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Fijifilmカメラユーザーに朗報か?、スゲェぞRawTherapeeの「ウェーブレットのレベル」

2015年05月19日 00:00

田植え

田植え

Fujifilm X-E2, XF18-55mmF2.8-4

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



5月1日の記事の通り、RawTherapeeはVer4.2.147から「ウェーブレットのレベル」なる機能が追加された。現在、このバージョンは何故か無かった事にされており、Windows 64bit用としてVer4.2.173から追加されているみたい。

これは従来のシャープネスやノイズリダクションの代替、もしくはそれらを補うように作られているようで、従来のシャープネスと併用すると、半端じゃないくらいカリカリに効く。

そこで思ったんだ。FujifilmのX-Transセンサー搭載のカメラでこの機能が大いに威力を発揮してくれるんじゃないかって・・・。

Fujifilmカメラの画質は、一部で「ポップコーン現象」と揶揄され、ちょうど1年前、Fujifilm X-E2で2千枚くらいかな?、写真を撮ってみたところ、ポップコーン現象は遠方の丸っこい花に良く出る現象なので「これぞポップコーン!」までは体験出来なかったものの、等倍で見る限り、遠方の木々の描写の気持ち悪さ、これは他社のカメラとでは全く違う。

ホントに気持ち悪い。叩かれるのも無理もない。但し、以前から本ブログでも書いている通り、それは等倍で見た際に感じるだけであり、A3ノビプリントなら丸で気にならない。ここを消費者がどう感じ取るかだと思う。

私自身は確かに等倍で見ると吐き気を催す程気持ち悪いけどプリントには大きな影響はないのでさほど気にしてはいないが、ある時に疑問に思った。これはX-Transセンサーが悪いのではなく、Fujifilmの画像処理エンジンに問題があるんじゃないかって。

以下、根拠のない説なので悪しからず・・・。

事の発端は撮って出しのJPGだったかLightroom現像だったか、それとPhoto Ninjaでの現像の比較を掲載している海外のサイトがあり、明らかにPhoto Ninjaで現像された方が綺麗に解像していたんだ。それでお試し版をインストールすると果たしてそれは正しかった。

その後、RawTherapeeがX-Transセンサーに対応し、それで検証するとこれまた撮って出しJPGやLightroom現像よりもしっかりと解像する像を出してくる。詳しくは2014年8月16日の記事をどうぞ!。

そのRawTherapeeがまたやってくれた。「ウェーブレットのレベル」の幾つかの機能を駆使する事でカリカリの像を作り出せたんだ。

実際の像をお見せする前に(何の根拠もないが)Fujifilmの思考について。

RawTherapeeやPhoto Ninjaがどうしてカリカリシャープな像を作れるのか?。これはFujifilmのRAWの中にそこまで表現出来るデータがあるからだと思うんだ。では何故Fujifilmの撮って出しJPGやLightroom、Capture One Proもそうだが、上で感じたような気持ち悪い像になってしまうのか?。

Fujifilmはコントラストを強調する中心域ミドル域だけに限定しているのではないか?。結果、本来ならばハイライト、シャドー部にもコントラストが付く筈が(輪郭線が付く筈が)そうじゃなくなる。だから遠方の細かいエッジ(葉っぱのエッジの大半はハイライトにシャープネスを掛けないとモヤッとする)にシャープネスが掛からずヌメヌメした油絵のような質になる。

もしくはハイライト部に大きくエッジを掛けるとハロー(白飛び)が生じるので、わざとエッジの輝度を下げている、エッジの輝度が中途半端だからヌメッとしている?、そんな感じもしないでもない。また、皆さん一度やられると判ると思うのだが、RAW画像にシャープネスでしっかりとちょっと多めに輪郭を強調した後、ノイズリダクションを軽く掛けるとこのようなヌメッとした感じになったりもする。

加えてFujifilm X-E2の像を見る限り、ピントを合わせている部分は確かにシャープなんだが、そこから外れると他社のベイヤーセンサーのローパスフィルターレスカメラよりも像が甘い。だから等倍でパッと見ると明らかに(2400万画素ではあるが)Pentax K-3の方が解像感が高く見えるんだ。

だからFufifilmカメラの不思議なあの描写はX-Transセンサーと言うよりも画像処理エンジン側で何か特別な処理をしているんじゃないかと疑っているのだった。

そして思う。これもプリントすると人間の目はお馬鹿だからK-3の優れた解像感とX-E2との違いを見出せなくなるのだから、Fujifilmは無駄な事をやらない、無駄を排除すればそれだけレスポンスも良くなるし、省エネでもあろう。そしてわざと細部を描写しない事で立体感も生まれる・・・、そんなコンセプトなんじゃなかろうか?。

※事実、Pentaxのファインシャープネス、エクストラシャープネスは生成に時間が掛かり、K-5系までは撮影後のプレビュー表示にノーマルシャープネスよりも1秒近く遅れて表示される

コントラストのある風景とない風景とでは前者の方が立体感が生まれる。ベルビアとプロネガハイの立体感は「大きな面」のコントラストの上げ下げであり、ネイチャーフォトや心象風景に使える。でも細かい部分(木々の1枚1枚の葉など)のシャープネスを強めると全体的なコントラストは低下してしまうからFujifilmはそれをやらないんじゃないか?。

