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かつての花街、柳橋の風景

2015年06月14日 00:00

柳橋

柳橋

Nikon D90, Nikkor 16-85mmF3.5-5.6

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



いやぁ、このネタ、骨子を作ったのが4月末!、それからずっと放置。ほぼ出来上がっているのにそれに必要な写真がなかったんだ。1ヶ月以上が経過し、ようやくネタに伴う写真撮影に出掛け、やっと日の目を見られる事となった。

そのネタに入る前に・・・。

この手の書いたはいいけど日の目を見ていないネタ、結構あるんだ。池波正太郎原作の鬼平犯科帳、小説は全巻あるし、ドラマも映画も時代劇チャンネルなどでほとんど見ている。ウンチクを熱く書いたのに、長谷川平蔵、縁の地を巡るのが面倒になって・・・。

鬼平のモデルとなった長谷川宣以の役宅、これは遠山の金さんで有名な遠山金四郎と同じ場所。でも今そこを訪れても面影なんてな~んもなく、両者の役宅跡だよ~んと言うモニュメントがあるだけ。そんなつまらない観光地巡りをする為にわざわざ出掛けるなんてアホらしくなっちゃう。

鬼平と金さんは時代は違うけど同じ役宅に住んでいたんだぜ!、そんなウンチクを語るのならつまらなくてもそのモニュメントの写真を掲載しなくちゃ単なる受け売りにしかならず没・・・。

同じく長谷川宣以が設立した人足寄場(犯罪者更生施設)、これは今の佃にあった。当然この辺りも再開発が進み、変な灯台の形をしたモニュメントがあるただの公園と化していて、本ブログでは佃での写真を何枚か掲載しているが、鬼平と絡めたネタはやっぱり没。

また原作小説では食に精通していた池波正太郎の好みが多く反映されていて、一本うどんとか軍鶏鍋とか・・・。幾つかその手の品を出す店に赴いたけど、大して美味くないんだなぁ。池波さんが実際に食したお店でなく、それを真似た店だったからなんだろうが・・・。

一本うどんは見た目の斬新さはユニークだがただの図太いうどん、ならば喉越し優先、つるつる頂ける普通のうどんが良く、決して二度目はないの。軍鶏もただ固いだけ、ゴムを食っているみたいで、当然、肉の中まで味が染み渡っておらず・・・。今後も食したい、美味ならネタとして成立するけど、そうじゃないのだから悪口でおしまい、結果、没になる(笑)。

※今度、東北自動車道の羽生PAの鬼平江戸処に行ってみようと思う、ここにも一本うどん、軍鶏鍋がある

そんなこんなで今回のネタも危うくお蔵入り・・・。でも日の目を見た!。では本題へ!。

週末、月に何度か夜更かしをするのが常となっている。夜更かしと言っても盛り場をウロついて酒とオネーチャン三昧、そんな体力はなく、おうちで海外ドラマ、映画を見たり、読書をしたり、過去に撮影した写真を見ながらニヤニヤしたり・・・。

4月の終わり、そんな夜更かしをしていて、光TVのチャンネルをザッピングしていたら落語が始まるところだった。落語、丁度良いかもしれない。そろそろ寝ようと思っていて、落語が念仏のように聞こえれば・・・。ところが「あれ!?、この噺、なんか知っているかも?」、結局最後まで聞いちゃった。

学生の頃から江戸時代の風習、風俗、文化に興味がある。学校で習うような歴史じゃない、あくまでも(主に町民の)風習、風俗、文化だ。

※だからNHKの「タイムスクープハンター」は最高の教科書!

そしてそれを知るにはその手の専門書の他に落語が良いと知人から聞いた。とは言え寄席に足を運んでまで聞こうとは思わず、入門書のようなものを買って、その中にこの日聞いた噺があった。

元々は近松門左衛門の「曽根崎心中」だったようだ。それを初代、古今亭志ん生が人情噺にしたのが「お初徳兵衛浮名桟橋」であり、この日聞いたのはその序章、男女の馴れ初め部分を描いた「お初徳兵衛」。

人情噺だからいわゆる落ちがない(噺家によっては落ちを付けるみたい)、以前読んだ落語入門書のそれとはどうも内容が違う気がしてならなかった。ネットをウロチョロしていると「船徳」なる噺があるようで、これはその人情噺を改変し、落語らしい笑いと落ちのある内容との事。なるほど、記憶にあったのはこの「船徳」の方なんだな。

ふーん、面白いね。「曽根崎心中」、「お初徳兵衛」、「船徳」は、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズをほぼ忠実なジェレミー・ブレット主演の「シャーロック・ホームズの冒険」と、現代版に仕立てたベネディクト・カンバーバッチ主演の「シャーロック」、ジョニー・リー・ミラー主演で舞台をニューヨークに移した「エレメンタリー ホームズ&ワトソン In NY」、そんな関係なのかな。

