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シルバーウィークの旅 その1 かつての色街を歩く

2015年10月14日 00:00

かつてカフェーだったろう建物

かつてカフェーだったろう建物

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



先月のシルバーウィーク、腰痛がおおよそ治まったので頑張って東京を出てみた!。

行き先は三浦半島。三浦半島は千葉県と同様に昭和を感じる風景が多く、数年前から結構な割合で訪れている。飽きない場所なんだなぁ。




先ずは「やってもぅた事件」を・・・。

普段使っているレンズはSigmaの旧タイプの17-70mmF2.8-4の初期型でレンズそのものにもブレ補正が付いているタイプ。Pentaxカメラはボディ内にブレ補正を内蔵しているので通常はレンズ側のブレ補正をオフにしなくちゃならない。

もうお判りでしょう?。ボディとレンズのブレ補正、両方をオンにして撮影していた。年に1、2度やらかす失敗。普段はこのミスを犯してもファインダー像がピタッと静止するんですぐに気が付くのだが、今回はどの段階でレンズ側がオンになっていたのか、最初からだったのか途中からだったのかも判らず・・・。とにかく撮影も終盤も終盤、9回裏ツーアウト、そんな頃になって初めて気付いたんだ。

両方をオンにしているとシャッタースピードによって微ブレを起こしちゃう。ひどい時は半数以上がブレちゃうんだ。でも今回は運が良かった。ドピーカンだったので1/250sec以上で撮影している事が多く、微ブレコマは1割にも満たない。ホッとしたねぇ~。もしかしたら途中でオンになっていたのかも・・・。

レンズ側のブレ補正をオンにしているとバッテリーも喰うんだ。500枚くらいを撮り終えた頃、バッテリー残量が1になってしまった。Pentaxカメラのバッテリー目盛り「1」ってのはかなりの恐怖感を味わえ、通常なら50枚は撮れるのだが、時折10枚でジ・エンドなんて時もあるから・・・。

それで「えっ!?、おかしいなぁ。今日は背面の液晶を用いた撮影はしていないのになんでこんなにバッテリーが持たないんだ?」と首をかしげて、「あっ!、レンズの補正がオンになっている!」・・・。

※一眼レフタイプであってもライブビューを多用するとミラーレスカメラと同じ原理で動くのだから使えば使う程バッテリーが持たない。K-5は平均すると700枚以上は撮影出来るが、ライブビューで30枚くらい撮っていると一気に撮影可能枚数が100枚レベルで落ちるんだ

さて、三浦半島・・・。

ブラタモリの現シリーズで鎌倉を訪れた回をご覧になったろうか?。三浦半島は起伏が激しい山と谷で形成された場所で、私が良く東京の町で「台地の際(きわ)」が好きだと書いているように、それは三浦半島にも大きく当てはまる。

とにかく谷地(谷戸)と呼ばれる低地、特に山際の風景は秘境の香りがプンプンと漂い、しかも海がすぐ近くにあるでしょう?、広い絶景も望める。こういうのは関東では三浦半島だけかもしれない。

Googleの航空写真、またペグマンをドロップしてのストリートビューを見ているだけで面白い。カメラがデジタルになってから実際に三浦半島を訪れたのは今回で4回目。でもペグマンであっちこっちに行っているからもう10回以上訪れているような勘違いを起こしてしまう。

今日は船越町を紹介したい。ここは10年前に訪れたかった。横須賀と同じく色街があったそうで恐らく10年前はもっと当時を思い起こさせる風景があったと思う。


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インターネットを徘徊していると、この家屋、船越町を訪れているカメラマンのほとんどが撮影している。営業はしていないが、廃墟でも空き家でもないので、この手の赤線宿を思わせる建物は東京にも(曳船周辺の玉の井、鳩の街辺り)まだまだ見つけられるので特にレアな物件とは思えないものの・・・。

この手のを「カフェー建築」と言う。すぐに「その手の店と判るように」造られている訳だ。カフェじゃなく「カフェー」。今で言うクラブやキャバクラみたいなもの。当時は赤線、青線と言う名称があったように今のキャバクラ以上の接客があり、色街、風俗街には当たり前に存在していた。

次の写真。ここにトップ写真や上のお店もあり、どうやらこの路地が色街の1つだったと思われる。この路地を中心に全盛期には40軒ほどのその手の店があったとの事。


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こんな路地は東京の下町に行けばゴロゴロと転がっているが、いわゆる台地の際(きわ)。次の写真。写真でも見ても急坂でしょう?。と言う事は肉眼で見ればもっと・・・。


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台地の際ってのは東京なら上れば上る程に高級化し、下れば下る程に場末の雰囲気がプンプンとしている訳だが、三浦半島の場合、中腹までは家々が並んでいても、山を切り開いていない限り、山は山、テッペンには何にもないってのが面白い。

次の写真、判りづらいかなぁ、蔦の絡まった錆びた鉄の門扉があり、その先にも階段がある。門扉まで上ってみたけど木々に覆われて先が見えない。Googleの航空写真でも見えるのは木だけ・・・。でももしかしたらゴージャスな廃屋があったのかもしれない。


