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ズームと単焦点で話を膨らましてみる その5

2015年02月18日 00:00

最後の同潤会アパート

最後の同潤会アパート

Pentax K20D, FA35mmF2AL

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1月27日の記事2月4日の記事にて単焦点とズームをどう使い分けるか、どう言ったレンズ集めをするべきか、そんな内容を書いている。

今日はこれらを踏まえ・・・。

先月、Sigma 17-70mmF2.8-4(旧型)を調整に出していたのと、レンズのネタに絡めて、5回のお散歩写真のうち3度は単焦点レンズだけで乗り切った(残りはNikon D90に16-85mmとOlympus E-P3に14-42mm)。

FA28mmF2.8ALとFA50mmF1.4を除いて、うちにある単焦点レンズは電子接点の無いマニュアルフォーカスレンズだから無茶苦茶面倒臭い。撮影中はかなりイライラする。

いや、それだと御幣があるなぁ。露出を決めたり、ピントをマニュアルで合わせるのはほんの10分もしたら慣れちゃうから気にならない。不愉快なのはズームレンズに慣れちゃったからレンズ交換。

24mmを装着していたら50mmを使いたい風景があった。せっかく50mmを持ってきたのだから使わない手は無い。そして1枚パチリ。納得して歩き出すと、もうそこには50mmを使う風景がなく、たった1枚50mmレンズを使っただけで再び24mmレンズに交換する。

当時、Canon EOS、Canon FD、Pentax、Contax(yashica)、Contax Gと5つのシステムを使い分けていたが、標準域をカバーするズームレンズは最終的にはCanon EOSのEF28-135mmF3.5-5.6ISしか手元に残さなかったくらいズームレンズを毛嫌いし、たった1コマの為にレンズを交換する、これが当たり前だった。

また記録媒体がフィルムだから、1枚写す度に金が掛かる訳で(笑)、一写入魂とまでは行かないにせよ、デジタルよりも1枚1枚を大切に撮っていたのも事実。この風景を意図通りにモノにしたい!、そう思えばレンズ交換も辛くはない。

フィルム時代、写真なんて曲がった記憶がないくらいしっかりと水平を保っていたのに、デジタルになってある日突然、写真が曲がりだした。勿論、デジタルでも1枚1枚をしっかり撮る、そう意識してはいるが、やっぱりいい加減にカメラを構えているんだよね。

※今は電子水準器を使わずおおよそ水平を保って写せている

しかもブレ補正されているのが当たり前の今の時代でも、えっ?、このシャッタースピードでブレているやんけ!・・・、ブレ補正が効いている、これを過大評価しちゃっているんだろうねぇ。


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デジタル一眼レフに電子接点の無いレンズを使う際、最初にブレ補正用の焦点距離をセットしないとならず、これが一番煩わしい。

それを怠ると(異なった焦点距離のまま使用すると)微ブレの原因になり、またそこでセットした焦点距離情報がEXIF内の焦点距離とイコールになってしまう。24mmレンズから50mmに交換した際、焦点距離を変更しないとEXIF内には50mmレンズを使っているのに24mmと記録されちゃう。

EXIFに関してはEXIFTOOLで変更が可能だが、いずれにせよ、焦点距離が違っていたらブレ補正が正常に機能しないので、ブレて使い物にならなかったり、微ブレで画質は悪くなる。


フィルム時代はレンズ交換を苦とは思わなかった。なんだかんだとフィルム時代とデジタル時代では思考が違う。まず、以前にも書いたが、当時はズームレンズを馬鹿にしていた。ネイチャーフォトや観光旅行での記念写真ならいざ知らず、街中でズームレンズを使っているカメラマンを見たら本気でアホだと思っていた(笑)。

加えて、フィルム時代はメインレンズへの信頼感。どのシステムでも50mmF1.4だ(Contax Gは45mmF2)。都内のお散歩写真なら50mmレンズ1本だけでもおおよそ満足しちゃうくらい頼り切っていた。Zeissレンズでも代名詞であろう85mmF1.4よりも50mmF1.4を多用していたくらい。

おっと、50mmレンズの話になると毎度注釈を設けているが、「写真は50mmに始まり50mmに終わる」とか「50mmレンズは難しいからそれをどう工夫して撮るのかが面白い」なん決して思っていないので悪しからず。

50mmレンズは楽だから使う。簡単に好みの風景を切り取れ、かつ描写に不満がないから信頼しているだけ。性に合っているんだろうな~。


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好きな焦点距離は人それぞれだと思う。28mmが大好きな人や85mmが一番って人もいる。だから50mmレンズだけが特別だ、そんな印象を与えるような言葉をプロもアマチュアも吐くべきじゃないと考えている。

このように、単焦点に思い入れがあったのに(言い換えるとズームレンズに何の思い入れもなかったのに)今はズームレンズがメイン。ズームレンズが無かったらと思うと夜も眠れない程・・・?。

