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Raw現像の薦め 9、ノイズ軽減~コンポジットとLightroomと、時々、RawTherapee~

2015年05月15日 00:00

廃パチンコ屋

廃パチンコ屋

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞したそうな。原作も知らないし、映画も見ていない。今回タイトルをパクってみた(笑)。「お散歩写真 ~下町と山里と、時々、廃墟~」、こんなブログ名称でも良いかも。

LightroomがCC/Ver6になっても基本的な現像処理部は2012仕様のままで変化なし。「シャープネス」は一般的なアンシャープマスクで、Ver1を知らないが、そこから一切進化していないのだろうし、ローカルコントラストを上げる「明瞭度」も他の現像ソフトよりも出来る事は少ない。ノイズリダクションはVer4でカラーノイズで多少の機能強化はあったが、輝度ノイズに関しては何年も同じっぽい。

内部的にちょっとずつ進化しているのかもしれないが、我々がそれを実感出来ていない。LightroomはVer3、Camera RawはPhotoshop CS4付属から使い始めているが、その頃と今回のCC/Ver6とで出てくる絵に違いは全くないと言い切れちゃうくらい。

ライバルのDxO Optics Proは現Ver10ではユーザーが体感、納得出来る進歩があるし、無料のRawTherapeeは専門的過ぎて扱いが多少困難ではあるものの、機能はLightroomを超えている。

(現像処理においては)高機能だけどOptics ProもRawTherapeeも処理速度が遅い。Lightroomはうちの貧弱なパソコン環境でも大きなストレスなく動いてくれる。ここに違いがあるんじゃないかと思うんだなぁ~。Lightroomは処理を速くする為にわざと機能を制限、落としているんじゃないかと勘ぐってしまう程。

CC/Ver6からグラフィックボード対応になったけど、処理エンジンそのものは内容がVer5と変わりないようだから、それはないにせよ、ならば何故Ligthroomは進化しないんだろう?。

主観において、Lightroomのノイズリダクションは可もなく不可もなく。1月15日の記事の手法通りに行えばPentax K-5の画質ならばISO12800でも十分にA2くらいまでは対応出来る絵を作れる。

しかしLightroomのそれはシャドー部に限ってはかなり汚い処理しか出来ない。ノイズが消えず(消すとディテールが大きく失われる)、結果、シャドー部は黒く潰す事を余儀なくされる。そうしないとA3ノビでも時折、「汚ねぇか?」と思う時だってある。

Lightroomで超高感度ISOで撮影された写真を現像するならば、素材としてローキーにしちゃ駄目。肉眼で見ているよりも明るく写しておく。それでISO感度が半段~1段上がっても、その方が処理をし易いんだ。

肉眼と同じ明るさを保とうと、例えばISO6400、-2EVの露出補正をしたローキーな写真よりも、ISO12800まで上げて-1EVの露出補正で1段明るく写し、現像段階で1段暗くする方が仕上がりが良い写真が多いんだ。
その為にLightroomでは段階フィルター、円形フィルター、ブラシ機能があり、今回のバージョンアップでフィルター系にブラシ機能が追加され、細かなマスクが可能となり、まだら模様になってしまっているシャドー部だけにもう一度ノイズリダクションを掛けるのが一般的だろう。

さて、ノイズを軽減するのに一番効果があるのは平均合成(加算平均合成?)と呼ばれるコンポジットだ。ISO12800で撮影された写真でも8枚合成でISO1600に、ISO6400像を8枚ならそれこそノイズレスに限りなく近い状態までノイズを軽減出来る。

この合成作業を簡単にしてのけちゃうのがPhotoshopなんだ。詳しくは2013年4月27日の記事からリンクを辿って頂きたい。2014年2月17日の記事も参考になるかも。

私がコンポジットする写真の大半は廃墟にて。多くが屋内での撮影なので、ターゲットは動かない。勿論、窓が割れていてそこから風が入り込み、屋内にはびこる植物を揺らす時もあるから、そんな時はゴーストが出てしまうけど、それはそれ、スローシャッターを切ったと思えば気にならない。

そうなるとどの現像ソフトのノイズリダクションが優れているか?、そんなのはどーでも良くなっちゃう。とは言え、コンポジットも完全ではなく、等倍で見る限り、ザラついているのは否めない。

幾らプリントすれば判らないノイズ感でも、等倍で見られるのがデジタルの面白さ。そうなるとコンポジットした写真をさらに現像ソフトのノイズリダクション機能を用いて徹底的にノイズを消したくなっちゃうが、目立つのは当然シャドー部、これはLightroomは苦手をするところ。消そうと思うとディテールが甘くなってしまう。そこで「時々、RawTherapee」なんだ。

RawTherapeeはマスク処理は出来ないものの、像の明るさによってノイズリダクションの掛かり具合を自在に調整出来る。問題なのはシャドー部なのでミドルとハイライト部にはノイズリダクションを掛けずにシャドー部だけに掛けちゃう。

加えて、幾らK-5と言えどもISO6400からはコントラストが弱くなる。ここでシャープネスを使うと再びノイズが出てくるから、RawTherapee特有のディテールレベルのコントラスと調整や、4.2.147(現在、このバージョンは無かった事にされている)から加わったウェーブレット系のコントラスト調整を用いれば、等倍で見てもそこそこの像になってくれる。

本日の写真、ISO12800、F5.6、1/25secのEV2.7の明るさ。8枚を撮影し、Photoshopにてコンポジット。それをRawTherapeeで主に「ウェーブレットのレベル」の幾つかの機能を使用して作り出した写真だ。以下に幾つかの等倍部分切り出しをご覧頂こう(マウスクリックで1000ピクセルの等倍像)。


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ノイズを徹底的に排除したいわゆる塗り絵写真であるが、A3ノビプリント想定ならここまで塗り絵にしても構わない。またLightroomだけで塗り絵にしてしまうとエッジ部分にシャープネスが効かなくなるので、やはりPhotoshopを利用しコンポジット合成、おおよそのノイズを取り除いた上に、RawTherapeeを使うのが、お気に入りのワークフローになっている。


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コメント

  1. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    こんにちは~
    パチンコ屋が廃業してそのまま残っているって素晴しい地域ですね^^
    ○○~○○と○○、時々○○ いい名称です~

  2. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    不景気でもパチンコ屋だけは倒産しない・・・、これって都市部だけみたいですね。
    今までに3つの廃パチンコ屋さんを撮影しています。それと今はタンク買い替え問題で、廃業したガソリンスタンドが多いですね。

    ○○~○○と○○、時々○○・・・、これで、例の落ちていたシリーズでも撮られてはどうでしょうか?(笑)。

  3. tsunomagari | URL | -

    BigDaddy様、こんばんは。

    いいですね。廃パチンコ屋。
    ターミネーターが奥から出てきそうです。
    光がブルー掛かってるところが、なんとも言えません。

  4. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    ありがとうございます。発色は確か現像時にホワイトバランスを変えたと思います。
    都市部以外だと不景気でパチンコ屋さんまでがこうなっちゃうんですねぇ。
    確かにパチンコ屋さんってどこか未来的、宇宙的要素があり、ターミネーターが出て来そう、これ判ります(笑)。

  5. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    追伸です~
    あの名称 いただこうかしら~^^
    22日にもゲテモノが登場~

  6. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    どうぞ、どうぞご自由に!(笑)。
    私も何かでシリーズ化してみたいですねぇ。

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