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Pentaxの撮って出しJPGを不要と思った瞬間

2015年10月04日 00:00

自転車のある風景

自転車のある風景

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

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撮って出しJPG、即ちPentax独自のカスタムイメージによって作られたJPG像、多分2年くらい前の記事まではこのカスタムイメージを褒め称える事が多かったが、最近はもっぱら・・・(笑)。何故か?。




少し前に書いたと思うが、カスタムイメージの出す緑の発色が気に食わなくなった。これは味覚と同じで嫌だだと思ったらとことん嫌なんだ。これはPentaxカメラだけじゃなくOlympus E-P3のi-Finishの発色も不快に思っている。

※Nikon D90の発色は好きだったりする(笑)

それとPentaxカメラの独自のシャープネスであるファインシャープネスとエクストラシャープネスはスゲェ!、本ブログを始めてからずっと言い続けていたが、一昨年くらいからだろうか?、空との境界線を見た時の違和感、こりゃないぜ!、と思っちまったんだ。

メーカー曰く、デジタル独特のシャープネス処理はフィルムからのユーザーには不評で「限りなく線を細くし、デジタルらしさをなくしたのがファインシャープネス、エクストラシャープネス」、でも実際には風景によって「なんでこんなに太くて目立つ輪郭を作るのか?」と思っちゃう時がある。

通常はプリントすりゃほとんど目立たたないのだが、ドピーカン、青一色!、PLフィルター付けちゃいました!、そんな場合、山の稜線とか建物の輪郭に明らかに後から付けたような輪郭がプリントでも見えちゃうから、それで一気にファインシャープネス、エクストラシャープネス信奉が崩れ落ちた。

枝とか葉っぱとか太陽が当たっていてハイライトになっている、そんな時はフィルムでも輪郭が白く浮き出る事があっても稜線や建物に太いはっきりとした線はフィルムではまず出ない。

そうなると撮って出しPGは不要。特に昨年からRawTherpaeeを本格的に使うようになりシャープネス、ローカルコントラスト、ウェーブレットが見た目の解像感をカリカリにしてくれるのが判り、上のような輪郭が目立っつ風景でもカリカリだけど輪郭は目立たない、そんな写真を作れると判り、緑の発色が気に食わないのもあり、それからはプリントにおいて撮って出しJPGは100%使わなくなった。

些細な事っちゃ些細な事なんだよ。輪郭、シャープネス無くしては語れない、デジタル写真はそういうものなんだから。でもRAW現像でそれが消えてくれるのが(消えるのでなく目立たなく処理が出来る)判ったのだから、やらない手はないでしょう?。

勿論、これは私個人が感じている事でそれが「Pentaxのカスタムイメージのシャープネスは使えない」とイコールじゃない。不釣合いな輪郭が出るのはほんの極一部の風景だけで違和感のない風景の方が遥かに多い。毎度述べているが、撮って出しJPGに満足している方はわざわざRAW現像をする必要はない。不満な人だけRAWから現像すりゃ良い。

それとこれはしょ~がないのだが、K-5系のカメラは画像処理エンジンにてレンズ補正を行うと1枚保存するのに時間が掛かる。これが嫌でレンズ補正が可能な純正レンズでも各種レンズ補正をオフにしている人も多いと思う。

そしてレンズメーカー製のレンズははなっからカメラ内レンズ補正が使えない。レンズの歪曲が目立たない風景ならそのまま撮って出しJPGで良いが、目立つともう駄目。愛用しているSigma 17-70mmF2.8-4(旧型)は17mmからの広角側は樽型、24mm~35mmくらいで歪曲が目立たず、それよりも長くなると糸巻き型に歪む。

歪曲もシャープネス同様に気にしなければ気にならないが、気にし出すと気になってしまい、歪みが酷い風景、少なく見積もっても3割くらいあるだろう。これらは必然的にLightroomなどのレンズプロファイル情報を元に修正を加える事になる。

レンズ補正くらい撮って出しJPGからレンズプロファイルを使わずとも簡単に補正出来るが、せっかく現像ソフトを起動しているのだから、そこまで画に拘るのならRAWから再現像し直した方が良いでしょう?。

