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良く考えりゃデジタルの方が楽しい その2

2015年11月09日 00:00

オレのベルビア

オレのベルビア

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回の記事からの続き・・・。




またまたFujifilmのデジタルカメラの話としてフィルムシミュレーションにベルビアがある。これはどうやらFujifilmのカメラによって微妙に発色が異なるらしい。

X-Pro1、X-E1、X100辺りまでとそれ以降のX-E2、X-T1、X-T10らとでは発色の傾向は同じにせよ(そりゃぁ当たり前か)、違いがあるらしい。

それに現像ソフトのRaw File Converter EX2のベルビア、LightroomのFujifilmカメラに適用されるベルビアもそれぞれ微妙に発色が異なる。

さらには各種フィルムシミュレーションソフト(プラグイン含)、手持ちで言えばDxO Filmpack、Alien Skin Exposure、Google(Nik) Color Efex Pro、Tiffen Dfx、RawTherapeeにはベルビア(50、100、100F辺り)を模倣出来るし、VSCO FilmなるLightroomのカメラプロファイル用(DCP)を提供する商品があり、そこにもベルビアを模倣するプロファイルがあるらしい。

ベルビアと名の付く現像処理、もしくはレタッチ処理が、X-Pro1、X-E1、X100のベルビアを1つ、X-E2、X-T1、X-T10のベルビアを1つと数えても10種類もあり、ベルビア50、100、100Fと分けたら20種類程のベルビアがこの世に存在するんだ。これと同じくプロビア、アスティア、コダクローム、エクタクロームだって最低でも10数種類ある。

どれが本物のベルビア?。

そう考えるから駄目なんだろう。本物のベルビアは現在Fujifilmが発売しているベルビア50、ベルビア100、ベルビア100Fと言う感光材料としてのフィルムの3種類しかない。Fujifilmデジタルカメラのベルビアでさえそれの模倣でしかないんだ。本物のベルビアの味を知るのならフィルムカメラを使うしかない。

ではFujifilmのフィルムシミュレーションのベルビアを含め、デジタル処理で作られたベルビアは偽物なのか?。これも間違っている。どれもベルビアなんだ。利用者がそれをベルビアだと思えばベルビアなんだ。フィルムのベルビアではないけどベルビア!。あえて言えば「デジタルベルビア」だ。

そして「フィルムベルビア」と「デジタルベルビア」を比較したところで何の意味も無い。いや、そこまで書くと違うなぁ。「フィルムベルビア」と「デジタルベルビア」を比較出来る資格を我々の多くは持ち合わせていないと表現を変えよう。

「フィルムベルビア」と「デジタルベルビア」の比較が出来るのは「フィルムベルビア」を今でも使っている、撮影済みの「フィルムベルビア」が手元に仰山残っていて、それをデジタルだけで再現したい人だけ。

残念ながら私にはその特権は無い。だからこそ前回の記事で述べた通り「オレのベルビア」を作り上げている。

「オレのベルビア」は気楽でいいよ~(笑)。「確か昔撮ったベルビア50ってこんな感じだったよなぁ~、でもこの風景にはちょいと合わねぇなぁ、うん、彩度をもっと高くしちゃえ!」」ってだけなんだから。そして誰からも文句も言われない。

参考までに下はマップカメラ系のサイトでフィルムのベルビア100とX-Pro1のフィルムシミュレーションのベルビアを比較している。

The Map Times - 【Fujifilm愛】撮り比べ! "Velvia!"は本当にVelviaか!?

発色云々を通り越して、明るさが全く異なる。考えられるのは、、、

1、フィルム撮影ではContax G2を使っていると言うがコイツが壊れている!、実際の設定値よりも1段以上も暗く写ってしまう個体、もしくは撮影者が何らかの露出操作でミスを犯した。

2、反対にX-Pro1が壊れている!、実際の設定値よりも1段以上明るく写ってしまう個体、もしくは撮影者が何らかの露出操作でミスを犯した

3、ベルビア100の実効感度はISO100ではなくISO50以下しかない。

4、フィルムスキャン時になんらかの原因で露出アンダーになってしまった

どうだろうねぇ、記事中に「感度・絞りなど全て同じ設定にして撮りましたが」と書いてあるが、実は勘違いでどちらかの設定を大きくミスったんじゃないか?。

それでも全国的に知れ渡っているカメラ屋系の記事でそんな間の抜けたミスを犯すかねぇ?。またX-Pro1が発売されていた時のベルビア100だからフィルムも現行品、それが仕様通りISO100が出ないって事があり得るか?。

