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Sony α7 レビュー四方山話 その15 Sonnar 55mmF1.8の解像感

2015年07月20日 00:00

神社にて

神社にて

Sony α7, Sonnar 55mmF1.8

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本ネタに掲載している写真は全てSony αアンバサダープログラムのモニター企画にてSonyからお借りした機材で撮影しています。
このレンズ、語る事がない。どうやって文字数を稼ぐか・・・。




悪口じゃないんだ。パソコンのモニターで等倍にした瞬間、「嗚呼、大好きなカリカリがここにあるじゃあ~りませんか!、絞りF2、F2.8くらいでも遠景に使えるんじゃないか?」ってレンズ。何か書こうと思っても「満足」なる言葉しか浮かばない。

ただここで「満足」だとか「スゲェ」なんて言葉ばかりを並べるとやっぱり単なる提灯持ちでしかなく、かと言って描写において欠点も見当たらない。だからしょ~がないのでこのレンズとは直接関係ない話もどんどんと書こう。

まずZiessとかSonnarなんてブランドやレンズ名なんてぶっちゃけどーでもいいの。要は標準レンズの使い易さ、これに限る。一般に135フォーマット換算で50mm前後の焦点距離(画角と言うべきか)になるのを標準レンズと言う。

うちのブログを古くから読まれている方には冗長と言われるだろうが、良く「写真は標準レンズに始まり標準レンズに終わる」とか「標準レンズは描写が素直だから個性的な写真を撮るのは難しい」なんて言う人がいる。

これって「僕は写真の技術もセンスもありません」と同義語だから!。標準レンズ程簡単に写真を撮れるレンズはないと言い切って良い。普通に構えて普通に写るんだよ(笑)。また個性的な写真とはカメラマンのセンスの話だから標準レンズ云々って話ではない。標準レンズでちゃんとした写真を撮れる人は広角レンズでも望遠レンズでも苦にならない。

※そんな私は広角レンズの表現法が苦手なんだけど・・・(笑)

そしてこのレンズは標準レンズでさらにZiessブランドのSonnar。Sony製品だとしても自慢出来る。そう言えば「寄れない」、最短撮影距離が50センチかな?、これを欠点に挙げる人もいるみたいだが、フィルム時代、Zeissレンズを使っていた身としてはZeissは寄れないのが当たり前、それを欠点だとは思わないんだ。「文句を言うくらいならZeissレンズなんて使っちゃいけません!」で終わっちゃう。

Contax AXと言うMFレンズでAF出来ちゃうカメラがかつてあった。機構上、レンズの最短撮影距離からさらに近寄れちゃうカメラでPlanar 85mmF1.4でも50センチくらいまで寄れたと記憶している。

MFレンズでAFが使える事で目の疲労、ストレスは解消され、今までジャスピンだと思っていたのが僅かだがピンボケだった知らされ、かつマクロレンズを所持していなかった私のようなZeissレンズユーザーからは「こういうのが欲しかった!」と賞賛された。

ただ、フィルム面を前後に移動してフォーカスを決定していた為、ボディを分厚くする必要がありとってもかっこ悪かった。流石に街中でこれを使うのは恥ずかしかったなぁ~。α7よりもかっこ悪かったと表現すればどれだけかっこ悪かったか判って頂けるだろう。
ではどこでどうこのSonnar 55mmF1.8をけなしていくか?(笑)。

いえいえ、けなすのではない。ここは冷静になって単焦点レンズとはなんぞや?、を考えてみよう。

今も昔も単焦点レンズの描写はF5.6~F8まで絞り込んでおけばおおよそ満足する描写を得られる。勿論お値段によって全体のコントラストが低いだの、周辺がちょいと甘いだの、ボケが汚いだの、逆光に弱いだの色々なレンズがあるが、少なくとも解像感に関してはF8まで絞ればおおよそ満足出来る、そう思うべき。

さぁ、皆さんご一緒に次の句を大声で詠もう!。

「ツァイスも F8使えば ただの玉」

あと、Sonyはなんちゃらテクノロジーでレンズのコーティングに自信を持っているようだからSonyレンズはZeissブランドでなくてもある程度は逆光耐性は強く、光を良く取り入れてくれる筈。

そう考えるとZeissである必要は?、そんな疑問にぶつかる。フィルム時代を考えよう。我々が馴染みなのはKyoceraのContax、yashicaマウントのZeissレンズだ。一眼レフを使う者、いつかはZeissレンズ!、そう思っている人は多かった筈。

