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Raw現像の薦め 5、Lightroom?、Optics Pro?、Capture One Pro?、RawTherapee?

2015年04月03日 00:00

野道を行けば廃がある

野道を行けば廃がある

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回の記事ではDxOのOptics Proは単体で使うのでなくAdobeのLightroomやBridgeから起動するべしと書いた。

ではLightroomとOptics Proでどの程度現像に違いが出るのか?、合わせて手持ちのPhase OneのCapture One ProとフリーソフトとRawTherpeeについても書いていきたい。

この3つの市販の汎用現像ソフトと1つのフリーウェアの汎用現像ソフトの他にPentaxカメラではDigital Camera Utility、Olympus E-P3にはOlympus Viewer、NikonならCapture NX-Dと言った専用現像ソフトも起動させる時もある。

これらがどれほど結果が異なり、一体どう使い分けているか?・・・。

「チッ!、ちっとも参考にならないじゃないか!」と舌打ちされるかもしれない。でもその通りなのだから仕方がない。先に結論を書くと・・・、

「ぶっちゃけ気分次第」

基本はLightroom(BridgeからのCamera Raw含め)なんだ。Lightroomとその他の現像ソフトの違いは、本ブログで何度となく述べている通り、データベース機能に特化しているか否か。Lightroomだけが満足出来るデータベース機能があると断言しよう。

特にうちのようなブログをやっている場合、ネタに絡めた写真を掲載するので写真の選別にエライコッチャになる。高感度ISOの画質ネタならISO6400以上の写真を探すし、Pentax K-7やK20Dからだと今度はISO1600、3200の写真を見繕う必要がある。

加えて超高感度でもEV値が高ければ(明るければ)意味が無いので露出値もチェックする必要があり、ISO12800でF8、1/125secの写真よりもISO6400でF4、1/15secの写真じゃないと駄目だし、画質のチェックだから広範囲に景色が写っているべきで広角レンズに限りたい。そんなのに該当する写真を何万枚の中から見つけ出すにはLightroomが無かったらお手上げ。

上に該当するものを10万枚から見付けるにはどんな条件になる?。

「写真が保存されているフォルダ以下からPentax K20D、K-7、K-5を使ったRAWファイル、 レンズの焦点距離が24mm以下、かつISO1600以上の感度で絞りF5.6よりも開けていて、シャッタースピードが1/30sec以下」

Lightroomならフィルタリングで「瞬時」で該当するコマを表示してくれる。またもっと細かくふるいに掛けたい、カメラ別に纏めたいとか、ISO感度で選別したいのならコレクション、もしくはスマートコレクション機能で簡単に任意の1枚を見つけ出せる。

写真を見つける、このスタートラインがLightroomになってしまうから必然的にLightroomで現像を行いPhotoshopに放り投げる。

だから予め使う写真が判っていたり、撮りたてホヤホヤのお散歩写真ネタ、またブログと関係なくプリントしてニヤニヤ楽しむ場合も複数のフォルダに跨って写真を探すのでなく、最近撮影された中から選び出すので、見つける手間は掛からず、Lightroomを使わなくても良い。そんな場合に敢えて他の現像ソフトを利用している。

さて・・・。

カメラで作られたJPG像の発色がカメラ、メーカー毎に異なるのと同じく、現像ソフトでもそれぞれのメーカーの発色がある。一体どれが優れている?。

デフォルト像だけを比較するとRawTherapeeはびっくりする程地味で露出をミスったか?、と思う程の表示がされるから、これだけ見ちゃうとかなり心配になっちゃう。反対にOptics Proはデフォルトでも結構派手かもしれない。LightroomとCapture One Proは至って普通。

でも用途に見合ったプロファイルをセットしたり、デフォルト像からそれぞれ色やコントラストを作り始めると使い勝手くらいしか差はないと思う。全く同じ発色にはならないけど、どの現像ソフトも自分の理想とする発色に近付けるのは容易。

一番の違いはシャープネスとノイズリダクション処理だろう。

カリッとしたシャープネスを好むのなら光学モジュールで専用のシャープネスやローカルコントラストをいじれるOptics ProとRawTherapeeが適している(PicturecodeのPhoto Ninjaもカリカリになる)。LightroomとCaptue One Proは恐らく一般的なアンシャープマスク。

ノイズリダクションはどんな写真でも安定度が高いのがCapture One Pro。A3プリントが前提ならばシャープネスとノイズリダクションはデフォルトのままで何もいじらなくて良いからとても楽。

Lightroomは良くも悪くもディテール系は80点主義。Pentax K-5クラスなら(私が撮る風景なら)ISO3200まではこれで十分だが、それを超えてくるとシャドーが多い風景は苦手。シャドー部はかなり汚くなるので、ノイズリダクションだけでは無理があり、コントラストで潰すしかない。