実はPentaxのデジタル一眼レフを使い始めた頃は、単焦点レンズを結構使っていた。多くはFA35mmF2AL。135換算で約50mmの画角を持つから、APS-Cでも違和感なく写真を撮れた。フィルム時代の感覚で写真を写せるから楽チン。

ところがこのレンズ、相性の問題だろうか?。1400万画素のK20Dを使い始めてから、やたらにピントが合わなくなった。何度かサービスにボディとレンズを持ち寄って調整して貰ったが、結局駄目。距離が近くて絞りを開けていると半分近く外れていたし、遠景でレンズを絞り込んでいても合わない時はてんで合わない。

デジタル写真はRAW保存をしておけば大ポカをしても救われる可能性が高い。でもピントだけは後から調整は出来ないんだ。その時点で、描写には納得していてもこのレンズへの信頼感がゼロになる訳。

それからだろうなぁ。特にピントが大きく外れる事のないズームレンズばかりを使うようになったのは・・・。そしてSigmaの17-70mmF2.8-4(旧型)を得て、広角側の像面湾曲だけに気を付ければ、中心部の描写力は単焦点と大きな差は無く、またプリントしてもA3ノビ、そんな妥協をし、その時からズームオンリーになった。

※もしPentaxがK20DやK-7の頃にF2.8光束のAFセンサーを搭載していたら、少しは状況が変わっていたかもしれない


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描写力に関しては(Simga 18-35mmF1.8と言った)一部のズームレンズを除けば単焦点レンズに勝るものは無い。だからAPS-Cで2000~2400万画素が標準の今、単焦点レンズを使った方が遥かにクオリティは高い。しかし残念ながら、心底使ってみたい単焦点レンズがPentaxにはないんだ。

DA35mmF2.4ALは何度か試した限り、FA35mmF2ALのようにピントが大きく外れる事はない。描写力もそこそこ高く、信頼しても良いレベルを保っているが、いかんせん絞り開放がF2.4でしょ。ちょっと物足りない気がしちゃう。

このレンズはフレアカッターなる装備があり絞り開放からそこそこの描写をするが、F2.4ならばSigmaの17-50mmF2.8で十分。35mm単焦点なら絞り開放がF2じゃないと買ってもつまらんと思っちゃう。かと言ってまたFA35mmF2ALを買い戻すのも馬鹿馬鹿しい。

DA16-85mmF3.5-5.6をメインレンズとするならば、35~40mmの焦点距離では絞り開放がF4~F4.5くらいだろうから、DA35mmF2.4ALやDA40mmF2.8Limited(もしくはXS)を持っていて良いだろう。でも初志貫徹でSigma 17-50mmF2.8をメインレンズにするのなら、標準レンズでF2よりも暗い単焦点レンズは不要だ。


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ここで話は冒頭に戻る。先月のお散歩写真ではほとんどの風景を単焦点レンズで撮ったと書いた。利用したのは24mm、50mm、135mmのセット、もしくは28mm、55mm、135mmのセット。APS-Cだと最広角が135換算36mm相当だからズームレンズと比較すると若干物足りなさを感じるものの、フィルム時代、50mmレンズ1本でどうにでもなった事を考えれば、事足りると言えば足りちゃう。

私が広角の焦点距離を使うのはパースペクティブを強調したいから・・・、そんな理由じゃない。単に撮りたい風景を確保するのに後ろに引けないから画角の広い広角を使うだけ。

となると後ろに引けない状況じゃなければ広角レンズを使う必要性を全く感じない。結果、通常のお散歩写真では24mm(135換算約36mmの画角)でも十分なんだ。

ネットのカメラ、写真関連の掲示板を見ているとズームレンズにおいて(APS-Cにて)18mmは狭くてお話にならない。17mmでも駄目、やっぱり16mmだよなぁ、そんな意見が目に付く。

フィルム時代も(135にて)28mmは当たり前、24mmでも狭い、これからは20mmだよな!、そんな意見を良く聞いた。

フィルム時代、とにかく20mmレンズを使わせたらプロをも凌ぐだろうな、そんなカメラマンと知り合い、その彼の写真を思い出す度に、今、超広角だ!、と言っている人達の写真がつまらなく思う。

好き嫌いもあろうが、その20mm使いの彼を超えられる、自分がそう確信を持てない限り、超広角表現は不要だ。




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確かにレンズ交換は煩わしいけど、これはいずれ慣れるだろう。つまりだ。予め、どんな風景か予測出来る場合は、今後は単焦点レンズだけでお散歩するのも悪くないなと。

そう、ズームと単焦点レンズを一緒に持って行っちゃうから、かったるかったらズームレンズを使い続けるし、画質を優先したらせっかく便利なズームレンズがあっても単焦点レンズが中心となる。結果、その日、全く使わないレンズが出てきちゃう。

