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RawTherapee Ver 4.2.xxxの「ウェーブレットのレベル」 明瞭度

2015年05月23日 00:00

廃プール

廃プール

Pentax K20D, Tamron AF18-200mmF3.5-6.3II

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



RawTherapee、Windows 64bit版は4.2.147から「ウェーブレットのレベル」なる項目が追加された(現在、何故かそのバージョンは本家サイトでは無かった事にされている)。ウェーブレットってなんぞや?、ここではそんなアカデミックな内容は書かない(知識がないから書けない)。

要はどれをどう使うとどうなるのか?、我々ユーザーはそれを理解してりゃ良い。

とは言え・・・。

オンラインヘルプはあるものの、それぞれをどう連動させて使うか、ケーススタディとでも言おうか?、具体的な運用マニュアルがないのがRawTherapeeの大きな欠点であり、ただでさえLightroomを遥かに超えた機能を持っているから、ユーザーが試行錯誤しながら使って行くしかない。

RawPedia - ウェーブレットのレベル

上を元に「多分こうやるとこうなるんだろう」と推測するしか手は無い。以下、正しい解釈や用法ではなく、現時点で私個人が「この機能はこうやると使えそう」、そんな1つの手段、用例を示したものだ。

RawTherapeeは利用環境によって最新バージョンよりも旧バージョンの方が安定している時があるが、この手の付加された機能に関しては数日で大きな変化を遂げる時もあるので、常に最新版を使われるように!。
ウェーヴレットのレベルで何が出来るか?。上のオンラインヘルプの通り、1枚の写真画像を周波数別とでも言うのだろうか?、それに分解し、それ毎に処理が可能になっているみたいだ。デフォルトではそれを7つに分解している(ウェーブレットのレベルの数)。周波数毎に7枚のレイヤーがあり、それが組み合わさって1枚の写真が出来ていると思って良いのだろう。

よってそのレベル毎にコントラストを設定してやれば成果物のサイズ(プリントサイズやWEB掲載サイズ)に最も適したシャープネスや明瞭度を得られる(筈・・・)。

最初のレベル1が2x2ピクセル、2は4x4、3が8x8、以降16x16、32x32、64x64、128x128と言った画像に相当するみたいだ(だから最大のエクストラは1024x1024ピクセルとなる)。

A1とか全倍と言った大きなプリントで精細な写真を表現するのなら、レベル1やレベル2を重点的に操作しなくちゃならないだろうし、A3ノビ程度の大きさならレベル1や2は無視しても良い(2x2ピクセルなんて人の目では感じられない)。

明瞭度のように面に対してドカンとコントラストをつける場合はレベル3もしくは4以上を高める。反対に細かいノイズを消したいのならレベル1、レベル2で処理するのが良いみたいだ。ノイズ低減のメディアンフィルターが3x3、5x5、7x7、9x9ピクセルのディテールに対して処理をするのでウェーブレットのレベルでのノイズリダクションはメディアンフィルターと同じような働きをするのだろうと推測出来る。

では今回は明瞭度のような働きを試してみよう。但し、Lightroomのそれとは若干異なる絵になるのは否めない。見方、それぞれの感覚にもよるが、明瞭度+HDR、そんな外人が好んで使うような絵になる。

明瞭度はシャープネスと違ってエッジ(輪郭)をどうこうするのでなく、大きな面に対してコントラストを付けるもので、それで全体がクッキリするように見える。

よって上述の通り、レベル1~3くらいまでは無視して良い。また全体にガツンッ!、とさせたいので、先ずはウェーブレットのレベルの数を7から最大の9にする。これによって512x512の大きな面としてコントラストを付けられる。

あとは好みによってウェーブレットのレベル内のコントラスト、3~9までを好きなだけ上げていけば良い。大きなレベル(6、7、8、9辺り)を上げ下げし過ぎると、HDRのような絵画タッチになるので、その一歩手前で作業を終えるのが望ましい。

では例を挙げよう。今回はA3ノビ~A2プリントくらいを想定している(一般的なシャープネスやノイズリダクションもそうだが、成果物が何になるか、それによって現像、レタッチ手法は大きく異なる)。先ずはオリジナル、シャープネス、コントラスト系を一切いじっていない状態を示す。

※以下マウスクリックで長辺1000ピクセルに拡大する


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次にウェーブレットのレベル数の9にし、4~9までのコントラストの値を全て80にセットした像とレベル5からさらに20ずつを増やした像を示そう。


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もっとガツン!、とするのならばコントラスト調整の下にある適用「シャドウ-ハイライト」の「ハイライトの輝度範囲」をシャドー側に少し伸ばしてやり、それにより、より細かいレベル3にも大きく効果が出るのでその値を120まで上げたのが次の像。


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あとは最後に従来のシャープネスであるアンシャープマスク、RLデコンボリューション等でエッジ部分を強化すりゃ良い。

今回は他の方法、露光タブにある「シャドウ/ハイライト」の中の「ローカルコントラスト」、「半径」を利用しエッジを強調した。それが下。


2015-05-23-06


注意点として明瞭度の代わりとして「ウェーブレットのレベル」を利用する際は、細かいディテールが付いてしまうレベル1、レベル2を触らない事。ほとんど意味が無いのと、これをやっちゃうと空に目立つノイズが乗る時があるので、ノイズを消す作業を強いられるからだ。

そして最後の最後にどんでん返しネタを放り込んでやる(笑)。

Lightroomの明瞭度のような効果を望むのなら実は・・・。

ウェーブレットのレベルこのコントラスト調整よりも「ディテールレベルのコントラスト」を使った方が効果が高いんだ!。またディテールレベルのコントラストと(HDR風にする為のツールだが適度に使う事によって)トーンマッピングの合わせ技はさらに効果を望める。


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