RawTherapeeはシャープネスを大きく崩す事無くノイズリダクション効果はとても高い。しかしとにかく設定する項目が多くかつ複雑で厄介であり、初心者は相当苦労すると思う。私も自分なりの法則を見つけてはいるが、果たしてそれが正解か否かは何とも言えない。

また(マニュアルを含め日本語化されているものの)海外のフリーソフトなので日本語の記事が少ないのがネックだろう。各現像項目の働きを理解していないと一度迷いが生じるとそこから先は試行錯誤して写真を作り上げるしかない。

Optics Proのノーマルノイズリダクションはこの中で一番質が悪いが、プライムテクノロジーを使えばユーザーインターフェースは最悪だし、現像(ファイル保存)に時間が掛かるももの、Capture Oneと同等以上の効果を示してくれる時もある。シャドー部にはかなり強く、シャープネスもLightroom程失われないかもしれない。

その超高感度ISO写真でのノイズについて。

隠れシミやソバカスを特殊な光当てて、中年の女性達が「ギャー!、私の顔ってこんなにシミがあるの~?」、そんな化粧品のCMを皆さん一度は見た事があるだろう。

それと同じような事はノイズチェックでも可能なんだ。ほとんどの方は一般的な液晶モニターを利用されているだろう。それを斜め上45度くらいから見ると隠れノイズが画面に仰山映ってくる。

どうもLightroomは超高感度で撮影された写真では黒からグレーに掛けてのグラデーション処理が下手のようで、パッと見ると黒く見えるが、実は完全に潰れておらず、ディテールや輪郭が少し見えている、そんなところはかなり処理がいい加減。

Lightroomにはブラシ等を使って部分的に現像処理を行う機能があり、それにはノイズリダクションやコントラスト調整もあり、部分的にノイズ取ったり、その部分だけ黒く潰したりすれば良いのだが、シャドー部が多く構図されていたら面倒臭いだけで、他の現像ソフトを使って一からノイズリダクションを掛けた方が楽。

またCapture One Proにもブラシ機能があるので、試した限りではそちらで部分的にノイズやコントラスト調整をした方が綺麗に仕上がる。


A3ノビくらいのプリントだとそれに気付かない時の方が多いので(プリントは斜め上45度から見ても同じである)、大半の写真はLightroomで十分なのだが、立ち上がってモニターを見るとかなり気になり、そうなると他の現像ソフトで試したくなっちゃう。結果、RawTherapee、Capture One Pro、Optics Proで処理した方が良い画質になる時もあるんだ。

ここをどう捕らえるかだろう。超高感度域なんて使いません!。そんな人はどんな現像ソフトを使っても(作業行程が異なるだけで)理想の像に仕上げられるに違いない。最終的にPhotoshopで微調整をする私のようなタイプだとカメラに付属する現像ソフトでも実は十分だったりするんだ。

例えばだ。Fujifilmのカメラは内蔵のフィルムシミュレーションで幾つかの発色を体験出来るが、付属の市川が製作したRaw File Converter EXは処理エンジンが全く異なる為、これで現像をするとカメラ内現像と全く異なる発色をしてしまう。

これをFujifilmユーザーは不満がる。カメラと同じ現像処理が出来ないのはユーザーをただ単に馬鹿にしている証拠であり、Fujifilmを糾弾するべき事項であるが、私個人はカメラ内のベルビア、プロビアなどの発色じゃないと絶対に嫌だ!、そんなタイプでなくRaw File Converter EXでもベルビア風、プロビア風、コダクローム風と言った発色を作れるのでさほど気にしていない。

Raw File Converter EXで現像した写真を元にPhotoshopで最終調整をすれば、Fujifilmの考えるベルビアにはなってくれないけど「マイ ベルビア」が作れる。多少手間隙が掛かるけど、むしろ自由に好き勝手に発色を変化させられるのだからそれはそれで良い。だからFujifilmのカメラを使うのなら現像処理においてはRaw File Converter EXでも十分成立する。

Fujifilmの駄目なところは当初Adobeにはノウハウを提供し、Fujifilmの考えるベルビア、プロビアをLightroom、Camera Rawでほぼ忠実に再現させたのに、カメラに付属するRaw File Converter EX、つまり市川にはそれを教えず市川独自の処理に委ねてしまったところ。

それならばわざわざRaw File Converter EXなる無駄なものを添付する必要はなかった。もしこれの開発費がカメラ本体の価格に上乗せされているのなら、それこそユーザーをないがしろにしているし、最初からAdobeと親密な関係を持ち、Lightroom For Fujifilmなる現像ソフトを作るべきだったろう。

