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女子写真とは?

2015年03月30日 00:00

廃屋、そして桜

廃屋、そして桜

Pentax K20D, SMC FA28-70mmF4AL

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



このところずっと現像、レタッチネタが続いているので異なるネタでも・・・。

女子写真、本ブログを開設した頃に何度か取り上げた事がある。プロカメラマンにはうといので川内倫子氏と市橋織江氏くらいしか知らない。

いや、もう一人いらっしゃった。Olympusのカメラを調べて行き着いた川野恭子氏(この方のブログは女子には最高の教科書だろう)。

改めてネットで三氏が撮影した写真を見ると、一目で女子が撮ったなぁなる像が多いのだが、基本的なテクニックが出来ていて、(陳腐な風景であっても)万人が認めるようなフォトジェニックな被写体に向き合っており、特に違和感はないんだ。むしろ、なるほど、こういう表現もあるんだなと感心しちゃうくらい。

では隣の部屋で珈琲を飲みながら海外ドラマ「ER」を見ている人はどうだろう?。これが全く女子写真していない(笑)。キリッ、パキッ、ガツンッ!、そんな像を好むし、花にもさほど興味がないみたい。風物詩として季節毎の花は捉えても、それらにのめり込む事はない。

一昨年かな?、Tamronの90mmF2.8、私は全く使わず、連れが花や草木をマクロるだろうと残していたが、その気配がなく、結局売却しちゃった(今思うとAPS-Cで135mm相当の画角、失敗したなとは思う(笑))。

彼女なりに女子写真を研究した時期もあったみたい。ちょうどOlympusのE-P3を知り合いから譲り受けるか、それともSonyのNexシリーズの何かを買うか悩んでいた時、Sonyにそんな女子写真なサイトを見つけたんだ。

女性のためのカメラトーク

これの山本まりこ氏のページを見ながら「へぇ、これが女子写真なんだ~」と。見ると確かに女子写真なんだな。特徴としては、「ハイキー、ホワイトバランスがブルー、絞りを開ける」、おおよそこの3つが揃えば女子写真になるし、そう言われちゃう。

そしてPentaxには「ほのか」と言う女子写真用とでも言うようなカスタムイメージがあり、色々とやっていたみたい。でもこの「ほのか」ってどうかな?。色が汚いと思わない?(笑)。女子写真と言うよりも、単なる失敗写真にしか見えないんだ。連れも同じ事を言う。

昨年の夏頃だったか、「ほのかでも彩度を上げて、ホワイトバランスをブルーに振ってハイキーに撮れば透明感のある色合いになるぜ!」と教えたところ、数ヶ月はその色にハマっていた。でもすでに飽きていらっしゃる(笑)。

まぁ、ほとんどの風景でPentax K-5を使い、次のカメラは「安くなったらK-S2かな?」と言っているくらいだし、興味は薄いものの、昭和ボロ屋三丁目の夕日風景や廃墟風景も「おお!、スゲェ!」と言いつつパチパチしちゃうタイプで女子写真とは掛け離れた人物であ~る。

んで、そんな彼女が最近見つけたサイトが下。

むらいさちの、旅フォトエッセイ さち☆たび vol.1
むらいさちの、旅フォトエッセイ さち☆たび vol.2

他所様の写真を偉そうに評論する立場じゃないのは重々承知しているし、ご本人が与り知らない場所で個人攻撃するのは非常に忍びないが・・・

「うわっ、何これ?、こりゃ、駄目っしょ!」

我々の見解は一致した。確かに「ハイキー、ホワイトバランスがブルー、絞りを開ける」と言う女子写真の掟は押さえている。でも上述した三氏と異なるのは撮っている風景がじぇんじぇんフォトジェニックじゃないんだ。

「ハイキー、ホワイトバランスがブルー、絞りを開ける」、これを間違った用法で実践すると精神を病んでいるような写真にしか見えなくなる。

表現を変えると、この人、被写体に敬意を払っていないなと感じる。冬場の軽井沢を表現し切れておらず、ブローニーで80mm縛りとは言え、白糸の滝の撮り方がなっちゃいない。桜にせよ、日本一早く桜が見られるのなら、その桜に「いち早く桜を見せてくれてありがとう」、そんな感謝の意識が皆無とでも言おうか?。桜を女子写真風に撮ったった!、それだけにしか見えない。感動が伝わってこないんだ。

