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写真の法則

2015年08月19日 00:00

桐谷美玲と女学生

桐谷美玲と女学生

sony α7, FE28-70mmF3.5-5.6
※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



本ネタに掲載している写真は全てSony αアンバサダープログラムのモニター企画にてSonyからお借りした機材で撮影しています。
上の写真、上手い具合に6人の女学生が並んで歩いている?、と思いきや良く見りゃ・・・。




この撮影場所は少し前に東京ドームで見つけた場所。「おっ、桐谷美玲のでっかい看板だ!、うんっ?、ここで人が歩いている様をコマ送り風に撮れたら面白いだろうな」、いつか撮ろうと思っていたんだ。

こんなの簡単に撮れると思うでしょう?。確かに簡単に撮れるんだ。ターゲットがやってきたら連写すりゃいいのだから。でもね、良いターゲットがやってくると、決まって要らないターゲットもやってくるんだ(笑)。

人を俯瞰から眺めていると面白い。ここは広場であるが、人の流れは蟻と一緒で、おおよそ線で繋がっている。誰かが歩いてきたらその後ろを同じ軌跡でまた誰かが歩いている。しかも偶然なのだろうが、被写体として映える人物、OLや女学生の後ろには必ずどん臭いオッサンが歩いていたりする。

どんな場所でもどんな風景でも「あっ!、ここで写真を撮りたい、あっ、このタイミングでシャッターを押したい!」と思うとその写真には絶対に不要な、絶対にそこにいちゃならないどん臭いオッサンが構図に入り込んでくる事が多い。

何度と無く心の中で「オッサン、頼む!、一瞬で良いからこの世から消えてくれ!、宇宙人に誘拐されてくれ~!」と願った事か・・・。オッサンが悪いのでなくカメラマンのエゴでしかないのだが、マーフィーの法則と言っても良いくらいオッサンって常に撮影の邪魔をしている気がする。

こういう写真を撮るにはテクニックなんて全く必要としない。写真合成と言うレタッチ技術を知ってさえいれば良いだけ。でもこの写真を撮るのにこの場所でどれだけ待機していたか!。

この時は今回の女学生とOLさん、そして高校生くらいの若いカップルと3カット撮影出来たのだが、なんと!、18時55分から19時59分までこの場所にいたんだ。しかもこういう写真を一番撮りやすい月曜日(勿論巨人戦はない)に狙ってだ(笑)。

オッサンだけでなくオバチャンも同じで、この写真を撮っている時、何度となく良いチャンスに恵まれた。ところがである!。15分くらいだったろうか、桐谷美玲の看板のすぐ横でオバチャンが座って休憩しちゃった!。

いやいや、体を休めるところは他にも沢山あるでしょう!。何故よりによって桐谷美玲の横にオバチャン座るのさ!。「頼む、早く消えてくれぇ~!、UFOにさらわれてくれぇ~!」・・・。

そしてオバチャンがようやく腰を浮かしてくれたら今度はリュックを背負ったオタクっぽいあんちゃんがそこに座っちゃった。「はぁ、なんて俺はついていないんだ!」とオタクあんちゃんを恨むのでなく自分の運の無さに嘆いてしまう。

どうせPhotohsopで写真を合成をするのだからオッサン、オバチャン、オタクを消しちゃえばいいじゃないか!。うん、ご尤もだ。しかし安易にそういう事をやっちゃうのにはためらいを感じる。

デジタルの場合、どこまでが写真、どこからがCG、この境界線は人それぞれだ。HDRやノイズ軽減コンポジットでさえCGだと言う人もいるだろうし、電柱や電線と言った人工物を排除してネイチャーフォトを作り出している人だっている。

そんな私はHDRもノイズ軽減コンポジット、そして今回のような合成写真も写真だと思っている。しかし邪魔だからと言って人物や電柱や電線を安易に消すのは嫌なんだ。

「撮影の現場では可能な事は全てやる」、それがデジタル写真の定義だと思っていて、それを怠るとカメラマンの質が問われる気がしてならない。この場合、主になる被写体の女学生は合成以外方法はないが、オッサンやオバサンを構図上から消すのはデジタルに頼らなくても可能でしょう?。時間は掛かろうがシャッターチャンスを待っていれば良いのだから。