FA35mmF2ALを使っていた頃は、保険でFA28-200mmやTamronの18-200mmをバッグに忍ばせていたけど、使うのは遠くの風景を撮るのに、被写体近くまで歩くのが面倒臭いからちょっと望遠でパチリ・・・。広角なんか絶対に使わなかったもんね(笑)。

※そう言えばFA28-200mm、これはフィルム時代のTamronのOEMレンズ。色はシルバーだった。これが事の他高く売れてビックリしたのを思い出した。これがTamronの28-200mmだったら只同然の値しか付かなかったろう

これって本当は逆なんだ。せっかく便利なズームレンズを持っていくのだから、ズームを主体にし、ここぞ!、と言う時に単焦点なんだ。でも一度35mmを付けちゃうと、それだけでほぼ行けちゃうから。

だったら最初から、、、

「今日は初めて行く場所だから予期せぬ風景を目にするかも知れず、万能なズームレンズだけを・・・、来週は勝手知ったる下町散歩を予定しているから単焦点レンズだけを持っていこう」

今年は(最終的にはその日の気分次第であるが)そんな風にレンズ構成を考えて写真を撮っていこうと思った。ならば今後、Sigma 17-50mmF2.8を買い、それをメインレンズにしても、単焦点が宝の持ち腐れにならずに済む。

でもこれって結局はフィルム時代と似たような思考なんだよね。今日はロケハンだから適当にズームか単焦点1本を・・・、二度目は本格的に探索するから単焦点レンズを数本バッグに入れよう!・・・。


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今日は東京の下町風景を何枚も掲載した。どれも売却したPentax K20DとFA35mmF2ALでのコマ。当時の写真を見ながら、思い出に浸っているのであった。1枚だけパッと見ても「どこだこりゃ?」なる風景が多いものの、前後数枚パラパラすると、記憶がしっかりと蘇ってくる。


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コメント

  1. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    昔ズームが欲しかった

    昔街中でズームレンズを使っている・・・・・ のくだりで大昔Nikon使いだった頃、43-86のズームが欲しくて欲しくてという時代があったことを思い出しました。そこでちょっと調べましたが、今は憧れのレンズもデジタルには合わないしょーもないレンズになっているようですね。(苦笑) 当時は 50mm 1.4 28mm がメインだったかな?

    現在僕はデジタルのカメラではレンズ交換が嫌いです。すぐ撮像素子にゴミが付いて現像がめんどくさいのがどうも苦手です。だから、いろんなボディに色んな距離のレンズをつけて持っていきます。もっとも車メインだからできることですよね。車を置いて歩く時も背中に一台背負って、肩に一台、ポケットにコンデジ(シグマ)を突っ込んで歩く状況です。あまりスマートではありませんけれど。だからズームレンズって便利ですよね。今では単焦点にこだわるなんてとても言えない情けない自分です。

  2. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    ズームが便利、これはフィルム時代も思っていました。しかし、とにもかくにも嫌いなのが歪曲なんです。特に広角側の樽型歪曲、少しでも曲がっていたら不愉快になるくらいで(笑)。そうなると決してズームレンズは使いませんよね。

    でもデジタルになり、歪曲補正が簡単に出来るようになり、そして欠点をデジタル処理しても今の時代、誰も文句を言わない訳で、ならば便利なズームでしょ!って(笑)。

    とは言え、今年は単焦点を多く使ってやろうと思っています。のっぽ親父さんはSigmaの単焦点にはいかれないのでしょうか?。

  3. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    単焦点ほしいです。

    現在 シグマ用シグマ単焦点は180マクロだけです。ワイド側は18-35のズーム狙い。ですので、80mm1.4などが希望ですがどうなりますか。オールドレンズで90mmタムロンマクロをシグマに付けてどう写るか試したいですね。そうだ明日持っていきましょう。(笑)

  4. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    安価で開放からカリカリの24mmF2.8なんてレンズがあったら廃墟でメインレンズになりそうなんですけどね。18-35mmは素晴らしいレンズみたいですが、いかんせんデカ過ぎて、廃墟専用でこれだとなぁと(笑)。

    85mmF1.4artとか言うんでしたっけ?。高そうですねぇ(笑)。APS-Cで85mmって130mmくらいですから、風景選びそうですが、昔の135mmのイメージでも良い訳で・・・。

    オールドタムロン90mmと言うとF2.5の52Bってモデルですよね。フィルム時代、Kマウントで使っていました。レンズはありませんが、それで使っていたTamronのアダプトールKマウントはまだ手元にあって、この前、SP28mmF2.8と言うレンズが5千円で出ていて、買おうかどうしようか迷ったんですが数日悩んでいたら誰かに買われちゃいました・・・。かなりマニアックなレンズなので即買いだったかなぁと後悔していますよ。

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