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撮って出しJPGでも細かい設定をするしかない

2015年10月06日 00:00

足尾にて

足尾にて

Pentax 20D, Tamron AF18-200mmF3.5-6.3II

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回の記事からの続き・・・。




撮って出しJPGの全てを否定しているんじゃない。

Pentaxのカスタムイメージなら「銀残し」、「ポップチューン」辺りは斬新過ぎるのでデフォルト設定では決して使いたくは無いが、キーや彩度の設定を変えるだけでオンリーワンな絵作りが出来る。

またFujifilmのフィルムシミュレーションの中では「プロネガハイ」がご機嫌だ。但しこいつはコントラストが強いので全ての風景では扱えず、コントラストを少し弱めた方が良いと思っている(だったらプロネガスタンダードでも良いのかもしれないのだが(笑))。

初夏にSonyから借りたα7のクリエイティブスタイルの「クリア」はプロネガハイと同系の発色をし、同じくコントラストが強いのでカメラ設定でコントラストを落としてやるとこれまた好みの色になってくれたりする。

Nikonのピクチャーコントロールは「風景」が素敵だ。手持ちのD90だけなのかその他の機種でも同様の発色をするのか何とも言えないが、D90の「風景」の発色はどこも弄らなくても十分と思える程。またNikonの最新機種には「明瞭度」設定があるので「風景」の中でそれを使えばかなりシャキっとした写真に仕上がる筈だ。

D90を手に入れたのが昨年の秋かな?。最初の撮影で「スタンダード、ビビッド、風景」の3つをテストし、上の通り、「風景」が抜群の発色だったので以後、今までずっと「風景」を使い続けている。何がどう作用しているか不明だが、Pentaxカメラと比較して、コントラストの弱い曇り日や日陰でもスッキリした写真になってくれるんだ。

ただ、そんなお気に入りのD90の「風景」もNikonの現像ソフトであるNX-Dを使うともっと思い通りに仕上がってくれる。Nikonの場合、古いカメラでも最新カメラと同じ処理を提供してくれる。そう、「明瞭度」の設定も出来ちゃうんだ。

色々とやってみると「風景」を利用して、明瞭度を+2、被写体によって彩度を-1~-3、コントラストを0~+2にセットしてやると(輝度差の激しい風景を除き)満足する画に仕上がってくる。

NikonカメラはLightroomで基本的なNikon用カメラプロファイルが使えるのでもっと細かい作業が可能だが、今のところNX-Dでの現像に大きな不満は無く、輝度差が大きい写真はLightroomやRawTherapeeの方が処理が上手いにせよ、そうでないD90で撮影した写真をプリントする時は敢えてNX-Dを使っていたりする。

Pentax/RicohのセコさはNikonのように最新のソフトウェアを旧機で使わせない事。どうしてここまでセコい商売が出来るのか不思議だ。Olympus、Sony、Fujifilmも最新バージョンが使えるし、その他のメーカーもここまでケチじゃないと思う。

またK-S2からかな?、カメラに明瞭強調(Nikonの明瞭度と同じ働き)が加わったのに関わらず、これを書いている9月25日時点で未だにDigital Camera Utilityはこの明瞭強調のオンオフの設定が出来ない。

しつこいようだがファインシャープネスもPentaxカメラのそれとは異なるし、未だにエクストラシャープネスが搭載されていない。

こんなケチ臭く、そして仕様面に不具合のあるソフトを添付しているメーカー、皆さん糾弾するべきでしょう!。ユーザー一人一人がサポートセンターなどにちゃんと文句を言わなくちゃ駄目だ。

考えみよう。今後発表されるPentaxのカメラに対してDigital Camera UtilityがメジャーバージョンアップしてVer6となったら、K-3II、K-S2ユーザーでさえ、その最新バージョンは使えなくなるんだ。

NikonのNX-D、FujifilmのRaw File Converter、PentaxのDigital Camera Utilityは同じ会社が作っているんだ。それでこの差は何よ?。如何にPentax/Ricohが良心的じゃないのが判るでしょ!。

Fujifilmユーザーは風景によってフィルムシミュレーションを使い分けていると思う。ネイチャーだったらベルビアかプロビア、ポートレートならアスティかプロネガスタンダードと言ったように。

それぞれのフィルムシミュレーションが自分にとって完璧ならば風景毎にそうやってフィルムシミュレーションを使い分けてもさほど面倒じゃない。でも実際には上述の通り、プロネガハイでコントラストを少し抑えたかったり、ベルビアの高彩度は欲しいけど、コントラストはプロビアくらいが適当と感じる時だって多い筈。

