで、オークションだと5千円以内、お店だと5~8千円。

ところが某カメラ屋。ここはサイトを覗く度に「ボッタクリやがんなぁ~」と思っていたけど、うちのと同じタイプが1万3千円くらいで売られていた。新品同様なら考えられなくも無いが、一般的にはあり得ません!。ボッタクリです!。

店の名前をわざわざ書いて悪口するのもなんだから、伏せておくが、この店は以前から、レンズが高ぇなぁ~と感じていて、このレンズの値段を見て再びたまげてしまった。

だって考えて御覧なさいよ。オークションで5千円以内って事は、このレンズを一般的なカメラ店で買い取ったら「程度良」でも2千円くらいだし、量販店だったら千円もしないかも。だから「1万円以上も上乗せしてんのかよ!」、と思っちゃうんだな。

私がこのレンズを買ったのは、まだマウントアダプター経由でこの手のオールドレンズを使うのがブームになる以前、一部のマニアな人達が楽しんでいたくらいの時期だから、タダみたいな金額よ~(埃混入が結構あったからいわゆる並品とかBランク)。

だって考えて御覧なさいよ・・・って同じ言葉をもう一度使っちゃうけど、本物のSonar 135mmF2.8だって、今じゃ2万円台前半で買えちゃう品もあるんだよ~。またSigmaのAFのAPO70-300mmF4-5.6、これはK-3で使ってもかなり良質な絵を提供してくれ、Pentax用が見つかれば今なら1万円しないだろう。幾らMF単焦点レンズが密かなブームであってもXR135mmF2.8に1万3千円は有り得んわぁ~。

さて、RikenonのXRシリーズのレンズの描写は良い、これはネットを漁っていると良くそう書かれているが、ぶっちゃけ良く判らない(笑)。この手のレンズを評価する際のいつもの言葉。

「絞り開放では光の滲みを確認出来るが、1段絞っただけでおおよそ解消され、2段絞ればキッチリと解像し、それがF11まで持続する」

単焦点レンズなのだから、(カビやクモリと言った経年劣化を除けば)普通以上の描写をするのは当たり前。勿論、人によってはボケ味を気にする人もいて、このレンズは絞り羽根が本家Sonar 135mmF2.8が6枚のところこやつは8枚なので、ボケは多分綺麗なんだろう。

では例によって絞り開放の絵を下に。ほぼ最短撮影距離の1.5メートルくらいで撮影していると思う。


2015-02-10-02

Pentax K20D, Rikenon XR135mmF2.8



ピントの合っている部分

2015-02-10-03


前回の記事で電子接点の無いレンズはEXIFに絞り情報がないから絞り値が判らないと書いたが、この手のレンズの絞り開放だけは描写が異なるからすぐに判る。この光の滲みは明らかに絞り開放の絵だ。

ただ判るのは絞り開放だけで、他はシャッタースピードとISO感度で推測するしかない。しかも今後のネタにするSMCM200mmF4と言うレンズも絞り羽根が8枚だから、ボケの形状を見ても判断出来ないコマも結構あったりするんだ(笑)。

反対に、このネタを書く上で過去の写真をパラパラと見ていて、今までXR135mmF2.8やSMCM200mmF4で撮っていたと思い込んでいた写真に映る点光源のボケが六角形だから他のレンズで撮影されていたのが判ったのは収穫だ。

Tokinaの30年以上前のズーム、RMC 70-210mmF3.5の絞り羽根が6枚だから、望遠系で六角形の点光源のある写真はSMCM55mmf1.8かこのTokinaレンズで撮影されていた事になる。そう、ボケの形状なんて普段は気にしていないから、写真を鑑賞する際、点光源の形状すら脳に伝達されていなかったりするんだ(笑)。

電子接点の無いレンズをPentaxカメラで使う場合、EXIFデータにはブレ補正用にセットした焦点距離情報がSrFocalLengthに記録され(SRはシェイクリダクションの略)、それがレンズの焦点距離、FocalLengthとイコールになる。

しかしこのブレ補正用の焦点距離をセットし忘れる時が実に多い。135mmレンズを使っていて、55mmに交換してもブレ補正データを135mmのまま撮影していたりするので、私の撮影した写真の焦点距離情報は全く当てにならないのであった(笑)。

だから写した事さえ忘れている写真なんて焦点距離の差が激しい50mmや55mmレンズで撮影したコマをも135mmだと思い込んでいたりする。

レンズ情報が135mmになっていても1/30secで全くブレていないコマがあったとする。確かにブレ補正をオンにしていたら135換算207mm相当だから、1/30secでもブレない時もあろう。でもそれを1枚しか撮影していなかったら、それが135mmレンズで撮影された可能性は限りなくゼロ。もしそれが135mmレンズなら必ず保険で数枚撮影している筈だから。