そして知った。

「ってこの人、男かい!」

名前からしててっきり女だと思ったら・・・。この方を存じ上げないのだがオネエじゃないよね?。

上述したSonyの女子カメラサイトのその江氏のページ、そしてわたなべもも氏の写真は特に女子写真っぽくはないものの、女性らしい視点でフォトジェニックな風景を切り取っている。

要するに男女関係なく、写真ってやっぱり「センス」と「トレンドを見つけるアンテナ力」、加えて「見た風景に純粋に感動する純朴な心」なんだなと思っちゃうんだな。冒頭で紹介した川野氏とタッグを組んで写真雑誌を作っているらしいから、普通に撮ればプロらしい写真を撮れるのだろうが・・・。

「ハイキー、ホワイトバランスがブルー、絞りを開ける」、これはテクニック、手段の1つでしかない訳。これをやっていれば誰でも女子写真を撮れますよ・・・、それは違う。

写真って先ずは被写体ありき。如何にフォトジェニックな風景を、またはトレンドな風景を見つけるか、その感動を人に伝えられるか、それらが最優先事項。それをやらないでテクニックだけでなんとか纏めようと思っても人の心は動かない。

2014年9月25日の記事にて、斜め構図の多くが意味も無くカメラを斜めに傾けていて、それに異論を唱えている。女子写真を履き違えているのと同じ図式に感じる。斜め構図の多くが鼻につくのはカメラを傾けるテクニックが先、これが判っちゃう。

「斜め構図で撮ったボクちゃんって凄いでしょ!、センスあるでしょ!」

なるほどねぇ、この人は斜めにするのが好きで好きでたまらないんだな、なんでもかんでもそれを優先しちゃうんだろう、そう思えちゃう写真が実に多いからつまらない。

個人のブログだったか掲示板だったか、、、

「カメラ女子、そう名乗るだけで写真が昇華される」

そんな「悪魔の辞典」のような文言が書かれていて、思わず笑ってしまったのを覚えている。ハイキー、ホワイトバランスがブルー、絞りを開ける・・・、実践していなくてもその江氏やわたなべもも氏のように女性を感じさせる写真がある反面、それを実践しても心が病んでいるような写真にしか見えない人もいる・・・。

さて、こういうネタを書くと自分で自分の首を絞める事になる。だったらオマエはセンスがありトレンドを理解し、感動を素直に伝えられる女子写真を撮れるのか?ってね。うむ、その通り。ここは、女子じゃないので女子写真なんて撮れないと開き直るしかない。

1つだけ若い世代の方に申し上げたいのは、ホワイトバランスをブルー(白熱灯モード)に振る、この手法はフィルム時代からあった。トレンドの先端を行くカメラ女子が考え出した手法じゃない。

私が知っているのは1990年代、アイドルや女優を撮影するプロカメラマン(名前は失念)が日中にタングステンフィルムを使い、全体がブルーの写真を多く撮られていた。しかもただハイキーで青くするのでなく、女性の肌の発色を考えてだろう、マゼンタのCCフィルターをレンズにかましている。実に透明感があり、美しい写真だったんだ。だから昔は良くそのカメラマンの真似をした。

「ハイキー、ホワイトバランスがブルー、絞りを開ける」、これは真新しいものじゃない。モノクロと同じ感覚なのかな。フィルム時代、モノクロは自分で現像して自分でプリントする、これが立派なカメラマンの証で、難易度はとっても高かった。でも今はデジタル暗室で簡単にモノクロ写真を作れちゃう。一時期、高コントラストで荒れた粒子感のあるラフモノクロ系フォトが流行ったんでしょう?。

でもOlympusカメラやRioch GRにはそんな写真モードが搭載されちゃって皆がラフモノクロしちゃった。そうなると多くが淘汰される。センスのあるカメラマン、ちゃんとフォトジェニックな被写体に向き合っているカメラマンしか評価されない。