そしてシャープネスはハイライトに掛ければ掛ける程、荒い点描画のような性質になり、より立体感を失っていく。だから上の通り、Fujifilmのカメラはどうもハイライト部よりもミドル~シャドウ部にシャープを掛けるタイプのようなのでそこで立体感が生まれている可能性がある。フィルムからのプリントに近いのかもしれない。

ただ、RawTherapeeやPhoto Ninjaで立体感を損なおうが、カリカリシャープな像を作り出せちゃうのだから、Fujfilmはユーザーに選択肢の1つとしてカリカリシャープ像も提供するべきだった。提供しないから技術力がないとか言われちゃう。

さて、「ウェーブレットのレベル」。とにかくウェーブレットが何か知らないから最初は意味不明だった。でも、単純に各周波数毎に画像を分けてそれぞれの領域に働くシャープネスやノイズリダクションと思うのが良いと思う。

Pentaxのファインシャープネスやエクストラシャープネス、はたまたPhotohsopのハイパスフィルターを用いたエッジ強調もこういう部類に入るんじゃないかと。これらは特定の周波数のみ(細い線、エッジなど)に働くシャープネス、そう考えちゃっても良いのかもしれない。

最近ではセンサーから排除される事の多いローパスフィルター。これは特定の周波数以下を通し、高い部分をカットする(ぼかす?)フィルター。偽色、色モアレは高い周波数で起こる事が多いとの事で、それが消えてくれる。

でもそこをカットすると細かい線までもボカしてくれちゃうので画像処理においてシャープネスを多く掛ける必要が出て、上手く周波数を細かく分類し良い方向にしてくれちゃうのがファインシャープネスやエクストラシャープネス。そしてこれはローパスの反対、ハイパスフィルターで処理をし、輪郭を探している・・・、そう思っていて良いんじゃないかなぁ。

とにかく我々は画像処理、現像ソフトの開発者じゃないのだから、RawTherapeeのウェーブレットのレベルを操作するのにウェーブレットについて学ぶ必要はない。「どの項目でスライダーを右に左に動かすとどうなるか?」、これだけを理解していれば何とかなる。

それと幾らその手のアルゴリズムが優れていても画像内にその情報が無ければシャープネスにはなってくれないのだから、一般的なベイヤーセンサーも(ローパスフィルターでボカされていても)、Fujifilm独自のX-TransセンサーもRAWにはしっかりとその手の情報が残っているんだ。

では等倍切り出しをご覧頂こう。ISO200、絞りF16で撮影していて、X-E2の撮って出しJPGはシャープネスはデフォルトのまま、小絞りボケをシャープネスにする点像復元をオンにしている。そしてRawTherapeeで現像したものは通常のシャープネスは使わず、ウェーブレットのレベル内で処理を施した。

※部分切り出しはマウスクリックで長辺1000ピクセルの等倍像になる、また構図が異なっているが、これはRawTherapeeで現像したものはレンズの歪曲補正をしていない為


X-E2 撮って出し 1
2015-05-19-02

RawTherapee現像 1
2015-05-19-03


X-E2 撮って出し 2
2015-05-19-04

RawTherapee現像 2
2015-05-19-05


ディテールは確実にRawTherapeeに軍配が上がる。しかもこれはシャープネスの掛かりをかなり制限しているんだ。やろうと思えばこの数倍カリカリになる。

但し、最初の空が写っている等倍像をご覧頂くと判る通り、RawTherapeeのそれは空に若干のシャープネスノイズが見られるのと電線や背景の山がくっきりし過ぎて、ここで奥行き感、立体感が失われている気がする。

これをどう見るかだろう。A3ノビプリント前提の場合、ここまでシャープネスが違うと一目瞭然の筈。でも立体感はもしかするとX-E2の方があるのかもしれない。

※電線と背景の山に関しては発色の問題もある、RawTherapeeの方が発色が濃い(輝度が低い)

私はこの立体感の違いは丸で気にならないから、やはりこの手の写真はシャキッとしているべきだと思うので、RawTherapeeで現像された方を好む。また空のシャープネスのノイズはA3ノビでは余程間近で見ない限り、人は気付かないし、これは「ノイズ軽減」のメディアンフィルター等を使えば消える(空の彩度が高い場合は色ノイズ軽減処理をする)。

とにかくFujifilmユーザーは騙されたと思って、どうせ無料なんだから一度RawTherapeeを使ってみるべきだ。勿論、これはローパスフィルター搭載の旧式のカメラにも非常に有効だが、一般的なベイヤーセンサーはアンシャープマスクででどうにでもなるので無理にRawTherapeeを使う必要はないし、RawTherapeeを使うにせよ、従来のアンシャープマスクでどうにでもなる。

ウェーブレットのレベル内の機能の(勝手な解釈による)使い方はまた後日にでも。


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コメント

  1. | URL | -

    FUJIFILMの画作りが気に入らないのになんで使ってるの?他のカメラ使えばいい

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