反対にレンズ情報が50mmや55mmになっていても同じように1/30secのコマがあり、それが5枚くらい連続していたら、望遠系のレンズで撮影し、保険を掛けていたと推測出来る。


さて、下の写真。これも絞り開放で撮影している。距離はどれくらいだろうか?、10メートル前後と言ったところか?。この日は良く覚えている。このレンズを入手したばかりで、ピント合わせの練習も兼ねて絞り開放の描写を探ろうと多くの写真で絞り開放を使っていた。そして見事なソフトフォーカス風を実現できたのがこのコマ。

せっかくなのでピントの合っている中央、右端、左端、そしてアウトフォーカスになった部分切り出しをご覧頂こう。ファインシャープネスを+4で撮影しているので等倍像(クリックで等倍)はザラザラしているが、A3ノビプリントには影響しない。


2015-02-10-04

Pentax K20D, Rikenon XR135mmF2.8



中央

2015-02-10-05


左端

2015-02-10-06


右上隅

2015-02-10-07


中央右下

2015-02-10-08


右下隅

2015-02-10-09


改めてびっくりしたのは絞り開放にもかかわらず、周辺の描写が良い事。平面性が良いと言おう。これは像面湾曲がほとんどない事を示していると思う。また古い望遠レンズにありがちな渦巻きボケもないのにはびっくり。

ちょっと記憶が定かじゃないが、CanonのEOS以前のFDレンズで、NFD135mmF2と言うレンズがある。1970年代後半くらいのレンズで、渦巻きボケ(正しくは非点収差と言うらしい)が凄くてびっくりしたのを覚えている。これは「欠点」ではあるが、これこそが「レンズの味」であり、背景にキラキラの多い森の中に女性を立たせたり、全面が落ち葉、そんな風景を絞り開放でパチリすると非常に良い効果を得られたりする。

さて、この絞り開放での(主に球面収差によるであろう)光の滲みは被写体の大きさによってプリントに大きな影響を与える。この写真だとA3ノビプリントなら光の滲みを感じられるが、A4では感じられない筈だ。

またジャスピンではなく、ほんのちょっとピントが前後にズレていたりすると、光の滲みはピントの芯よりも少し外れたところに多く出る傾向があるので、今度はA4プリントだとソフトフォーカスっぽく美しくなるが、A3ノビプリントだとピンボケまでは行かないにせよ、単なる眠い写真になっちゃう時もある。

1月13日の記事での背景が河川の自転車写真なんて正にそう。プリントサイズによってはピンボケ?、と思える写真になってしまう。

だからこの手の表現をする場合、ジャスピンの1枚に加え、ほんの気持ちピントをずらしたコマを何枚か、さらには保険で1~2段絞り込んだコマも用意すれば(1段絞れば光の滲みはおおよそ消える)、どんなプリントサイズにも対応出来る写真を撮れると思う。

最後にトップ写真について。町のお散歩写真には正直言って135換算で200mmを超えるようなレンズはほぼ必要ない。でもこういう下から上を仰いで撮影する場合、短い焦点距離のレンズだと台形パースが付いてしまい、造形美を表現が出来ない。

神社やお寺さんは顔を上げれば挙げる程、美しい日本建築を見られるし、下町闊歩でも民家の2階の風景が俗っぽかったりもするし、反対に地面すれすれにある風景も焦点距離の短いレンズだと下すぼみの台形パースが付いちゃうので、距離を離して望遠レンズで撮った方が人の目に近い感覚になる。

そんな事から、町撮りで望遠レンズが活躍する場面は少ないにせよ、(135換算で)100mm以上のレンズを1本所持した方が安心だ。

そしてトップ写真はプリントサイズを考慮し、F2.8とF4の2枚撮影し、等倍で見るとピントの芯はほんの僅かしかないが、A3ノビならコントラストのある部分はおおよそ被写界深度内に入るのでF2.8のコマを採用する事になるだろう。

またブログ掲載用にA3ノビで見るとこれくらいほんわかする、そんなシミュレーションとでも言おうか、明瞭度を少し落として、よりソフトフォーカスっぽくしている。

フィルム時代、28mm、50mm、135mmがありゃ何でも撮れる!、この3本を集めるのが基本だった。そして私もそうやって写真を撮ってきたから、135換算でやはり135mm近辺が町撮りでは多く活躍出来ると思っており、Tamronの90mmF2.8マクロを売却しちゃったのがホント悔やまれる・・・。

※70-300mmズームで十分なんだが、単焦点でお散歩行く場合は、単焦点だけで行きたいからねぇ~


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