なんで写真ブログでこんな話をしているかと言うと・・・。

「お初徳兵衛」、「船徳」でも舞台は柳橋の船宿でお初と徳兵衛の馴れ初めの際に柳橋から大桟橋まで客を乗せて云々・・・。

柳橋、これが懐かしくて懐かしくてねぇ。フィルム時代に両国付近をお散歩写真していて巡った場所の1つ。まぁ20年くらい前かな?。下町好きのカメラマンが5人くらい集まったお散歩写真だった。その時の写真が出てくれば良いのだけどそうは問屋は卸さない。

そしてふと「大桟橋」ってどこよ?、と思う訳だ。そこでGoogle Earthを立ち上げて1858年古地図をレイヤーで重ねたさ。うーん、わかんない。

うん?、「いや~こわい、あんせいの~」、おいおい、1858年と言ったら安政の大獄のあった年じゃないか!。そんな時期にしっかりとした地図を作っていたんだねぇ、幕府は・・・。その2年後に井伊直弼は暗殺されたんだぜ~。

そうそう、安政の大獄と言えばひょんな事から吉田松陰の(斬首直後の)墓を見学した。小塚原刑場跡ですな。今年のNHK大河ドラマは一度も見ていないけど、せっかくなのでいずれ紹介したいと思う。そこには鼠小僧次郎吉の墓もあったりするんだ(胴体だけ?、首は別みたい)。
寝しなに聞いた落語。噺家は五街道雲助。先ず、この人誰?、五街道?。古今亭とか桂とか立川とか三遊亭とか春風亭とか林家とかしか知らない。「五街道」でしかも「雲助」って?。どうやら今、相当旬な人みたい。かなり活躍されている方のようので・・・。

その五街道雲助のお初徳兵衛馴れ初めの話として、柳橋から客を乗せ、大川(今の隅田川)を上る。客は四万六千日で賑わっている浅草寺を参り、その後、吉原へ・・・。

四万六千日(しまんろくせんにち)とは神社参りの千社札のような効果と言えば良いのか?。毎年7月9日、10日の縁日にお参りする事で四万六千日参詣したのと同じ功徳が得られるとされている。
こういうのを聞いちゃうと是非にもお初徳兵衛、船徳の世界を肉眼で見たくなるでしょう?。今日はかつて花街だった柳橋の写真を・・・。


柳の並木がある、今も船宿が存在する

2015-06-14-02


柳橋の由来は・・・

1、矢の倉橋が矢之木橋になり、さらに柳橋となった
2、柳原堤の末にあったから
3、橋の袂に柳の木があった

と幾つか説があるようだ。だから柳の並木はあとからのもの。多分、この遊歩道が設置された時に植えられたのだろうから、最近、平成に入ってからの話だろう。


橋の袂には一応柳の木が・・・

2015-06-14-03


wikipediaによると1859年(安政の大獄の2年目)には芸妓が150名程、昭和初期には芸妓が366名もいたらしい。かなりの規模の花街だったようだ。東京オリンピック以降衰退し、1999年、最後の料亭が廃業したとの事。

花街だった証、かんざしのモチーフ

2015-06-14-04


こんな碑があった

2015-06-14-05


柳橋から浅草橋に掛けての船宿、屋形船は風情があるものの、周辺を歩いた限り、界隈はマンションと雑居ビルばかりで当時の面影はほとんどない。

大桟橋がどこか、そのお話はまた後日!。


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コメント

  1. tsunomagari | URL | -

    BigDaddy様、こんばんは。

    柳と言えば、花街ですね。博多にもあります、柳橋。
    何時頃のものかわかりませんが、中洲周辺には柳の木は多いですよ。

    タイムスクープハンターもお好きなんですね。私もあの番組、好きなんです。
    学校の社会の時間も、同番組を見せた方が子供たちの為に良さそうですが、それじゃ受験が成り立たないんでしょう。

    落語家の名前と言えば、新宿末廣亭で二つ目の深夜寄席に行った時に聞いたことない亭号の噺家さんが居たんですが、上手かったですね。既に贔屓筋がついていました。春雨や 雷太って方でした(雷太しか、覚えてなったので、Googleで検索)

    キーワードがツボだったので、脈略も無く、反応してコメントしてしまいました。すいません。

  2. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    お伝えしたかどうか忘れちゃったのですが、博多には10年くらい前でしょうか、長期出張で滞在していました。しかも住まいは中州近くのウィークリーマンション。週に2度以上は通っていましたね。今、地図を見たのですが、その仰る柳橋は恐らく通った事はないのですが、他の橋は半年の間に何十回も往復していたかと(笑)。

    タイムスクープハンターは教育現場でも十分に成立する番組だと思います。ただ、子供があの知識を身に付けちゃうと、我々大人が自慢出来なくなるってのがちょいと(笑)。

    落語家も笑点に出ているような人しか知りませんから、「春雨や 雷太」って方も春雨さんと雷太さんかと一瞬思いました。ネットで調べてああ、そういうお名前の落語家なんだって・・・。

    今回のネタから派生したネタは(落語の話はほとんど出ませんが)今後10日置きくらいに3回か4回くらい続きますので今後もどうぞ!(笑)。

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