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Pentax K-S2を試し撮り!

2015年06月10日 00:00

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Pentax K-S2, DA16-85mmF3.5-5.6

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回の記事の通り、リコーイメージングのイベントにてPentax K-3II、K-S2、DA16-85mmF3.5-5.6、Ricoh GRを使った。今日はK-S2について!。

但し、3時間程度150枚くらい撮影しただけなのでこれをレビューと思って読まないで頂きたい。あくまでも単なる雑感としてご覧になって欲しい。

それとK-S2にはキットレンズの DA-L18-50mmF4-5.6と言うレンズが用意されていたが、ユーザーには申し訳ない、これへの物欲を感じないので、無理を言ってDA16-85mmのセットで借りている。

K-3IIには大いに否定的な私だが、たった3時間の使用でもK-S2は自信を持って皆さんに「Get It!」な商品だと確信して言える。

描写は多分K-S1と同じだろう。だから普通にパチパチする分には現時点で4万円割れのK-S1を使った方が、あのデザインと使い勝手に我慢出来れば費用対効果は非常に高い。

しかしK-S2にはK-S1にはない魅力がある。ボディが防塵防滴であり、AW(防塵防滴)レンズなら台風でも写真を撮れるし、簡易防滴(WR)レンズならばちょっとした雨、雪なら問題なく利用出来る。Pentaxと言えば雨に強い、これが売り文句だからそれのないK-S1は力不足を否めない。はなっから私には不要なカメラ。

そして最大の特徴はバリアングルモニターが搭載された事。これを試したくて試したくて!(笑)。

昔ながらの人間なので一眼レフで背面モニターを見ながら撮影する奴なんて心底アホだと思っている。ミラーレスカメラでもファインダー(EVF)を持つカメラで手を伸ばして撮影している奴もアホだ。でもそこに「どうしても撮りたい風景」があったら自分だってアホになる。そして私のような人間にアホ扱いを受けてもへっちゃら(笑)。

現時点でAPS-CフラッグシップのK-3IIでも撮れない風景をK-S2では撮れたりする。このポイントはとてつもなく大きい。これだけで人に相談されたら「買いなさい!」と言い切っちゃう。K-S2の発売を知らず、K-S1を先走って買っちゃった人でブログ等で「良いカメラだよ~」と言っている人が不憫でならない程にK-S2は素晴らしい。

トップ写真(発色などはRawTherapeeで現像しているのでK-S2のそれじゃない)、これは背面モニターが固定されているK-3IIでも撮れない風景じゃない。地面にカメラを置いちゃえば良いのだから。

でも地面って水平が保たれている方が珍しく、必ずどっちかに傾いているから、この手の撮影では多くが水平が保てず、撮影後に傾きを修正をする面倒がある。でもバリアングルモニターだからそれを上に向ければ水準器をしっかりと見られるのでこのように曲がらない写真を一発で撮れちゃう。

次の写真。これもローアングルのコマ。


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この手のは多少水平が乱れても、俯瞰で撮影しているからそれが即失敗写真に繋がる訳ではないが、バリアングルモニターを使って撮影した方が楽チンに決まっている。

次は手を伸ばしたハイアングルの写真。テトラポット置き場で背の高い柵に囲まれていた。確か自分の身長と同じくらいあったと思うから、柵を越えてレンズを突き出すには手を伸ばすしかない。しかも縦位置でのコマ。

だからK-3IIでこのように水平を保つのは至難の業。でもバリアングルモニターだから縦位置でもモニターを下に向けられ、一発でこの写真を撮れちゃう。


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今後、K-5をK-3、もしくはK-3IIに持ち替えたとしよう。でも背面モニターが固定されているとこのような大胆なアングルの写真をそもそも撮ろうなる発想が現場で出ない。でもK-5をK-S2に替えたらこういう写真を撮ろうなる発想が多く生まれる。結果、K-3IIよりも柔軟な写真を撮れる。己のキャパシティがカメラと言う機材のおかげで増えるんだ。