今後、レンズ補正処理に時間を食わないK-3系を購入し、純正のズームレンズ、18-135mmか16-85mmを手にしたら「Pentaxの撮って出しJPG、カスタムイメージってやっぱり良いよね!」と言い出すかもしれないが、とにかくK-5系カメラにSigmaのレンズをを使っている限り、撮って出しJPGに拘る必要がないのは確かだ。

そもそもSigmaレンズの出す色と純正レンズの出す色は全く違うので(純正レンズの方が色乗りが良い)、Sigmaレンズを使っている限り、撮って出しJPGでもそれはPentaxの色ではないんだ。

ついでに言えば私は「一写入魂」タイプじゃない。風景毎にカスタムイメージを変えたり、ハイライト、シャドー補正をするなんてナンセンスだと思っている。

中にはフォトスローライフとでも言おうか、目の前の風景が写真にどう写るかを想像するのが楽しみで1枚1枚で「ここは雅を使おう、あっちの風景は銀残しが良いだろう」とゆっくり、じっくりと撮影するカメラマンもいるだろう。それは否定しない。

しかし私の撮影法じゃない。その時、カメラを構えた瞬間が大切なのはどんなカメラマンでも一緒。カメラを構える前にあれこれと考えるか、撮影時の状況を思い浮かべながらその時思い描いた画を自宅でパソコンに向かって再現するかの違い。

これはポジフィルムとネガフィルムの違いと同じ。ポジフィルムはシャッターを押した瞬間に画が完成する。だからミスのないように撮影前にあれこれと考える必要がある。でもネガフィルムはプリント時にカメラマンの意図に従いプリントされるから撮影時に無理にあれこれを悩む必要がない。

そんな時「写真はポジフィルムを使うのが正しい表現法だ」なんて言う奴、一人も無いでしょう?。業務での撮影は別にして、プロでもアマチュアでもポジフィルムを使うかネガフィルムを使うかは各カメラマンの好みでしかない。それと同じで、撮って出しJPGこそが写真であるなんて風潮は間違っている。

1990年代くらいからなのか?、ポジフィルムでもデジタル処理が可能になり、ネガフィルムに近い状態、プリント時にある程度の露出補正、色相、彩度の変更が出来るようになった。それを利用して極限まで己の写真を追及した人もいたろうし、反対に頑なに「補正無し!」、もしくは従来からのダイレクトプリント(ほとんど補正が出来ない)を注文する人もいた。

そしてRAW現像派でも撮って出しJPGが意図通りに仕上がってくれたらわざわざRAWから再現像なんてしない。Pentaxのカメラが違和感のある輪郭が出なければ、またSigmaのレンズでもちゃんとレンズ補正をしてくれれば緑の発色は色相と彩度を変更すればおおよそカスタムの設定だけで好みの写真になるんだ。

但し!、輝度差のある風景ではどんなにカメラ内の設定を弄くっても駄目な時は駄目。撮って出しが丸で使い物にならない。

最近のPentaxカメラはハイライトで1段、シャドーで1段、合計2段分ダイナミックレンジを広げられるが輝度差のある風景ではそれでは足りない時がある。その設定に加えて、カスタムイメージ内の「キー」をプラスやマイナスに振り、コントラストを高めるか弱めるか、さらにハイライト、シャドーコントラストの設定をして初めてなんとか使える写真が出てくる。でもそれを風景毎に設定を変えるなんて私には出来ない。

そしてこれらはカメラ付属の現像ソフト、Digital Camera Utilityでも設定が可能だ。だったら家で再現像するでしょう?。

Digital Camera Utilityの画像処理エンジンはSilkypixの古いものが使われており、現像ソフトとしては決して優秀とは言えない。むしろ糞である。

例えばハイライト補正なんて何をどう設定してもLightroomやRawTherapeeのように綺麗に仕上がってくれない。それほど駄目駄目な現像ソフトだが、必要最低限は処理は可能で己の意図に近いイメージを作り出せたりもする。

本日の写真は元々カスタムイメージの「鮮やか」で撮影されたものだが、ニューヨークの一風景をイメージしてDigital Camera Utilityを利用して「銀残し」で処理をしている。そしてその銀残しの内容はかなり弄くっている。

撮影時に「良くある風景だけどお洒落だぜ!、これはニューヨークっぽい絵作りが合うに違いない」と思ったが、その場でカスタムイメージの銀残しをセットし、キーだのコントラストだのを設定して撮影前にイメージにマッチする発色を作るなんて不可能に近い。


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