撮って出しJPGでも設定次第で己が思い描いた画を作れる。でも出逢った風景毎に彩度やコントラストを設定するなんて非生産的だ。露出だって厳密にその場で決めたかったら、特に逆光時では3枚のブラケティングじゃ足りずに5枚以上撮りたくなる時だってある。

本ブログでは以前からアマチュアであってもカメラマンは現場では可能な事は全てやる事と言い続けている。だから本来ならば風景毎に細かく彩度やコントラストを調整するべきだ。露出にせよ不安だったら1/3段毎に10枚くらいシャッターを切るべきなんだ。

しかしそこまですると効率が悪過ぎる。だからRAW現像ありきで露出を決定しておこう、それなら1枚で済む。私はそんなタイプ。JPG撮って出し派が上の通りに風景毎に設定を変更し、露出ブラケットし、貪欲に、そして丁寧に撮影しているのなら文句は一切ない。反対に凄いと思う。尊敬に値する。しかし現実はきっとそうじゃない。必ずある種の妥協が生じている筈だ。理想とは異なる写真を撮っているに違いない。

そんな時に、、、

「理想像とは異なるが、この風景を見た時、この設定で行ける!、そう感じたからシャッターを切った。だからそれはそれで正解なんだ、写真はそういうものだ、その時にどう感じたか、俺はそれを大切にしたい」

なんかカッコイイなぁ、詩人だね!、とは思うが、こんなのは単なる言い訳、言葉でミスを補っているだけだからね。写真はなんだかんだと結果優先であるべきなんだ。特に人様に見せるような写真はそうじゃなくちゃならない。撮影者本人が妥協した上での写真なんて誰も見たいとは思わないでしょう?。

これがポジフィルムでのダイレクトプリントならば見る側も、、、

「これも悪くはないよ。でも本人が無念と感じるならば、しょ~がねぇよな、次回はこの経験を踏まえてもっと風景と対峙しなくちゃね」

と慰めたりもするが、デジタルカメラだったらたった一言でしょ!。

「再現像すりゃいいじゃんか?」

JPG撮って出し派って上の「理想とは異なるが・・・」と言い訳をしてそれを拒否するんでしょう?。だから不思議なんだ。そうだったら、、、

「おいおい、失敗したと思った写真を人に見せるなよ、失礼だろ!」

となるんじゃないのかな?。

JPGでもちょっとした露出、コントラストの上げ下げは可能だし(大きく劣化なんてしない)、トリミングだって水平補正だって自在だ。

だからJPG撮って出し派の中でも「これは撮って出しのままだよ!」と言いつつ、こっそりと現像、レタッチソフトを使って加工している、最近じゃ電子水準器がないと水平が取れないカメラマンが仰山増えたようで、そんな人達は平気で後から水平補正をしているんじゃないか?。頑なにRAW現像を拒否し続けている人の中にはそんなやましい輩もいるに違いない。

本日の写真、2011年の撮影。この頃はまだ90%以上の風景はJPG保存だった。露出が不安な時にRAWを使っていただけ。

この集落跡は2015年の今は存在しない。だから貴重なコマ。この写真の露出は問題はないが、結構失敗しているのがあるんよ!。しかもそういうのに限って「嗚呼!、何故ここで失敗を!」と悔しくて悔しくてしょ~がねぇ!、そんな風景なんだ。

通常の撮影なら完全にミスった写真なんてRAWで救おうとは思わない。でもその時にしか出逢えない風景でミスったらそりゃぁ誰が何と言おうかRAW現像から修正するべき。それで写真が生き返るのなら・・・。

でもこの時はJPG撮影でミスったのが多かったからねぇ。ホント悔しいぜ!。そのリベンジもあって今夏、足尾を再訪したんだが、今も記述した通り、この風景、もうないんだよ~・・・。知る限り、2つの集落跡がこの4年で消えている。

時にこの写真、JPGからさらに加工している。コントラストと彩度を落とし、更にホワイトバランスをブルーとグリーン被りさせてオールドフォト風にレタッチしている。これはJPG撮って出し派からすると写真じゃないのかね?。

まぁJPG撮って出し派の人達もそこまで全否定している人は少ないとは思うが(上の通り、撮って出しと言い張っているだけで実際にはミスを補っているでしょ!(笑))、RAW現像派からすると、JPG撮って出し派のみんなが頑固で偏屈な人々?、と思えちゃう時があるんだ。