そしてユーザーからそれで反感を食らったのだろう。先月、Raw File Converter EX 2の提供が始まり、フィルムシミュレーションを可能にした。

ところがである!。現段階で対応しているのがレンズ交換式だとX-T1とX-A2だけ。X-E2は現行カメラなのに未対応。画像処理においてX-E2とX-T1では何かが違って実現出来ていないみたい。

X-E2ユーザーは怒り狂っているんだろうなぁ~。Fujifilmがアホなのか市川に技術力がないのか・・・。


PentaxのDigital Camera Utilityでも同じ事が言える。これも市川独自の処理エンジンを積んでいて、FujifilmのRaw File Converter EX程似ても似つかぬ発色にはならないものの、カメラ内現像とは微妙に異なる結果になってしまう。

でもPentaxのカスタムイメージに余程の拘りがない限り、最終的にPhotoshopで調整するのならば現像ソフトはDigital Camera Utility、特にK-3やK-Sシリーズに付属する最新のVer5はノイズリダクションもVer4の頃よりも良くなっており、(A3プリントならば)十分だったりもする。

PentaxはFujifilmよりもユーザーを馬鹿にしている。多くのメーカーは旧機種でも最新のメーカー指定の現像ソフトを手に出来るのにPentaxはそうじゃない。

最新バージョンのDigital Camera Utility 5を利用出来るユーザーは現行カメラを所持している人だけ。2015/3/15現在、K-3、K-S1、K-S2、645Z、Q-S1のユーザーのみに与えられた特権。

それ以外のユーザーは、昨年12月まで販売していたK-5IIsでも、今でもカタログには掲載されている645DやK-50でも古くて(私の物差しでは)使いたくもない市川の5年以上前の古~い画像処理エンジン(恐らくベースはDeveloper Studio Ver3)を使った現像ソフトの使用を強いられている。

現行機ユーザーだって将来を心配しなくちゃならない。今後135一眼レフやK-3の後継機種が発表され、もし現像ソフトがDigital Camera Utility 6になったら、今の企業姿勢のままなら、そのDigital Camera Utility 6は決して使えないんだ。

だからこそPentaxユーザーは今こそ立ち上がらなくちゃいけない。ネットからでも電話からでもサポート部署に「最新の現像ソフトを旧ユーザーにも解放して欲しい!」と訴え続ける必要がある。

Pentax(Ricoh)もそんなユーザーの声を聞くまでも無く、己らのドケチ体制を恥じ、目を覚ますべきだ。


そんな訳で、カメラから出力されるJPGにほんの少しエッセンスを加えたい程度の処理ならば市販、フリー、そしてカメラメーカーから提供される現像ソフトのどれを使ってもそこそこの満足する絵になるのは事実。

ホワイトバランスをちょっと変えたい、ハイライトを少し抑えたい、シャドーの階調を良くしたい、水平が取れず写真が曲がったのを修正したいetc・・・。

そこから一歩深みに入りたい。そんな時に汎用的な現像ソフトを使われると良いだろう。特に今はAdobeのフォトグラフィプランは月々980円でLightroomにPhotoshopが手に入るので(同時にBridgeとCamera Raw)、やはり最初の現像ソフトは(処理速度も群を抜いて速く)Lightroom、もしくはCamera Rawをお勧めしたい。

Photoshop Elementsでも十分と言う人もいるが、ElementsのCamera Raw(現像処理プラグイン)は機能が大幅に削られたもの。必ず後で後悔する。最近はパソコンを買うとPhotoshop Elementsが付いてくるなんてモデルも多いが、写真を趣味としているのならそれだけに釣られてパソコンを買い換えるのはナンセンス。

また市販の現像ソフトはおおよそ1ヶ月無料で使えるお試し版が必ずある。だから・・・。

カメラに付いていた現像ソフトにフリーソフトのRawTherapee、そして1ヶ月毎、市販のお試し版を使いつつ比較検討をすれば3ヵ月後には自分がどの現像ソフトがマッチしているか判るだろう。

AdobeのフォトグラフィプランでLightroomとPhotohsopを得て、それで満足出来なかったら、Optics ProをLightroom、もしくはBridgeから起動する、私個人はそう言った運用をお勧めしたい。但し、Optics Proは現時点でFujifilmのX-Transセンサーには未対応なのを忘れずに・・・。

本日の写真、昨年、棚田の田植えを見に行こうと訪れた場所で、ふと遠くを見ると、「うん?、あれ廃じゃねぇか?」・・・。

近くまで行ったのだが、その廃が見当たらない。うーん・・・。そんな時、丸で舗装されていない野道を見つけ、ここか?、突き当たりで「見~っけ!」。どうやら廃な養鶏場か養豚場。その廃な物件をこれでもかと撮ったが、この野道も素敵だ。林道とか農道じゃない。あくまでも野道!。


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