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RAW現像の薦め 2、Pentax Digital Camera Utility 4~Raw Therapee

2015年03月18日 00:00

廃な風景

廃な風景

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

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単にRawTherapeeってこうなんだよ!、って記事でも良かったのだが、せっかくなのでこれから本格的にRawから現像したい、そんなPentaxユーザーに向けて、Pentax Digital Camera Utilty 4(PDCU4)やDigital Camera Utility 5(DCU5)を使いつつ、RawTherapeeも使ってみよう、そんな内容にしようと思う。

カメラ内現像でもPDCU4でもDUC5でもカスタムイメージ「リバーサルフィルム」を使うと色相、彩度、コントラストと言った項目を一切いじれない。これはPentaxの大きなミス。「うちの考えたカスタムイメージのリバーサルフィルムは最高だよ!」、そんな過信とでも言おうか?。

その過信のせいで、実はこのカスタムイメージ、ネイチャーフォト専門の人を除くとあんまり人気が無いようだ。色とコントラストがきつ過ぎてマッチしない風景が多いからだ。

しかし、前回の記事のようにPDCU4、DCU5の「カラー微調整」、「ホワイトバランス」、「露出/トーン」を使えば、そんなリバーサルフィルムでもどんな風景にもマッチさせられる。

それはさておき、RawTherapeeにはプロファイルとしてフィルムシミュレーション機能が使える(RawTherapee本体だけでは出来ないが、フィルムシミュレーション用の画像をインストールすれば利用可能、詳しくはRawTherapeeのオンラインヘルプを!)。

そしてPentaxのカスタムイメージ「リバーサルフィルム」はフジフィルムのベルビアを模倣していると言われていた。しかし、以前、FujifilmのX-E2のベルビアと比較したら全く異なる絵になっていて、これは嘘っぱちであったのが判明したが、ではRawTherapeeのベルビアと比較してどうなのか?。

Pentaxのカスタムイメージ「リバーサルフィルム」とRawTherapeeのフィルムシミュレーション「ベルビア」とではどう違うのか?、自分ならどちらか好みなのか?、Raw現像を楽しむにはこういう部分から入ると良いのではなかろうか?。


PDCU4、リバーサルフィルム

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RawTherapee Velvia 50

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RawTherapee Velvia 100 Generic

2015-03-18-04


おっと、3つとも全く異なった絵になっているではないか!。

そう、以前、RawTherapeeのそれも含め、Photshopプラグインのフィルムシミュレーションソフトを比較した事があったが、結局、どれも違う発色していて、何が何だか判らない有様だった。

各フィルムシミュレーションソフト比較 - 夕景編
各フィルムシミュレーション - 空と緑編
各フィルムシミュレーション - 下町路地編
フィルムシミュレーション - Lightroom

つまりだ!。どれが正解でしょう!、どれが本物のベルビアに近いのでしょう?、そんな疑問を持つのはナンセンスであり、「どの発色が好きですか?」で良いんだと思う。本物のベルビアの発色じゃなくちゃ嫌なら、フィルムカメラでベルビアを通せば良いだけだ。

私個人の趣味では、Pentaxのリバーサルフィルムは緑がギラギラし過ぎて好きではないし、RawTherapeeのVelvia 50は何か全体に色が濁っている気がする。だから一番「らしい」と感じるのがRawTherapeeのVelbia 100genericだ。空の発色も色っぽいし、コントラストもこの風景に関しては具合が良い。

それではPentaxカメラのデフォルトで利用されている「鮮やか」と対決してみようか。どんなフィルムが良いか、一般的にベルビア程ではないが、発色が豊かである程度硬調になるプロビアで紅葉風景で比較してみよう。


PDCU4、鮮やか

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RawTherapee Provia 100F

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RawTherapee Provia 100 Generic

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なるほど、PDCU4の鮮やかとRawTherapeeのProvia 100genericが似たような発色をしていて、Provia 100Fは一見地味なものの、恐らく青を強調するような発色になっているし、地味だからこそ、原色部分が強調されてProvia 100Fも良いとも思う。

ただ、これだとわざわざRawTherapeeを使わずに、PDCU4の鮮やかのまま、カラー微調整で、青系を少し深めに出し、緑と黄色の発色をほんのちょっと抑え、赤の色相を軽く変化させる程度で好みに発色になってくれる。ついでに露出を半段だけ落としてみた。それが下。


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RawTherapeeのフィルムシミュレーションの面白さは現時点でアグファ、コダック、フジフィルム、ロモグラフィ、ポラロイドの5つのメーカー合わせて200近いフィルムパターンを用意しているところ。これだけを見ているだけで1ヶ月余裕で楽しめちゃったりする。

勿論、中には「なんじゃこれ?、こんなもん使えんだろっ!」な発色のプロファイルもあるが、私自身はまだ200個全部チェックした訳じゃなく、主要なフィルムだけ見ている限り、10個程度のお気に入りがあったりする。そしてそれはPDCU4やDCU5では再現出来ない、もしくは再現するのに面倒。このフィルムシミュレーションを使うだけでもRawTherapeeは価値があると思う。

JPGオンリーの人がRAWで再現像をする、しかも純正ソフトから離れてRawTherapeeと言った高機能だけどフリーなソフトを使って一体何をするべきか、頭にクエスチョンマークが点ってしまうかもしれない。

なんでもいいんだ。今回のようにフィルムシミュレーションだけを使うだけでも良いだろうし、カメラ内現像のシャープネス、純正ソフトのシャープネスとRawTherapeeのシャープネスの違いだけを実際に目で見るだけでも良いだろう。取っ掛かりさえあれば使い始められる。

本日のトップ写真はRawTherapeeのフィルムシミュレーションでコダクローム64を使っているが、実はこれはRawTherapeeとかフィルムシミュレーション云々以前に、Pentax独特のホワイトバランスであるCTEの勝利である。このような青系に被るのは許せない人もいるだろうが、私はこういう発色に色気を感じるんだな。

つまりである、JPG撮って出しの人が、PDUC4やDCU5、さらにRawTherapeeまで使ってRaw現像をしたとしても、いやいや、俺の写真はRawTherapeeを使う程でもないな、DCU5のカラー微調整だけでお気に入りが作れる、私は撮って出しJPGでやっぱり満足だね!、そういう結論に至っても構わない。でもそれに至るには実際にRaw現像ソフトを使わなくちゃならない。

Raw現像について何も知らないうちにLightroom等の市販品を買えって言っているんじゃない。PDCU4もDCU5もRawTherapeeも少しの暇だけありゃチェック出来るでしょう?。まずはそれで撮って出しJPGとの違いを見出す、そして人によってはやがてそれが楽しみへと変化していくだろう。


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