この日は上述の通り、午後7時くらいから1時間くらい粘って3カット撮れた。言い換えるとたった1時間粘っただけで3カット撮れたのだし、撮影時間をずらして午後9時、10時くらいから撮影を始めればもっと簡単に撮れる筈だ。

とは言え、粘れば粘る程良い写真を撮れるって訳じゃないのがこれまた写真の面白さでもあり、難しさでもある。今回はとにかく桐谷美玲の看板を主役にしたかったのでここで時間を潰したが、釣りと同じくそのポイントで釣果が見込めないと感じたらすっぱりと諦める、勇気ある撤退をするのも写真極意でもあると思う。

昨年の夏かな?、こんな事があった。埼玉県のどこだっけなぁ、武蔵野線の東浦和だったか東川口だったかでブラリ散歩旅をしていたら、やたらに貨物列車が通るんだ。貨物列車って今じゃ珍しく、じゃぁ貨物列車を主題に撮ろう!、そう思って列車が映える位置に移動して待機したんだ。

そうしたら待てど暮らせどやって来ない。えっ?、さっきまで上下線合わせて15分に1本くらいの割合で走っていたのになんで?。うん、もう15分待とう、駄目だった、いやそろそろ来るだろう、もう15分待とう!、それでも来なかった・・・。

結局1枚も写せなかった。もう15分待ったら来たかもしれない。でもそういう時は一度ガラガラポン、炎天下の中、田んぼだか畑の真ん中で30分以上何もしないで待つのなんて冗談じゃない。その日の撮影は諦め、インターネットでしっかりと貨物の時刻表を調べ、再度訪れた方が賢い。


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コメント

  1.   i.Marks | URL | -

    こんばんは、笑い転げて読みました!
    やっぱり、誰でも一緒なんですね〜(笑

  2. BigDaddy | URL | -

    > i.Marks さん

    あはは、ありがとうございます。

    とにかく良い風景をものにしようと思うなら如何におじさん、おばさんを排除するかでしょうか。
    となると神頼み、UFOにさらわれてくれ!、と願うしかありませんよねぇ(笑)。

  3. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    いい場所ですね。
    この女学生は一度も前を見なかったのもおもしろいです。
    私も歩道橋から写したとこがあります。
    信号が赤になるので慌てる人を撮ったのですが、若い人はこの写真と同じ間隔ですが、老人は必死に歩いても重なってしまいました。

  4. たくあん | URL | HfMzn2gY

    面白い写真ですね~

    カメラを持つ人の考えってみんな同じなんですね。
    読んでいて笑っちゃいました(笑)

    ほんの一瞬でもいいからいなくなって!って良く思いますし。
    何でこのタイミングで来るんだよ!って内心嘆いています(イライラもしてる)。
    待つ事にどれだけ時間を費やすかでその日の工程も変わりますよね。

  5. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    ありがとうございます。

    確かに一度も前を見ていない!、今時の女学生ですね(笑)。
    二宮金次郎が薪を担いで読書しながら歩く銅像、これが近頃、撤去の運動があるようで、その理由の1つに前を見ないで歩いていては危険だ!、と言うアホな親がいるみたいですね。

    老人を撮影する時は連写スピードを落とさないとなりませんかねぇ。晴れている日だと人物は重ならなくても影が重なるので影の長さ分、感覚を開けないと(笑)。

  6. BigDaddy | URL | -

    > たくあん さん

    ありがとうございます。
    丁度良い具合に対角線上に女学生が歩いてくれました。

    カメラで写真を撮る時って己の世界、己の理想にまっしぐらですから、フレーム上に無駄なものが入り込むと怒りがこみ上げちゃいますよねぇ(笑)。そして本文の通り、マーフィーの法則、良い風景に限って邪魔をしている人がいる・・・。

    本当に良い写真を撮る人って瞬発力ではなく、我慢強さなのかもしれません。確かにフィルム時代なんてフィルム1本で1コマ良い写真が撮れれば良い、そう思っていましたし、もうちょっと気楽に、そしてじっくりと構える必要があるのかもしれませにんよね。

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