私もそうだった。Zeissレンズの描写、カメラ、レンズ評論家が雑誌や書籍に語っている事の受け売り知識しかなく、Contax、Zeissレンズを使い始めたのは描写が優れているからではなく、プロが絶賛するのだから優れているだろう、そんな甘っちょろい予測を元にした単なる見栄、自己満足の世界でしかなかった。

「Planar 85mmF1.4の絞り開放の描写、いいよねぇ~、うっすらと滲みながらもピントにしっかりと芯がある!」

良く聞く言葉。でも私を含め多くのカメラマンは上の囲みの通り、単なるピンボケだったりもするんだ。どっちだっけなぁ、忘れちゃったけど、ほんのちょっと前ピンか後ピンだと美しい程の滲みが大量に出るんだ。

勿論ジャスピンでも光の滲みは確認出来るのだが、昔のレンズは絞り開放だとみんなそんな描写をしていて、Zeissだから滲みが美しい、特殊だ!、そんな話じゃない。それを私のような単なる見栄で使っていたようなアホZeissユーザーは大きな勘違いをしちゃう。

でもそんな勘違いをしてもZeissユーザーである事に変わりなく、そうでないユーザーを馬鹿に出来ちゃう。「なんだ、おまえ、ボケが汚いニッコールかよ!」、「はっ!、数字だけでレンズを語るならCanonのEFもいいかもねっ!」って(笑)。

Zeissだから他のレンズと違うに決まっている!、プロカメラマンの大半が絶賛しているのだから良いに決まっている、そういう思い込みが各カメラマンにあった。

当時のZeiss、Minolta、Nikon、Pentaxの85mmF1.4レンズを厳密に比較をし、ブラインドテストで「これはプラナーだね、こいつはミノルタであっちは・・・」なんて言えた奴、多分誰一人としていない(Canonだけは開放F値がF1.2だから判る人は簡単に判るんだが)

レンズの描写なんてそんなもの。本人が好き、良いと思えばそれが最高のレンズになり、当時は雑誌や専門のレンズ本での情報しか得られなかったから、今以上に洗脳されちゃうんだ。だってそうでしょう。ネット社会のネガティブキャンペーンなんて当時は存在しなかったのだから・・・。

そして日本人は海外ブランドに弱く、Zeissが絶対だと思ったら他のレンズは認めない、そんな厄介な原理主義者が多く生まれてしまう。そういう人に何を言っても無駄だし、彼らは生涯熱心にZeissの布教活動に勤しむ。

そう、ポジティブキャンペーンだ。Zeissユーザー、Zeiss信者による「口コミュニケーション」により、「借金してでもツァイスだ!、婚約者に給料3か月分の指輪を買うくらいだと?、そいつは将来おまえの金でブランド物のバッグを買い漁るんだぞ!、それよりもハッセルを買え!、」となっちゃうんだな。

私は違うよ。上にも本ブログでも過去に何度も書いているが、Zeissレンズを使っていたのはカッコイイから、そんな単なる見栄でしかなかった。描写なんて知ったこっちゃないから人には薦めなかったね。だってすぐに「こいつレンズ描写なんて丸で知らないな」と勘付かれちゃうから(笑)。

Zeissレンズは昔からコントラストが強かった。これはZeissの信念であったようで間違いないだろう。そしてボケも良いと言われていた。でもこれは相反する作用だったりもする。今も尚、「コントラストが強くボケも美しい」、そんな事を書いているブログがきっとあるだろうが、しっかりと何かと比較しているのか?、そういう推測をあたかも真実のように書く手法は不快。

今はどうか知らないがフィルム時代のZeissレンズはそれほどボケ味に拘っていなかったなんて話も良く聞く。所持していたPlanar 85mmF1.4はドイツ製でそれの絞り羽根の形状は絞ると手裏剣のようになる。最初見た時びっくりした。

これは後の日本製になってからは形状が変化したので日本人には合わないボケ味だったと推測出来る。確かにどう考えても円形絞りよりボケは煩くなる気がする。でもそんな事気にしなかった。何せドイツ製のプラナーだぜ!、誰が何と言おうが良いに決まっている。

そう、ここ!。Sonyが造っていてもZeissブランドのレンズなのだからSonnar 55mmF1.8は良いに決まっているんだ。悪い面なんてある筈もないし、あっちゃいけない。Cosina製のZeissだって同じ。だから誰も文句を言っちゃならない。だってZeissだもの。そう、それで良いの。これを検証しようとか、悪い部分を見つけてやろうなんて貧乏性のアホのする事。

