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うーん、ボケ味、どう考えてもAPDよりもDCだろっ!

2015年02月28日 00:00

冬、水たまり

冬、水たまり

Pentax K-5, SMC Pentax 24mmF2.8

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



2月14日の記事でPentax現行のFA50mmF1.4が二線ボケ傾向があるかも?、と書いた。手に入れて5年で初めてそれに気付くくらいボケ味を気にしていない・・・。

初めにお断り。私はFujifilmのユーザーでも無いし、仮に今後Fujifilmのミラーレスカメラを買うとしても当該レンズを買うつもりは一切なく、外野が飲み屋で勝手に妄想し、ほざいている、そんなネタとして読んで頂きたい。

Fujifilmからアポダイゼーションフィルターを採用したXF56mmF1.2R APDが発売された。簡単に説明するとレンズ群の中に一種のリング状のNDフィルターを設けているレンズ。これにより周辺部の光量が減り、ボケがより綺麗に表現されると言う。

フィルム時代から写真を撮られている方は、ああ、Minoltaの135mmレンズのあれね!、と頷くだろう。当時もかなり話題になった記憶がある(Minoltaって良いカメラ、レンズを出していたんだよね~)。

このXF56mmF1.2R APD、光学設計上はノーマルタイプのXF56mmF1.2Rと同じならしく、だとするとお値段の差にビックリする。価格.comの初期値で比較するとノーマル56mmが約10万円なのに対し、APD56mmは約16万円と6万円の差がある。

たかが1枚のフィルターを入れるだけで6万円!?、どんだけ凄い効果があるんかいな!、と思っちゃうでしょう?。

国内外の幾つかのサイトでサンプル、作例写真を見たけど、ボケ味にあまり興味の無い人間からすると、「うーん、この程度の差で6万円上乗せはあり得ねぇな、ボッタクリだろ!」、これが正直な感想。

好みは人それぞれで女性ポートレートや花専科のカメラマンはボケ味最優先の傾向にあるから、6万円の価値があると感じられるのだろう。

1つ疑問なのは何故非球面レンズを採用した光学設計にこれを設けたのか?。素人の浅はかな思考として、特に絞り開放近辺での撮影が多く、ポートレートや花を幻想的に美しく撮るにはむしろある程度の球面収差はあった方が良いのではないかろうか?。

光学系を新たに設計し、いわゆるガウスタイプのオールドレンズ(昔のFujinonレンズのままでも良いだろう)を造り、加えてこのAPDをぶち込むのなら、ノーマルXF56mmと全く異なる描写をし、6万円の価値があると思うのだがどうなんだろうね。

絞り開放では大口径が故のフレアが全体に掛かり、ピントの芯の周辺は球面収差の影響で光が滲み、さらにAPDの効果で周辺のボケが柔らかい。でも1段絞れば光の滲みは消え、2段絞ればフレアも抑えられるような・・・。

また、幾つかのサンプルを見ても単に画角が85mmになっているだけのボケはやっぱりなんだかんだと標準レンズ的なボケで、決して135フォーマットの85mmF1.2レンズとは違う。FD85mmF1.2Lを持っていた私が言うのだから間違いは無い!。

昔、Canonに50mmF0.95と言う超~大口径レンズあった。これの絞り開放像の気持ち悪さ!。人物のドアップ写真なんて睫毛だけピントが合っていて、そこから先はもう溶けている。こういうのを知っている人間からすると56mmのF1.2程度ではそれほどビックリしない。

これを言い換えると標準レンズ的なボケだから、それを少しでも綺麗に見せる為にAPDを採用したとも言えるが、だとすると「所詮は標準レンズ」だからそれで6万円も高いのは辛い。だって6万円もあればもう1本レンズが買えるでしょう?(笑)。

これまた素人的な考えで、Minoltaが何故85mmF1.4にAPDを付けずに135mmと言う焦点距離を選んだか?。それは長焦点距離であればある程、その効果が高いと考えたからではなかろうか?。そう思うとFujifilmは90mmF2APDくらいを目指すべきだったのではと思っちゃう。

※単に当時、Minoltaの85mmF1.4は名レンズと言われていたから、何もしなくても勝手に売れていて、反対に135mmレンズは不人気だったから、135mmも売っちゃおう!、なる経営的戦略があっただけかもしれないけど(笑)

そう言えばNikonには105mmF2DC、135mmF2DCと言う、ボケ味を色々と変えられるレンズがある。フィルム時代、友人が105mmを持っていたので良く覚えている。これも85mmではなくそれよりも長い焦点距離に採用されているから、この手のボケコントロール機能のあるレンズは中望遠よりも望遠系に向いている気がする。

色々と調べてみると、APD方式よりもDC方式の方が誰の目で見ても大きな効果を確認出来るから確実に面白い。DCレンズは球面収差の補正量を一部のレンズの移動で決定する(デフォーカスコントロール)。つまり球面収差を増やせば増やす程、ソフト効果が高くなり、幾つかのサンプルを見た限り、ブログに掲載する程度の大きさの画像でもすぐに「おおっ!、スゲェ!」と頷いちゃうくらい。

レンズ光学に関して詳しくは無いが、FujifilmのAPDレンズは非球面レンズを搭載し、球面収差を抑えちゃったのに無理にボケを優しくしようとしているようにしか見えず、反対にNikonのDCレンズは球面収差をカメラマンの意思で決定出来るからとてもユニークな発想で、どちらを使ってみたい?、と問われたら、絶対的に後者しかあり得ない。

そう言えばフィルム時代、都市伝説なのかどうか、Nikkorレンズはボケが汚いと言われていた。それを払拭したのがこのDCレンズなんだと思う。

もし将来、Nikonの135センサーカメラを買ったら、ボケに興味の無い私でも105mmF2DCは欲しいレンズのベストスリーに必ず入るだろう(1位はF2.8標準ズーム、2位が50mmF1.4、これは不動)。