そう考えるとどうだろう。他社も含め、背面モニターが固定されているカメラはもはや一世代古いと言わざるを得ない。画質に文句を言わなければスマホやコンデジにさえ負けちゃうんだよな。

K-3IIは新商品ではあるが、あくまでもK-3をマイナーチェンジしただけのカメラでしかない。勿論、K-3IIに搭載された最新のAFやGPS機能に魅力がない訳じゃない。でも静止物がメインであれば、写真の幅、表現はK-S2の方が広がるんじゃないかな。

NikonでもD7100のマイナーチェンジでしかないD7200よりもバリアングルモニターを搭載したD5500の方が(静物ならば)遥かに素晴らしい写真を撮れる(ただD5500ってかっこ悪いよね(笑)、デザインがとっても安っぽい)。

各メーカーは考える時期に来ていると思う。恐らく高級機は様々な環境に対応しようと耐久性を考慮してバリアングルモニターの搭載を見送っているのだろう。でもそれは開発者とユーザーで意識が相当異なっていると感じるんだな。

確かPentaxはK-3発表の時点でチルトモニターやバリアングルモニターを見送った際に、後ろに幅が出てしまうからファインダーを覗いた時に云々などとしょ~もない言い訳をしていた。でもK-S2を見れば判る、使えば判る。当時のこの発言はカメラ史上に残るであろう滑稽な、間抜けなものでしかなかったと。

そうなるとメーカーとして一番頑張っているのがOlympusか?。OM-D E-M5IIは高級機に位置しているのにバリアングルモニターを搭載している。K-S2やD5500よりも仕様上ではワンランク上に位置しているから、これからカメラを買おうなる人はミラーレスと一眼レフの違いはあれど悩むと思うなぁ。

私はPentaxユーザーだから知り合いから買い物相談を受けたら「是が非でもK-S2を買いなさい!」、と断言するけど実に微妙なところだ。とにかく言えるのは今更背面モニターが固定されたカメラを買う意味がないかな(笑)。

続いてK-S1ユーザーにとってこれまた残念なK-S2からの機能、明瞭強調(これはソフトウェアで簡単に出来そうなのでいずれK-S1にもファームウェアアップデートで搭載されると思うが)。

何だろう。K-S1の開発チームとK-S2の開発チームって全く異なるかな?。K-S1を開発している段階でK-S2の仕様も煮詰めていた筈だし、画像処理エンジンは共通なのだから、K-S2だけに明瞭強調が付いているのってちょっとおかしいよね。こういうところ、Pentaxが何を考えているのか判らない。明瞭強調程度で差別化するかな?。これはソフトウェア処理なのでK-S1にもいずれファームウェアのアップデートで搭載されるのかな?。

ちょっと肩透かしを食らったのがこれってオンオフしかないのね。てっきり「オフ、弱、中、強、オート」、そんな設定だと思っていたもので・・・。

そしてオンにすると感覚的に言えばLightroomの明瞭度を+10~+15くらいにした感じかな。これは比較しないと判らないレベル。だからパキパキな写真が好きな人は常時オンで良いだろう。

但し、可愛い系の女性ポートレートやほんわり花専科、そして超高感度域での撮影(明瞭強調すると平面部分のテクスチャに大きくノイズが乗る)に限りオフをお勧めする。上手くユーザー登録を使えば良いのだろう。

※下、等倍切り出し像はクリックで1000x1000ピクセルとなる


全体

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明瞭強調オフ

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明瞭強調オン

2015-06-10-06


K-S2は売れて欲しいね。ベストセラーカメラになる可能性を大いに秘めているカメラだ。ただHoya時代からのPentaxの傾向でミドル、ベーシックモデルのカメラには縦位置グリップをアクセサリーとして用意していない。これで物欲が半減しちゃう。これもPentaxを含めメーカーは勘違いしているよね。