あとDxO Markや海外のレビューサイトの評価を気にして、そこで高い評価を得られたら「ああ、やっぱりZeissだ。このレンズ買って良かった」なんて言っているのもお馬鹿さん。Zeissレンズは数値に左右されない、される必要がないの。Zeissを使ったら写真の腕が上がる、そう思い込むべし!。そして「俺の写真はZeissレンズじゃなきゃ駄目なんだ!」と自信を持って言い張るべし!。

ネットで自分のカメラ、レンズは最高だ!、と言い張り、誰がどう見ても欠点でしかない仕様でも認めちゃう「あばたもえくぼ人間」は心底アホだと思うが、Zeissだけはそれが許されるんだ(ボディだとやっぱりLeicaだろうねぇ)。

ちなみにZeissレンズのズームレンズは単焦点レンズ愛好者が多かったからか、良い評価を得たレンズは少ない。だからSony製のZeissレンズでもズームレンズに過度の期待は禁物。Zeissだろうがズームはズーム。そういうものと思うべし。

むしろ「Zeissでズームだと?、何て往生際の悪いやつなんだ!」とマニアからは嫌われるかもしれない。そんな自分はかつてVario Sonnar 80-200mmF4を愛用していた(笑)。でも決して写真仲間とのお散歩写真ではそのレンズは使わなかった。みっともねぇよ、Zeissでズームなんぞ。一人で撮影に出掛ける時だけしか使えない。

本格的にデジタルカメラで写真を撮り出した時のカメラ、Sony Cybershot DSC-H50だけど、それに付いていたズームレンズ、Zeissだよ!(笑)。描写は悪くないけどコンデジにも付いちゃうのがZeissズームなんだ。

唯一このSonnar 55mmF1.8に文句を垂れるならば・・・。

当時のKyoceraから出ていたPlanar 50mmF1.4でも実売5万もしなかったんじゃなかろうか?。中古で3万円も出さないで買ったと思う。増してや一時期販売されていた廉価版のPlanar 50mmF1.7だったかF1.8なんてもっと安かった筈。

あのPlanar 85mmF1.4だって新品で10万くらいで買えた。それから20年以上が経過し、通貨の価値が変化したとは言え、Sonnar 55mmF1.8でAF、防滴レンズとは言え、ブレ補正が搭載されておらず、それで実売8万円は高いと思う。今の時代AFが付加価値なんて言っちゃいけないよ~。

調べるとCosinaのMFだけどPlanar 50mmF1.4が実売で6万円しないのだからやはり価格設定がおかしい。Zeissに1本に付き3万円持って行かれているの?、と勘ぐってしまう。いいですか!、皆さん、Zeissとは言えユーザーにフレンドリーなレンズもラインナップしないとやっていけないの。

だからフィルム時代、Kyocera製のPlanar 50mmF1.4は安かったの!。Pentaxで言えばDA50mmF1.8のような存在だったと言っても良いくらいだ。だからSonnar 55mmF1.8は高い!、馬鹿高過ぎる!。たかが標準レンズで8万円なんてあり得ねぇ。

だからSonyさんには申し訳ないが、ピーキング機能を利用したMFでの撮影が苦でなく、他にCanonやNikonの一眼レフを使っている、もしくは購入を考えている、そんな方はCosina製でそのマウントのZeissを買った方が費用対効果は高い。

そして何故PlanarでなくSonnarにしたのか?、この辺、是非ともSonyさんに尋ねてみたい。Planarだったらもっと安いレンズを作れたんじゃないの?。

えっ!、SonyにはPlanar 50mmF1.4があったのね!。Aマウント用でお値段びっくり。おいおい、これこそボッタクリだ。現時点で約12万円。85mmF1.4は15万円超え・・・。うーんやっぱり20年前の貨幣価値と比較しちゃいかんのか?。Sonnar 55mmF1.8はリーズナブルな撒き餌レンズなのか?・・・。見栄っ張りじゃない今の自分には欲しくても到底買えません。

いや違うな。85mmF1.4は15万円でも納得するかもしれないが、標準レンズである50mmF1.4が12万円、これに価値を見出しちゃいけない。ボッタクリ以外のなにものでもない。どうしてSonyはこんな価格に設定したのだろうか?。しかもなんで50mmF1.4の癖にフィルター径が72mmもあんのか?(まぁSigma 50mmF1.4のフィルター径は77mmだからそれよりは小さいのだが)。

このSony製のPlanar 50mmF1.4は見た事も触った事もないし、スーパー描写をしようが、仮に宝くじで1億円当たっても絶対に買わないレンズだと自信を持って言える。

これは「まとめ」の時にもう一度書くと思うが、50mm前後の標準レンズは昔から写真の基本とも言われており、撒き餌レンズでなくちゃならない。そんな持論があり、標準レンズはAF、防滴が付いても5万円だし、絞り開放がF1.7、F1.8クラスはそれこそ撒き餌レンズで2~3万円だよ。