Nikonは例えばD610とD7100を買うと、105mmレンズが105mm(D610にて)、160mm相当(D7100にて)、208mm相当(D7100クロップにて)と3つの画角を味わえる。しかもDCレンズだから様々なボケ味を楽しめちゃうんだ。これは羨ましい!。


untitled


さて、上。これは2月14日の記事での写真、二線ボケっぽいかなり汚いボケ。DCレンズならDCリングをR側に回せばきっと柔らかいボケになるだろう。

ただ、デジタルの今、こういうのはちょちょいと修正出来ちゃう。それが次の写真。今回はPhotoshopからAlien SkinのBokehを使っている。レタッチなんておこがましい。全てがBokehのお陰。ぼかす場所を決めて、ボケ量をコントロールするだけ。


2015-02-28-03


そして、そこからさらにPhotoshopでレイヤーを作成し、ガウスぼかしを利用して光の滲み(ソフトフォーカス効果)をシミュレートしたのが下。露出も2/3段くらいオーバーにしている。


2015-02-28-04


本日トップ写真。これを加工したのが下。目にはっきりと見えるような加工ではなくノーマルのXF56mmとAPDの56mmくらいの差になるようにほんのちょっとだけボケ量を多くした。

Photoshop CCのぼかし関連のツールもBokehも大胆に使ったり、被写界深度やボケに関して知識がないと光学的にはあり得ないボケ表現をしてしまい、すぐに加工したのがバレてしまうから、ほんのさりげなく、もうちょっとボカしたいなぁ~と思う程度にとどめるとまずバレない(笑)。

トップ写真、レンズは24mmF2.8を使っていて、多分絞りは開放。だからバレない工夫は、これを24mmF1.4のボケにしちゃ駄目。半段~1段、だからF2~F2.5相当のボケを推測して加工すると良い。


2014-02-28-05


上がそれ。多分じっくりと見比べないとトップ写真と変わりないように思えちゃう。これくらいのレタッチが丁度良い。やり過ぎると確実にバレる(笑)。 今回、レタッチしているのは比較的簡単に前景、背景のボケをコントロール出来る風景。初心者でも誰でも出来ちゃうレタッチ。

でも難しいのもあるんだ。主になる被写体(ピントが来ている被写体)がスケルトンで背景が見えちゃうようなもの。例えば自転車。こういう被写体で前景、背景のボケ量をコントロールしようと思うと、しっかりと自転車そのものをマスクしないとブログに掲載する程度の大きさでも「あっ、なんか、タイヤのスポークの辺り、おかしいよね!、下手なレタッチしてんなぁ~」とバレちゃう。

だから私はこの手のレタッチでボケをコントロールする時は、被写体や背景そのものを選んで撮影している。レタッチで簡単にボケをコントロール出来る風景を見つける訳だ(笑)。自転車を写すのだったらスポークにピントなんて当てない。

またピント位置が沢山あるような風景。意味判らん?(笑)。例えば、壁に挟まれた狭い路地。これって左の壁と右の壁の2つにピント位置があるし、座って撮影していたら、地面にもピント位置があるでしょ?。こういうのはレタッチしたとバレないようにボケをコントロールするのは難しい。

だからレタッチでどうにかしたい場合は、左右に壁があるのでなく、一方は壁、一方は空間、何も無いそんな、路地に対して斜に構えた風景で無いとならない。

まぁ複数のレイヤーで幾つかのポイントをマスクしながらレタッチして行けばバレないのだが、実際そこまでやる気にならんのだな(笑)。


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コメント

  1. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    ボケで変化をつけるのは面白いですね。専用のレンズがあるのも凄いですが。以前のPENTAX Qにはボケ専用の造作があったような?使ったことはありませんが。ボケとは違いますが大昔ソフトレンズみたいなものがありましたね?専用に作るところがメーカのすごさです。僕らはいつもストッキングで代用していましたもの。(笑)一枚目の写真が良いですね。色の配置が素晴らしいです。

  2. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    Qの撮影後、内部でボケを作るアレ、初代Qのは丸で使い物になりませんでした。AFロックして構図を変えて撮影し
    た途端に、処理でミスを犯すんですよ。Pentaxに聞いたところ、AFでピントが合ったら構図を動かさないで欲しいと言われて、なんじゃい!、そんなの使える訳ねぇだろ!、と馬鹿にしたのを覚えています(笑)。

    またPentaxカメラには昔からソフトフィルターと言うデジタルフィルターが存在しますが、こいつも(現行機種は知りませんが)何故か構図を一回り削っちゃうんですよ。だから意図した構図じゃなくなってしまい、これもペケでした。

    そう言えばストッキング、安上がりのAPDですよね。これって白系と黒系とで描写が変わるんですよね(笑)。ちょっと覚えていないんですが、かつて友人がそういうテストをしていて、そんな話をしてくれました。あとサランラップをくしゃくしゃにしてレンズ前面にふわりと被せ、その状態で、点光源のある風景を狙うと面白い効果が出たりもしましたよね。

  3. ドライブ お勧めスポット | URL | -

    癒されました!

    キラキラ透明の下に冬の色と春の色合いがあり

    上手く言葉で表現出来ないのですが

    拝見してとっても癒されました。

  4. BigDaddy | URL | -

    > ドライブ お勧めスポット さん

    コメントありがとうございます。

    癒された、嬉しい表現です。露出を切り詰めればより冬に、これくらいだと、仰る通り、やはり春を意識出来ますよね。

    今後ともどうぞ宜しくお願いします。

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