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Google Mapで船越町を見ると「なんだよ、確かに山はあるけどほとんど平地じゃん!」と思っちゃうだろう。しかし標高を調べてみると上の路地、入り口は4メートル、そこから徐々に高くなり、突端まで行くと28メートル。

左右も真上から見た航空写真では平地に見えるが、この路地から20メートル左右に移動しただけで標高が高くなり、その後一気に上がっていく。船越町全体がすり鉢のようになっているんだ。こういうのはGoogleのストリートビューだけを見ていても判らない。実際に歩いてみないと。歩くと思った以上に高低差が多いのに気付く。

偶然なのか色街とは常にそういうものなのか、とにかく上の路地は船越町の中で一番低い位置にあるのだった。

ブラタモリでは鎌倉を訪れていたけど、むしろ近代になって海軍、軍港として発展した横須賀周辺の谷地を巡った方が面白かったに違いない。NHKは色街特集なんてしないのかな?。

色街路地から町の中心部、表の顔?、商店街の方へ回ってみる。普段は政党のポスターを撮影する事はないのだが、流石、地元!。そう言えばずっと以前、フィルム時代に横須賀を訪れた時、お父さんのポスターを撮った記憶が蘇ってきた。


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そんな小泉ファミリーが頑張っていてもこの街はすでに廃れ始めている。上のように廃屋未満の空き家が目立つ。最初の写真の奥のお店の看板を読むとどうやら御握り屋さんだったみたい。

面白いと思ったのが次の写真。ブログ写真じゃ小さくて判らないだろうが、これは国道16号線側の商店街の入り口であるが、その入り口の先頭のお店が葬儀社だったりする。


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そして商店街へ。実に昭和している。照明がすずらんをモチーフにしているなんて昭和そのものである。てっきり「すずらん通り」かと思ったら「仲通り商店街」とな(笑)。

シャッターストリート化しているが、これは東京も地方も変わりない。地方だから寂れている訳でなく、東京でも賑わっているなんて一部しかないと言っても良いかもしれない。


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商店街の路地には小さな居酒屋、スナックがある。ここで注目したいのが「神聖おかね」。「神聖」は酒造メーカーだと思うし、「おかね」はきっとかねさんと言う女性がきりもりしているのだろう。

しかしこれを本来の意味と捉えると「清浄でけがれがないお金」な訳だ(笑)。これねぇ、狙ったネーミングだったら最高でしょ!。奥の風呂屋の煙突も昭和風景として素敵だ。

今回、船越町の全てを巡った訳じゃない。他のブログに掲載されていた幾つかの元カフェーだった建物も幾つか見つけられていない。来年の春にでももう一度巡ってみようと思っている。


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コメント

  1. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    社会人1年目に勤めた会社が鳩の街の近くにあって、何度も通りを歩いてました。時々撮影に行きますが赤線時代の建物が少しずつなくなっています。玉の井も同じくです。
    家の近く洲崎パラダイスは東北の震災以降まったく、昔の面影のある光景がなくなりました。

  2. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    いやぁ 実にすばらしい街、そして文調ですね。  トトトーンと読んじゃいました~^^
    私もよくシャッター市場な所を徘徊するのですが、照明だけが煌々と点けられていて、電気代は誰が支払うのか 変に心配しちゃったりです。
    すずらん型の傘 バブル期の良き時代を感じます。
    この形 どこかで見たっけ と思ったら、我が家のローカにもありました(笑

  3. ど素人 | URL | I/cumRW6

    いつも拝見しております。
    一つ質問ですが、カメラ、レンズ、両方に手ぶれ補正機能がついている場合、レンズ側を切るのが基本なんでしょうか?

  4. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    散歩の達人と言う雑誌、ご存知かと思います。昔、多分1990年代後半くらいに赤線、青線特集がされている号があり、それで玉の井、鳩の街がどうだったかを具体的に知ったんです。あそこらって路地のほんの一画なんですよね。だから見つけられない人は決して見つけられない(笑)。

    フィルム時代は数回訪れいますが、デジタルになってからは3年くらい前が最後ですかね。近くまでは良く行くんですけど、消える前にもう一度訪れるべきですね。

    そう言えば州崎はすでになんにもないとどこかのブログで読んだ事があります。

  5. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    ありがとうございます。

    確かに電気代とかどうするんですかね。商店街が払っているのか、それとも公共の場ですから市町村でしょうかね?。

    とにかく三浦半島、特に横須賀市は全体が軍人さんの町と言っても良いでしょうから、面白い物件が結構あります。地元の方に尋ねると20年くらい前はもっと沢山あったみたいです。勿論、カフェー、売春としてでなく、少なくとも表向きはスナックとかに形態を変えていたのでしょうが。

  6. BigDaddy | URL | -

    > ど素人 さん

    ありがとうございます。

    各個人の自由かと思います。望遠レンズの場合はレンズ側を補正した方がファインダーがピタリと止まりますから撮影しやすいですしね。

    ただ私は今回のように誤操作するのでレンズ側のスイッチはオフ、これを基本にしています。SigmaもPentaxユーザーに対してはそれを推奨していたりします。

    今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

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