にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です

Pentax K20Dの思い出 その1 デジタルの楽しさを得たカメラ

2015年04月09日 00:00

東京観光

東京観光

Pentax K20D, SMC Pentax-M 200mmF4

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



3月はなんだかんだと忙しく、また土日の天気もあまり良くなかったので撮影に出たのはたったの2回。だから前回の記事の通り、家に引きこもってハードディスクの整理をしていて、ついでに絶対に使わない写真も捨てようと過去の写真を色々と眺めていて・・・。

Pentax K20Dで撮った写真がやたらに多い。だから先ずはK20Dの写真からどんどん捨てていこうと。やがてその作業は「捨てる」から「見る」、そして「思い出に耽る」と変化して行く。

K20Dの頃、己の全盛期と言えよう。クオリティ云々の話でなく、ほんのちょっとでも心の琴線に触れた被写体をデジタルカメラは撮ってナンボ、1つの被写体に対して縦、横、寄って、引いてとアホみたいに撮っていた。

4年も使っているPentax K-5の方が撮影回数は多いものの、1回の撮影量がK20Dの頃は半端じゃなかった。昼から夕方と言った通常のお散歩写真でも300枚なんて当たり前。500枚超えも多々あり、旅行に出たら1日1000枚。デジタルカメラの長所を一番を楽しんだ時期とも言えよう。

最初に買ったデジタル一眼レフのPentax K-mは前代未聞のバカメラだったから中古でPentax K10Dを入手したものの、高感度域が弱いと感じ、すぐにK20Dを買い足した。

K-mはホント、当時のPentaxの馬鹿さ加減が顕著に出ていたカメラ。AF測距点のスーパーインポーズが省略され、縦位置で撮った写真が自動で回転しないバカメラ。

世界一小型のデジタル一眼レフを実現する為に縦横センサーを付けられなかったって言うのだから(スーパーインポーズ廃止もこれに関係しているのか?)、結局は開発者、もしくは企画者の我がまま、思考がユーザーに向いていないマスターベーション仕様でしかなかった。

結局1年で下取り、K-7の購入に至る。
和の壺

和の壺

Pentax K20D, SMC Pentax 24mmF2.8


私が撮るような風景だとK20DではギリギリISO3200が使えたんだ(Lightroomでの現像において)。だからフィルム時代に諦めていた夕暮れの撮影や、廃墟の屋内での撮影なんかも始めちゃったから、もう何もかも楽しい。そりゃぁコマ数が嵩む。

そしてPentax K-7を買ったものの、これがISO3200の画質がK20Dよりも悪く、K-7はほぼ連れ専用のカメラになっちまった。

ここで誤解しちゃならないのがK-7の高感度域のノイズ。センサーが同じなのに何故新型の方が悪い?。K-7はセンサーの性能が悪いのに画像処理において無理矢理ダイナミックレンジを広げたようで、K20Dでは黒く潰れていた部分にディテールが出るようになり、それで見えなかったノイズが見え始めちゃった。

だから「画質」だけを問えば低感度域でダイナミックレンジが広いK-7がK20Dよりも使い易いんだ。その為なのか露出もK20Dよりも1/3段から半段くらいオーバーに出るようになった。K20Dよりも露出オーバーの傾向なのでシャドー部がより一層見えるようになった訳。

しかし当時はその辺の知識が乏しく、単に「K-7のISO3200は決して使っちゃならない!」と思っていたから何だかんだとK20Dばかりを使っていたんだ(K20DのISO3200も良いとは言えない)。

余談として・・・。

「Pentaxは高感度域での画像処理が上手い」

これは定説になっているが、本当か?。少なくとも高感度域のノイズ処理に関して私個人は及第点すらあげたくない。K-3なんて正にそうでしょう。K-3はLightroom等の汎用現像ソフトを使った方が質の良い絵が出る。

K-3を敬遠しているのは何もユーザーインターフェースだけじゃないんだ。この画像処理に関してもK-7の再来だと感じているから。出来ない事を無理にやろうとして背伸びして失敗している、そんな気がするのがK-3の画像処理。

センサーの実力はK-5系と同等だろうからLightroom等の現像ソフトを使えばなんとかなるし、これは等倍で見た際の感じ方であり、A3ノビプリントならその最悪だと思っているK-3の撮って出しJPGでも大きな問題は無く、将来K-3を買う可能性はまだあったりする。

あくまでも勝手な意見として、Canonのカメラはセンサーの(数値上での)性能はSonyよりも悪いのに出てくるJPG像はかなりのもの。そうなるとPentaxの画像処理が上手い、これは提灯持ちだけが発している言葉で、本当のところはCanonの方が遥かに上手いんじゃなかろうか?。
廃な風景

廃な風景

Pentax K20D, FA28-70mmF4AL


K20Dでの思い出と言えばシャッター音のデカさ(笑)。これはK-7を買ってからより一層そう感じるようになった。K-7からのPentax一桁機はどうしてここまでシャッター音を抑えられるのだろうか?、と言うくらい静かで路地裏や廃墟で撮影しているとこの静かさがたまんねぇ~。