一眼レフでもミラーレスでもレンズ交換式カメラならばそれはシステムカメラを意味する。需要の少ないアクセサリーであってもメーカーとして責任、自負とでも言うのかな?、フィルム時代はどこのメーカーでもベーシックモデル以外は考えられるありとあらゆるアクセサリーを作っていた。もう一度その思想に戻るべきだ。

細かい点を挙げるとキリがない。K-3、K-3II、そしてK-S1もそうだが、とにかく背面の十字ボタンが押し辛い。ボタンとしての出っ張りが足りな過ぎる。特にK-S1、K-S2のボタンは私には不快だ。当然、冬に手袋をしていたらまず操作不可能だろう。

ボタンに出っ張るを持たせると予期していない時に体にそれが当たり勝手にボタンが押されて誤操作になる、そんな危惧がある。でもそれはメインスイッチをオフにしていたり、スリープ状態にしておけば済む問題だ。またロック機能を付けたって良い。

だからここまで褒めているK-S2、今後私自身が買うか?、と問われたら申し訳ない。ノーなんだ(笑)。縦位置グリップがないのは百歩譲って我慢出来たとしよう。そこらのお散歩写真では縦位置グリップ大好きの私でも外しているから・・・。

でも背面の十字ボタンが押し辛いし、ユーザー登録が2つしかないのがネック、特にRAW撮影での最大連写が9コマ、これは廃墟でコンポジット用の素材をRAWでバシバシと連写する私には無理な仕様。15コマは欲しかったねぇ~。

勿論サブカメラとしては最高のツールだろうし、一般的な撮影には何ら欠点の無いカメラとも言え、連れには「カメラを買い換えるのならK-S2を中心に考えるべきだろう!」と言い切った。連れの撮影法を見ていると、今挙げたものは彼女には欠点でもなんでもないんだ。

※K-3、K-3IIのサブカメラにK-S2を選ぶ場合、前ダイアルと後ダイヤルの位置が微妙に異なるから、頻繁に持ち替えて撮影するタイプのカメラマンは結構イラッとする筈(笑)、店頭でしっかりと触ってみるべし!


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コメント

  1. taka | URL | -

    バリアンって便利です。私のX30はチルトですが、地面すれすれはもちろんなのですけど、中腰の姿勢で撮らなければならない時などはほんと助かってます。それと人の頭が邪魔なときも便利です。いかんせん使い慣れていないせいか、水平(X30は水準器がついているにもかかわらず)が決まらずに何カットも撮ってしまいます。でも腰に負担がかからないのは助かりますね。最初の写真、ヘリポート(?)で自転車、青空もいいですねぇ。

  2. 型落ちハンター | URL | 4ARdecsc

    おっ、待ってました!(笑)
    私としてはK-3IIよりもK-S2のバリアンとWiFiに魅力を感じているのですね・・。リアレゾよりそっちの方が実用的です。
    前からバリアン付きを使っていた人間としては、それがないと不便でしょうがないです。
    なぜどこのメーカーも初心者向けみたいな扱いなんでしょうかね?
    特に廃校撮影には窓から突っ込めるし絶対有利になると思うんですよね・・

    別にK-30で全然困ってないんですけど(笑)、K-3IIより値下がりの足は早いでしょうから、来年の春頃に投げ売り状態になったら買っちゃうかもしれません。(笑)

  3. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    連チャンカメラネタ楽しいですね。私もバリアングルは良いと思います。しゃがむのが辛い年頃ですし(苦笑) まぁGX7があるのでバリアングルもなくても大丈夫。K-30を使っていて思ったのは バッテリーグリップが欲しいですね。ミドルクラスには設定もないのは辛いですね。手が大きいからはみ出るんすよ。あとシャッタ音もダメ。。(笑)というわけでK-3 (本音はGX7 もう一台とも思ったんですけどね)。。