そうそう、書き忘れるところだった。もしかすると最重要のお話かと。

このレンズを含め、単焦点レンズ派は5軸手振れ補正の付いたα7II、α7RIIを使って初めて威力を発揮出来るだろう。ブレ補正の無いα7で使うと55mmレンズなら一般的に1/60secがボーダーライン。頑張って1/30secだろうが、安心して使えるのは1/60secまで。

となると幾らF2.8の遠景の描写が優れていても本気で遠景を撮るのならなんだかんだとF5.6まで絞りたい訳。ブレ補正のあるレンズやボディを使えば1/15secは行けるだろうからF5.6まで絞り込めるし、上手くすりゃ1/8sec、F8まで絞れちゃう。

1/60secでISO800~1600になっちゃう風景でもISO200~400、気合を入れればISO100で撮れるのだからネイチャーフォトや人物写真にも使える。

今回、1ヶ月お借りしていたが、日没前後となると、本当は解像感がバリバリで被写体との距離感が自分の好みとマッチするSonnar 55mmF1.8を使いたいけど、ブレるだろうからと描写力の落ちる28-70mmF3.5-5.6を28~35mmで(被写体に近付いて)撮っている事がやたらに多かった。

本来28-70mmF3.5-5.6は開放F値が暗いのだから日没なんかで使うレンズじゃない。でもSonnar 55mmF1.8はブレ補正が使えないから。これって本末転倒だよねぇ~。コントラストの落ちる日没だからこそ解像感の高いレンズを使いたいのに・・・。結果、α7本体の力不足を大いに感じるのだった。

もう一度書こう。Sonnar 55mmF1.8は現時点で8万円するレンズ。なのに使いどころで使えないんだ。だからこのレンズで8万円を払ってでもこのレンズが欲しい、そんな方は少々高くても5軸手振れ補正のあるα7II系を買われる事を強くお勧めする。

では写真をご覧頂こう。

トップ写真、10数メートル程度の距離。本来この手の風景ならば最低でもF4まで絞るだろうし、私ならF8で撮る。でも実はかなり暗いんだ。ISO400、F1.8、1/60secのEV5.7の風景だ。F4まで絞ったらISO2000、F8だとISO8000にもなってしまう。これで絞り開放のF1.8が使えるってのは確かに凄いと思う。

※撮って出しJPGでシャープネスはデフォルト、マウスクリックで1000x1000の等倍切り出し

中央

2015-07-20-02


左端

2015-07-20-03


右端

2015-07-20-04


次の写真、距離は同じくらいか?。1/3段絞ってF2で撮影している。日中なので1/4000secまで上がっているが、F2でこの描写だかから日没前後でもこの程度の風景ならF1.8やF2が十分に使える。

全体

2015-07-20-05


中央

2015-07-20-06


左端

2015-07-20-07


右端

2015-07-20-08


左下隅

2015-07-20-09


右上隅

2015-07-20-10


一般に六つ切りワイド(A4のおおよそ同じ大きさ)の135フォーマットでは、仮にこの写真の撮影距離が12メートルとすると絞りF1.8で9.5メートルから16メートル弱までが被写界深度となる。だからデジタルの今の標準であるA3ノビプリントでも前後4メートル近くピントが合っているように見える筈。

だから10数メートル離れた平面な被写体であったらF1.8でも十分に写真として成立する。でもこれは絞りF1.8の描写が完璧である、周辺までカッチリ解像するレンズであるのが条件。そしてSonnar 55mmF1.8はこの条件をしっかりとクリアしている。こんな小さなレンズ(55mmF1.8としては大きいけど)でここまで周辺までキッチリ写ってくれるなんてスゲェ。

周辺部と言えば・・・。どうやらこのレンズ、もしくはAPS-Cマウントに無理矢理135センサーをぶち込んだからなのか、周辺光量不足が半端じゃないとあちらこちらで悪口を叩かれている。確かに今回挙げた2枚の写真を見ると、周辺が結構落ち込んでいて、色々と撮影した写真を見るとF8まで絞っても周辺は中心部よりも少しくらい。

これをどう見るか?。私はRAWから仕上げるのでその辺は全て現像ソフトにお任せ、周辺部が暗いと思ったらレンズプロファイルで補正すりゃ良いだけ。また絞りを開けていたらピントの合っている部分(周辺部以外)に人の目が行くので全く気にならないでいる。

さて、せっかくのF1.8と言う大口径レンズ。ボケ味なんて知ったこっちゃない私でもネタにしたくなる。それに関してはまた後日!。


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