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コメント

  1. すずめ四季 | URL | sSHoJftA

    撮って出し

    そんなことになっているのですね^^;
    モノクロ時代は撮影が半分、焼きで半分でした。
    全紙で焼くときは半日がかり。覆い焼きは当たり前ですが、ボール紙でマスクを作って二人がかりで揺すりながら一部を更に焼き込んだり、絞りを換えて露光して一部を硬くしたり、そんな試行錯誤に全紙ではもったいないので試し焼きのキャビネで何十枚もかかりました。
    写真というと、暗室作業のウエイトが高いように感じました。
    ようやく出来上がったものも細かいアラはスポッティングを施しますし、そんなことも全部ルール違反になってしまうのでしょうね。
    ソラリゼーションもセピアもとんでもないのでしょう。

    BigDaddyさんのおっしゃるとおりだと思います。
    撮って出し、に越したことは在りませんが、そんな写真をいつも撮られる方がいるでしょうか?
    すばらしい素材と機会に巡り合えたとしても、何か修正すべき点にも目を瞑るなんて、それなんの我慢大会? と思ってしまいます^^
    素材にも、見てくれる方にも失礼ではありませんか。

    リバーサルは確かに、撮って出し、ですが、これは商用であれば印刷時に色補正をかける時の、オリジナル基準というだけです。
    そのスライドから、シアンをどうするとか、アンダーにするとか決めるためのもので、あくまでスライドの通りに忠実に再現するものでは在りません。
    昔は紙に焼いたものはまちまちでしたから、リバーサルを基準にせざるを得なかったのでしょう。
    発色も紙よりは良かったのでファンも多かったです。

    今のデジタル処理、カメラもソフトも本当にすばらしいと思います。
    私は20年前、フォトショプとスキャナーがほしくてPCを買いました。
    あの冬は寒く、夏は暑く、酢酸系の臭いに耐えながらの暗室作業が、こんなにも簡単に行えてしまうことに、ショックと感動を覚えました。
    写真はいつも新しい技術で進化し続けるのだと実感しました。
    この時代に、撮って出しに拘る方には、ぜひリバーサルフィルムでの撮影をお勧めしたいですね。
    あらぬ疑いもかからないでしょうし、フルサイズなのにカメラもお安いですし^^

    長々と失礼いたしました。
    BigDaddyさんの感ずるところに、私も強く共感したいましたので。

  2. BigDaddy | URL | -

    > すずめ四季 さん

    私のモノクロ技術は本当にただの「体験」レベルですから(説明書を読みながら現像し、モノクロ入門書を見ながら、また知り合いのモノクロカメラマンから教わりプリントする程度)、全紙の半日掛かりなんて聞くとたまげちゃいます。やっぱり当時のモノクロ系カメラマンは凄いなぁと心底思います。

    撮って出しで不具合があったら目を瞑る・・・、きっと彼らは違うんですよ。不具合だと思っていないんだと思います。一部の人なのでしょうがその手の会話で盛り上がっている掲示板を見ると「自分で現像しても結局撮って出しの写真には適わない」って言葉を良く目にするんですよ。

    それって現像技術がないだけでしょ?、と突っ込みを入れたいところですが、本人がそう思っているんだから、しょ~がないのだろうなと考えるようになりました。ですから、うちのブログのように彼らを敵に回すような発言をしてもきっと彼らは全く気にしないんだと思います。

    リバーサルの場合、これは先日どっかに書いた気がしますが、ダイレクトプリントの結果を見た途端にショックを受ける事が結構ありましたねぇ。こんな筈じゃねぇだろって(笑)。その後、すずめ四季さん同様にスキャナーを購入し(最終的には10万円近くしていたのを買いました)、せっせとPhotoshopでリバーサル模倣をしていました。自分のレタッチ技術はその時期に完成したようなものです。

    デジタル写真は今後も進化するでしょう。となるとこれも先日ネタとして書いた事ですが、常に最新のカメラなんて買えませんから、そこは現像ソフトなどに頼り、己の腕の見せ所ってところだと思っています。

    とにかく向上心がない人って恐らく私とは話が合わないかと思っています。撮って出しJPGが満足している人は上の通り、しょ~がないにせよ、本心は満足していない、でも表面上は満足している振りをして強がっている単なる現像、レタッチの知識が無い人は苦手です。

    パソコンに向かうのが性に合う、合わないもあるので一概に彼らを駄目とは決め付けられないのですが・・・。結局私だって銀塩のモノクロプリントが下手だった時、時代が上手く自分にマッチし、デジタル現像、レタッチに進んだだけなのであんまり大きな口を叩けないのです(笑)。


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