  4. BigDaddy | URL | -

    > taka さん

    ヘリポートの写真、お褒め頂きありがとうございます。ヘリポートに高層ビル、そこにママチャリ!、これがおしゃれだぁ!、と思ったんです。そんなママチャリが通るまで10分近く、炎天下の中、座っていました。

    ああ、そうだ!、中腰姿勢で撮るの忘れていましたよ。地べたに座っているか背伸びしていたかだけでした(笑)。

    X30ともなると被写界深度も深いですから、ゆっくりと歩きながらならモニターを見ながらパチパチ出来て、動感があり、面白い写真が撮れそうですね。そういうの撮りたくて被写界深度の深いコンデジやX30のようなカメラ、欲しいです。勿論モニターが動くタイプですよね(笑)。

  5. BigDaddy | URL | -

    > 型落ちハンター さん

    型落ちハンターさんは以前大きくなるから縦位置グリップは不要と仰っていましたよね。あとは廃墟で連写をされないのなら、K-3IIよりも絶対的にK-S2をお勧めしたいですね。明瞭度をオンにすればシャープネスをわざわざ+に振る必要もなく、無駄なノイズも出ませんし。

    仰る通り、バリアン=初心者向け、この思考おかしいです。でもユーザーでもバリアンなんぞ要らん!、と言っている人もいて、あった方が便利じゃんって思うんですけどねぇ。廃墟で窓に突っ込む、私もそれしたいです。先日足尾廃墟の旅をしましたが、そういうシチュエーションありましたもん。私にはK-5を残し、もしくはK-5IIsを買い、さらにK-S2を買い足すって線が最高かもしれません。その時はメインはK-S2でしょうね。

    来春、6万前半だったらK-S2、買いではないでしょうか?。


  6. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    PentaxのバッテリーグリップってNikonのそれよりも機能はなく、簡単に作れる筈なんですよ。K-S1はあの状態で完成でしょうから要らないせよ、K-S2はあった方が良いですよね。バリアングル、今後はそれしかないでしょうね。固定式に拘るメーカーはおいてけぼりを食らうかと。

    GX7、これはずっと悩んでいます。以前も書いたかどうか、1つ1つの動作がトロいんですよ(笑)。それがちょっとイラッとするんです。GM5の小ささも素敵ですが、使い勝手はGX7でしょうね。

    カメラネタ、今後も延々と続きますよ~。16日から新たなシリーズを始めようと思っています。な~んも買っていないです。借りているだけです。機種は・・・、当日まで秘密って事で!(笑)。

    そうそう、K-S2、シャッター音そこそこします。恐らくK-30レベルかと。それとK-3IIもシャッター音、恐らくK-3よりも変化しています。K-3の方が静かな気がしますねぇ。これは店頭で比較されて下さい。


  7. tsunomagari | URL | -

    BigDaddy様、おはようございます。

    1枚目、いいですね!
    私もローアングルが好きで地面にカメラを置いて撮るんですが、感覚で撮っています。流石に街撮りスナップで地べたに這いつくばってファインダー覗く訳にはいきませんので^^;
    それにしても、被写界深度が深い。最近、広角で撮っていなかったので、刺激を受けました。ありがとうございます。
    バリアンorチルトあると良いですよね。
    Nikon D750にチルトが付いたんですが、チルトの為だけにあの金額は払えません。

  8. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    ありがとうございます。広角レンズの場合、被写体に寄れが一般的なのでしょうが、私はこういう日の丸構図好きなんですよね。

    私も本当はローアングルで銀座とか東京駅周辺とか撮りたいのですが、さすがに人通りの多いところでそれをやると、仮にバリアングルモニターのカメラであってもかなりやばい人になってしまい、昔程、大胆なアングルで写真を撮る事はしなくなりましたねぇ。

    チルト、バリアングルは今後、多くのカメラに使われるでしょうから、あと3年くらい待てばそれぞれの予算にマッチしたカメラが必ず見つかる気がしますねぇ。

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