確かに昔の50の実効感度ISO32~40相当で、しかも当時のCanon EOSカメラはNikonカメラと比較すると1/4~1/3段くらい露出アンダーになるとも言われており、Canon EOSとベルビア50のセットでは1段弱のアンダーになると言う人もいた。これにPLフィルターでガツンと空の色などを落とすのだから、人の目から見るとローキーに映っていた筈なんだ。しかし現行のベルビア100で実効感度がISO50程度しか出ていないってのはやっぱりあり得ないと思う。

だからこの記事を読むと非常にモンモンとしちゃう。執筆者も「こりゃやばい!」と思った筈だ。だってFujifilm愛としての記事だから本来は「ほぅら、フィルムのベルビアとX-Pro1のベルビアってこんなに似ているんだよ!」と結論付けたかった筈なんだ。

だから記事中の次の言葉、「下のフィルムの方は大分赤みを帯びてしまっています。実際のフィルムはもちろん赤かぶりしていません。スキャナーの読み込みに起因するものと思われます。」、これってスキャナーの読み込みじゃなくて本当に赤被りしていたんじゃねぇの?、と感じちゃう。

そしてここまで絵に違いがあったら、あのマップカメラなんだから追跡調査くらいしてくれてもいいじゃないか!、と思う。だからこそFujifilmデジタルカメラユーザーにはフィルムカメラでベルビアを使って厳密に比較して頂きたかったりする。

但し、私が記憶している(1990年代の)ベルビア50のイメージはまさにこのマップカメラの記事通り。コントラストが高く、見た目露出アンダーに見えてしまう。そして彩度は今のデジタルカメラと比較すると思った以上に高くは無い。また光の加減で赤に転びやすい。

記事は「デジタルカメラの機能に"PROVIA"や"Velvia"の銘を冠するFUJIFILM。ただ愛用者が多かったからという製品開発上の便宜には収まりきらない、自社製品に対する誇りと愛がそこには感じられるのです。」と結んでいるが、記事の内容を見る限り、そしてこの撮影結果が正しかったとすると、ここまで異なる絵になってしまうのだからFujifilmは自社製品に対して誇りも愛も全く感じていないのでは?、と首を捻ってしまうんだ。

上のリンク記事を鵜呑みにしたとして、フィルムシミュレーションのベルビアは嘘?・・・。ここでまた話が戻る。「フィルムシミュレーションのベルビア」は「デジタルベルビア」と言う新しいベルビアだから、これはこれでいいんじゃなかろうか?。

私のように記憶の中のベルビアは違うぜ!、と思うのならやっぱり「オレのベルビア」を己の力で作り上げるしかないんだ。

冒頭に書いた通り、現在、「デジタルベルビア」は20種類もある。その中から好きなのを選べば良い。それでも納得が行かないのならそれらを参考に、またWEBを探索すれば特に海外のサイトではフィルムベルビアを愛しているカメラマンに多く巡り会え、彼らの写真が参考になる。

その手の作業が大好きだったりする。時間は掛かるが「オレのベルビア」を作れるんだ。ベルビアだけじゃない、プロビア、コダクローム、エクタクロームetc・・・。やっぱりデジタル時代の今、とっても楽しい!。

最近ハマっているのがRawTherapeeで現像し、その際にニュートラル設定にする。これはカメラ固有のトーンカーブを無視したコントラストの無い像になるのだが、そこからRawTherapee内蔵のフィルムシミュレーションを使うか、Alien SkinのExpousreを使う方法。これがすこぶる美しい!。

Exposureの良いところは現行のVer7ではほとんどの作業をExposure内で出来ちゃう。露出、コントラスト制御は勿論、カラーフィルターで色付けしたり(これでベルビアの赤被りを再現出来る)、彩度に関してはシャドー、ミドル、ハイライトと区別して変更が可能だ。この彩度設定でFujifilmのクラシッククローム風を簡単に作り出せるし、大好きな劣化したオールドフォト風な像も出来ちゃう。

本日の写真もそんな行程で作った1枚。一般にFujifilmのフィルムは緑の発色が良いとされているが、どうもデジタルの緑の発色はPentaxのカスタムイメージを含めて全て嫌い。なんかギラギラし過ぎている気がして、今回も緑の彩度だけ下げていたりする。でもこれぞ「オレのベルビア」なんだ。

ちょっと青空がここまで派手ってのはベルビアであっても通常ありえない筈だが、PLフィルターを使ったと思えばね(笑)。


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