私がK-7を、連れがK20Dを使う時もあり、そんな際、10メートル先のシャッター音がはっきりと判るくらい煩い。そして昨秋、Nikon D90をひょんな事から購入し、こいつのシャッター音を聞いたらK20Dを思い出しちゃったんだ。

シャッター音は一長一短で静かにする必要のない場所だと煩い方が撮っている気分になって実は楽しかったりする。

フィルム時代、Contaxの一眼レフのシャッター音は何て表現したら皆さんに伝わるだろうか、瑞々しいレタスを包丁で切った時のような「シャキッ!」、そんなサウンド。そしてメインで使っていたCanon NewF-1AEは昔ながら「ガチャン!」そんな音がする。

Contaxのシャキッ!、もとても心地良いのだが、特にNewF-1AEにワインダーを装着した時のガチャン!、ウィーン・・・、これは最高に気分が高揚した。

デジタルカメラになってワインダーのフィルム送りのモーター音を聞く事はなくなったが、シャッター音が「ガチャン!」に近いのがD90でありK20Dであり、そういう音色は時々聞くと楽しくなる。

写真を撮る楽しさはその頃も今もさほど変化はない。増してやK20Dはフィルムカメラでは出来なかった事が全て可能になった。欲求が満たされるまで何回シャッターを押しても良いし、上の通り、感度を大幅に上げても及第レベル、その頃はプリントと言えばA4だから、K20DのISO3200だってへっちゃら(しつこいけどLightroomで再現像した像)。

前を見てパシャッ、振り返ってパシャッ、右に向いてパシャッ、左に振って見てパシャッ、俯いてパシャッ、仰いでパシャッ・・・、かなり大袈裟であるが(笑)、傍から見ると往生際が悪いと思われたろうな、そんな撮影。そりゃぁ撮影枚数が増える。


自転車のある風景

自転車のある風景

Pentax K20D, FA28-70mmF4AL


どちらかと言うとフィルム時代から左脳、つまり理詰めで写真を撮るタイプであったが、このK20Dを使っていた頃は、右脳が活発だったとは言い切れないものの、感性だけで撮っていたような気がする。感性で撮るから、「この風景はつまらないか?」、そう考える前に「ガチャン!」とシャッターが下りている訳さ。

ただ、唯一の不満はK20Dでは1400万画素になり、K-m、K10Dよりも400万画素増え、ピントがシビアになるだけにAFをとにかく信用出来なかった事。浅い深度を目指しているのに絞り込んだ保険コマを撮ったり、ピント位置を変えて撮り直したりと1枚で済むところを2枚、3枚・・・。

撮っているものはフィルム時代と一切変わりなし。でも何だろう、K20D使用時は今見返していると何かしらの迷いがあったのか、上述の通り、ケチ根性が働いて今では目もくれない風景もパチパチいしていたのか、時折、「この風景の何に惹かれたんだろうか?」と頭にクエスチョンマークが点る時がある。良い表現をするのなら当時は感覚、感性で写真を撮っていたとなるのだろうが、悪く言えば暗中模索。

だから今の自分の写真との対比が出来るのが面白い。撮っている風景は同じでも微妙に何かが違う、これが判って来ると、冒頭に書いた通り、捨てる写真を見つける作業が「思い出に耽る」作業に変化し、写真を趣味とする者、ナルシストだからして過去に撮影して自分でも忘れている写真を「クール!、エクセレント!」と根拠のない賞賛をする(笑)。


光と影

光と影

Pentax K20D, Ricoh Rikenon XR135mmF2.8


にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です



コメント

  1. taka | URL | -

    「光と影」 こういう場面、何気ないような情景ですけど、天気、陽の位置、通りかかった時間帯、すべてが合致して、この情景に出会えてるんですねぇ。そう考えると、写真はやはり記録なんでしょう。斜めの影は電線でしょうか。これもアクセント。 好きですねこの写真。

  2. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    凄い撮影量ですね。最近チョチョっと撮って良しというパターンが多くてぞっこん惚れ込んで被写体を見つめるという行為が少なくて恥ずかしい。なんとか写真を作り上げてしまう事が多いです。撮影量を増やすように頑張らなくては。(笑)

  3. BigDaddy | URL | -

    > taka さん

    ありがとうございます。斜めの影は電線だと思います。

    何気ない風景でも光と影のコントラストがあると良い風景に見えますよね。写真は記録、正にその通りで、平日はカメラを持って出歩きませんから、そんな時に限って日常の通勤風景でも「おおぅ!」なんてのがあったりしますよね(笑)。

  4. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    K20Dの頃は1時間歩いて100枚くらいだったでしょうか。ですから日中みっちり歩けば500枚なんてざらだったんです(笑)。最近は1時間で50枚くらいでしょうかね。ただ初めての土地、旅行なんて行ったらやっぱり今でも500枚以上はパチパチしているでしょうね。

    撮影量を増やす事を考えるのでなく、好きな風景がある場所を探すのが良いのではないでしょうか?。好みの風景があれば無我夢中でシャッターを押すと思うんです。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)