確かにモノクロ写真や青い女子写真は非現実だから誰もが必ず目を留める。高彩度、高コントラスト、トンネル効果のLOMOやHOLGAな人達の写真もそう。だから先駆者達はとっても偉い。それは間違いない。LOMOの写真なんてびっくりしたもんね。あれぞ俗っぽい写真でしょう?。その手の変化球を流行にしちゃうのだから。

でもブームが一段落すると、それは定番スタイルと言われ、デジタルカメラにその表現が内蔵された途端、被写体をしっかりと見極められない人達が安易にそれを利用しちゃうと俗物へと落ちぶれてしまうのを忘れちゃならない。

一時期、中国でキティちゃんとかドラえもんの偽キャラクターが横行したでしょう?。それと同じ。テクニックだけで写真を撮るとパチモン化しちゃう。女子写真全体が低俗に映ってしまう恐れだってある。

本日の写真。女子写真から一番遠い?、廃墟系フォトだ。桜に廃屋って一度撮ってみたかった。「この風景をありがとう!」、そう感謝し、己の信念を曲げず、オールドフォトなんだけどネガフィルムで粘っている、そんな風に仕上げてみた。


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コメント

  1. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    ラフモノクローム系 いい響きです。僕も好きでした。トライXの増感で3200ぐらいのザラザラ感好きでした。昔はそんな写真が多かったですね。久しぶりにモノクロ写真をたくさん撮りました。結構はまりそうです。マイブームでもいい。。(笑)
    廃屋の桜良いですね。花びらが屋根の上に落ちているところが感じます。

  2. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    主のいなくなった庭先の大樹に胸うたれます。
    ドライブ途中で曹禺した廃屋は多々ありますが この様な場面は一度もありません。
    今後は桜の名所へは行かず、山間部へ行こうかなぁ~

  3. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    廃屋に桜、結構珍しいかと思います。昨年も廃集落で桜が満開だったんですが、位置的に桜を撮ると廃屋が全く見えず、廃屋を撮るとチョロッとした桜が見えない、そんな残念な風景もあるんですよねぇ(笑)。

    今、ラフモノクロ系をすると、見る側の目が肥えちゃっているから、そこそこの風景じゃないと結果、俗物扱いになっちゃうから勇気が必要かもしれませんよね。まぁ「趣味だから」で片付けても良いのでしょうが、実験的にその対極を行く、ほんわり系モノクロを今やろうとしています。My Favoriteの方で昨日からほんわりモノクロ掲載しています。

    モノクロ写真を撮られたって事はフィルムでやられているのですね!。あれっ?、結局カメラ何にされたんでしたっけ?。

  4. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    桜と廃屋って風景、珍しいかもしれませんね。桜の木はあっても花が咲くのは1週間ですからね。時期がドンピシャじゃないと。一番簡単なのは廃校でしょうか?。学校に桜はつきものですから、今からでも標高が少し高ければ満開+廃校を撮れるかもしれませんよ。

    私の場合、例によって何も考えずに撮り歩いていて、運良く桜が咲いていた、それは上の風景ですし、昨年も廃集落で桜+廃屋を撮っています。昨年のはちょっと構図的に難があって、あんまり良い写真じゃないんですけど(笑)。

  5. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    いえいえ、残念ながらフィルムカメラは購入出来ていません。だって10万かけるならやっぱりレンズ欲しいす。(笑)
    結局思いより現実を重視してしまいました。DPメリルのモノクロで撮っています。でも楽しい。。

  6. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    確かに少し前にフィルムや現像代が大幅値上げして(ちなみに現時点で値上げしたのは日本だけだそうです)、もはやフィルムに未来は無いかもしれませんね。

    それと私も思うのですが、写真はデジタルになってもやっぱり最後はレンズですよね。私も次なるレンズをどうしようか検討中ですが、周辺までカリカリのSigmaの17-50mmF2.8で行くか、像面湾曲が旧型よりも少ない現行17-70mmに行くか迷っています。

    70mmって意外と使うんですよね。勿論70-300mmで賄えますが、最短撮影距離が大きく違い、17-70mmで撮れる写真でも70-300mmでは撮れないんですよねぇ。

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